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第2章 京香の愛犬、シロ
京香、露天風呂で発情中
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クン、クン、クン······
視線の中には、淫らな臭いが混ざっていた。我輩は、床の上に寝そべったまま周囲に目を向けた。両耳を全方向に回す。庭木の間という間、その奥で僅かに姿を見せている裏山の雑木林、1つ1つ視線の元を辿った。
裏山の雑木林からは、街村宅を一望できる。ただ、本来なら庭木が巧妙な配置で植え込まれているため、雑木林から露天風呂は望めない。いや、望めなかった。しかし、何かの間違いか、植え込みの一角が剪定され過ぎていて、その隙間から露天風呂に浸かる京香の無警戒な表情と裸体が露にされてしまっていた。
我輩が感じたのは、その隙間を縫うように伸びて京香に刺さる視線だ。その視線を遡ると裏山の雑木林に行き着く。
我輩は、裏山の真っ黒になった雑木林に頭を向けた。視線に混ざる切ない波動が、時には大きく、時には小さくと振幅を変え、波長が長くなったり短くなったりと不規則に乱れている。切ない波形は、性的に興奮して淫らな想いを抱いた男のものであった。
裏山の雑木林には何かがいて、そこから京香は視られているようだった。そんな視線の存在などつゆとも知らぬ京香は、夢幻仙様好みの大きなおっぱいを、これ見よがしに湯の中で泳がせている。陰毛を揺らめかせ、両脚を開き気味にして、股間の造形は、視線の主が潜んでいると思われる、遠く裏山の雑木林まで届いているのだろうか。
京香は乳房を揉むように触れ回した。湯に沈む乳首が、水面上の空気を求めて上を向く。視線の波動が、京香の動きに振り回されて激しく揺れ動いている。
我輩は視線から京香を遮断するように割って入った。波動の質が変わり、突き刺さるような殺気を放ち出した。
「シロ、何してるの?」
京香にお尻を向ける我輩は、尻尾をフリフリした。
「そんなとこに居ないで、こっちにおいでよ」
······!!
何をするかと思ったら、我輩を胸に抱き抱えてくるではないか!
ジャボ~ン!
キャン、キャン!!
憐れな我輩は、顔から下までを熱い湯の中に沈められてしまった。必殺の犬掻きで、風呂から上がろうと頑張るが、その都度、京香に胸の中へと掻き戻されてしまう。
ハッ、ハッ、ハッ!
「キャハハハ~、シロ、くすぐったいよ」
我輩は京香の顔をベロンベロン舐め回した。温泉の辛みと汗のしょっぱさが味わえた。その唇は柔らかくて、ちょっと甘かった。
しかし、我輩を抱える京香の手に、力を緩める兆しはなかった。もがいた。身をくねらせた。我輩は吠えて舐めた。
我輩の前肢が、京香の乳首を襲う。長い爪で、上を向いたそれをツンツン引っ掻いた。
「あん!、シロ、何してんのよ❤️」
我輩は京香から離れようとして、前肢を乳首に押し付けた。乳輪が脚に踏まれて、乳房がプニプニ揺れる。
ワンッ、ワンッ!
「も~、変なとこ触らないでよ。声、出ちゃったよ~❤️」
我輩の肉球が、京香のおっぱいをぐいぐい押しつける。そして、後ろ脚の肉球が、力いっぱい京香の股間を踏みつけた。
「あっ······!❤️」
我輩の爪が揺らめく陰毛を引っ掻き回す。温泉に蕩けた京香の陰唇が、肉球にすりすりとなぞられる。
「うっ~······!❤️」
一瞬、京香の脚が閉じかけた。爪先に力が入っている。我輩は溺れまいと、必死に京香の性器で足踏みした。肉球が陰核を踏み回し、時には、泥濘にとらわれた足のように、膣の中に沈んだ。
「あ~ん、······ヤバイよ~❤️」
我輩が京香の手を逃れて風呂から上がった時には、京香は風呂のせいか身体中を火照らせていた。非難がましい潤んだ瞳を我輩に向ける。
京香に襲われない所まで距離をとると、我輩は何度も体を震わせて、弾幕で京香を寄せ付けないかのように、飛沫を周囲に撒き散らし続けた。
そんな京香は、露天風呂の中で体を蹲らせていた。顔を赤くし、爪先をピンと伸ばして、呼吸を不規則に乱らせていた。その手は陰部に伸びてもぞもぞさせている。時折、感極まった声を交えながら······
視線の中には、淫らな臭いが混ざっていた。我輩は、床の上に寝そべったまま周囲に目を向けた。両耳を全方向に回す。庭木の間という間、その奥で僅かに姿を見せている裏山の雑木林、1つ1つ視線の元を辿った。
裏山の雑木林からは、街村宅を一望できる。ただ、本来なら庭木が巧妙な配置で植え込まれているため、雑木林から露天風呂は望めない。いや、望めなかった。しかし、何かの間違いか、植え込みの一角が剪定され過ぎていて、その隙間から露天風呂に浸かる京香の無警戒な表情と裸体が露にされてしまっていた。
我輩が感じたのは、その隙間を縫うように伸びて京香に刺さる視線だ。その視線を遡ると裏山の雑木林に行き着く。
我輩は、裏山の真っ黒になった雑木林に頭を向けた。視線に混ざる切ない波動が、時には大きく、時には小さくと振幅を変え、波長が長くなったり短くなったりと不規則に乱れている。切ない波形は、性的に興奮して淫らな想いを抱いた男のものであった。
裏山の雑木林には何かがいて、そこから京香は視られているようだった。そんな視線の存在などつゆとも知らぬ京香は、夢幻仙様好みの大きなおっぱいを、これ見よがしに湯の中で泳がせている。陰毛を揺らめかせ、両脚を開き気味にして、股間の造形は、視線の主が潜んでいると思われる、遠く裏山の雑木林まで届いているのだろうか。
京香は乳房を揉むように触れ回した。湯に沈む乳首が、水面上の空気を求めて上を向く。視線の波動が、京香の動きに振り回されて激しく揺れ動いている。
我輩は視線から京香を遮断するように割って入った。波動の質が変わり、突き刺さるような殺気を放ち出した。
「シロ、何してるの?」
京香にお尻を向ける我輩は、尻尾をフリフリした。
「そんなとこに居ないで、こっちにおいでよ」
······!!
何をするかと思ったら、我輩を胸に抱き抱えてくるではないか!
ジャボ~ン!
キャン、キャン!!
憐れな我輩は、顔から下までを熱い湯の中に沈められてしまった。必殺の犬掻きで、風呂から上がろうと頑張るが、その都度、京香に胸の中へと掻き戻されてしまう。
ハッ、ハッ、ハッ!
「キャハハハ~、シロ、くすぐったいよ」
我輩は京香の顔をベロンベロン舐め回した。温泉の辛みと汗のしょっぱさが味わえた。その唇は柔らかくて、ちょっと甘かった。
しかし、我輩を抱える京香の手に、力を緩める兆しはなかった。もがいた。身をくねらせた。我輩は吠えて舐めた。
我輩の前肢が、京香の乳首を襲う。長い爪で、上を向いたそれをツンツン引っ掻いた。
「あん!、シロ、何してんのよ❤️」
我輩は京香から離れようとして、前肢を乳首に押し付けた。乳輪が脚に踏まれて、乳房がプニプニ揺れる。
ワンッ、ワンッ!
「も~、変なとこ触らないでよ。声、出ちゃったよ~❤️」
我輩の肉球が、京香のおっぱいをぐいぐい押しつける。そして、後ろ脚の肉球が、力いっぱい京香の股間を踏みつけた。
「あっ······!❤️」
我輩の爪が揺らめく陰毛を引っ掻き回す。温泉に蕩けた京香の陰唇が、肉球にすりすりとなぞられる。
「うっ~······!❤️」
一瞬、京香の脚が閉じかけた。爪先に力が入っている。我輩は溺れまいと、必死に京香の性器で足踏みした。肉球が陰核を踏み回し、時には、泥濘にとらわれた足のように、膣の中に沈んだ。
「あ~ん、······ヤバイよ~❤️」
我輩が京香の手を逃れて風呂から上がった時には、京香は風呂のせいか身体中を火照らせていた。非難がましい潤んだ瞳を我輩に向ける。
京香に襲われない所まで距離をとると、我輩は何度も体を震わせて、弾幕で京香を寄せ付けないかのように、飛沫を周囲に撒き散らし続けた。
そんな京香は、露天風呂の中で体を蹲らせていた。顔を赤くし、爪先をピンと伸ばして、呼吸を不規則に乱らせていた。その手は陰部に伸びてもぞもぞさせている。時折、感極まった声を交えながら······
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