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第2章 京香の愛犬、シロ
情魔を撃退する
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京香の開かれた両脚に、男が割って入ろうとしている。京香は腰を浮かせて催促しながら、男を招き寄せている。淫らな笑みを浮かべながら、京香の股間を凝視する男。
「へッへッへッ、もっと脚を開けよ。クックックッ、いい眺めだぜ❤️」
開いた両脚を、M字にさせて、はっきり見えるであろう性器へと自らの股間を寄せていった。
男の股間からのびる黒い靄を纏った突起が、爛れたように濡れて蠢く京香の性器へ触れる寸前、我輩の牙がそれを捕らえた。
「うわっ、何だ、いったい!?」
男の突起が、音もなく引き千切られた。切り口からは、どす黒い靄が噴水のように溢れだし、蒸発するように夜の中へ消えていった。
突然の出来事で情魔の術が途切れたのか、傍らで淫らに悶えていた京香が、気を失ってバタリと床の上に崩れ落ちた。
淫らな術の余韻がまだ残っているらしく、京香は体を震わせながら腰を振り乱している。止めどなく溢れる愛液は、いまだに漏れ続けている。
「······直君、早く······きて❤️」
我輩は咥えているどす黒い突起を吐き捨てた。それは、床の上でビクビクとのたうちながら、元あった場所へ戻ろうと這い動いた。我輩のキュートな前肢が、それを踏み潰す。
「情魔よ、我輩の主に対して、これ以上好きにはさせぬぞ!!」
「······きっ!さっ!まっーーー! この、クソ犬めが!」
男の腕がゴムのように伸びた。触手のようなのたうつ腕が、我輩を掴み潰そうと襲いかかる。横っ跳びにそれをかわすと、我輩は全力で男に向かって駆け出した。背後から男の触手腕が追ってくる。
「エロよ、おっぱいは無事じゃ。後はお主に任せたぞ。ムッ❤️フッ❤️フッ❤️」
京香は母親の手によって男の魔手から助け出されていた。母親の腕でお姫様抱っこされる京香は、気を失ってグッタリとしている。
「ウフフ、そそるおっぱいじゃわい。早くこの先っちょに吸い付いてみたいのう❤️」
娘の体をなめ回す目つきは、母親とは思えないいやらしさだった。母親は娘の胸や股間に、早く舌を這わせたくて仕方なさそうにしている。
「エロよ、わしの霊気をお前に付けてやる」
母親はさっさと我輩に霊気を注ぐと、京香の体に顔を押し付けて、そこから醸し出されている甘い香りを嗅いだ。
「ウッホッホッ、いい匂いじゃわい。これは堪らん❤️」
次いで母親は、愛液が滴る股間の匂いに酔いしれた。しっかりやれ、と一言残すと好色な表情の母親は、腕に抱く京香のおっぱいを、舌先でチロチロなめ回しながら風呂場を後にした。
夢幻仙様の霊気を纏うと、我輩の体から力が漲ってきた。と同時に自信も沸き上がってきた。いける! これなら、やつを倒せる!
ウッ、ワア~~~!!
白銀の霊気を纏った我輩は、襲い来る触手腕をかわしながら、男の腹部に力いっぱい体当たりした。男は風呂場の隅まで弾き飛ばされる。
「お······のれ、犬のくせに」
再び男の触手腕が襲いかかる。触手の先端に付く男の大きな手が、握り潰そうと我輩の体を掴んだ。しかし、夢幻仙様の霊気を纏った我輩の体を、握り潰すことはできなかった。
「クソッ、霊気が邪魔で握りつぶせない!」
我輩は霊気を膨張させて、まとわりつく触手腕を、振りほどいた。膨圧で触手を細かく千切り飛ばす。千切れた触手の断片は、煙のように実体を失って夜の闇に拡散した。
「こんなくそ犬に、土つけられて堪るかよ!」
我輩は起き上がろうとする男の胸に飛び乗ると、無防備な首筋に噛みついた。
······っ!!
歯応えがあった。噛みきられた肉片が、我輩の口内で蠢いている。だが、直ぐに煙のようになって、牙の間から空気中へ掻き消えてしまった。それと同時に男の体も、霧のように夜の闇へ消えだした。
「······油断した。覚えてろよ、くそ犬。今度、会った時はてめえの首根っこをへし折ってやるからな!!」
闇の中から、男の怨嗟がこだまとなって夜空に反響した。強い憎しみのこもった声は、次第に遠ざかり、秋の夜空に消えていった······
「へッへッへッ、もっと脚を開けよ。クックックッ、いい眺めだぜ❤️」
開いた両脚を、M字にさせて、はっきり見えるであろう性器へと自らの股間を寄せていった。
男の股間からのびる黒い靄を纏った突起が、爛れたように濡れて蠢く京香の性器へ触れる寸前、我輩の牙がそれを捕らえた。
「うわっ、何だ、いったい!?」
男の突起が、音もなく引き千切られた。切り口からは、どす黒い靄が噴水のように溢れだし、蒸発するように夜の中へ消えていった。
突然の出来事で情魔の術が途切れたのか、傍らで淫らに悶えていた京香が、気を失ってバタリと床の上に崩れ落ちた。
淫らな術の余韻がまだ残っているらしく、京香は体を震わせながら腰を振り乱している。止めどなく溢れる愛液は、いまだに漏れ続けている。
「······直君、早く······きて❤️」
我輩は咥えているどす黒い突起を吐き捨てた。それは、床の上でビクビクとのたうちながら、元あった場所へ戻ろうと這い動いた。我輩のキュートな前肢が、それを踏み潰す。
「情魔よ、我輩の主に対して、これ以上好きにはさせぬぞ!!」
「······きっ!さっ!まっーーー! この、クソ犬めが!」
男の腕がゴムのように伸びた。触手のようなのたうつ腕が、我輩を掴み潰そうと襲いかかる。横っ跳びにそれをかわすと、我輩は全力で男に向かって駆け出した。背後から男の触手腕が追ってくる。
「エロよ、おっぱいは無事じゃ。後はお主に任せたぞ。ムッ❤️フッ❤️フッ❤️」
京香は母親の手によって男の魔手から助け出されていた。母親の腕でお姫様抱っこされる京香は、気を失ってグッタリとしている。
「ウフフ、そそるおっぱいじゃわい。早くこの先っちょに吸い付いてみたいのう❤️」
娘の体をなめ回す目つきは、母親とは思えないいやらしさだった。母親は娘の胸や股間に、早く舌を這わせたくて仕方なさそうにしている。
「エロよ、わしの霊気をお前に付けてやる」
母親はさっさと我輩に霊気を注ぐと、京香の体に顔を押し付けて、そこから醸し出されている甘い香りを嗅いだ。
「ウッホッホッ、いい匂いじゃわい。これは堪らん❤️」
次いで母親は、愛液が滴る股間の匂いに酔いしれた。しっかりやれ、と一言残すと好色な表情の母親は、腕に抱く京香のおっぱいを、舌先でチロチロなめ回しながら風呂場を後にした。
夢幻仙様の霊気を纏うと、我輩の体から力が漲ってきた。と同時に自信も沸き上がってきた。いける! これなら、やつを倒せる!
ウッ、ワア~~~!!
白銀の霊気を纏った我輩は、襲い来る触手腕をかわしながら、男の腹部に力いっぱい体当たりした。男は風呂場の隅まで弾き飛ばされる。
「お······のれ、犬のくせに」
再び男の触手腕が襲いかかる。触手の先端に付く男の大きな手が、握り潰そうと我輩の体を掴んだ。しかし、夢幻仙様の霊気を纏った我輩の体を、握り潰すことはできなかった。
「クソッ、霊気が邪魔で握りつぶせない!」
我輩は霊気を膨張させて、まとわりつく触手腕を、振りほどいた。膨圧で触手を細かく千切り飛ばす。千切れた触手の断片は、煙のように実体を失って夜の闇に拡散した。
「こんなくそ犬に、土つけられて堪るかよ!」
我輩は起き上がろうとする男の胸に飛び乗ると、無防備な首筋に噛みついた。
······っ!!
歯応えがあった。噛みきられた肉片が、我輩の口内で蠢いている。だが、直ぐに煙のようになって、牙の間から空気中へ掻き消えてしまった。それと同時に男の体も、霧のように夜の闇へ消えだした。
「······油断した。覚えてろよ、くそ犬。今度、会った時はてめえの首根っこをへし折ってやるからな!!」
闇の中から、男の怨嗟がこだまとなって夜空に反響した。強い憎しみのこもった声は、次第に遠ざかり、秋の夜空に消えていった······
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