アキとフユとママン

パリで生まれてパリで育った18歳の日本人と友達と、母親の物語。
北鳴音は18歳の大学生。母親は日本人の女優來田水海で、鳴音が8歳の時に、日本人画家の夫と離婚して、ひとり日本に帰った。
その母親が10年ぶりに会いたいと言ってきた。
鳴音には中川ケビンという顔かたちも、環境もよく似ている友達がいる。
「母親が自分が息子だとわかるまでは、自分からは名乗りたくない」と鳴音は言う。
ケビンはそのことを理解し、ふたりは指定されたかカフェに向かう。
はたして、母親はどちらが息子かわかるのだろうか。

登場人物
北鳴音(きたなると) 18歳、パリに住む大学生
中川ケビン      18歳、鳴音の友人

來田水海(らいたみず) 鳴音の母、女優
シルビー 鳴音のガールフレンド、バレリーナの卵

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