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その26(王子は姫を救う)
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「まずはその手を離せ!」
「す、すみません」
殿下に優しく肩を抱き寄せられ
ハンカチを出して涙を拭ってくれる
「何かされたのか?」
プルプルと頭を振る
「……大丈夫です」
「大丈夫な訳ないだろう?でも泣き顔は見せたくないね」
と言われ顔が見られないようにと殿下の首筋に顔を埋めるように抱きしめられた!
キャーっと外野から令嬢の黄色い声が沸く!
ざわざわと周りが騒ぎ始め、人が集まってきている。
「あらあら。なんの騒ぎー?」
王妃様がこちらへと向かってきた。
「母上。あの、ちょっと」
チラリと冷たい目を流しながら
「アラン?あなたが泣かしたわけじゃないわよね?」
「まさか!!!」
顔面蒼白の令息たち
アランが低い声で
「お前たち、この場から出て行け」
「「「「「し、失礼します」」」」」
と足早に去る令息達……
「ローズマリアちゃん?大丈夫?」
王妃様から声が掛かる
「ハイ。殿下が助けて下さりました」
涙目で殿下を見る
殿下のお顔がまた赤いわ。
どうしましょう?
「殿下ありがとうございました」
「あ、あぁ。もっと早くに来れれば良かったんだが、遅くなってしまった」
……ポリポリと頬をかく
「あらぁ。やるじゃなーい!」
ウフフと楽しそうな王妃様
急ぎ足でこちらに駆け寄りながら
「マリーお待たせ!!」
「マリーどうした!」
「姉様!どうしたの?」
ソフィア様、お兄様、フラン、来てくれたのね
「ちょっと、お兄様ってば白昼堂々とマリーを抱きしめてイヤラしい!」
「ま、マリー!こっちへ来なさい」
慌てて言うお兄様
ゴメンなさい。行きたいのだけど足が動かないの。
カツカツとフランがこちらに向かってくる
「失礼します」
ベリっと殿下から引き剥がされる
「姉様、お父様との約束破っちゃったから、帰ろう?」
また涙が出てくる…
「どうしたの?また殿下に意地悪された?」
「してないわ!っと良い加減にしろよ。」
とボヤく。
「ううん。殿下はね助けてくれた」
はにかむマリーの顔を見ながら、なんとなーく何かを察したユーリウス
「殿下、ありがとうございました」
お兄様が頭を下げる
「お前たちはなぜ、ローズマリア嬢から離れたんだ?」
「あらー?私のせいよ!二人とお話したくてね、話し込んじゃったのよ。ゴメンねローズマリアちゃんに怖い思いさせちゃったわ」
「いいえ。王妃様のせいではございません。私がお父様の言いつけを守らなくて一人になったからです」
……王妃様のせいだなんて恐れ多いわ。
「それなら私のせいでもあるわよ!私が待っててって言ったんだもの」
ソフィアが申し訳なさそうに言う
「じゃぁ、ソフィアを呼んだ私のせいね!リオネルには私から説明するわ」
そうしましょう!パンと手を打つ
「あらら?もう来ちゃったわ。面倒なのが!」
「マリー泣いてるのか?」
とお父様が慌てて来た!
お父様のお顔を見たら安心して走って行き腰に抱き付く。涙が出ていた
「おうち帰りたい」
「よし!帰ろう。」
抱っこされた。
「ちょっとリオネル!話くらい聞きなさいよー。」
「聞かずとも分かる!
お前らも帰るぞ。王妃殿下、本日はお騒がせ致しました。それでは御前失礼致します」
「ほんっと!相変わらず!嫌味ねぇ」
はぁーとため息を付く…
「待って侯爵様!」
「どうされました?ソフィア王女」
「私、マリーとお友達になったの!また遊びたいの!」
「あぁ。そうでしたか、マリーがお世話になりましたね。マリーまた会いにくる?」
「うん。」
「マリーもこう言っておりますし、また改めてお伺い致します。殿下も本日はありがとうございました」
「あぁ、帰ってゆっくり休んでくれ」
「では失礼いたします」
嵐の如く帰っていくブロッサム家
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一方馬車に乗り込み疲れたマリーはお父様の膝の上で寝てしまった。
「フラン作戦失敗だったようだな?」
「…………ハイ」
悔しくて唇を噛み締める
「おい!バカ息子お前何してた!」
「シモーヌに捕まっていましたよ」
「あぁ、あいつか。ったく親子共々しつこいからな!なんかあったか?」
「マリーと話させろと五月蝿く言われましたよ」
「ほっとけ、いいな?」
「父上、王妃様に呼ばれて話をしている間に姉様が一人になっちゃって、男たちに絡まれたんだ!タイミングが悪すぎるよ」
「……あっちの作戦かもな」
とボソリ
「父上?」
「あぁ、気にするな」
「父上、ゴメンなさい。マリーの事を守れませんでした」
「ユーリー、仕方がない気にするな」
「父上、ボクもすみませんでした悔しいよ」
「うん、そうだな?家に帰ったらマリーの好きなものを作らせるか!みんなで残念会だな」
ハハハっと楽しそうに笑う
「「父上っ!!」」
………侮れない親子だな!まぁ今回は大目に見とくか……
とマリーの頭を撫でながら、楽しそうに父は一人呟くのだった!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「す、すみません」
殿下に優しく肩を抱き寄せられ
ハンカチを出して涙を拭ってくれる
「何かされたのか?」
プルプルと頭を振る
「……大丈夫です」
「大丈夫な訳ないだろう?でも泣き顔は見せたくないね」
と言われ顔が見られないようにと殿下の首筋に顔を埋めるように抱きしめられた!
キャーっと外野から令嬢の黄色い声が沸く!
ざわざわと周りが騒ぎ始め、人が集まってきている。
「あらあら。なんの騒ぎー?」
王妃様がこちらへと向かってきた。
「母上。あの、ちょっと」
チラリと冷たい目を流しながら
「アラン?あなたが泣かしたわけじゃないわよね?」
「まさか!!!」
顔面蒼白の令息たち
アランが低い声で
「お前たち、この場から出て行け」
「「「「「し、失礼します」」」」」
と足早に去る令息達……
「ローズマリアちゃん?大丈夫?」
王妃様から声が掛かる
「ハイ。殿下が助けて下さりました」
涙目で殿下を見る
殿下のお顔がまた赤いわ。
どうしましょう?
「殿下ありがとうございました」
「あ、あぁ。もっと早くに来れれば良かったんだが、遅くなってしまった」
……ポリポリと頬をかく
「あらぁ。やるじゃなーい!」
ウフフと楽しそうな王妃様
急ぎ足でこちらに駆け寄りながら
「マリーお待たせ!!」
「マリーどうした!」
「姉様!どうしたの?」
ソフィア様、お兄様、フラン、来てくれたのね
「ちょっと、お兄様ってば白昼堂々とマリーを抱きしめてイヤラしい!」
「ま、マリー!こっちへ来なさい」
慌てて言うお兄様
ゴメンなさい。行きたいのだけど足が動かないの。
カツカツとフランがこちらに向かってくる
「失礼します」
ベリっと殿下から引き剥がされる
「姉様、お父様との約束破っちゃったから、帰ろう?」
また涙が出てくる…
「どうしたの?また殿下に意地悪された?」
「してないわ!っと良い加減にしろよ。」
とボヤく。
「ううん。殿下はね助けてくれた」
はにかむマリーの顔を見ながら、なんとなーく何かを察したユーリウス
「殿下、ありがとうございました」
お兄様が頭を下げる
「お前たちはなぜ、ローズマリア嬢から離れたんだ?」
「あらー?私のせいよ!二人とお話したくてね、話し込んじゃったのよ。ゴメンねローズマリアちゃんに怖い思いさせちゃったわ」
「いいえ。王妃様のせいではございません。私がお父様の言いつけを守らなくて一人になったからです」
……王妃様のせいだなんて恐れ多いわ。
「それなら私のせいでもあるわよ!私が待っててって言ったんだもの」
ソフィアが申し訳なさそうに言う
「じゃぁ、ソフィアを呼んだ私のせいね!リオネルには私から説明するわ」
そうしましょう!パンと手を打つ
「あらら?もう来ちゃったわ。面倒なのが!」
「マリー泣いてるのか?」
とお父様が慌てて来た!
お父様のお顔を見たら安心して走って行き腰に抱き付く。涙が出ていた
「おうち帰りたい」
「よし!帰ろう。」
抱っこされた。
「ちょっとリオネル!話くらい聞きなさいよー。」
「聞かずとも分かる!
お前らも帰るぞ。王妃殿下、本日はお騒がせ致しました。それでは御前失礼致します」
「ほんっと!相変わらず!嫌味ねぇ」
はぁーとため息を付く…
「待って侯爵様!」
「どうされました?ソフィア王女」
「私、マリーとお友達になったの!また遊びたいの!」
「あぁ。そうでしたか、マリーがお世話になりましたね。マリーまた会いにくる?」
「うん。」
「マリーもこう言っておりますし、また改めてお伺い致します。殿下も本日はありがとうございました」
「あぁ、帰ってゆっくり休んでくれ」
「では失礼いたします」
嵐の如く帰っていくブロッサム家
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一方馬車に乗り込み疲れたマリーはお父様の膝の上で寝てしまった。
「フラン作戦失敗だったようだな?」
「…………ハイ」
悔しくて唇を噛み締める
「おい!バカ息子お前何してた!」
「シモーヌに捕まっていましたよ」
「あぁ、あいつか。ったく親子共々しつこいからな!なんかあったか?」
「マリーと話させろと五月蝿く言われましたよ」
「ほっとけ、いいな?」
「父上、王妃様に呼ばれて話をしている間に姉様が一人になっちゃって、男たちに絡まれたんだ!タイミングが悪すぎるよ」
「……あっちの作戦かもな」
とボソリ
「父上?」
「あぁ、気にするな」
「父上、ゴメンなさい。マリーの事を守れませんでした」
「ユーリー、仕方がない気にするな」
「父上、ボクもすみませんでした悔しいよ」
「うん、そうだな?家に帰ったらマリーの好きなものを作らせるか!みんなで残念会だな」
ハハハっと楽しそうに笑う
「「父上っ!!」」
………侮れない親子だな!まぁ今回は大目に見とくか……
とマリーの頭を撫でながら、楽しそうに父は一人呟くのだった!
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