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自由時間が増えました
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ディルジアが第1王子と共に、隣国へ視察に行くと告げられてから、数日が経った。
私は今、増えた自由時間を使って新たな趣味に勤しんでいた。
(ディルジアと会う約束がないから、本当に楽。それにこれ、とっても美味しい。次は何を作ろうかな?)
私の新たな趣味、それは『お菓子作り』だ。
前世でもよく作っていたのだが、その味が恋しくなった。
そしてメイドに材料を買ってきてもらい、作っているという訳だ。
少しずつ名前が違ったので、同じものが出来るか心配だったが、問題は無かった。
そして私がお菓子作りを始めると、メイド達は、
「きっと、ディルジア殿下にお渡しする為に練習なされているんだわ!」
「そうね!私達はしっかりお手伝いしないと!」
「やり過ぎるのは良くないわね。とりあえず、頼まれたらにしましょう。」
「「えぇ!」」
と盛り上がっていた。
(ディルジアにあげるつもりなんて無いけれどね。あげるとしたら、友人である3人だけ。誤解されては嫌だし。)
お菓子を渡し、自分が好意を持っていると誤解さたくはなかった。
それに、自分が食べたいだけなのだ。
(美味しいものは独り占め!まぁ自分で作ったものだから、何とも言えないけど。)
そう思っているヴァリフィアだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
侍女であるイルナは、ヴァリフィアがディルジアの為に作っていない事をわかっていた。
(お嬢様は、殿下にお渡しする事はないでしょうね。他の使用人達は張り切っているようですが……。)
訂正するのも面倒なので、イルナは使用人達の誤解をそのまま放置する事にした---
私は今、増えた自由時間を使って新たな趣味に勤しんでいた。
(ディルジアと会う約束がないから、本当に楽。それにこれ、とっても美味しい。次は何を作ろうかな?)
私の新たな趣味、それは『お菓子作り』だ。
前世でもよく作っていたのだが、その味が恋しくなった。
そしてメイドに材料を買ってきてもらい、作っているという訳だ。
少しずつ名前が違ったので、同じものが出来るか心配だったが、問題は無かった。
そして私がお菓子作りを始めると、メイド達は、
「きっと、ディルジア殿下にお渡しする為に練習なされているんだわ!」
「そうね!私達はしっかりお手伝いしないと!」
「やり過ぎるのは良くないわね。とりあえず、頼まれたらにしましょう。」
「「えぇ!」」
と盛り上がっていた。
(ディルジアにあげるつもりなんて無いけれどね。あげるとしたら、友人である3人だけ。誤解されては嫌だし。)
お菓子を渡し、自分が好意を持っていると誤解さたくはなかった。
それに、自分が食べたいだけなのだ。
(美味しいものは独り占め!まぁ自分で作ったものだから、何とも言えないけど。)
そう思っているヴァリフィアだった。
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侍女であるイルナは、ヴァリフィアがディルジアの為に作っていない事をわかっていた。
(お嬢様は、殿下にお渡しする事はないでしょうね。他の使用人達は張り切っているようですが……。)
訂正するのも面倒なので、イルナは使用人達の誤解をそのまま放置する事にした---
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