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序章 英国フォルティア学院
俺にちょうだい…?あんたの居場所を
しおりを挟む誰も知らない… ある日目覚めた俺の能力。
俺はある日気づいた。自身の声が相手を魅惑するフェロモンのようなモノを出していることに。
掛かった人は俺の思うがまま‥
そう、それは暗示に掛かりやすい相手を選び、声で魅惑し、暗示にかけることができる… 俺の素晴らしい超能力。
だけど、この能力の欠点は暗示に掛かりにくい人には効かないこと-
あの昴って奴は暗示に掛かりにくいのか、何度試しても、無意味だった‥。
クリフェイド…
俺が標的にした理由は単純な理由。
パーティーに出席したあの日、アイツを初めて見た。
初めて見たアイツは女共にも興味はなく、パーティー自体にも興味がない。あるのは‥
デザートだけ。
そして、付き纏ってくる父親と兄を鬱陶しげにしていたアイツを見たとき――‥
そんな誰からも愛されるクリフェイドの居場所を奪おうと思った。
そう――‥
その居心地よさそうな家族を…
何もかも奪って
クリフェイドに…
アイツに成り代わるために--
だから、俺は演技していた。生徒会から好かれそうなキャラで…
だから、
俺にちょうだい…?
あんたの幸せを
――‥ 居場所を、ね…?
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