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この世界での私の立場
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しおりを挟む態度が氷点下へと降下したゼクスさん。
人は無表情になるとある種の威圧感を伴います。
あの面白いおじいちゃんはいったいどこへ行ってしまったの?
奥様がその場を取りなし、場所を移動。
私が座っていた位置がまた下手だったことにゼクスさんが気づいちゃって、冷たい視線をメイドに向けてたから奥様がやんわりと場所を変えましょうと提案した。
私もこの凍りついた空気をなんとかしたかったからそれに同意。
私が奥様に同意した事で、ゼクスさんは無言で部屋を出ていった。
奥様がほっとしたように吐息を洩らし、私に頭を下げる。
「ありがとうございました」
「いえいえ頭を上げてもらえませんか、元はと言えば私がメイドさんに言わなかったのも悪いので」
「いえ、私達の監督不行届きでもありますもの」
「・・・まぁその辺りは『誰が』彼女に指示したのか調べるのはそちらのお仕事ですので、私が口を挟む余地はありませんしね」
そう言うと、部屋の中にいた息子さんは息を飲んだ。
私がそう『言った』事もそうだろうが、誰がメイドの彼女にそうせよと指示したのか…この家の主人である息子さんが言ってないのなら、いったい誰が?
息を飲んだ様子から見ると、息子さんが指示したとは思えないし。奥様がそう指示したとも思えない。だって目の前で顔面蒼白になってるし。
「行きませんか?ゼクスさん行っちゃいましたし」
「そ、う、ですわね」
私が部屋を出るべく歩こうとすると、奥様はつっかえつっかえ言葉を発した。メイドさんの横を通り過ぎる時、私は立ち止まって彼女を見る。
顔色が悪くなった彼女は、私と目を合わせる事はない。
「どうもありがとう。こちらの家の『おもてなし』、非常に勉強になりました」
「っ、は、はい」
悲鳴のような返事。
私ってとても性格悪い。
この人は指示通り動いただけかもしれないけどね。
でもね、それで自分達の主人にどうリスクが降りかかるのかってことを考えて行動した方がいいと思うなぁ。実行犯だもんね。
********************
外に控えていたのは、玄関で会った執事さんだった。
さすがにこの人は顔色が悪くなってたりしない。
もしもこの人が指示したんだとしたら、かなりのポーカーフェイスだよね。
案内されるのは2階。
こういう貴族のお屋敷は1階が来客用、2階から上はプライベートスペースになっているはずだ。
これからする話はあんまり外部に聞かれたくないやつなのかな。
多分ゼクスさんは先に行っているんだろう。
階段を上がりながら、執事さんが話しかけてきた。
「先程は当家の者が失礼いたしました」
「いえ、非常に興味深いおもてなしを堪能させて頂いたと思っております」
私の話し方はビジネスモードだ。
伊達にアラフォー、10年以上も社会人やってきたんじゃないのよ!丁寧に喧嘩売るなんてよくある話よ!
「誠に申し訳ございませんでした、私からもお詫びいたします」
「・・・」
私は答えない。
謝罪するなら、一番上からでしょ?
謝るんなら、ここはこの家のトップである息子さんからじゃないとねぇ。とはいえ使用人のトップは執事であるこの人だ。
謝罪の言葉を発するのは当然のことといえる。
公にするつもりはないけどね。
帰ったらターニャとかには言っちゃうかもね!
それがセバスさんの耳に入るかもしれないけどね!
それ以上は会話をせず、ゼクスさんの待つお部屋に案内された。
部屋に入ると、大きな会議室のようなテーブルのお誕生席にゼクスさんが座っていた。腕組みして、瞑目している。
私がどこに座ろうかな?と思っていると目を開けて、こいこい、と手招きされる。
そのご招待に従い、私は上手側の端っこの席に。
私の目の前の席に息子さん。
その隣に奥様。
執事さんと先程とは違うメイドさんがお茶を配り、2人が退室した後にゼクスさんが軽く咳払いした。
「・・・何か申し開きはあるか」
「不手際がございまして申し訳ございません」
「それだけか」
「・・・すみません父上、私も何が何だか。
使用人には、私達の話が終わるまで失礼のないようにもてなすよう徹底していたのです」
「それがあの始末か。
・・・数年離れていただけでどうも屋敷の使用人のレベルが落ちたようだな。まだジノンには家令は早かったという事か。
アレを選んだセバスの目も曇っとったという事だな」
「それは! ・・・重ね重ね申し訳もなく」
小さくなっている息子さん。その隣で辛そうな奥様。
まー当人達が知らなかったのかどうなのか本当の所はわからないけど、使用人の不手際は邸の主人の不手際も同然だものね。
しかしこの空気に耐えられない、私。
昔から自分じゃなくても人が怒られてる所は苦手です。
なんかね、メンタルがキュッてなるのね、キュッて。
「まぁつつくのはそのくらいにしてあげてくださいよゼクスさん」
「コズエ殿が良いならそれでいいのですが。
これはこ奴らの躾もありますのでな、とはいえ付き合わせるのも忍びないから後にしますかの」
「えーと、その辺りはご自由にどうぞ」
にっこり笑うゼクスさんの目の奥が笑ってない。
すみませんお2人。私これ以上は擁護できません。
息子さんは私に向き直ると、机におでこぶつけるんじゃないかと思うくらい頭を下げる。奥様も並んで、頭を下げた。
「申し訳ありませんでした、コズエ様。
当家の客人である貴方様に不快な思いをさせました事、ここにお詫びさせていただきます」
「私からも、お詫びさせていただきます。申し訳ございませんでした」
「・・・わかりました、今回の事はこれで不問とさせていただきます。お2人とも頭を上げてください」
「よいのですかな?」
「いいんじゃないですか?ご当主様から謝罪いただきましたし。
さすがに土下座しろとは言いませんよ私も」
「お優しいですのう」
「いえ足りないと思っておられるのなら、息子さんですし、ゼクスさんがお気の済むまですればよろしいと思うのでお任せします」
「フォッフォッフォ、言いますなぁ」
「後は帰ってからうっかりセバスさんに世間話とかしちゃうかもしれませんけどいいですよね?それでジノンさんでしたっけ?あの人がセバスさんから素敵なお手紙とか貰っても私には関わりない事だと思いますのでね」
さっきまでの話からすると、ジノンさんてのはセバスさんの後輩?だと思うんだよね。もしかしたらセバスさんが別邸に移るからこっちの本邸の家令をジノンさんに引き継いだのかなと。
当主と同じくらいの年代の家令の方が、何かとやりやすいのかもしれないし。
と思っての発言だったのだけど、どうやらそれは当たりだったみたいで、息子さんの顔が引きつっていた。
多分セバスさんが家令の時はこっちでバリバリやってたんだろうし。それは息子さんもご存知のはずだもんね。
反省していただきましょう、合掌。
「・・・ジノン、すまん」
「仕方ありませんわ、あなた・・・」
思いつめたような声が聞こえて来たけど、聞かなかったことにしておこう。うん、そうしよう。
人は叱られなくなったらそれ以上成長しないってどこだかの上司も言ってたもん。・・・そうだよね?
謝罪も受けたし、もうお話終わりかなぁと思う私。
しかし本題はそこではなかったらしい。
そもそもなんで今日ゼクスさんとここに来たのかと言うと…
「・・・という訳で、コズエ様をこちらの本邸でお迎えし、こちらの世界で必要な知識や教育をと思いまして」
「はあ」
息子さんは一生懸命私に説明をしている。
チラッとゼクスさんを見ると、腕組み&瞑目したまま。
うーむ?これは私が相手しちゃっていいよってことでOK?
不味かったらゼクスさんの事だから口を出すだろう。
とりあえず私が相手してもいいんだろうと判断し、私は息子さんの話し相手をする事にした。
「その「教育する」というお話はどなたが言い出した事ですか」
「それは私です。コズエ様は異世界から来られた客人です。
私共の世界と違うことも多いでしょう。国王陛下より力になるようお言葉も頂いております」
「こちらへ来てから私の後見はゼクスレン・タロットワークが担うと伺っておりますが。国王陛下より直接お話いただきましたけれどそれは間違いであったという事でしょうか」
頭を切り替える。会議か何かだと思えばいい。
私の話し方や空気が変わったと察したのか、息子さんの顔つきも変わった。そもそも私、奥様らしきご婦人の紹介もされてないな。
「その前に、そちらのご婦人の紹介はしていただけないのですか?」
「これは失礼を。こちらは私の妻でございます」
「ご挨拶が遅れまして申し訳ございません。
ゲオルグ・タロットワークの妻、エオリアと申します」
「山口 梢と申します。
山口はファミリーネームですので梢で結構です」
「コズエ様ですね、私はエオリアとお呼びください」
綺麗な女性。どこぞの貴族のお嬢様だったのかな。
…そういえばタロットワークの家って爵位は何になるんだろ。
この国の爵位は上から公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵らしい。
『こうしゃく』って名称2つもなくてよくない?とか思うけどなんか由緒とか謂れとかあるかもしれないから黙っとこ。
後で機会があったら聞いてみるか。
「話を戻しますが、何故ゲオルグ様は私を本邸で教育したいと思ったのでしょうか」
「それは父上に学ぶよりはこちらの方が本格的な教育ができると思ったからに他なりません」
「・・・『この家』で、ですか?」
「・・・これは手厳しい」
いやいやいや、さっきのハプニングあったじゃん?
それがあったのに『この家』に移ってきて勉強しない?とか言われてもさ。嫌ですよ私。
なのにそんな提案するとかどうなってるの?
その気持ちが顔に出たのか、エオリア様が身を乗り出すように言ってきた。
「もしこちらへいらっしゃるのであれば、今後2度とこのような事のないように私がしっかり目を光らせます」
なんか必死だな。
なんだって私をこっちに来させたいんだろう。
だってこれまでゼクスさんとこにいたけど特に…問題なかったよね?
「私は今まで通りゼクスさんの家でお世話になりたいので、ご遠慮申し上げます」
「・・・何故、と聞いても?」
低姿勢で頼み込んだのにこのガキが、って感じ?
抑えてはいるけど、ちょっぴりご機嫌を損ねたようだ。
でもね、ここまで不愉快な思いしたのに何でこっち選ぶと思ったの?そこはなんで理解できないの?
「今現在、あちらでの生活に不自由してませんので」
「・・・貴方は何もご存知でないようだ」
おっと?上から目線来ました!
何もご存知でない、って言われても何を指して言われてるのか分からないし。主語をお願いします、主語を。
聞き分けのない子供に言い聞かせるように話し始めたゲオルグ様。
なぜ私が『様』付けなのかというと、親近感とか信頼度の差です。他人行儀ってことね。
私もここは低姿勢になってみる事にした。
…喧嘩売ってると思われたりして。そんな気持ちはありませんよ?
「よろしければ無知な小娘にわかるようにご説明いただけるとありがたいですわ」
「・・・教養の度合いがわかるというもの。
いいでしょう、貴方にもわかるように説明しましょうか」
ゼクスさんの指がピクっと動きました。
片目も開きましたが、そこはどうか堪えていただきたい。
そこからはゲオルグ様の独壇場です。
まあ貴族とはとか、この国における『タロットワーク一族』の立ち位置とか、国王陛下が『異世界から来た私』についてどう思ってるかとか、今後私の身の振り方とか色々。
途中からなんかの物語聞いてる感じ?
とりあえず『私一般市民として産まれてよかったバンザイ、日本ってホントに生きやすい世の中なんだなあ』とか考えました。
…あ、終わったかな?話?
「・・・という訳です。貴方にもどうすればいいのかわかったでしょう?」
「・・・黙って聞いていれば随分偉そうな講釈を垂れるものだな、ゲオルグ。それはお前の偏った意見だと先程再三言い聞かせたはずなのだが」
「父上は黙っていただきたい。既に父上はタロットワークの当主ではありません。今は私がタロットワーク家当主なのですから」
「ほう。ひよっ子がデカい口を叩きおる。
・・・誰に向かってそのような口の聞き方を許した」
「っ、あなた、言い過ぎですわ」
ゴゴゴゴゴ、と後ろにスタンド見えそうです。
ス○ープラチナですか?
怖いよ父と子のバトル…
まぁゲオルグ様の言い分にもわからなくもない所もいくつかあったりはする。
まず、貴族という地位にあるからにはそれなりの作法とか振る舞いとか知識とか…貴族同士の交流が不可欠になるってこと。
これはよくラノベとかにもある『上流階級のお付き合い』ってやつだよね。この貴族社会で生きてくには横の貴族同士の繋がりはないと困るだろう。
しかし、この国における『タロットワーク一族』の立ち位置。
どうやらタロットワーク一族っていうのは、爵位を持たない貴族…という話だ。なんでかはわからないけど、爵位はないけれど貴族の一員ではあるとのこと。それってどういう意味なのか?ここもう少しわかりやすく説明欲しい。
なんかさも知ってるでしょ?的に言われたけど私にゃわからん。これはこっちから掘り下げて聞かないといけない部分だね。
国王陛下が私をどう思ってるか。
なんかゲオルグ様の言い方だと『すごく重要な駒』みたいな言い方だけど、本人やゼクスさん経由の印象だと『面白い愛玩動物』的なイメージなんだけどな…あのスコッチエッグも気に入ったみたいで他のレシピも欲しいらしいし。
政治的な駒には全くならないと思う。使いどころがないし。
でも、国王陛下に覚えられてるという1点で、ゲオルグ様としてはタロットワーク一族の一員として迎え、いずれは役に立ってもらいたい…みたいな思惑が透けて見える。
それはゴメンだ、私は元の世界に戻りたいのだから。
そこの所はゼクスさんとも、話し合いが付いているのだけどどうなんだろう?ゲオルグ様には通じてないのかな?
未だ睨み合う親子はさておいて、私はエオリア様を見た。
私が見ているのに気づくと、軽く微笑んで私に向き直ってくれる。よし、こっちと話す方が良さそうだ。
「何か聞きたい事でもありまして?」
「そうですね、向こうはそれどころじゃないようなので、エオリア様にお願いします」
「ええ、よくてよ。・・・そういえばコズエ様はお義父様には『さん』付けで呼んでらっしゃるのに私達には『様』付けなのですね」
「それはそうでしょう、信頼度の差です」
ピクン、と扇を持つ手が震える。
言外に『信用してないからね』と告げたのだ。
動揺もするかもしれない。
攻めるなら今ですか?
「エオリア様は私の味方ですか?それとも敵ですか?」
「まぁ、どうしましょう」
「先に言っておきますが、私の精神年齢・・・元の年齢はエオリア様、貴方と同じくらいですので、見た目に惑わされて『小娘』と思っていると痛い目に合いますよ?」
「えっ?」
「何?」
睨み合っていたゲオルグ様もこちらを向いた。
あれ?ゼクスさん、私の事ちゃんと説明してあるんじゃなかったの?
ゼクスさんを見ると、しれっとした顔。
「いやいやいや儂ちゃんと言うたし」
「父上!?それは何かの冗談だったのでは!?」
「冗談なぞ言うと思うか?陛下の御前だったろう」
「いやしかし、信じられないではありませんか!」
「ゲオルグ、あの場で儂の言葉を信じておらなんだのはそなただけだ。陛下はちゃんと御存知である。
故に彼女の後見を儂にしたのだからな」
ぱくぱく、と口が塞がらない様子のゲオルグ様。
えーと、説明はしたけど理解されてなかったんだね…
まあさっきの説明確かに『年端のいかない』とか『まだ年長者の庇護の元』とか連発してたからおかしいなと思ったんだよ。
貴族のお嬢様は15歳で社交界デビューらしいけど、その年齢でもまだまだ親の庇護下だもんね。
そう思うとゼクスさんより自分の方が後見人として適任だって思ったのも頷けるかもしれない。
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