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その49(木登りは今日の為の訓練だったのだ、きっと)
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【国王陛下にお会いする】
一大イベントの日がやってきた!
あーん。緊張するよぉー。
本当にこんな私でも良いのかなー。
中身アラサーなのに身体は八歳(もうすぐ九歳)前世持ちで、殺される(未定)訳有り物件だよぉ~?
「よし!逃げよう!!」
部屋から窓の外を見てみると、そこには王宮からのお迎えの馬車が到着していた。
これはダメだ!
反対側の窓を見る
少し高い位置にある窓に椅子を近づけ、覗き見る。こっちの窓からは、あの木に飛び乗って……。あの枝に……うん!なんとかなる!
きっとあの木登りの日々は、この日の為の練習だったのだ!
コンコンコンとノックをする音
しかし考え事をしているマリーには届かない。椅子に登り窓を開け、桟に足を引っ掛けたその時、ガチャリと扉が開いた。
「入るぞ?っ何をしている!」
「えっ?あっ!!」
と椅子が揺れる。
「危ない!!」
すぐに駆け寄り椅子ごと支えられる。
「落ちるかと思った!」
「何をしていると聞いたんだが?」
「少し外に出ようかと思いまして」
「急ぎの用事があるのか?」
「イエ、アリマセン」
「そうか」
にこぉーっと笑うその顔はとても美しく、キラキラと輝いている。ザ王子様
「言ったよな?逃さんと」
「だって、不安だもん」
「なにが?」
「本当に私で良いのかなって」
「俺はお前じゃなければ嫌なんだよ。何回言わせれば分かる?泣くなよ!」
「だっで、まだ八歳なのに将来とか分かんないもん。」
「マリッジブルーってやつか。俺が一生面倒みてやるから心配するな。侯爵の分も含めて三人分甘えさせてやるよ」
「アラン、さま、」
「なんだ?」
「王子様みたいでかっこいい」
「安心しろ!正真正銘の王子様だ!」
「幸せに、してくれる?」
「あぁ。任せとけ、惚れた弱みだな」
「うん。私も好き」
「くそっ。可愛いな」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゴホンゴホン!
扉の向こうでわざとらしい咳が聞こえた。
「そろそろ、向かいませんと約束の時間に間に合いませんよ?」
「パパ」
「マリー、パパって呼ぶのは家の中でだけだからね?ほら涙を拭きなさい。せっかくの可愛い顔が台無しじゃないか!王子に意地悪されたんだね。困ったもんだ」
よしよしと頭を撫でる
「はぁー。行くか」
とため息を吐くアラン
手を繋いで二人で歩き出すリオネルとマリー
その後ろをトボトボと歩くアラン
「王子はエスコートも出来ないんですねぇ。可哀想にマリー」
「もう、好きにしてくれよ」
「アラン様、こっちの手空いてるよ!手繋ご!」
「はいはい」
と手を繋ぐ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【馬車の中】
「ねぇ、お父様陛下ってどういうお方?」
「悪い人ではないよ」
「怖い?」
「怖くなんてないよ、マリーに会いたがっていたよ、今日楽しみだってさ」
「緊張してきた」
「大丈夫だよ。基本はアラン王子が話するからマリーは横で聞いていなさい、マリーには必殺淑女の礼があるから、みんなメロメロになるね」
「ご挨拶だけは失敗出来ないもの」
「そうだね。パパも近くに控えているから安心しなさい」
「うん!」
「…………私がいるのを知ってわざと親子のイチャイチャした所を見せつけてるんだよな?侯爵」
「おや?おりましたか?王子様。うっかりしてましたよ」
さっきのお返しだよ。とマリーには聞こえない小さな声で言う。
「まぁ良い。そろそろ着くぞ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【王の間へ】
わぁー。凄い。王宮は何度か来たことがあったけど、この先は未開の地だわ。
キラキラと輝いている。凄い!何この絵!いっぱい飾られているわ。イケメンと美女達大集合ってやつね!なんだろう?この感覚………
タレント名鑑?のようだわ
だって先代の王様とか?王妃さま?ロイヤルファミリー(有名人)の姿絵だもの。
キョロキョロとしていると、笑いながら
「マリーもいつかここに絵が飾られる事になるぞ」
ハッと記憶が戻ってくる。ヤバイわ。また飛んじゃった!
キラキラとチカチカで目がやられてきたわ。
「聞いてるか?」
「えっ?何?聞いていませんでした」
「……いつかここにマリーの絵も飾られる事になるって言った」
「どうして?」
「私と結婚すると、王妃になるからな」
「えっ??王妃様?」
「そうなるだろ?」
「無理だよ!帰る!」
くるっと体を方向転換する
「逃がさないって言ったよな!もう遅い、諦めろ」腕を掴まれる
「お父様…!!殿下が虐めるの」
「マリーは殿下の事が好きなんだろう?」
「……うん」
「では、諦めなさい行くぞ」
半ば連行される形での国王陛下との謁見になった。
一大イベントの日がやってきた!
あーん。緊張するよぉー。
本当にこんな私でも良いのかなー。
中身アラサーなのに身体は八歳(もうすぐ九歳)前世持ちで、殺される(未定)訳有り物件だよぉ~?
「よし!逃げよう!!」
部屋から窓の外を見てみると、そこには王宮からのお迎えの馬車が到着していた。
これはダメだ!
反対側の窓を見る
少し高い位置にある窓に椅子を近づけ、覗き見る。こっちの窓からは、あの木に飛び乗って……。あの枝に……うん!なんとかなる!
きっとあの木登りの日々は、この日の為の練習だったのだ!
コンコンコンとノックをする音
しかし考え事をしているマリーには届かない。椅子に登り窓を開け、桟に足を引っ掛けたその時、ガチャリと扉が開いた。
「入るぞ?っ何をしている!」
「えっ?あっ!!」
と椅子が揺れる。
「危ない!!」
すぐに駆け寄り椅子ごと支えられる。
「落ちるかと思った!」
「何をしていると聞いたんだが?」
「少し外に出ようかと思いまして」
「急ぎの用事があるのか?」
「イエ、アリマセン」
「そうか」
にこぉーっと笑うその顔はとても美しく、キラキラと輝いている。ザ王子様
「言ったよな?逃さんと」
「だって、不安だもん」
「なにが?」
「本当に私で良いのかなって」
「俺はお前じゃなければ嫌なんだよ。何回言わせれば分かる?泣くなよ!」
「だっで、まだ八歳なのに将来とか分かんないもん。」
「マリッジブルーってやつか。俺が一生面倒みてやるから心配するな。侯爵の分も含めて三人分甘えさせてやるよ」
「アラン、さま、」
「なんだ?」
「王子様みたいでかっこいい」
「安心しろ!正真正銘の王子様だ!」
「幸せに、してくれる?」
「あぁ。任せとけ、惚れた弱みだな」
「うん。私も好き」
「くそっ。可愛いな」
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ゴホンゴホン!
扉の向こうでわざとらしい咳が聞こえた。
「そろそろ、向かいませんと約束の時間に間に合いませんよ?」
「パパ」
「マリー、パパって呼ぶのは家の中でだけだからね?ほら涙を拭きなさい。せっかくの可愛い顔が台無しじゃないか!王子に意地悪されたんだね。困ったもんだ」
よしよしと頭を撫でる
「はぁー。行くか」
とため息を吐くアラン
手を繋いで二人で歩き出すリオネルとマリー
その後ろをトボトボと歩くアラン
「王子はエスコートも出来ないんですねぇ。可哀想にマリー」
「もう、好きにしてくれよ」
「アラン様、こっちの手空いてるよ!手繋ご!」
「はいはい」
と手を繋ぐ
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【馬車の中】
「ねぇ、お父様陛下ってどういうお方?」
「悪い人ではないよ」
「怖い?」
「怖くなんてないよ、マリーに会いたがっていたよ、今日楽しみだってさ」
「緊張してきた」
「大丈夫だよ。基本はアラン王子が話するからマリーは横で聞いていなさい、マリーには必殺淑女の礼があるから、みんなメロメロになるね」
「ご挨拶だけは失敗出来ないもの」
「そうだね。パパも近くに控えているから安心しなさい」
「うん!」
「…………私がいるのを知ってわざと親子のイチャイチャした所を見せつけてるんだよな?侯爵」
「おや?おりましたか?王子様。うっかりしてましたよ」
さっきのお返しだよ。とマリーには聞こえない小さな声で言う。
「まぁ良い。そろそろ着くぞ」
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【王の間へ】
わぁー。凄い。王宮は何度か来たことがあったけど、この先は未開の地だわ。
キラキラと輝いている。凄い!何この絵!いっぱい飾られているわ。イケメンと美女達大集合ってやつね!なんだろう?この感覚………
タレント名鑑?のようだわ
だって先代の王様とか?王妃さま?ロイヤルファミリー(有名人)の姿絵だもの。
キョロキョロとしていると、笑いながら
「マリーもいつかここに絵が飾られる事になるぞ」
ハッと記憶が戻ってくる。ヤバイわ。また飛んじゃった!
キラキラとチカチカで目がやられてきたわ。
「聞いてるか?」
「えっ?何?聞いていませんでした」
「……いつかここにマリーの絵も飾られる事になるって言った」
「どうして?」
「私と結婚すると、王妃になるからな」
「えっ??王妃様?」
「そうなるだろ?」
「無理だよ!帰る!」
くるっと体を方向転換する
「逃がさないって言ったよな!もう遅い、諦めろ」腕を掴まれる
「お父様…!!殿下が虐めるの」
「マリーは殿下の事が好きなんだろう?」
「……うん」
「では、諦めなさい行くぞ」
半ば連行される形での国王陛下との謁見になった。
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