トキノナガレ

トキノナガレ

天才ダンサーの話を書いています。
2
ふたりのダンサーの物語。 どちらも「薔薇の精」を踊ったことがある。 ひとりは天才ダンサーと呼ばれたニジンスキーで、もうひとりは舞の神と言われたリファールで、後にオペラ座の主席ダンサーや監督になり、「舞いの神」と呼ばれた。 ニジンスキーがバレエ・リゥスの花形ダンサーだったのはわずかわずか3年間、 その後発狂し、誰とも口をきくこともなく、スイスの精神病院に幽閉されていると言われていた。 リファールにニジンスキーより15歳年下。リファールはニジンスキーと同じウクライナ・キエフの生まれで、この先輩を深く慕っていた。 あるクリスマスの日、リファールはニジンスキーに会いにいくことになる。 パリのアパートにいたニジンスキーは、完全に狂っていたわけではなかった。 リファールは、キリルという助手とともに、敬慕するニジンスキーが発狂した理由を調べていく。そして、手を差し伸べる。 リファールはニジンスキーとともに舞台に立ちたいと計画し、ニジンスキーもそう願うようになる。しかし、・・・ これはリファール(ぼく)が語るニジンスキーの生涯、 キリルの悲恋、リファール自身の恋。
24h.ポイント 142pt
小説 8,439 位 / 184,192件 ライト文芸 246 位 / 7,455件
文字数 137,776 最終更新日 2024.04.28 登録日 2024.04.01
パリで生まれてパリで育った18歳の日本人と友達と、母親の物語。 北鳴音は18歳の大学生。母親は日本人の女優來田水海で、鳴音が8歳の時に、日本人画家の夫と離婚して、ひとり日本に帰った。 その母親が10年ぶりに会いたいと言ってきた。 鳴音には中川ケビンという顔かたちも、環境もよく似ている友達がいる。 「母親が自分が息子だとわかるまでは、自分からは名乗りたくない」と鳴音は言う。 ケビンはそのことを理解し、ふたりは指定されたかカフェに向かう。 はたして、母親はどちらが息子かわかるのだろうか。 登場人物 北鳴音(きたなると) 18歳、パリに住む大学生 中川ケビン      18歳、鳴音の友人 來田水海(らいたみず) 鳴音の母、女優 シルビー 鳴音のガールフレンド、バレリーナの卵
24h.ポイント 56pt
小説 15,374 位 / 184,192件 ライト文芸 333 位 / 7,455件
文字数 7,109 最終更新日 2024.04.13 登録日 2024.04.09
2