クラス転移で俺だけ勇者じゃないのだが!?~召喚した配下で国を建国~

かめ

文字の大きさ
37 / 41
第二章〜フューズ王国〜

第33話 クラン設立

しおりを挟む
 次の日の朝、俺達は冒険者ギルドへと来ていた。
 受付でギルドマスターへの取り次ぎを頼むと、この前と同じようにギルドマスターの部屋へと案内された。

「やあ、トウマくん」

「おはようございます。エルフィンさん」

「まあ座りたまえ」

 エルフィンさんに勧められ、俺達は席へとつく。お茶を運んできた受付のお姉さんが部屋から退出すると、エルフィンが口を開いた。

「今日は、例の件について回答を得られると思っていいかい?」

「ええ、そのつもりで来ましたから」

「では聞かせてもらおう」

「はい。俺……俺達はBランク冒険者になる話を受けたいと思います。そして、クラン[ ストレリチア]を設立したいと思っています」

「ふむ」

 ストレリチア……日本では極楽鳥花とも言われている花の名前だ。花言葉は、「全てを手に入れる」「万能」「輝かしい未来」……他にもあるが全部前向きな言葉だ。
 これからもっと強く成長できるよう、カンナのときと同じように花から取ることにした。

「良かろう、では正式にトウマ、カンナ、リアン、ノアの四名をBランク冒険者と認め、クラン設立の許可を出そう」

 エルフィンさんは何やらゴソゴソと紙を取り出すと、クラン設立にあたっての諸注意と契約内容について喋り始めた。

 契約内容について簡単に説明すると、

 ・クランの緊急クエストは諸事情がない限り受けること
 ・各クランが独自の権限を持ち、冒険者ギルドを通さない依頼も合法で受けれる
 ・冒険者ギルドはクランに対して、情報の開示を求めることは出来ない


 ま、このあたりだろうか。細かいところもあるが、特筆すべき点はなかった。
 契約内容については、昨日調べたので特に問題はないと伝えると、エルフィンさんは署名をし、針で指を指すと血判を押した。確か、これは誓約魔術で使う紙だ。

「では、君たちも署名と血判を頼む」

「分かりました」

 俺達はエルフィンさんと同じように署名と血判を行う。
 全員が終えると、エルフィンさんが何やら鈴のついたステッキのようなものを取り出した。

「それはなんですか?」

 ふと疑問に思ったので、聞いてみた。

「ああ、これは誓約魔術を使う時にいる魔道具だよ」

 魔道具が必要になる魔術もあるのか。覚えておこう。

「では始める」

 エルフィンさんがシャンとステッキを鳴らすと、署名をした紙が水面のように波打つ。

「──誓約を司る神よ、我ここに汝に願う」

 詠唱を始めると紙が浮かび上がり、徐々に丸い球体になっていく。

「我と彼の者の誓約をここに」

 すると、球体が弾け、キラキラとした物が降り注いだ。
 その幻想的な情景に開いた口が塞がらなかった。

 ここに、クラン[ ストレリチア]が設立された。今はたった四人のクランだが、これから増えていくのだろうか。そんなことを思いつつ、幻想的な情景の余韻の浸っていた。


 ---


 ギルドで誓約を済ませると、冒険者ギルドを後にする。
 ちなみに後日、新設クランのことを大々的に発表をするようだ。
 俺たちみたいな新参がクランを作るとめんどくさい人が寄ってきそうだけどね。

「おはよう」

「ああ、おはようジェシカ」

 俺たちはと言うと2日ぶりに学校へと来ていた。気づけば、残り日数も僅か5日だ。いつもどうりのホームルームから始まり、座学、実技を行っていく。
 特に特筆することも無く、平和に一日が終わる。
 そう思っていたのだが……

「おい、出てきたぞ!」
「お、かわいいじゃねぇか」

 校門を出ると、10人程の男が待ち構えていた。身なり的に冒険者だろうか?

「おい、そこのお前ら」

「なにか御用でしょうか?」

 とりあえず下手に出ておこう。

「ああ、そうとも。喜べ、お前たちはクラン[ 金狼の狩人 ]に入ることが出来るんだからな!」

 金狼の狩人……? なんだそれは?
 そう疑問に思っていると、リアンが耳打ちをしてきた。耳がこしょばい。

 リアンの話によると、どうやらこの辺りで1番大きいクランらしい。常にこうやって声をかけまわっているとも言っていた。
 てか、これ勧誘なの? もう入ること前提で喋ってるよね。

「そこの三名こちらに来てくれ」

 ん? 三名?

「あ、そこのガキは来なくていいぞ」

 あー、なるほどそういう事ね。なんか凄くカチンとくるわ。
 抑えろ抑えろ。

「まーボスもずるいよな。こんな可愛い子をとっかえひっかえで」

 なんか色々話が見えてきたぞ。ようは、カンナたちの体目当てってことか。そういう目でしか彼女達を見ていないのは凄く気分が悪いが、それを言ってもしょうがないだろうな。

「すみませんが、彼女たちは他のクランに所属していますので、お断りさせてもらいます」

「はぁ? 嘘をつくのはやめとけよ。俺たちが調べたが、そこの三人は無所属だぜ」

 あー、今日クラン設立したからおそらく知らないのだろう。そこら辺も説明するか。

「ご存知ないかもしれませんが、彼女たちは本日設立されたクラン[ストレリチア]に所属しています」

「ほぉ、クランリーダーは誰だ?」

「俺ですね」

「じゃあ、話が早い。その三人を除名すればいいじゃないか」

 何言ってんだこいつ……。はっきりと断ったのに、論点が全く違うじゃないか。

「それは出来ません。なのでお引き取りください」

「あー、すまないけどウチのボスにその三人を連れてきてって言われてるんだわ。だから諦めてくれ。後で金は渡すからよ」

 黙って聞いてれば、いけしゃあしゃあとうるさい奴らだな。
 ボスに命令されたからしょうがない? 
 それに俺に金を渡せば、三人を渡すとでも? 

「話はそれだけですか? その要求は飲めないのでお引き取りください」

「チッ、話の通じないやつだな。だから……」

「私達は貴方のクランに加入するきはさらさらないの。だからそこをどいてくださるかしら?」

 黙って聞いていると思っていたら、男の話を遮ってリアンはそう言った。
 怒気をあらわにしながら。

「まあまあ、お嬢さん方。悪い話じゃないぜ? 少し話を聞いてからでも……」

 そう言いながら、リアンの腕を掴もうとする。

「やめろ、俺の仲間に触れるな」

 俺は剣を抜くと、男の手を遮る。

「おいおい、いいのか? 俺達はクラン[金狼の狩人]のメンバーだぞ? 手を出そうものならタダじゃすまない」

「仲間守るのも、クランリーダーの役目だからな。それ以上近づくなら腕を切り落とす」

「チッ、覚えておけよ」

 そう捨て台詞を吐くと、男達は去っていった。

「ありがと……。トウマ……かっこよかった」

 うぇ!? リアンさんの口からそんな言葉が出るなんて。
 鼻の下、伸びてないだろうか?

「ご主人様ありがとうございます!」

「ございます♪」

「お、おう」

 気づくと周りには人だかりが出来ており、ヒューヒューという声も聞こえてくる。

 ……そういえば、まだ校門を出たばっかだったな。

 恥ずかしかったので、俺たちは足早にその場を去った。

「でも、面倒くさそうなことになりそうね……」

「絶対目をつけられただろうな。まあ今は実害がないから、あった時に考えよう」

「そうね……」

 そう言いながらも、リアンの顔はやや不安そうだった。
 よし、いっちょ緊張をほぐしてやるか。

 俺はリアンのほっぺたに指をぶすっとさす。

「むぐっ」

「まあ、そう心配するな。俺は簡単に三人を渡すつもりはないからな。何があっても守るから安心しろって」

 俺がそういうと、リアンがくすくすと笑った。

「なんだよ」

「なんでもないよっと」

 イタズラっぽい笑を浮かべ、俺のほっぺたをさしてきた。

「でも、ありがと」

「あー、私もやるー!」

 二人で突きあってると、ノアも参戦してきた。
 三人でイチャイチャ? しているとカンナが嫉妬したのか頬を膨らませていた。まあそれも可愛いのだけど。

──────────────

執筆していたタブレットが壊れて更新遅れました( ;∀;)
すみません!
しおりを挟む
感想 32

あなたにおすすめの小説

異世界ビルメン~清掃スキルで召喚された俺、役立たずと蔑まれ投獄されたが、実は光の女神の使徒でした~

松永 恭
ファンタジー
三十三歳のビルメン、白石恭真(しらいし きょうま)。 異世界に召喚されたが、与えられたスキルは「清掃」。 「役立たず」と蔑まれ、牢獄に放り込まれる。 だがモップひと振りで汚れも瘴気も消す“浄化スキル”は規格外。 牢獄を光で満たした結果、強制釈放されることに。 やがて彼は知らされる。 その力は偶然ではなく、光の女神に選ばれし“使徒”の証だと――。 金髪エルフやクセ者たちと繰り広げる、 戦闘より掃除が多い異世界ライフ。 ──これは、汚れと戦いながら世界を救う、 笑えて、ときにシリアスなおじさん清掃員の奮闘記である。

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました! 【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】 皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました! 本当に、本当にありがとうございます! 皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。 市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です! 【作品紹介】 欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。 だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。 彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。 【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc. その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。 欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。 気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる! 【書誌情報】 タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』 著者: よっしぃ イラスト: 市丸きすけ 先生 出版社: アルファポリス ご購入はこちらから: Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/ 楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/ 【作者より、感謝を込めて】 この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。 そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。 本当に、ありがとうございます。 【これまでの主な実績】 アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得 小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得 アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞 第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過 復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞 ファミ通文庫大賞 一次選考通過

神様、ちょっとチートがすぎませんか?

ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】 未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。 本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!  おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!  僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇  ――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。  しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。  自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。 へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/ --------------- ※カクヨムとなろうにも投稿しています

凡人がおまけ召喚されてしまった件

根鳥 泰造
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて、異世界にきてしまった祐介。最初は勇者の様に大切に扱われていたが、ごく普通の才能しかないので、冷遇されるようになり、ついには王宮から追い出される。  仕方なく冒険者登録することにしたが、この世界では希少なヒーラー適正を持っていた。一年掛けて治癒魔法を習得し、治癒剣士となると、引く手あまたに。しかも、彼は『強欲』という大罪スキルを持っていて、倒した敵のスキルを自分のものにできるのだ。  それらのお蔭で、才能は凡人でも、数多のスキルで能力を補い、熟練度は飛びぬけ、高難度クエストも熟せる有名冒険者となる。そして、裏では気配消去や不可視化スキルを活かして、暗殺という裏の仕事も始めた。  異世界に来て八年後、その暗殺依頼で、召喚勇者の暗殺を受けたのだが、それは祐介を捕まえるための罠だった。祐介が暗殺者になっていると知った勇者が、改心させよう企てたもので、その後は勇者一行に加わり、魔王討伐の旅に同行することに。  最初は脅され渋々同行していた祐介も、勇者や仲間の思いをしり、どんどん勇者が好きになり、勇者から告白までされる。  だが、魔王を討伐を成し遂げるも、魔王戦で勇者は祐介を庇い、障害者になる。  祐介は、勇者の嘘で、病院を作り、医師の道を歩みだすのだった。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜

舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」  突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、 手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、 だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎  神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“  瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・  転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?  だが、死亡する原因には不可解な点が…  数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、 神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?  様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、 目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“  そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪ *神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw) *投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい *この作品は“小説家になろう“にも掲載しています

老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!

菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは 「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。  同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう  最初の武器は木の棒!?  そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。  何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら 困難に立ち向かっていく。  チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!  異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。  話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい! ****** 完結まで必ず続けます ***** ****** 毎日更新もします *****  他サイトへ重複投稿しています!

処理中です...