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第4章 夢幻との決戦
京香の情事①
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シベリアからの夜風が、庭の植込みを寂しげに揺すっている。下草の茂みでは、秋の虫達が儚げな音色を奏でている。
居間の長椅子に隣り合って座る京香と直くんの耳にも、外の模様がガラス越しに伝わってきた。今夜の街村宅には、京香と直くんの2人しか居ない。
「ねえ、直くん。今日はもう遅いから泊まっていきなよ。お母さんもお父さんも今夜は帰ってこないから、私達2人だけなんだ」
「ああ、メッセージで言ってたよな。今夜は俺もそのつもりだよ」
爽やかな雰囲気の直くんが、京香を引き寄せてその唇にキスをした。触れる程度の軽いキスを、嘴でつつくように何度か重ねたかと思うと、2人は舌を触れ合わせて、互いの舌をなぞったり絡ませたりした。
「······んッーー❤️ 直くん、好き❤️」
「今までなかなか機会がなかったけど、やっと、こうして京香と2人きりでいられる」
直くんの舌が京香の唾液をかき回す。2人の舌を唾液の糸が結んだ。焦点の定まらない京香の潤んだ瞳が、虚空へ飛んでいく。負けじと京香の方も、頬を赤く火照らせながらキスを求めていった。
「······直くん、電気消して❤️」
今夜は満月だった。部屋の明かりを消すと、カーテン越しに青白い月光が射し込んできた。
「ちょっと、暗いな。カーテンを開けるよ」
直くんがカーテンを開けると、リビング全体が月明かりに照らされて、室内がぼんやりと青白く染まった。
京香の髪が、月光を反射してキラキラ輝いている。瞳には満月が映り込み、これまたキラキラ輝いていた。
幻想的な光を浴びる京香の手が、服のボタンを外していく。襟元が開くと、あらわになった白い肌が月光で青白く色づいた。
直くんの手が、その中に忍び込んだ。胸の膨らみをまさぐりながら、柔らかな曲線を描く両肩と鎖骨の窪みを、月明かりの元に晒した。
「あんッ❤️ 直くんの手つき、すごくエッチ······」
「どうしたんだ、京香? 綺麗だよ、京香の胸······ずっと、触れていたいんだ······気持ちいいんだ、京香の胸が」
直くんの舌が、京香の口を塞いだ。粘液が音を立てて京香の舌を疼かせている。月光に照らされる開いた襟元では、忍び込んだ直くんの手によって、服がカサカサ擦れながら蠢いている。
「ああ~ん❤️ 直くんの手つき、すごく慣れてる❤️」
服の中では、直くんの手によって、ブラジャーを引き下ろされてしまったようだ。さらけ出された乳首が、直くんの指でいやらしい目に遭っているらしい。あられもなく立ってしまった乳首が、服に擦れて京香をいたく発情させた。
「直くんのエッチないやらしい手で好きにして❤️」
「京香に触れていたい。ずっと1緒にいたい」
「いいわ、直くんなら······❤️」
音をたてて唇を重ねながら、京香は直くんの背中に腕を回し、刺激に敏感になった胸を押しつけた。
月明かりが、潤んだ京香の瞳を、妖しくも幻想的に輝かせている······
居間の長椅子に隣り合って座る京香と直くんの耳にも、外の模様がガラス越しに伝わってきた。今夜の街村宅には、京香と直くんの2人しか居ない。
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「······んッーー❤️ 直くん、好き❤️」
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直くんの舌が京香の唾液をかき回す。2人の舌を唾液の糸が結んだ。焦点の定まらない京香の潤んだ瞳が、虚空へ飛んでいく。負けじと京香の方も、頬を赤く火照らせながらキスを求めていった。
「······直くん、電気消して❤️」
今夜は満月だった。部屋の明かりを消すと、カーテン越しに青白い月光が射し込んできた。
「ちょっと、暗いな。カーテンを開けるよ」
直くんがカーテンを開けると、リビング全体が月明かりに照らされて、室内がぼんやりと青白く染まった。
京香の髪が、月光を反射してキラキラ輝いている。瞳には満月が映り込み、これまたキラキラ輝いていた。
幻想的な光を浴びる京香の手が、服のボタンを外していく。襟元が開くと、あらわになった白い肌が月光で青白く色づいた。
直くんの手が、その中に忍び込んだ。胸の膨らみをまさぐりながら、柔らかな曲線を描く両肩と鎖骨の窪みを、月明かりの元に晒した。
「あんッ❤️ 直くんの手つき、すごくエッチ······」
「どうしたんだ、京香? 綺麗だよ、京香の胸······ずっと、触れていたいんだ······気持ちいいんだ、京香の胸が」
直くんの舌が、京香の口を塞いだ。粘液が音を立てて京香の舌を疼かせている。月光に照らされる開いた襟元では、忍び込んだ直くんの手によって、服がカサカサ擦れながら蠢いている。
「ああ~ん❤️ 直くんの手つき、すごく慣れてる❤️」
服の中では、直くんの手によって、ブラジャーを引き下ろされてしまったようだ。さらけ出された乳首が、直くんの指でいやらしい目に遭っているらしい。あられもなく立ってしまった乳首が、服に擦れて京香をいたく発情させた。
「直くんのエッチないやらしい手で好きにして❤️」
「京香に触れていたい。ずっと1緒にいたい」
「いいわ、直くんなら······❤️」
音をたてて唇を重ねながら、京香は直くんの背中に腕を回し、刺激に敏感になった胸を押しつけた。
月明かりが、潤んだ京香の瞳を、妖しくも幻想的に輝かせている······
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