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リリーって頭の中がお花畑なの⁈
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この対決負けたわ。
と、思っていたらふとさっきの女の子の姿が見えた。
わたしを心配そうにチラチラみていた。
大の大人が泣きそうな顔をして立っているので、母親と二人心配してくれていた。
わたしは、少し気持ちが落ち着いてきた。
女の子に、心配しないで、と微笑んでリリーを見た。
「リリーさん、あなたはどうしてわたしを目の敵にするのですか?アッシュにはっきりと拒絶されましたよね?
そしてわたしと幼馴染だとか、リリーさんと元旦那さんはずっと愛し合っていたのに無理矢理わたしが引き裂いて結婚したんだと言ったみたいですね、それに本当はわたしが浮気をして旦那と離婚した?アッシュは被害者で侯爵家の仕事を辞めさせられた?あなた妄想癖があるんですか?
いつわたしがあなたと幼馴染になったか教えて欲しいです!」
「ふふ、団長さんったら信じてくれたのかしら?あんなカッコいい男性があんたなんかの側にいるから、もったいないでしょう。だからわたしが貰ってあげようと思ったのよ」
「リリーさんって頭がお花畑なんですか?」
「何失礼なこと言ってるの?」
「だって、人のことを貰うとか愛されてもいないのに愛されているとか、作り話しか言ってませんよね?
アッシュは馬鹿だけど、莫迦なんだけど、わたしのことをずっと愛していると言い続けてくれました。その言葉だけは今も信じられます。
だってあなたみたいな女をアッシュが好きになるわけがないもの。わたしが愛したアッシュは馬鹿だけど、莫迦なんだけど、女の趣味だけは良かったんです!」
「な、な、なに?どういう意味よ!」
「いや、だから……わたしを好きになったアッシュは女の趣味だけはとってもよかったんですよ、リリーさんを好きにならなかったアッシュがいい証拠でしょう?」
「わたしが悪いとでも言いたいの?」
「さぁ?アッシュの女を選ぶ目が最高なだけですから!」
「わたしはアッシュに愛されていたわ!」
「愛されていたら、追い返されるはずはありませんよね?」
「あんたなんか浮気されていたくせに!」
「アッシュは馬鹿で、どうしようもなく優しい莫迦ですが、あなたを一度も抱いたことはいと兄が教えてくれました。その言葉だけは信じています。だって幼馴染なんですもん、付き合いだけなら長いですから!」
「あ、あんたねぇ!………」
「お姉ちゃん!もうやめて!」
「え?」
「お姉ちゃん?」
わたしとリリーが振り返ると10歳くらいの男の子ともう少し年上の男の子がリリーを見て涙目になっていた。
「ライ、ベン、どうしてここに?」
「お姉ちゃんが突然いなくなって探していたら、ポールさんがアッシュ兄ちゃんに会いに行ったって聞いてこの街まで来たんだ」
「そしたらあそこにいる大きいおじさんが、お姉ちゃんの居場所を知っているって連れてきてくれたんだ」
その言葉にわたしが振り返ると、団長さんがすまなそうに立っていた。
「ユウナやっぱり心配で、来るなと言われていたけど、来てしまった。
屋敷の者の前でウロウロしていた子たちに声をかけたらリリーさんの弟だと聞いて、悩んだが連れてきてしまった」
「な、な、何勝手なことをするの?」
リリーはかなり怒っていた。
「うちの弟達をこんな所に連れてくるなんて常識を疑うわ」
ーーわたしの方があなたの行動、常識疑うわ!!!
「お姉ちゃん、帰ろう。この人アッシュ兄ちゃんの奥さんだろう?よく話を聞いていたからユウナさんだってすぐにわかったよ」
ーーアッシュ、わたしのこと話していたんだ…
「お姉ちゃんが迷惑をかけてすみません」
下の弟君がわたしに頭を下げた。
「やめて!どうしてベンが謝るのよ!わたしは何も悪いことはしていないわ」
「お姉ちゃん、ユウナさんこそ何もしていないだろう?いい加減に諦めろよ、アッシュ兄ちゃんはお姉ちゃんのことなんとも思ってなかったじゃないか」
「失礼ね、わたしに対して優しかったわ!」
「それはお姉ちゃんがアッシュさんに泣き落とししてたからだろう?やめてって何回も頼んだのに、お姉ちゃんは僕たちが見ていないところでしつこくしてたんだろう?」
「しつこくって!違うわ、いつも優しかったのよ、わたしが泣いていると慰めてくれたわ」
「………アッシュは優しいからね、それを惚れられていると勘違いしたの?」
わたしは溜息を吐いた。
「な、な、何よ!勘違いではないわ、慰めて抱きしめて泣き止むまでそばに居てくれたわ!」
「うん、まぁ、アッシュも勘違いさせたんだもの!アウトだよね、でも、だからってわたしに逆恨みするのはやめて!アッシュとは別れたしもう関係ないの!リリーさんもさっさと他の男と恋愛でもしたら?」
「え?アッシュ兄ちゃんと別れた?」
「あんなにユウナさんを愛していると言ってたのに?」
二人は知らなかったみたい。
「お姉ちゃんがアッシュさんのこと好きで迫ってたのは知ってました。ごめんなさい、何回も止めようとしたんだけど……まさか離婚してしまったなんて…僕たちのせいですね」
上のお兄ちゃんがシュンとして必死で謝ってくれる。
ーーなんか謝られるとわたしが悪いことしたみたいで居た堪れない。
「もう終わったことなの、それよりこのお姉ちゃんをさっさと連れて帰ってくれたらもういいから」
「はあ?何その言い方?あんたのせいでアッシュが居なくなったのよ!だからそこの団長をもらおうと思ったんじゃない!」
ーーいやいや意味わからない
もうどうでもいいから関わらないで欲しい
わたしがうんざりした顔をしていたのがわかったみたいで、弟君達はリリーの両横に行くと、リリーの腕をがっつりと掴んで、
「お姉ちゃん、帰るよ!今なら家に入れてあげる!嫌ならもう二度と家に入れないからね!それから娼館で働くのはもうやめて!真面目に仕事してよ!」
「え?おうちの生活が大変だからではないの?」
「……違います。母は確かに僕たちの生活のために働いてくれていました。今は母は受付の仕事です。姉はただ面白そうで楽にお金が稼げると言って止めたのに働き出したんです」
「だから、辛いとか大変とか絶対ありません!お姉ちゃんは嘘つきなんです!」
ーー弟達にまで嘘つきといわれるなんて……
「酷い!嘘つきではないわ、わたしは男に愛されるべき女なの!」
「お姉ちゃん、いい加減にして!僕たちがどれだけ色んな人に謝ってきたか……もう嫌いになるからね!」
「わたしは、わたしは、アッシュが好きだったの!なのにこんな女を愛しているなんて……許せなかったの!」
ーーいやいや、わたし何もしていないから、わたし被害者だから。
「お騒がせしてすみませんでした。お姉ちゃん、しばらくは外出禁止!わかった?」
リリーは弟達に無理やり引き摺られながら、叫び続けて帰って行った。
団長さんは呆気にとられて呆然としていた。
わたしは、団長さんの肩をポンっと叩いて、
「帰りましょう」と言った。
遠くで迷子になった親子………特に母親はわたしを見て、頭をペコっと下げて帰って行った。
心配して見守っていてくれたみたい。
わたしもとても疲れた。
あのリリーはいったいなんなんだ!
わからない、とにかく、アッシュは馬鹿だから、間違った優しさがリリーを勘違いさせた。
莫迦男だった。
ーーと、わたしは納得することにした。
じゃなきゃ、やってらんないわ。
団長さんはわたしを見てポツリと呟いた。
「ユウナ、すまなかった。俺のせいでリリーさんに嫌なこと言われたな。俺が呼び出されなければよかったのに」
「こちらこそ団長さんを巻き込んでしまってすみませんでした」
わたしは団長さんに頭を下げ謝るしかなかった。
ーーあ~、疲れたぁ
と、思っていたらふとさっきの女の子の姿が見えた。
わたしを心配そうにチラチラみていた。
大の大人が泣きそうな顔をして立っているので、母親と二人心配してくれていた。
わたしは、少し気持ちが落ち着いてきた。
女の子に、心配しないで、と微笑んでリリーを見た。
「リリーさん、あなたはどうしてわたしを目の敵にするのですか?アッシュにはっきりと拒絶されましたよね?
そしてわたしと幼馴染だとか、リリーさんと元旦那さんはずっと愛し合っていたのに無理矢理わたしが引き裂いて結婚したんだと言ったみたいですね、それに本当はわたしが浮気をして旦那と離婚した?アッシュは被害者で侯爵家の仕事を辞めさせられた?あなた妄想癖があるんですか?
いつわたしがあなたと幼馴染になったか教えて欲しいです!」
「ふふ、団長さんったら信じてくれたのかしら?あんなカッコいい男性があんたなんかの側にいるから、もったいないでしょう。だからわたしが貰ってあげようと思ったのよ」
「リリーさんって頭がお花畑なんですか?」
「何失礼なこと言ってるの?」
「だって、人のことを貰うとか愛されてもいないのに愛されているとか、作り話しか言ってませんよね?
アッシュは馬鹿だけど、莫迦なんだけど、わたしのことをずっと愛していると言い続けてくれました。その言葉だけは今も信じられます。
だってあなたみたいな女をアッシュが好きになるわけがないもの。わたしが愛したアッシュは馬鹿だけど、莫迦なんだけど、女の趣味だけは良かったんです!」
「な、な、なに?どういう意味よ!」
「いや、だから……わたしを好きになったアッシュは女の趣味だけはとってもよかったんですよ、リリーさんを好きにならなかったアッシュがいい証拠でしょう?」
「わたしが悪いとでも言いたいの?」
「さぁ?アッシュの女を選ぶ目が最高なだけですから!」
「わたしはアッシュに愛されていたわ!」
「愛されていたら、追い返されるはずはありませんよね?」
「あんたなんか浮気されていたくせに!」
「アッシュは馬鹿で、どうしようもなく優しい莫迦ですが、あなたを一度も抱いたことはいと兄が教えてくれました。その言葉だけは信じています。だって幼馴染なんですもん、付き合いだけなら長いですから!」
「あ、あんたねぇ!………」
「お姉ちゃん!もうやめて!」
「え?」
「お姉ちゃん?」
わたしとリリーが振り返ると10歳くらいの男の子ともう少し年上の男の子がリリーを見て涙目になっていた。
「ライ、ベン、どうしてここに?」
「お姉ちゃんが突然いなくなって探していたら、ポールさんがアッシュ兄ちゃんに会いに行ったって聞いてこの街まで来たんだ」
「そしたらあそこにいる大きいおじさんが、お姉ちゃんの居場所を知っているって連れてきてくれたんだ」
その言葉にわたしが振り返ると、団長さんがすまなそうに立っていた。
「ユウナやっぱり心配で、来るなと言われていたけど、来てしまった。
屋敷の者の前でウロウロしていた子たちに声をかけたらリリーさんの弟だと聞いて、悩んだが連れてきてしまった」
「な、な、何勝手なことをするの?」
リリーはかなり怒っていた。
「うちの弟達をこんな所に連れてくるなんて常識を疑うわ」
ーーわたしの方があなたの行動、常識疑うわ!!!
「お姉ちゃん、帰ろう。この人アッシュ兄ちゃんの奥さんだろう?よく話を聞いていたからユウナさんだってすぐにわかったよ」
ーーアッシュ、わたしのこと話していたんだ…
「お姉ちゃんが迷惑をかけてすみません」
下の弟君がわたしに頭を下げた。
「やめて!どうしてベンが謝るのよ!わたしは何も悪いことはしていないわ」
「お姉ちゃん、ユウナさんこそ何もしていないだろう?いい加減に諦めろよ、アッシュ兄ちゃんはお姉ちゃんのことなんとも思ってなかったじゃないか」
「失礼ね、わたしに対して優しかったわ!」
「それはお姉ちゃんがアッシュさんに泣き落とししてたからだろう?やめてって何回も頼んだのに、お姉ちゃんは僕たちが見ていないところでしつこくしてたんだろう?」
「しつこくって!違うわ、いつも優しかったのよ、わたしが泣いていると慰めてくれたわ」
「………アッシュは優しいからね、それを惚れられていると勘違いしたの?」
わたしは溜息を吐いた。
「な、な、何よ!勘違いではないわ、慰めて抱きしめて泣き止むまでそばに居てくれたわ!」
「うん、まぁ、アッシュも勘違いさせたんだもの!アウトだよね、でも、だからってわたしに逆恨みするのはやめて!アッシュとは別れたしもう関係ないの!リリーさんもさっさと他の男と恋愛でもしたら?」
「え?アッシュ兄ちゃんと別れた?」
「あんなにユウナさんを愛していると言ってたのに?」
二人は知らなかったみたい。
「お姉ちゃんがアッシュさんのこと好きで迫ってたのは知ってました。ごめんなさい、何回も止めようとしたんだけど……まさか離婚してしまったなんて…僕たちのせいですね」
上のお兄ちゃんがシュンとして必死で謝ってくれる。
ーーなんか謝られるとわたしが悪いことしたみたいで居た堪れない。
「もう終わったことなの、それよりこのお姉ちゃんをさっさと連れて帰ってくれたらもういいから」
「はあ?何その言い方?あんたのせいでアッシュが居なくなったのよ!だからそこの団長をもらおうと思ったんじゃない!」
ーーいやいや意味わからない
もうどうでもいいから関わらないで欲しい
わたしがうんざりした顔をしていたのがわかったみたいで、弟君達はリリーの両横に行くと、リリーの腕をがっつりと掴んで、
「お姉ちゃん、帰るよ!今なら家に入れてあげる!嫌ならもう二度と家に入れないからね!それから娼館で働くのはもうやめて!真面目に仕事してよ!」
「え?おうちの生活が大変だからではないの?」
「……違います。母は確かに僕たちの生活のために働いてくれていました。今は母は受付の仕事です。姉はただ面白そうで楽にお金が稼げると言って止めたのに働き出したんです」
「だから、辛いとか大変とか絶対ありません!お姉ちゃんは嘘つきなんです!」
ーー弟達にまで嘘つきといわれるなんて……
「酷い!嘘つきではないわ、わたしは男に愛されるべき女なの!」
「お姉ちゃん、いい加減にして!僕たちがどれだけ色んな人に謝ってきたか……もう嫌いになるからね!」
「わたしは、わたしは、アッシュが好きだったの!なのにこんな女を愛しているなんて……許せなかったの!」
ーーいやいや、わたし何もしていないから、わたし被害者だから。
「お騒がせしてすみませんでした。お姉ちゃん、しばらくは外出禁止!わかった?」
リリーは弟達に無理やり引き摺られながら、叫び続けて帰って行った。
団長さんは呆気にとられて呆然としていた。
わたしは、団長さんの肩をポンっと叩いて、
「帰りましょう」と言った。
遠くで迷子になった親子………特に母親はわたしを見て、頭をペコっと下げて帰って行った。
心配して見守っていてくれたみたい。
わたしもとても疲れた。
あのリリーはいったいなんなんだ!
わからない、とにかく、アッシュは馬鹿だから、間違った優しさがリリーを勘違いさせた。
莫迦男だった。
ーーと、わたしは納得することにした。
じゃなきゃ、やってらんないわ。
団長さんはわたしを見てポツリと呟いた。
「ユウナ、すまなかった。俺のせいでリリーさんに嫌なこと言われたな。俺が呼び出されなければよかったのに」
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