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09.屈辱的な日々の始まり
「……う、嘘……や、やだ、見るなっ」
「ふふ。赤ちゃんみたい。恥ずかしいですね」
「う、うう……」
全身が燃え上がりそうなくらいに恥ずかしい。よがって、イった挙句に失禁して、それも全部見られて。なのにすごく開放感があって気持ち良くて、放尿を止められない。
胎内のオモチャは止まってくれたけど、媚薬のせいか、むしろ腰を振って快楽を求めてしまう。尿が止まると、再びチンコが擡げてきたのにも、情けなさで涙が浮かぶ。
「う、うぅ……ん、……くそ、も、やだ……あ、は」
「媚薬に侵されているので、何度もイった方が楽になりますよ。力尽きるまでこのままにしておいてあげますから、いくらでもイってください」
神崎がベッドから離れていく気配。ドアの開く音がしたので、震えながらもそちらを見れば、神崎は部屋から出ようとしていた。
「おやすみなさい、弘樹さん」
きちんと俺を見て、しかも柔らかな声で挨拶してくる。
パチンと電気が消されて、室内が暗くなった。けれどもう夜明けらしく、閉ざされたカーテンの隙間から光が漏れている。
「ぅ、ぅうう……うくっ、」
1人になり、見られないことに安心したからだろうか? 濡れてしまっている部分を避けながら腰を横に倒して、ホッと吐息が漏れると同時に、涙が溢れた。ボロボロと、いくつもいくつも零れていく。
今日1日だけで、いろんなことがあった。ギャンブルでハメられて、1億5千万円の借金を背負わされて。何千億と稼いでる天才・神崎慧を初めて見たし、しかも麻雀で対面して。死を覚悟したけれど、彼に買われたことで生きながらえた。
でもその結果が、現状である。ベッドで漏らしてしまったし、媚薬のせいで身体がフワフワするし、アナルにオモチャを入れられていて気持ち良いし。両手両足の拘束を解かれていないから、クッションに顔を押し付けて涙を拭わなければならない。
助けれてくれたことには感謝してるけど、悔しくて堪らなかった。これほどの屈辱を与えられたのは、もしかしたら初めてかもしれない。
それでも今は、耐えるしかなかった。耐えて耐えて、いつか絶対にここから抜け出してやる。
――『いつしか耐えられず、死を望む瞬間が来るのであれば、見てみたい』。神崎はそう言っていたけれど、俺は絶対に屈しない。死なんて望まない。
「ふ……ん、ん……ぁん……っ」
とにかく今は、媚薬を抜かなければならない。熱を放出しなければ。だから癪だけど、イくために胎内のものを締め付けた。快感を追いながら、きゅ、きゅ、と力を入れたり、緩めたり。けれど何回かイっているせいか、どうにも上手くいかない。
「んん、ん……ふぁ、あ……あんっ!?」
どうしようか悩んでいると、再び胎内のオモチャが震えだした。これ、遠隔操作が可能だったのか。小刻みに振動してきて強制的に快感を引き出されて、どんどん気持ち良くなってくる。あ、あ、これイイ、すげぇ気持ち良い。ん、もうイく……、イ……っ。
「あ……うぅん、ふぁ、ん、ん――……ッ!」
ようやくまた絶頂し、背中が大きく撓った。気持ち良い、とても気持ち良い。でも少ししか精液は出なかった。それに当然だが、イってもオモチャは止まってくれない。
「んあ、あ……、はぅ、ん、……ん、……んぅうう!」
またビクビクと、背中が撓る。けれどイったかどうかは、もうわからなかった。精液が出ないのに、尻はとてつもなく気持ち良い。ずっと快楽に浸らされ、だんだん頭がグチャグチャしてくる。
ちなみに身体は、とっくにグチャグチャだ。涙や鼻水で顔は濡れまくり、全身は汗でドロドロ。ジーパンやベッドも、精液や尿で濡れまくっている。そして媚薬やオモチャのせいで、それらを気持ち悪いと感じられない現状。
ただひたすら気持ち良い。もしもずっとこのままだとしたら、おかしくなってしまうかもしれない。
「ひぁ……、あっ……う、あう、うううっ……あー、んー……っ」
チンコからは何も出なくなり、それでも射精しない絶頂を、何度も繰り返される。
そうして媚薬の効果が消えた頃には、いつの間にか胎内のオモチャも止まっていたようで、自然と瞼が落ちていった。
「ぁ、……ん……?」
あれ……、なんだろう。身動ぎしたいのに、身体が動いてくれない。曲がっている足を伸ばしたいのに、それも出来無い。あと寒い。特に尻が。それでいて気持ち良いような……。
「ひ、あ……んや……、あっ」
なん、だ? 今、何かが尻に入ってきた。しかも、かなりの圧迫感。
とにかく曲がっている足を下ろしたいのに、どうしてか宙に浮いたまま下ろせず、股を閉じることすら出来無い。頭には柔らかいクッションがあって、背中はシーツで……つまり普通にベッドに寝ているはずなのに、どうして足を伸ばせない?
夢うつつの中で考えている間にも、いくつかの何かを、アナルに埋められていく。気持ち良い、気持ち良い。
「ひゃ……ん、……あ、んん……ふぁ、ん……」
「ふふ、可愛い鳴き声ですね」
誰かの声が聞こえてきた。揶揄めいた、けれど艶やかな声。
「さて、全部入りましたよ。それじゃあ、そろそろ起きましょうか」
「ぁ……ん? なに……ヒッ、ああ……ッ!?」
ポンポンポンポンッと連続して、何かがアナルから引っ張り出された。強制的に排泄させられた感覚にビックリして、一瞬にして意識が浮上したけれど、訳がわからない。
「かはっ……あ、ぅ……や、何、なにっ」
「おはよう、弘樹さん」
どういう状況なのかわからず混乱していると、俺を見下ろしてくる男がいた。やけに綺麗で整っている顔を、柔らかく微笑ませて。しかしその手には、小さなビデオカメラが。それにトロリと濡れた、直径2cmほどのパールが連なったものも持っている。
ああそうか、昨夜いろいろあって……たぶん昼近くまで媚薬に浮かされて、何度もイっていたんだ。あれから眠ったようだけど、それならこれは、どういう状況だ?
今の俺は全裸で、ベルトによって両膝が曲げたまま固定された挙句、頭上の方からそれぞれ鎖で繋がれていた。まるで赤ん坊がおしめを換える時のような格好になっていて、さらには神崎の持っているビデオカメラに、アダルトグッズのビーズ。
「うぁ……ま、まさか」
わかってしまった途端、サァと血の気が引いた。しかもそんな俺を見て、神崎は喉を鳴らす。
「ご明察ですよ、弘樹さん。貴方の痴態をビデオに収めていたんです。ほら今も。貴方の可愛いアナル、何かを咥えたそうにヒクヒクと収縮していますよ。寝ている間ずっとオモチャを咥えていたからか、半日で中が見えそうなくらいに広がってしまって……いやらしい光景です。ふふ、なんでしたらもう1回、このアナルビーズを入れますか?」
「っ……い、嫌だ」
恥ずかしいのはもう嫌だ。それに長すぎる快感に責められ続けるのも。拒否する方が酷くなるかもしれないと思いながらも、それでも拒否せずにはいられない。
逃げようと身体を捩っていたからか、神崎は手に持っていたアナルビーズをデスクに置いた。
「まぁ目的は果たしましたから、今は良いでしょう。拘束具は手錠1つだけにしておきますが、貴方はもうここから逃げられない。その意味が、わかりますよね?」
わかりやすくビデオカメラを揺らしながら言ってくるので、必死に頷いた。
ここから逃げようとしたら、先程撮られた映像を誰かに見せるとか……最悪ネットに流すということだろう。そんなことされたくないから、どれだけふざけるなと思っていても、従うしかない。
従順な態度を見せたからか、神崎はニコリと微笑む。
「拘束具は、左手首の手錠のみです。ベッドに繋いでいますが、鎖は3mあるので、この部屋なら自由に行動出来ますよ。汚れていたシーツや布団は、貴方が眠っているうちに綺麗なものに換えておきましたから。トイレもそこに置いたので、今度からベッドでしなくて大丈夫です」
もうすぐ夜なので夕飯作ってきますねと言って、部屋を出ていった神崎。閉じられたドアをぼんやり見送ったあと、隅に置かれているプラスチックの物体を視界に入れた。トイレと言われたそれは、やけに可愛らしくてサイズもさほど大きくない、つまりは幼児用のおまるなわけで。
この歳になってあれを使わなければならないという事実が、あまりにも悔しくて、悔しくて。両手が自由になっているのはわかっていても、膝に装着されている器具を外す気力が出ないせいで、収縮しているアナルを晒したまま。
「う……くそ、は……うう、う……ッ」
ボロボロと、泣いてしまった。
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