呪われた少女と墓守の男
愛するものたちすべてを救おうとした結果、神ならざる人間の手ではなにかひとつしか選べないことを思い知った男が、最後になにを選択するのか…?※…というお話だと私は思いました、違っていたらすみません…(´□`; )
すごく美しいお話でした!5回くらい読み返してしまいましたw
私はシンシアに感情移入しながら拝読していて胸が痛みました。
最初の世界線でシンシアが気高い行動をすることが可能だったのは、極限状態だったからこそもあるのだと思いました。どうすることもできない現実と、もはや風前の灯火の己の未来を前に「罪業はすべて自分が負って逝く、でもせめて愛する人の子だけは…」そんな風にヒロイックな心境に至れたのかな?と…ほとんどの人がそういう自分でありたいと願いますよね。そう在れたことがシンシアにとって誇れる人生だったと思います。
でもその先の未来を生き続けるという世界線では「汚らわしい一族の血を残す」ことに耐えることができなかった、ほんとうに辛いです。弱く醜い己を自覚することはなによりも苦しい。
特に愛する者のために自らを犠牲にできたシンシア自身が、一番苦しんだのではないでしょうか?
私がシンシアだったらきっと「こんな自分(罪なき赤子の命を憎む)であることを知りたくなかった」と心を壊してしまい、蘇りを知ってしまったら「たとえどんな悲惨な運命でも、最初の世界のまま、自分の真意が誰ひとりにも知られることはなくても、なにひとつ報われなくても、それでも自分の誇れる自分のままでいたかった!」と望んでしまいそうです。
最終的にシンシアという人間の尊厳を守りながら、罪なき命であるリリーを救い愛する選択した墓守の男に、天国のシンシアも心から喜んだのではないかな?と思いました。誰もがどうしようもない罪と弱さを抱えながら、それでも生きることの美しさに胸がいっぱいになりました。素敵な作品を公開してくださってありがとうございました!
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