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第2章 京香の愛犬、シロ
露天風呂の覗き魔
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紅葉を間近に控えた林の中を、ひんやりした風が吹き抜ける。暗い林内が騒々しくざわめくと、束の間の恋を唄っていた様々な虫の音色を掻き消していった。
はあ······はあ······❤️
葉擦れの音以外、聴こえないはずの雑木林に何やら怪しげな息づかいが聞こえた。
「京香ぁ······❤️」
まだ10代と思われる声だった。闇の中で黒いシルエットを浮かばせている少年の影は、木々の合間から望める光に、視線を釘付けにしている。息を荒げながら、光の向こうに一喜一憂させている。上半身を前のめりにして、股間に伸びている手が、不規則に蠢いている。その蠢きは、視線の先に呼応して乱れているようだ。
「京香······そ······う······だ······もっ······と❤️」
もし、鼻の利くものがここにいたら、少年の方から青臭さが漂って来るのが解っただろう。
いったい光の先には何があるのだろう。ちょっと失敬して、少年と同じものを臨んで見よう······ どうやら、この裏山の周囲は住宅街になっているようだった。色とりどりの屋根が一帯に広がり、大小様々な形の1軒屋が犇めいている。そんな中の1つ、ここから最も近い家の庭が、植え込みの隙間から覗けていた。
隙間から見えるのは、竹の柵に囲まれて湯煙をもうもうと立てている、まるで、ここは温泉地かと錯覚しそうな露天風呂だった。
丁度、裸の少女が入浴中だった。少女は嫌がる犬の体を洗っていた。遠巻きながらも、無念そうな犬の悲鳴が聞こえてくる。
その少女は、遠目にも豊かな胸の持ち主だった。その乳首は天を仰ぎ見るように立ち上がり、張りきった乳房は、無様に鳴き喚く犬の顔が、すっぽり入ってしまうほどの膨らみを見せていた。
夜風に揺らめく湯煙が、何度も彼我を遮って、煙の境目からチラリと少女の裸体を覗かせたり、かと思ったら、ほんの一瞬だけ全貌を曝したり、何かと湯煙に振り回されて、その都度もどかしい想いをさせられた。
また風に乗って湯煙が晴れだした。犬と一緒になって泡にまみれた少女が現れた。むしゃぶりつきたくなるような乳首は、泡に隠れて見えず、泡まみれの犬を挟み込んだ股間は、精液のように滴った泡に覆われていて、観るものをヤキモキさせる。
再び彼我を湯煙が遮った。
「うっ······!❤️」
湯煙の向こうに消えた少女の方へ、青臭い液体が弧を描いて飛んでいった。初速たくましく放った液体の持ち主は、両肩で息をしてブツブツ呟いている。液体を放った天を突くようなマズルから、生臭さが漂っている。その尖端からは、残液が糸を引いて滴っていた。
「あ~······京香ぁ······❤️」
犬の甲高い鳴き声が、少しくぐもって聞こえてきた。
「······!❤️」
強く息を飲む少年の熱情が、風に流れた湯煙の向こうを捉える。再び股間に手が伸び、溢れる情欲を込めて蠢き出した。クチャクチャと粘液質な音が立ち昇る。
再度、風が湯煙を払い、体を震わせて逃げまどう犬とそれを追う少女が現れた。今度は、きれいさっぱりと少女の全身から泡が消え、待望の全裸が目に飛び込んできた。嬉しいことに、裸の正面をバッチリとこちらへ向けている。隣の少年は、これでもかと股間に伸ばした手を蠢かせて喜び勇んでいた。
少女の乳房が扇情的に揺れる。乳首がこちらを向いて、欲情を誘う。茂る陰毛が恥丘に貼りついていた。水滴を滴らす太腿が、悩殺的に跳ねていた。
「あ~~っ······!❤️」
また生臭い液体が夜空に弧を描いた。その先で裸体を晒す少女の体にまで飛んでいくのでないか、と思えるほどの勢いだった。少年は、全身を脱力させて樹の幹に寄りかかっている。乱れた呼吸をあげるその表情は、喜悦に惚けて歪んでいた。
少女は犬を追うのを諦めて、露天風呂の方へ歩いていった。湯に浸かると欲情を誘う裸体が湯煙に包まれていく。少女の表情が弛む。全身をピンクに火照らせ、前髪の幾本かをほんのり汗ばんだ額に貼り付かせている。湯面の上に出て柔らかなラインを描く肩が、艶かしくて色っぽかった。
力尽きて樹に寄りかかりながらも、少年の手は、まだまだ股間の蠢きを止めなかった。再び息づかいが荒くなっていく。
「くっくっくっ、相変わらずいやらしい体をしてやがる。身体中が疼いてくるじゃねえか❤️」
突然、口調が今までの少年のものと変わった······
はあ······はあ······❤️
葉擦れの音以外、聴こえないはずの雑木林に何やら怪しげな息づかいが聞こえた。
「京香ぁ······❤️」
まだ10代と思われる声だった。闇の中で黒いシルエットを浮かばせている少年の影は、木々の合間から望める光に、視線を釘付けにしている。息を荒げながら、光の向こうに一喜一憂させている。上半身を前のめりにして、股間に伸びている手が、不規則に蠢いている。その蠢きは、視線の先に呼応して乱れているようだ。
「京香······そ······う······だ······もっ······と❤️」
もし、鼻の利くものがここにいたら、少年の方から青臭さが漂って来るのが解っただろう。
いったい光の先には何があるのだろう。ちょっと失敬して、少年と同じものを臨んで見よう······ どうやら、この裏山の周囲は住宅街になっているようだった。色とりどりの屋根が一帯に広がり、大小様々な形の1軒屋が犇めいている。そんな中の1つ、ここから最も近い家の庭が、植え込みの隙間から覗けていた。
隙間から見えるのは、竹の柵に囲まれて湯煙をもうもうと立てている、まるで、ここは温泉地かと錯覚しそうな露天風呂だった。
丁度、裸の少女が入浴中だった。少女は嫌がる犬の体を洗っていた。遠巻きながらも、無念そうな犬の悲鳴が聞こえてくる。
その少女は、遠目にも豊かな胸の持ち主だった。その乳首は天を仰ぎ見るように立ち上がり、張りきった乳房は、無様に鳴き喚く犬の顔が、すっぽり入ってしまうほどの膨らみを見せていた。
夜風に揺らめく湯煙が、何度も彼我を遮って、煙の境目からチラリと少女の裸体を覗かせたり、かと思ったら、ほんの一瞬だけ全貌を曝したり、何かと湯煙に振り回されて、その都度もどかしい想いをさせられた。
また風に乗って湯煙が晴れだした。犬と一緒になって泡にまみれた少女が現れた。むしゃぶりつきたくなるような乳首は、泡に隠れて見えず、泡まみれの犬を挟み込んだ股間は、精液のように滴った泡に覆われていて、観るものをヤキモキさせる。
再び彼我を湯煙が遮った。
「うっ······!❤️」
湯煙の向こうに消えた少女の方へ、青臭い液体が弧を描いて飛んでいった。初速たくましく放った液体の持ち主は、両肩で息をしてブツブツ呟いている。液体を放った天を突くようなマズルから、生臭さが漂っている。その尖端からは、残液が糸を引いて滴っていた。
「あ~······京香ぁ······❤️」
犬の甲高い鳴き声が、少しくぐもって聞こえてきた。
「······!❤️」
強く息を飲む少年の熱情が、風に流れた湯煙の向こうを捉える。再び股間に手が伸び、溢れる情欲を込めて蠢き出した。クチャクチャと粘液質な音が立ち昇る。
再度、風が湯煙を払い、体を震わせて逃げまどう犬とそれを追う少女が現れた。今度は、きれいさっぱりと少女の全身から泡が消え、待望の全裸が目に飛び込んできた。嬉しいことに、裸の正面をバッチリとこちらへ向けている。隣の少年は、これでもかと股間に伸ばした手を蠢かせて喜び勇んでいた。
少女の乳房が扇情的に揺れる。乳首がこちらを向いて、欲情を誘う。茂る陰毛が恥丘に貼りついていた。水滴を滴らす太腿が、悩殺的に跳ねていた。
「あ~~っ······!❤️」
また生臭い液体が夜空に弧を描いた。その先で裸体を晒す少女の体にまで飛んでいくのでないか、と思えるほどの勢いだった。少年は、全身を脱力させて樹の幹に寄りかかっている。乱れた呼吸をあげるその表情は、喜悦に惚けて歪んでいた。
少女は犬を追うのを諦めて、露天風呂の方へ歩いていった。湯に浸かると欲情を誘う裸体が湯煙に包まれていく。少女の表情が弛む。全身をピンクに火照らせ、前髪の幾本かをほんのり汗ばんだ額に貼り付かせている。湯面の上に出て柔らかなラインを描く肩が、艶かしくて色っぽかった。
力尽きて樹に寄りかかりながらも、少年の手は、まだまだ股間の蠢きを止めなかった。再び息づかいが荒くなっていく。
「くっくっくっ、相変わらずいやらしい体をしてやがる。身体中が疼いてくるじゃねえか❤️」
突然、口調が今までの少年のものと変わった······
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