溺れる人形

黒羽オウリ

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サロン

その6

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 ヴェルタが客たちと話している。
「イッたのは三回でしたね。正解されたのは……そちらのお二人ですね」
 正解者の二人にはカマルで好きに遊ぶ権利がもらえるらしい。
 その声をカマルはぼんやりと聞く。どうせロクなことにはならない。正解者が何人もいなくてよかったと思う。
 正解者と言われたのは、男性が一人、そして女性が一人だった。
 二人がヴェルタと何かを話している。
 やがて話がまとまったらしく、男性のほうがカマルのほうにやって来た。

 ローテーブルの上に横向きに倒れ、動けなくなっているカマルを、男が二の腕を掴んで引きずり、仰向けに転がし直す。
 膝を割り開かれても、カマルにはもう恥ずかしがる気力もない。
 涙に濡れた瞳で漫然と男を見上げる。
 男のモノがカマルのナカに侵入してきた。
「ぅ……」
 小さく呻くカマル。男がナカの具合を確かめるように、数度、腰を揺らす。
 男の指が伸びてきて、汗に濡れたカマルの前髪を軽くよけた。あらわになる表情。
 そうして男は、カマルの左肩のあたりに、指で触れた。
「……?」
 男の動きを不審に思ったカマルが、眉を寄せた瞬間。
 男の指先が触れたカマルの肩で、バチン! と火花が散った。
 魔力によって衝撃を与えられたのだ。
「ぅっぐあっ……!」
 棒で強く突かれたような痛みが走り、カマルが声を上げる。
 それと同時に、後孔がギュウと締まった。
 男がうっとりとした顔をする。
 男の意図を悟ったカマルは顔を青ざめさせ、客人たちは大喜びで手を打った。

「ああっ! っぐ、ああっ! っひあぁ!」
 男がカマルの肌の上で魔力をはじけさせる。
 魔力による衝撃は、肉体的に傷を残すものではない。けれどもそれは、まるで鞭打つような痛みをカマルに与えた。
 肩、首筋、二の腕、脇腹。
 そのたびにカマルは悲鳴を上げて身をよじる。
 カマルとて騎士として、痛みに弱いほうではなかった。
 しかし今は、さんざんになぶられ、辱められ、さらには後ろに男根を押し込まれている。
 弱り切ったところに、快楽とともに苦痛を与えられては、もはや悲鳴を上げるより他がなかった。
「ああっ……ぅあくっ……」
 痛みを与えるたび、カマルがナカを締め付け、身もだえるからだろう。男は積極的に腰を使うこともなく、苦しむカマルを満足そうに見下ろす。
 やがて男の指が、カマルの乳首に向いた。怯えの色を浮かべるカマル。
 しかし男はニヤリと笑うと、そこでも魔力を放った。バチンと火花が散る。
「ぅあああっ……!」
 突き抜けるような痛みで乳首を貫かれ、カマルは背筋を弓なりに逸らせた。
 すぐさま、もう片方の乳首でも魔力が弾け、カマルの身体が、まるで水から揚げた魚のように跳ねる。
「ぅ……っはぁ……あ……」
 ジンジンと痛む乳首。痛みに戦慄く身体は強張り、後孔は男のモノを喰い締めるばかりだ。それがまた快感を生み、カマルは痛みと快楽の中で身悶える。
 左右の乳首にもう一度ずつ魔力で痛めつけた後、男はカマルの足の間でゆれる、カマルの象徴に指を向けた。
「あ……まっ……」
 男の意図に気づき、カマルは身を震わせながら青ざめる。
 客人の間にざわざわと喜色が広がる。
 目をいっぱいに見開き、首を小刻みに左右に振るカマル。
 男の指がカマルの象徴に触れる。
 そして……
「あああああああっっっ」
 魔力が弾ける音と共に、カマルの絶叫が響いた。
 同じ場所に、二度目の衝撃を与えられ、さらに声を絞るカマル。
 息も吸えぬうちに、さらにもう一度魔力の攻撃を加えられると、カマルは声すら上げられず、まるで壊れた人形のようにガクガクと身を震わせた。
 身体中の筋肉に力が入り、ますます強くなる後孔の締め付けに、男はうっとりと目を細める。そうしてカマルのナカに精を放った。
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