子連れの界渡り

みき

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生命の女神〜リレイア〜

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ミ「そんなに畏まらなくていいよ。歳もあたしとそう変わらないだろ?」



ミーナさんは確かに大人びて見えるが、それでも20代半ばぐらいにしか見えない。


由「あの、ミーナさんはおいくつなんですか?」

ミ「あたし?あたしは248歳だよ。」


・・・・


由「はい?今何歳って言いました?」


ミ「??248歳。オリヴィア祭の次の日が私の誕生日だからその日が来れば249歳になるよ。」


由「はぁ・・・」

聞き間違いじゃなさそうね。
248歳なんて御長寿番組のテレビでも見たことも聞いたこともない。


・・・冗談かしら?





ミ「ユキはいくつなの?」


由「わ、私は・・その・・・39歳です。」


ロ「なにっ!?」
ミ「えっ!?」


ビクッ!


ミーナさんだけでなく、ロルフさんまでも驚きの声をあげた。


ミ「39歳って・・・ユキったら冗談キツイんだからぁ。」

あははとミーナさんは笑う。


由「あの、本当に39歳です。」


ミ「だから冗談でしょ?39歳っていったらまだ子供じゃない。」




えっ?
これはいったいどういうことだろう?
困り果てミーナさんの隣を見ると、拳を顎に当て考え混んでいるロルフさんがいた。


ロルフさん助けて。
どういうこと?


と心の中でロルフさんに助けを求める。



ロルフさんが考え混んでいる間もミーナさんからの詰問は続いている。
「本当はいくつ?」「子供がいるってことは成人してるってことよね?」「見た目は250歳前後ってところよねぇ」「お肌綺麗ね。何か特別な手入れでも?」「この子もすっごく可愛い!」


最後らへんは歳とは全く関係ないことまで聞いてきて、しまいには娘の頬を指先でムニッと摘んでくる始末だ。

娘も急なことにミーナさんを見つめたまま固まってしまった。








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