彼女はまだ本当の恋を知らない

「ヴィンセント・アーガイルは可哀想な男の子」

これは最愛の彼女の認識だ。クラスで虐められて居場所が無く、学校にも姿を現さない。どうにかして支えなければ、なんてきっと都合よく考えてくれている。

ヴィンセントはジュディ・フォレストのことを愛していた。唯一にして最大の障壁は、彼女が自分の担任であること。早く卒業して彼女に伝えたい、と昂る気持ちを胸に卒業式を迎えたヴィンセントの耳に飛び込んで来たのは、ジュディが結婚したという話で……

◆秋頃に書きたい教師x教え子の話の男視点
◇鈍いヒロインが知らぬ間に執着される話
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