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殿下、もう一度
殿下が来た次の日シャーリーとイザベラが遊びに来ていた。
殿下の突然の
『エイミー、僕は君を愛しているんだ。結婚して欲しい』
の言葉にドキドキして寝られなかった。
(でも確かにシルヴィ様は婚約すると言ってたわ。彼女が嘘を吐くわけないし……でも殿下が嘘を吐くとも思えないし…)
クッションを抱きしめて「うーっ」と唸っているとイザベラとシャーリーが呆れた顔でわたしを見ていた。
「シャーリーに聞いたわ。殿下がとうとう告白してきたのね、それもいきなり結婚の申し込みだなんて…かなり焦っているのね」
「焦っている?」
わたしはわからなくて質問をする。
「殿下が今までどんなにアプローチしても全く気が付かないんだもん。殿下も悩んでいたと思うわ」
イザベラが言うとシャーリーがキッパリと言った。
「あら?はっきり好きだと言えばよかったのよ」
「そんなこと言ってもエイミーは絶対断っていたわよ」とイザベラが言った。
わたしは置いてきぼりの会話にボソッと入った。
「あ、あのね、確かにわたし前は殿下に対して友情しか感じていなかったの。でも殿下と離れて……それにシルヴィ様が殿下と結婚するかもしれないと聞いてからは、本当はとっても辛かったの。わたし、殿下のこといつの間にか好きになっていて気づいた時にはすぐ失恋していて……」
なんだか話しながら涙が溢れてきた。
「今更遅いよね、自分の気持ちに気づくの……」
「エイミーは気がついていなかったかもしれないけど、わたし達は気づいていたわ」
イザベラの言葉に顔を上げた。
「え?」
「エイミー、だって殿下といる時はいつもにこにこして嬉しそうだったでしょう?だから男の子達は二人の間に誰も入ってこなかったのよ」
「間に?」
「エイミーってね、思っているよりモテていたのよ、でもね、エイミーが殿下大好き空気を出していたから男の子達は諦めていたのよ。アランとクレインくらいでしょ、普通に絡んできたのは!」
「え、ええー!!わたしが殿下が大好き空気??な、何それ?!」
「鈍感娘にはわかんないわよね、殿下も優しすぎてシルヴィ様に強く出なかったからどんどん話がこんがらがって行くしね」
「エイミー、素直に殿下の気持ちを受け入れなさい。意地を張ってルディア様みたいになるわよ。貴女達親子なんだから変なところ似ていると思うわ」
「確かに、お互い好きなのに意地張っていたら20年後に結婚なんてあり得そうよね」
イザベラとシャーリーが勝手に話を進めていくのでわたしは一人置いてきぼりでいた。
「………わたし、殿下の言葉を信じて良いんだよね?シルヴィ様の言葉をずっと信じていたけどやっぱり信じるのは殿下だよね?」
二人は頷いて「当たり前でしょう」と言ってくれた。
と言っても断ったし今更どうしたら良いのか悩んでいるとシャーリーが笑いながら言った。
「エイミー、図書館にでも行ってきたら?」
「そうね、殿下とエイミーの原点だもん、行ってどうするか悩みなさい」
「そうだね、3ヶ月も行ってなかったから気分転換に行ってくる」
わたしは久しぶりに王宮の図書館へ向かった。
来月からはここで働き始める。わたしが愛してやまない場所。
いつもの席に座り大好きな本を読み始めた。
今はこの世界にもあったらしい「失われた魔術」に関する本を読んでいる。
もう見ることが出来ない魔術。でも、隣国にはまだ魔法を使える人がいると聞く。
いつか外国へ行って会ってみたい魔法使い。
その力はどうやって人の体から発するのか見てみたい、知りたい。
わたしはそんな事を考えながら本を読み耽っていた。
「エイミー、久しぶりだな」
「陛下!お久しぶりです、ご無沙汰していました」
「会えなくて寂しかったよ」
陛下の言葉に嬉しくなって
「わたしも会えて嬉しいです、来月からはこちらでお世話になります、また会える事もありますよね?」
「うん、そうだね」
陛下の顔を見たら何故かホッとして涙が出てきた。
ポロポロ落ちてくる涙を止めようとするのに止まらなくて焦っていると、陛下が頭を撫でてくれながら
「うちの馬鹿息子と姪っ子がエイミーに嫌な思いをさせたね、ごめんね」
と言った。
「違います……わたしが鈍感だったんです。二人が……わたしの気持ちを教えてくれたんです。殿下と離れてやっ……と殿下の大切さに…気づいたしシルヴィ様が……いたから殿下が好きだとわかったんです。わたし…が遅すぎたんです、陛下の顔………見たらどうしてか涙が止まらなくて……ごめんなさい、もうすぐ泣き止みますから……」
「カイルのこと好きなことにやっと気がついたんだね」
「はい……好きでした」
「もう過去形かい?」
「だって…断ってしまったから……」
「僕は今もエイミーのことが好きだよ」
「え、ええ?!」
顔を上げると聞き覚えのある声。
「殿下!え?陛下は?」
わたしは周りをキョロキョロした。
「父上は席を離れたよ、僕が来たからね」
「わたしが居る事どうしてお二人はいつも知っているのですか?」
二人はわたしが居るとよく顔を出してくれていて当たり前になっていたがいつもどうしてわかるのかしら?と思っていた。
「それはね司書官に頼んでエイミーが来ると僕に連絡が来るんだよ。父上もそれを見て自分にも連絡をするように言ってあるんだよ、父上も息抜きにエイミーに会いに来るのが楽しみだったんだよ」
「なるほど。二人がいつも図書館に顔出してくれるからわたしはとても楽しかったです。そこにある当たり前だと思っていたことがどんなに大切だったか気がつきませんでした。殿下昨日はすみませんでした」
わたしは昨日の不敬を謝った。
「違う、僕が君を傷つけたんだ。すまなかった、シルヴィとは従兄妹で仲が良くて妹のように思っていたんだ。だからあの子を甘やかしてしまった。その所為で君を傷つけた、すまなかった」
殿下は頭を下げた。
殿下の突然の
『エイミー、僕は君を愛しているんだ。結婚して欲しい』
の言葉にドキドキして寝られなかった。
(でも確かにシルヴィ様は婚約すると言ってたわ。彼女が嘘を吐くわけないし……でも殿下が嘘を吐くとも思えないし…)
クッションを抱きしめて「うーっ」と唸っているとイザベラとシャーリーが呆れた顔でわたしを見ていた。
「シャーリーに聞いたわ。殿下がとうとう告白してきたのね、それもいきなり結婚の申し込みだなんて…かなり焦っているのね」
「焦っている?」
わたしはわからなくて質問をする。
「殿下が今までどんなにアプローチしても全く気が付かないんだもん。殿下も悩んでいたと思うわ」
イザベラが言うとシャーリーがキッパリと言った。
「あら?はっきり好きだと言えばよかったのよ」
「そんなこと言ってもエイミーは絶対断っていたわよ」とイザベラが言った。
わたしは置いてきぼりの会話にボソッと入った。
「あ、あのね、確かにわたし前は殿下に対して友情しか感じていなかったの。でも殿下と離れて……それにシルヴィ様が殿下と結婚するかもしれないと聞いてからは、本当はとっても辛かったの。わたし、殿下のこといつの間にか好きになっていて気づいた時にはすぐ失恋していて……」
なんだか話しながら涙が溢れてきた。
「今更遅いよね、自分の気持ちに気づくの……」
「エイミーは気がついていなかったかもしれないけど、わたし達は気づいていたわ」
イザベラの言葉に顔を上げた。
「え?」
「エイミー、だって殿下といる時はいつもにこにこして嬉しそうだったでしょう?だから男の子達は二人の間に誰も入ってこなかったのよ」
「間に?」
「エイミーってね、思っているよりモテていたのよ、でもね、エイミーが殿下大好き空気を出していたから男の子達は諦めていたのよ。アランとクレインくらいでしょ、普通に絡んできたのは!」
「え、ええー!!わたしが殿下が大好き空気??な、何それ?!」
「鈍感娘にはわかんないわよね、殿下も優しすぎてシルヴィ様に強く出なかったからどんどん話がこんがらがって行くしね」
「エイミー、素直に殿下の気持ちを受け入れなさい。意地を張ってルディア様みたいになるわよ。貴女達親子なんだから変なところ似ていると思うわ」
「確かに、お互い好きなのに意地張っていたら20年後に結婚なんてあり得そうよね」
イザベラとシャーリーが勝手に話を進めていくのでわたしは一人置いてきぼりでいた。
「………わたし、殿下の言葉を信じて良いんだよね?シルヴィ様の言葉をずっと信じていたけどやっぱり信じるのは殿下だよね?」
二人は頷いて「当たり前でしょう」と言ってくれた。
と言っても断ったし今更どうしたら良いのか悩んでいるとシャーリーが笑いながら言った。
「エイミー、図書館にでも行ってきたら?」
「そうね、殿下とエイミーの原点だもん、行ってどうするか悩みなさい」
「そうだね、3ヶ月も行ってなかったから気分転換に行ってくる」
わたしは久しぶりに王宮の図書館へ向かった。
来月からはここで働き始める。わたしが愛してやまない場所。
いつもの席に座り大好きな本を読み始めた。
今はこの世界にもあったらしい「失われた魔術」に関する本を読んでいる。
もう見ることが出来ない魔術。でも、隣国にはまだ魔法を使える人がいると聞く。
いつか外国へ行って会ってみたい魔法使い。
その力はどうやって人の体から発するのか見てみたい、知りたい。
わたしはそんな事を考えながら本を読み耽っていた。
「エイミー、久しぶりだな」
「陛下!お久しぶりです、ご無沙汰していました」
「会えなくて寂しかったよ」
陛下の言葉に嬉しくなって
「わたしも会えて嬉しいです、来月からはこちらでお世話になります、また会える事もありますよね?」
「うん、そうだね」
陛下の顔を見たら何故かホッとして涙が出てきた。
ポロポロ落ちてくる涙を止めようとするのに止まらなくて焦っていると、陛下が頭を撫でてくれながら
「うちの馬鹿息子と姪っ子がエイミーに嫌な思いをさせたね、ごめんね」
と言った。
「違います……わたしが鈍感だったんです。二人が……わたしの気持ちを教えてくれたんです。殿下と離れてやっ……と殿下の大切さに…気づいたしシルヴィ様が……いたから殿下が好きだとわかったんです。わたし…が遅すぎたんです、陛下の顔………見たらどうしてか涙が止まらなくて……ごめんなさい、もうすぐ泣き止みますから……」
「カイルのこと好きなことにやっと気がついたんだね」
「はい……好きでした」
「もう過去形かい?」
「だって…断ってしまったから……」
「僕は今もエイミーのことが好きだよ」
「え、ええ?!」
顔を上げると聞き覚えのある声。
「殿下!え?陛下は?」
わたしは周りをキョロキョロした。
「父上は席を離れたよ、僕が来たからね」
「わたしが居る事どうしてお二人はいつも知っているのですか?」
二人はわたしが居るとよく顔を出してくれていて当たり前になっていたがいつもどうしてわかるのかしら?と思っていた。
「それはね司書官に頼んでエイミーが来ると僕に連絡が来るんだよ。父上もそれを見て自分にも連絡をするように言ってあるんだよ、父上も息抜きにエイミーに会いに来るのが楽しみだったんだよ」
「なるほど。二人がいつも図書館に顔出してくれるからわたしはとても楽しかったです。そこにある当たり前だと思っていたことがどんなに大切だったか気がつきませんでした。殿下昨日はすみませんでした」
わたしは昨日の不敬を謝った。
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