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しおりを挟む「ちょっとどいて」
頭上からそんな声が聞こえて、てっきり僕に言われたのかと思いそのばから離れようとすると腕を掴まれる
「千秋先輩じゃなくてこいつね」
声がした方をみると、そこには顔面国ほ…臣がいた
僕と誠の隙間に足を差し込み、無理やり入り込もうとする
「入ってこないでください
部屋の隅に野朗3人とかありえない
女子も挟もう」
臣が入り込もうとすると、誠が壁際にいた僕に互いの隙間を埋めるように詰めて座ってくるからかなり窮屈に感じる
それでも臣は強引に僕と誠の間に座り込んだ
「この部屋のどこに女がいるんだよ
全員野郎ですけど」
「ああ、マジか
もしここに隕石とか落ちたら俺って野郎に囲まれて死ぬってこと?」
「何言ってんの?」
「この中なら千秋さんが1番可愛いから千秋さんの近くで死ぬわ」
え?1番可愛い??
小さくて可愛いって意味?
確かにこの中では1番小さいだろうけど…
「そんなこと言わず、今から隕石にぶつかりに行くのはどうすか?」
臣が物騒なこと言うと、誠はため息をついて隣に座る臣の肩に自分の頭を乗せた
え??え??
臣に膝枕をしてもらってさらに臣の肩で寝るなんて…!!
まさか僕と距離を縮めようとしてるのも臣と距離を縮めるためじゃ…
けど誠にはあんなに可愛い彼女がいたしその彼女を差し置いて臣とそう言う関係になろうなんて思ってないよね??
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