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━1章【HAPPY ENDには程遠い】━
11.5 失わないようにと
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****♡side・鶴城
鶴城はベッドに横たわる美崎に手を延ばした。
寝息を立てる、愛しい彼の衣服に。
──昼間あんなにしたのに。
どうして自分はこんなにも、優也が欲しくてたまらないのか。
脱がせてしまいたい。
鶴城は気が変になりそうだった。
明日は荷造りを終わらせ、荷物を運んでもらう。いよいよ同棲だ。後少し。
美崎の左の手を見つめる。そこにあるのは束縛の証であった。いまだに自分が何を恐れているのか定かではない。とてもじゃないが、美崎が浮気するとは考えられないのに。
では何故、こんなに独占欲を掻き立てられるのか?
やはり白石の存在か。彼女は強引ではないが、一途だ。そして美崎を理解してあげられなかった鶴城を蔑んでいる。
「うぅん……」
髪を撫でていると美崎は寝返りをうち、薄目をあける。
「ま……こと?まだ、寝ないのか?」
鶴城はなにも言わずに、ベッドに潜り込むと美崎を胸に抱き締めた。
「どうした?」
美崎の寝ぼけた声。
──愛しい。
俺の優也。
「眠れない?」
「優也、俺のこと好き?」
ぎゅっと抱き締めて鶴城は問いかける。
「うん」
確かな温もりがここにあり、胸が締め付けられてゆくようだ。
「大好きだよ。慎」
「!」
驚く鶴城に、すやすやと寝息をたてる彼。
「優也、愛してるよ」
鶴城は切なく呟き、美崎の温もりを感じていた。
決して、失わないようにと。
鶴城はベッドに横たわる美崎に手を延ばした。
寝息を立てる、愛しい彼の衣服に。
──昼間あんなにしたのに。
どうして自分はこんなにも、優也が欲しくてたまらないのか。
脱がせてしまいたい。
鶴城は気が変になりそうだった。
明日は荷造りを終わらせ、荷物を運んでもらう。いよいよ同棲だ。後少し。
美崎の左の手を見つめる。そこにあるのは束縛の証であった。いまだに自分が何を恐れているのか定かではない。とてもじゃないが、美崎が浮気するとは考えられないのに。
では何故、こんなに独占欲を掻き立てられるのか?
やはり白石の存在か。彼女は強引ではないが、一途だ。そして美崎を理解してあげられなかった鶴城を蔑んでいる。
「うぅん……」
髪を撫でていると美崎は寝返りをうち、薄目をあける。
「ま……こと?まだ、寝ないのか?」
鶴城はなにも言わずに、ベッドに潜り込むと美崎を胸に抱き締めた。
「どうした?」
美崎の寝ぼけた声。
──愛しい。
俺の優也。
「眠れない?」
「優也、俺のこと好き?」
ぎゅっと抱き締めて鶴城は問いかける。
「うん」
確かな温もりがここにあり、胸が締め付けられてゆくようだ。
「大好きだよ。慎」
「!」
驚く鶴城に、すやすやと寝息をたてる彼。
「優也、愛してるよ」
鶴城は切なく呟き、美崎の温もりを感じていた。
決して、失わないようにと。
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