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その39(バラは恋の小道具)
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【ガルシア公爵邸のバラ園で
ユーリウスとシャルロット二人の散策】
「ユーリウス様こちらが我が家自慢のバラ園です…」
「素晴らしいですね!うちにもバラ園はありますが、さすが公爵邸だ……」
圧倒的なバラである。
特に素晴らしいのはこの八重のバラだ。
白色に黄色、ピンクと様々な種類
「ユーリウス様はバラがお好きでらっしゃいますか?」
「えぇ。好きですよ。シャルロット嬢は花が好きなんですね?とてもいいお顔をしています」と美しく笑うユーリウス
「はい。私もお花のお手入れを手伝ったりしています」
「それは素敵な趣味ですね。可愛らしいシャルロット嬢に似合いだね!」
とまたも美しい佇まいだ
「可愛らしいだなんて、そんな……」
「えっ?失礼だったかな?レディに向かって可愛らしいだのと…」
「い、いいえ!ユーリウス様の周りにはお美しい人達が、たくさんおられますので私なんて、そのお恥ずかしくって」
「シャルロット嬢は、その、美しいですよ?佇まいだだったり、話し方だったり、素晴らしいレディです」
カァーっ耳まで顔が赤くなる
「そ、そんなユーリウス様からその様なお言葉を頂けるなんて……」
「本心ですよ」
「私なんてなんの取り柄もないんですよ」
と顔を伏せる
「お淑やかで、うちの妹に見習って欲しいくらいですよ」
「マリーは居るだけで目が引く美しい容姿を持っていて、素直で憧れます」
「おや?妹は他から見ると、そのように見えてるのか…びっくりだよ」
「えっ?」
「うちの妹はね、容姿は確かに可愛いんだけど、おてんば娘なんだよ?」
クックッと笑うユーリウス
「そうなのですか?マリーがおてんば?」
「あぁ。内緒だよ!木登りが趣味でね、今は父上との約束を破って自粛しているよ。たまに父上とも木登りをしていて、執事に怒られているよ」
「まぁぁぁ!マリーの違う一面を見れて嬉しいですわ」
「内緒だよ」
とウィンクをしながら人差し指を口にたてる
何という色っぽさだ!!!直視できない
「マリーはずるいわね」
「なにがですか?」
「こんな素敵なユーリウス様もアラン殿下も独り占めするんですもの!」
フフフと笑う
「私はもう、お役御免かな?あとは本人次第だよね。少し寂しいけどね」
「失礼致しました。不躾でしたわ」
「とんでも無いですよ。楽しい時間です」
「私もですわ」
目が合う二人
その時風が強く吹き、八重のバラの花弁が散る……
キャっと声を出すシャルロットの後ろには散る薔薇の花弁。その様子を見たユーリウスは思った。
バラの妖精のようだ…美しいと。
「私マリーと友達になれて良かったです。ユーリウス様ともお話し出来ましたし」
笑顔でそう伝える
「その、シャルロット嬢良かったらまた話がしたいんだが」
「はい。私で良ければ是非」
頬を染めるシャルロット
……シャルロット嬢なんて可憐なんだ。
マリーの可愛さとはまた違う感情だな。マリーが友達になったから出会えたという事なんだろうか?マリーには感謝だな
……憧れのユーリウス様からこんなお言葉を貰えるだなんて!マリーのおかげよ!お父様も二人でお庭の散策を勧めてくれたから、感謝ね。私幸せだわ
「その、もしよかったら私の誕生日会が来月あるんだが、招待しても良いだろうか?」
「はい。行きたい、です」
「ではまた改めて招待状を出すよ」
シャルロットの長い髪の毛にバラの花びらが付いている、それに気づき花弁を取りながら、ユーリウスは
「綺麗だね」と。微笑む
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「どうでしたかな?自慢のバラ園は?」
と公爵がユーリウスに問う
「はい。素晴らしいバラ園でした」
「ブロッサム侯爵邸のバラ園も見事だとお聞きしてますよ?今度娘を招待してやってください」
「はい。是非お越し下さい」
「娘は君のことを気になっているんだ。娘には内緒だよ!君さえ良ければ相手として見てやって欲しい。考えてくれんか?」
「その、とても可愛いと思っていますし、話をしていて楽しかったです」
「そうか!それは何よりだ」
「来月の私の誕生日会にシャルロット嬢を招待したいのですが、よろしいでしょうか?」
「あぁ。娘も喜ぶよ」
「では改めて招待状をお出しします」
「頼むよ」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ガルシア公爵と、夫人の会話
「あなた、どうだった?」
「あぁ。気に入ってくれたようだな」
「シャルロットが喜ぶわね」
「そうだな」
「何か問題でも?まだアラン王子の婚約者を狙っていますの?」
「いや。シャルロットには幸せになって欲しい、アラン王子はローズマリア嬢にご執心のようだ、シャルロットではなくな!」
「じゃあ、どうしたのよ?」
「少し寂しいだけだよ」
「あらまぁ……」
「仕方が無いさ。ユーリウス殿なら大丈夫だろ?シスコン気味だけどな」
「ふふふ。それはしょうがないわよ。ローズマリア嬢はセシリアの娘だもの!」
「そうだな。孫が産まれるのが楽しみだな」
「気が早いわね。まだ八歳よ…やめてよね」
「先ずは、ブロッサム侯爵に手紙でも書くかな…」
「そうね。うちの嫡男ローズマリア嬢に惚れてるのよ?知ってた?」
「どこで会ったんだ?」
「単なる一目惚れよ!」
「諦めさせろ。もう無理だろ?アラン王子と茶会に出て、貴族連中に挨拶して回ってるぞ。もう固めに入ってるだろ?」
「そうね。ローズマリア嬢の髪飾り、アラン王子からのプレゼントだって!瞳の色よ?」
「あの男がよく許したな……」
「だから周りも公認だって思ってるのよ」
「シャルロットはユーリウス殿と縁談を進める。セドリックには高望みだ!諦めさせろ!婚期が遅れるぞ!」
「そのようにしましょう」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その後ーーリオネル執務室
「坊ちゃん。ガルシア公爵様からお手紙です」
「あぁ。どれ?ふーん。ユーリウスやるなぁ」
「どうされました?楽しそうですね」
「誕生日会が楽しみだな。」
「坊ちゃん悪い顔してますよ!」
「ユーリウスの同伴はガルシア公爵家のシャルロット嬢だな」
「ほー。それはそれは。アラン王子の婚約者筆頭との声がございましたが?」
「そうだったな。面白くなってきたな」
「そうでございますね」
「マリーの同伴はアラン王子だ」
「坊ちゃん……成長しましたな」
白いハンカチで涙を拭う執事
「だろ?だから坊ちゃんをやめてくれ」
「それななりません。あと一週間です。約束ですから」
「覚えていたのか!くそっ」
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ユーリウスとシャルロット二人の散策】
「ユーリウス様こちらが我が家自慢のバラ園です…」
「素晴らしいですね!うちにもバラ園はありますが、さすが公爵邸だ……」
圧倒的なバラである。
特に素晴らしいのはこの八重のバラだ。
白色に黄色、ピンクと様々な種類
「ユーリウス様はバラがお好きでらっしゃいますか?」
「えぇ。好きですよ。シャルロット嬢は花が好きなんですね?とてもいいお顔をしています」と美しく笑うユーリウス
「はい。私もお花のお手入れを手伝ったりしています」
「それは素敵な趣味ですね。可愛らしいシャルロット嬢に似合いだね!」
とまたも美しい佇まいだ
「可愛らしいだなんて、そんな……」
「えっ?失礼だったかな?レディに向かって可愛らしいだのと…」
「い、いいえ!ユーリウス様の周りにはお美しい人達が、たくさんおられますので私なんて、そのお恥ずかしくって」
「シャルロット嬢は、その、美しいですよ?佇まいだだったり、話し方だったり、素晴らしいレディです」
カァーっ耳まで顔が赤くなる
「そ、そんなユーリウス様からその様なお言葉を頂けるなんて……」
「本心ですよ」
「私なんてなんの取り柄もないんですよ」
と顔を伏せる
「お淑やかで、うちの妹に見習って欲しいくらいですよ」
「マリーは居るだけで目が引く美しい容姿を持っていて、素直で憧れます」
「おや?妹は他から見ると、そのように見えてるのか…びっくりだよ」
「えっ?」
「うちの妹はね、容姿は確かに可愛いんだけど、おてんば娘なんだよ?」
クックッと笑うユーリウス
「そうなのですか?マリーがおてんば?」
「あぁ。内緒だよ!木登りが趣味でね、今は父上との約束を破って自粛しているよ。たまに父上とも木登りをしていて、執事に怒られているよ」
「まぁぁぁ!マリーの違う一面を見れて嬉しいですわ」
「内緒だよ」
とウィンクをしながら人差し指を口にたてる
何という色っぽさだ!!!直視できない
「マリーはずるいわね」
「なにがですか?」
「こんな素敵なユーリウス様もアラン殿下も独り占めするんですもの!」
フフフと笑う
「私はもう、お役御免かな?あとは本人次第だよね。少し寂しいけどね」
「失礼致しました。不躾でしたわ」
「とんでも無いですよ。楽しい時間です」
「私もですわ」
目が合う二人
その時風が強く吹き、八重のバラの花弁が散る……
キャっと声を出すシャルロットの後ろには散る薔薇の花弁。その様子を見たユーリウスは思った。
バラの妖精のようだ…美しいと。
「私マリーと友達になれて良かったです。ユーリウス様ともお話し出来ましたし」
笑顔でそう伝える
「その、シャルロット嬢良かったらまた話がしたいんだが」
「はい。私で良ければ是非」
頬を染めるシャルロット
……シャルロット嬢なんて可憐なんだ。
マリーの可愛さとはまた違う感情だな。マリーが友達になったから出会えたという事なんだろうか?マリーには感謝だな
……憧れのユーリウス様からこんなお言葉を貰えるだなんて!マリーのおかげよ!お父様も二人でお庭の散策を勧めてくれたから、感謝ね。私幸せだわ
「その、もしよかったら私の誕生日会が来月あるんだが、招待しても良いだろうか?」
「はい。行きたい、です」
「ではまた改めて招待状を出すよ」
シャルロットの長い髪の毛にバラの花びらが付いている、それに気づき花弁を取りながら、ユーリウスは
「綺麗だね」と。微笑む
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「どうでしたかな?自慢のバラ園は?」
と公爵がユーリウスに問う
「はい。素晴らしいバラ園でした」
「ブロッサム侯爵邸のバラ園も見事だとお聞きしてますよ?今度娘を招待してやってください」
「はい。是非お越し下さい」
「娘は君のことを気になっているんだ。娘には内緒だよ!君さえ良ければ相手として見てやって欲しい。考えてくれんか?」
「その、とても可愛いと思っていますし、話をしていて楽しかったです」
「そうか!それは何よりだ」
「来月の私の誕生日会にシャルロット嬢を招待したいのですが、よろしいでしょうか?」
「あぁ。娘も喜ぶよ」
「では改めて招待状をお出しします」
「頼むよ」
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ガルシア公爵と、夫人の会話
「あなた、どうだった?」
「あぁ。気に入ってくれたようだな」
「シャルロットが喜ぶわね」
「そうだな」
「何か問題でも?まだアラン王子の婚約者を狙っていますの?」
「いや。シャルロットには幸せになって欲しい、アラン王子はローズマリア嬢にご執心のようだ、シャルロットではなくな!」
「じゃあ、どうしたのよ?」
「少し寂しいだけだよ」
「あらまぁ……」
「仕方が無いさ。ユーリウス殿なら大丈夫だろ?シスコン気味だけどな」
「ふふふ。それはしょうがないわよ。ローズマリア嬢はセシリアの娘だもの!」
「そうだな。孫が産まれるのが楽しみだな」
「気が早いわね。まだ八歳よ…やめてよね」
「先ずは、ブロッサム侯爵に手紙でも書くかな…」
「そうね。うちの嫡男ローズマリア嬢に惚れてるのよ?知ってた?」
「どこで会ったんだ?」
「単なる一目惚れよ!」
「諦めさせろ。もう無理だろ?アラン王子と茶会に出て、貴族連中に挨拶して回ってるぞ。もう固めに入ってるだろ?」
「そうね。ローズマリア嬢の髪飾り、アラン王子からのプレゼントだって!瞳の色よ?」
「あの男がよく許したな……」
「だから周りも公認だって思ってるのよ」
「シャルロットはユーリウス殿と縁談を進める。セドリックには高望みだ!諦めさせろ!婚期が遅れるぞ!」
「そのようにしましょう」
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その後ーーリオネル執務室
「坊ちゃん。ガルシア公爵様からお手紙です」
「あぁ。どれ?ふーん。ユーリウスやるなぁ」
「どうされました?楽しそうですね」
「誕生日会が楽しみだな。」
「坊ちゃん悪い顔してますよ!」
「ユーリウスの同伴はガルシア公爵家のシャルロット嬢だな」
「ほー。それはそれは。アラン王子の婚約者筆頭との声がございましたが?」
「そうだったな。面白くなってきたな」
「そうでございますね」
「マリーの同伴はアラン王子だ」
「坊ちゃん……成長しましたな」
白いハンカチで涙を拭う執事
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