54 / 56
エピローグ 聖霊界再び
摩利支の情事
しおりを挟む
御殿の中に入ると、宴はもう始まっているようだった。老若男女の神仙達が座について、霊桃を片手に酒を酌み交わしていた。
霊妙な楽の音色が辺りに満ちている。音が消える時、それは桃の花びらに姿を変じ、床に落ちると芳香となって消え、周囲を甘く包み込んでいた。
我輩はその甘い香りに酔ってしまいそうだった。足どりがフラフラと覚束なくなり、眠気も覚えた。音色の霊力には、聞く者を夢の中へと誘う催眠作用が有るのだろうか。
広間の片隅に妲己ちゃんがいた。隣に座を占めるイケメン神仙と盃を交わしている。かなり出来上がっているらしく、顔を真っ赤にしてイケメン神仙に抱きついていた。
酒とその肴は次々と供されていき、宴はこれから益々たけなわになろうとしていた。酒に興味の無い我輩は、宴の間を通り越して、あの禍々しい波動を放っていた御殿の一角へ歩いていった。
徐々に宴の喧騒が遠ざかっていく。それと同時に、淫らな波動が少しずつ我輩の体に絡みついてきた。桃色の香気も紫がかって汚ならしくなってくる。
淫らな波動の奥から声が届いてくる。遠いので小さな声だが間違いない、その声は夢幻仙様だった。幽閉されているとは言え、瓢箪の中からは出られたようだ。
その合間に、別の声も混じって聞こえてくる。そちらは女性の声のようだった。それも2人いるようだ。何やら、夢幻仙様と話をしているらしかった。
「ウホホ❤️ 前から······言って······ワシ······体じゃって······❤️」
「······あ······夢······責······さいよ······!」
「そ······もう······無し······体······たのよ······」
言い合いでもしているのだろうか? しかし、我輩には意外だったが、夢幻仙様の口調からは怒りの感情らしきものが感じられなかった。我輩はてっきり、夢幻仙様は瓢箪の中へ騙し討ちされて、怒り狂っているものとばかり思っていた。この汚ならしくも淫らな波動は、いつもの夢幻仙様そのものだ。
我輩は奥へ進むにつれて状況が飲み込めてきた。2人の女性は摩利支と瓊霄の娘娘様だった。
摩利支様は淡い桃色の仙女服を、胸もあらわに大きくはだかせて夢幻仙様を喜ばせていた。仙女服からこぼれ落ちる大きな美乳に、夢幻仙様がむしゃぶりついている。
チューー、チュルチュルーー❤️
「うまい、うまいのう❤️ 摩利支の桃乳は止められんわい❤️」
夢幻仙様は摩利支様の乳首から滴った、ネクターと呼ばれる霊乳が大好きだった。この霊乳は仙人の能力を高めてくれる。娘娘様の神気が発情すると、体内で密度と体積を増幅された神気が、出口を求めて立ち上がった乳首から滴り出るのが、桃乳と呼ばれる霊乳である。
この桃乳を求めて、夢幻仙様は摩利支様を発情漬けにしていた。発情させられ続けた摩利支様は、多年にわたって、ずっぷりと性感に漬け込まれて来たため、今では、もう夢幻仙様との淫交無しにはいられない体になっていた。
人間で言えば、まだ20才にも満たない摩利支様だが、その可憐な美少女の外見とは裏腹に、およそ、あらゆる快楽を教え込まれた、極めて淫乱な娘娘様なのだった。
桃色に火照る開いた生脚の間から、服の中へと伸びる夢幻仙様の手が妖しい動きを描いている。
股間を傾斜の鋭いピラミッドに造る夢幻仙様、桃色に色づく熟れた芳香の吐息を口から漏らす摩利支様。
「ウッヒョッヒョッ、摩利支の甘い桃の蜜が滴っとるぞぉ❤️」
桃乳をたっぷり吸ってハイになった夢幻仙様は、桃乳滴る乳首から蕩けた舌を離すと、甘い香りを存分に放つ開いた生脚の間へ、淫楽に狂った顔を突っ込んだ。
ジュルジュルと汚ならしい吸着音が桃の御殿を汚す。間断なく続く際限の無い汚れた快感が、滴る蜜の芳香と甘味をより強くする。
「玉露じゃ! 玉露がトロリとワシの舌の中で溶けていくぞい❤️」
見悶える摩利支様の股間に、夢幻仙様の淫猥な顔がグイグイと食い込んでいく。摩利支様の性器からは、性感に極まると、桃の甘い芳香を放つトロッとした霊液が垂れ出てくる。この霊液はは玉露と呼ばれ、飲むと無限に近い寿命を得ることが出来る。
玉露は非常に貴重な霊液で、娘娘様に出させるのはそう簡単なことではない。娘娘様の性器が欲情すると、甘露と言う霊液が流れ出てくるが、長い年月にわたって性器を疼かせ続けることで、甘露は濃縮されて濃度が高まっていく。
千年以上の長い期間にわたって娘娘様の性器を疼かせ続けると、甘露は極めて高濃度となり、霊液はより安定した状態を求めて相転移を起こす。
この相転移を起こして別の状態になった霊液を玉露と呼び、神々の間でも幻のスケベ液と垂涎されている。
玉露を情婦に垂れさせた者は、英雄視されて神仙の間で羨望の的となり、場合によっては、嫉妬による諍いから刃傷沙汰になったりする。
「夢、夢幻様❤️ 人間の娘なんかに色気を出したら許さないわ······こ、ここに、ずっと閉じ込めて、私達以外の女に手を出せないようにしてやるんだから······❤️」
「ウヒョ~、ならば出せい。ワシの好物を出し続けるのじゃ❤️」
「夢、夢幻様は、私の桃乳と甘露が無しではいられないんだから······❤️ 他の女に手を出したら2度とあげないわ❤️」
聖霊界や人間界の女達にとってもその方がいいだろう。
「この好色な小娘め、すっかり淫乱になりおったのう、ククク❤️」
霊妙な楽の音色が辺りに満ちている。音が消える時、それは桃の花びらに姿を変じ、床に落ちると芳香となって消え、周囲を甘く包み込んでいた。
我輩はその甘い香りに酔ってしまいそうだった。足どりがフラフラと覚束なくなり、眠気も覚えた。音色の霊力には、聞く者を夢の中へと誘う催眠作用が有るのだろうか。
広間の片隅に妲己ちゃんがいた。隣に座を占めるイケメン神仙と盃を交わしている。かなり出来上がっているらしく、顔を真っ赤にしてイケメン神仙に抱きついていた。
酒とその肴は次々と供されていき、宴はこれから益々たけなわになろうとしていた。酒に興味の無い我輩は、宴の間を通り越して、あの禍々しい波動を放っていた御殿の一角へ歩いていった。
徐々に宴の喧騒が遠ざかっていく。それと同時に、淫らな波動が少しずつ我輩の体に絡みついてきた。桃色の香気も紫がかって汚ならしくなってくる。
淫らな波動の奥から声が届いてくる。遠いので小さな声だが間違いない、その声は夢幻仙様だった。幽閉されているとは言え、瓢箪の中からは出られたようだ。
その合間に、別の声も混じって聞こえてくる。そちらは女性の声のようだった。それも2人いるようだ。何やら、夢幻仙様と話をしているらしかった。
「ウホホ❤️ 前から······言って······ワシ······体じゃって······❤️」
「······あ······夢······責······さいよ······!」
「そ······もう······無し······体······たのよ······」
言い合いでもしているのだろうか? しかし、我輩には意外だったが、夢幻仙様の口調からは怒りの感情らしきものが感じられなかった。我輩はてっきり、夢幻仙様は瓢箪の中へ騙し討ちされて、怒り狂っているものとばかり思っていた。この汚ならしくも淫らな波動は、いつもの夢幻仙様そのものだ。
我輩は奥へ進むにつれて状況が飲み込めてきた。2人の女性は摩利支と瓊霄の娘娘様だった。
摩利支様は淡い桃色の仙女服を、胸もあらわに大きくはだかせて夢幻仙様を喜ばせていた。仙女服からこぼれ落ちる大きな美乳に、夢幻仙様がむしゃぶりついている。
チューー、チュルチュルーー❤️
「うまい、うまいのう❤️ 摩利支の桃乳は止められんわい❤️」
夢幻仙様は摩利支様の乳首から滴った、ネクターと呼ばれる霊乳が大好きだった。この霊乳は仙人の能力を高めてくれる。娘娘様の神気が発情すると、体内で密度と体積を増幅された神気が、出口を求めて立ち上がった乳首から滴り出るのが、桃乳と呼ばれる霊乳である。
この桃乳を求めて、夢幻仙様は摩利支様を発情漬けにしていた。発情させられ続けた摩利支様は、多年にわたって、ずっぷりと性感に漬け込まれて来たため、今では、もう夢幻仙様との淫交無しにはいられない体になっていた。
人間で言えば、まだ20才にも満たない摩利支様だが、その可憐な美少女の外見とは裏腹に、およそ、あらゆる快楽を教え込まれた、極めて淫乱な娘娘様なのだった。
桃色に火照る開いた生脚の間から、服の中へと伸びる夢幻仙様の手が妖しい動きを描いている。
股間を傾斜の鋭いピラミッドに造る夢幻仙様、桃色に色づく熟れた芳香の吐息を口から漏らす摩利支様。
「ウッヒョッヒョッ、摩利支の甘い桃の蜜が滴っとるぞぉ❤️」
桃乳をたっぷり吸ってハイになった夢幻仙様は、桃乳滴る乳首から蕩けた舌を離すと、甘い香りを存分に放つ開いた生脚の間へ、淫楽に狂った顔を突っ込んだ。
ジュルジュルと汚ならしい吸着音が桃の御殿を汚す。間断なく続く際限の無い汚れた快感が、滴る蜜の芳香と甘味をより強くする。
「玉露じゃ! 玉露がトロリとワシの舌の中で溶けていくぞい❤️」
見悶える摩利支様の股間に、夢幻仙様の淫猥な顔がグイグイと食い込んでいく。摩利支様の性器からは、性感に極まると、桃の甘い芳香を放つトロッとした霊液が垂れ出てくる。この霊液はは玉露と呼ばれ、飲むと無限に近い寿命を得ることが出来る。
玉露は非常に貴重な霊液で、娘娘様に出させるのはそう簡単なことではない。娘娘様の性器が欲情すると、甘露と言う霊液が流れ出てくるが、長い年月にわたって性器を疼かせ続けることで、甘露は濃縮されて濃度が高まっていく。
千年以上の長い期間にわたって娘娘様の性器を疼かせ続けると、甘露は極めて高濃度となり、霊液はより安定した状態を求めて相転移を起こす。
この相転移を起こして別の状態になった霊液を玉露と呼び、神々の間でも幻のスケベ液と垂涎されている。
玉露を情婦に垂れさせた者は、英雄視されて神仙の間で羨望の的となり、場合によっては、嫉妬による諍いから刃傷沙汰になったりする。
「夢、夢幻様❤️ 人間の娘なんかに色気を出したら許さないわ······こ、ここに、ずっと閉じ込めて、私達以外の女に手を出せないようにしてやるんだから······❤️」
「ウヒョ~、ならば出せい。ワシの好物を出し続けるのじゃ❤️」
「夢、夢幻様は、私の桃乳と甘露が無しではいられないんだから······❤️ 他の女に手を出したら2度とあげないわ❤️」
聖霊界や人間界の女達にとってもその方がいいだろう。
「この好色な小娘め、すっかり淫乱になりおったのう、ククク❤️」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】
絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。
下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。
※全話オリジナル作品です。
女子切腹同好会
しんいち
ホラー
どこにでもいるような平凡な女の子である新瀬有香は、学校説明会で出会った超絶美人生徒会長に憧れて私立の女子高に入学した。そこで彼女を待っていたのは、オゾマシイ運命。彼女も決して正常とは言えない思考に染まってゆき、流されていってしまう…。
はたして、彼女の行き着く先は・・・。
この話は、切腹場面等、流血を含む残酷シーンがあります。御注意ください。
また・・・。登場人物は、だれもかれも皆、イカレテいます。イカレタ者どものイカレタ話です。決して、マネしてはいけません。
マネしてはいけないのですが……。案外、あなたの近くにも、似たような話があるのかも。
世の中には、知らなくて良いコト…知ってはいけないコト…が、存在するのですよ。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
それなりに怖い話。
只野誠
ホラー
これは創作です。
実際に起きた出来事はございません。創作です。事実ではございません。創作です創作です創作です。
本当に、実際に起きた話ではございません。
なので、安心して読むことができます。
オムニバス形式なので、どの章から読んでも問題ありません。
不定期に章を追加していきます。
2025/12/10:『うでどけい』の章を追加。2025/12/17の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/9:『ひかるかお』の章を追加。2025/12/16の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/8:『そうちょう』の章を追加。2025/12/15の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/7:『どろのあしあと』の章を追加。2025/12/14の朝8時頃より公開開始予定。
2025/12/6:『とんねるあんこう』の章を追加。2025/12/13の朝8時頃より公開開始予定。
2025/12/5:『ひとのえ』の章を追加。2025/12/12の朝4時頃より公開開始予定。
2025/12/4:『こうしゅうといれ』の章を追加。2025/12/11の朝4時頃より公開開始予定。
※こちらの作品は、小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで同時に掲載しています。
10秒で読めるちょっと怖い話。
絢郷水沙
ホラー
ほんのりと不条理な『ギャグ』が香るホラーテイスト・ショートショートです。意味怖的要素も含んでおりますので、意味怖好きならぜひ読んでみてください。(毎日昼頃1話更新中!)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる