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魔の章 第六節
其ノ四 リリーという少女
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「ここが俺たちの家だ、すごいだろう」
四人が二人の家に到着すると、ルカが嬉しそうに自慢する。
しかし、一度見てしまっている上に中まで上がらせてもらっているのだから、驚きようもない。
フィーネは居心地が悪そうに愛想笑いで返し、アリーシャは特に気にした風もなく佇んでいる。
「すまないな。さっき一度拝見させてもらっている」
「な……家まで来てたのか? どうりで遅いと思った……」
せっかくの自慢が不発に終わったことで、かなり落ち込むルカは、まるで子供のようだ。
「しかし、一つ聞きたいことはあったんだ」
アリーシャがそう言いながら指さしたのは『イリスとルカの家』と書かれた不思議な文字。
ルカもその質問に少し元気を取り戻したようだ。
「あの文字はどうやって書いているんだ? 文字にしては立体感があるし、見た目も不思議な印象を受けるのだが」
ルカは「ああ」と納得しつつ答えようとしたが、イリスが首を傾げながらも、ルカよりも早く答えていた。
「これは魔法。見たことない?」
「まほう……? すまない、聞いたこともない技術だ」
「そう、珍しい」
イリスが虚空を見つめながら空中に指を立てる。
少しすると、その指先に光の粒子が徐々に集まっていき、大きな灯りを創り出した。
「これは、空間の魔法。光魔の楔」
イリスがそのまま指を動かすと、指先に灯った光はそのままついていき、描いた空間に残像のように光を残していく。
その光の残像で文字を書くように指を動かし『光魔の楔』と書き上げ、指を止めた。
「すごい……」
「なかなか珍しい技術だ。是非学びたいものだな」
二人の感想に、イリスがわずかだが、笑みを浮かべる。
「楔は、その魔法を消すしか、取り除く方法がない。私の意思で消すか、私以上の使い手の解除魔法。その文字、引っ張ってみて」
「これ、持てるの……?」
フィーネが『光』と書かれた文字に触れると驚く。
「暖かい……」
そう言いながら、握る手に力を込め、地面に踏み込みながら、文字を引っ張りだした。
しかし、一切動く気配はない。フィーネの力でも一切動かない、というのは凄いことだろう。
しかし、これは……これが正しい用途なのか、疑問の余地がある。
「確かに素晴らしいものだな。しかし、この魔法とやら、文字を書く以外にも色々と使い道がありそうだが……」
「むしろ、本来は拘束魔法の一種なんだよ。イリスの使い方が例外」
ルカが呆れた風に呟くと、イリスがルカに荒々しく近づく。
「これが正しい。そのおかげで私たちの家は無事でいられる」
「そりゃそうだが……それはどっちかというとお前の魔法のおかげだろう」
イリスとルカで大分温度差があるようだ。
「魔法というのはいくつも種類があるのか?」
「魔法は無限。みんなの想像の数だけ」
アリーシャの問いに、食い気味に答えるイリスはとても嬉しそうだ。魔法のことがよほど好きなのだろう。
「まあ、とりあえず中に入ろう」
ルカが催促すると、イリスが指を回す。すると、先ほどの文字が完全に消えた。
フィーネが驚き、アリーシャは興味深く観察していた。
その後、四人が扉に近づくと、家の扉が一人でに開き、四人とも驚く。
「ほう、魔法はそんなこともできるのか。便利なものだな」
「この程度なら簡単だけど、私は何もやってない」
「じゃあ、あれはなん──」
「イリス──おねぇさまー! お久しぶりでぇーす!」
そう叫びながら、一人の少女が家の中から飛び出してくる。
腰まで伸ばされた黄色の髪が、光の加減で輝いており、綺麗な空色の瞳はまっすぐとイリス一人を捉えている。
身長はアリーシャと同じくらいで、洒落た衣装に身を包む彼女の雰囲気は陽気な女神と言った所だろう。
少なくともイリスの妹には見えない。
「リリー? いつきたの。さっきはいなかった」
リリーと呼ばれた少女が、無理やりくっつこうとするのを引き離すようにしながら、イリスが問いかける。
「ついさっきですっ。隠れてたとでも思いました? 残念です。……私がお姉様の姿をみて黙っていられるわけないじゃないですか!」
口調は早く、イリスの反撃を許さないと言いたげに話し続ける。
しかし、リリーということはアリーシャの着る衣装を持ち出した、張本人ということになるのだろうか? なるほど、彼女なら好きそうな衣装だろう。
「そんなの知らない。来るなんて聞いてない」
「お姉様を驚かせようとして黙って来ちゃったんですぅ! ダメでした? ダメと言われてもきちゃいましたよ!」
イリスがいくら嫌そうにしても、その勢いは変わらない。嫌がる飼い猫に、それでもくっつこうとする飼い主のようだ。
「……もういい。とりあえず中に入る」
「久しぶりに会えたというのにお姉様ー、ちょっとつれなさすぎますよぉ。まあ、そんなお姉様も最高ぉ、ですけど!」
だらしない口調であるのは間違いないのだが、彼女の場合外見のせいか、妖艶さを感じさせる。
「リリー。また勝手に〝門〟をつかったのか?」
ルカの問いかけに、リリーが睨み返す。
「ルカ! 私がお姉様に会うため、〝門〟を使うことになんの異議があるんですか!」
リリーの発言にルカは頭を抱える。すぐに諦めため息をつくあたり、彼女はいつもこうなのかもしれない。
「……リリーとやら、一ついいか?」
「はい──というかどちらさまですか?」
「ああ、私はアリーシャと言う者だ。出会えてよかった。あなたに是非聞きたいことがあったんだ」
アリーシャは初対面のはずだが、どうしたことだろう。
「聞きたいことって──っ!」
リリーはアリーシャを見て嬉々とした表情を浮かべる。
その横のフィーネを見て、さらににやけている。
「アリーシャさん、それは私がお姉様に贈らせていただいたお召し物ですね!」
アリーシャに抱きつき、フィーネに視線を送る。
「とてもお似合いです! お姉様にと用意したのに、大きさを間違えてしまう不始末……しかし、この日のための失敗だったのかも知れませんね! ──そしてあなた!」
フィーネにも抱きつき、子供のようにはしゃぐ。
「まるでお姉様そのもの! まさかお姉様直々のお召し物とは、恐れ入りますよ! とてもお似合いですし、いつかのお姉様を思い出してしまいます……」
遠くを見つめながら惚けている。一体過去に何があったのだろう。
「今日はお姉様に会えて、こんな素晴らしいお二方にも会えるなんて、なんと素晴らしい日でしょうか。心に強く焼き付けておきましょう!」
リリーが両手を胸に添え、恍惚とした表情になる。
「あなたの意見には概ね同意だ。今の彼女の姿も素晴らしい。そこで、あなたなら彼女に似合う衣装を用意できるのではと……」
「なるほどなるほど! 確かに彼女はとても可愛らしく、お姉様ととても似ていらっしゃいます! 私も是非彼女に似合う衣装を用意できればと思うのですが──」
二人の会話は留まるところを知らず、延々と続いていく。
そして、何故か会話の中心となってしまっているフィーネは、どこか危機感を感じたのだろう。二人から徐々に距離を取り始めている。
いつのまにか、イリスとルカの姿はなく、おそらく家の中に入っていったのだろう。
フィーネも二人から逃げるように家の中に入っていく。
「あ、待ってくださいよー、まだ検討してるんですよぉー」
「せっかちだな、助手くんは」
そのまま話していればいいものを、二人はフィーネについて家の中へと入っていく。
四人が二人の家に到着すると、ルカが嬉しそうに自慢する。
しかし、一度見てしまっている上に中まで上がらせてもらっているのだから、驚きようもない。
フィーネは居心地が悪そうに愛想笑いで返し、アリーシャは特に気にした風もなく佇んでいる。
「すまないな。さっき一度拝見させてもらっている」
「な……家まで来てたのか? どうりで遅いと思った……」
せっかくの自慢が不発に終わったことで、かなり落ち込むルカは、まるで子供のようだ。
「しかし、一つ聞きたいことはあったんだ」
アリーシャがそう言いながら指さしたのは『イリスとルカの家』と書かれた不思議な文字。
ルカもその質問に少し元気を取り戻したようだ。
「あの文字はどうやって書いているんだ? 文字にしては立体感があるし、見た目も不思議な印象を受けるのだが」
ルカは「ああ」と納得しつつ答えようとしたが、イリスが首を傾げながらも、ルカよりも早く答えていた。
「これは魔法。見たことない?」
「まほう……? すまない、聞いたこともない技術だ」
「そう、珍しい」
イリスが虚空を見つめながら空中に指を立てる。
少しすると、その指先に光の粒子が徐々に集まっていき、大きな灯りを創り出した。
「これは、空間の魔法。光魔の楔」
イリスがそのまま指を動かすと、指先に灯った光はそのままついていき、描いた空間に残像のように光を残していく。
その光の残像で文字を書くように指を動かし『光魔の楔』と書き上げ、指を止めた。
「すごい……」
「なかなか珍しい技術だ。是非学びたいものだな」
二人の感想に、イリスがわずかだが、笑みを浮かべる。
「楔は、その魔法を消すしか、取り除く方法がない。私の意思で消すか、私以上の使い手の解除魔法。その文字、引っ張ってみて」
「これ、持てるの……?」
フィーネが『光』と書かれた文字に触れると驚く。
「暖かい……」
そう言いながら、握る手に力を込め、地面に踏み込みながら、文字を引っ張りだした。
しかし、一切動く気配はない。フィーネの力でも一切動かない、というのは凄いことだろう。
しかし、これは……これが正しい用途なのか、疑問の余地がある。
「確かに素晴らしいものだな。しかし、この魔法とやら、文字を書く以外にも色々と使い道がありそうだが……」
「むしろ、本来は拘束魔法の一種なんだよ。イリスの使い方が例外」
ルカが呆れた風に呟くと、イリスがルカに荒々しく近づく。
「これが正しい。そのおかげで私たちの家は無事でいられる」
「そりゃそうだが……それはどっちかというとお前の魔法のおかげだろう」
イリスとルカで大分温度差があるようだ。
「魔法というのはいくつも種類があるのか?」
「魔法は無限。みんなの想像の数だけ」
アリーシャの問いに、食い気味に答えるイリスはとても嬉しそうだ。魔法のことがよほど好きなのだろう。
「まあ、とりあえず中に入ろう」
ルカが催促すると、イリスが指を回す。すると、先ほどの文字が完全に消えた。
フィーネが驚き、アリーシャは興味深く観察していた。
その後、四人が扉に近づくと、家の扉が一人でに開き、四人とも驚く。
「ほう、魔法はそんなこともできるのか。便利なものだな」
「この程度なら簡単だけど、私は何もやってない」
「じゃあ、あれはなん──」
「イリス──おねぇさまー! お久しぶりでぇーす!」
そう叫びながら、一人の少女が家の中から飛び出してくる。
腰まで伸ばされた黄色の髪が、光の加減で輝いており、綺麗な空色の瞳はまっすぐとイリス一人を捉えている。
身長はアリーシャと同じくらいで、洒落た衣装に身を包む彼女の雰囲気は陽気な女神と言った所だろう。
少なくともイリスの妹には見えない。
「リリー? いつきたの。さっきはいなかった」
リリーと呼ばれた少女が、無理やりくっつこうとするのを引き離すようにしながら、イリスが問いかける。
「ついさっきですっ。隠れてたとでも思いました? 残念です。……私がお姉様の姿をみて黙っていられるわけないじゃないですか!」
口調は早く、イリスの反撃を許さないと言いたげに話し続ける。
しかし、リリーということはアリーシャの着る衣装を持ち出した、張本人ということになるのだろうか? なるほど、彼女なら好きそうな衣装だろう。
「そんなの知らない。来るなんて聞いてない」
「お姉様を驚かせようとして黙って来ちゃったんですぅ! ダメでした? ダメと言われてもきちゃいましたよ!」
イリスがいくら嫌そうにしても、その勢いは変わらない。嫌がる飼い猫に、それでもくっつこうとする飼い主のようだ。
「……もういい。とりあえず中に入る」
「久しぶりに会えたというのにお姉様ー、ちょっとつれなさすぎますよぉ。まあ、そんなお姉様も最高ぉ、ですけど!」
だらしない口調であるのは間違いないのだが、彼女の場合外見のせいか、妖艶さを感じさせる。
「リリー。また勝手に〝門〟をつかったのか?」
ルカの問いかけに、リリーが睨み返す。
「ルカ! 私がお姉様に会うため、〝門〟を使うことになんの異議があるんですか!」
リリーの発言にルカは頭を抱える。すぐに諦めため息をつくあたり、彼女はいつもこうなのかもしれない。
「……リリーとやら、一ついいか?」
「はい──というかどちらさまですか?」
「ああ、私はアリーシャと言う者だ。出会えてよかった。あなたに是非聞きたいことがあったんだ」
アリーシャは初対面のはずだが、どうしたことだろう。
「聞きたいことって──っ!」
リリーはアリーシャを見て嬉々とした表情を浮かべる。
その横のフィーネを見て、さらににやけている。
「アリーシャさん、それは私がお姉様に贈らせていただいたお召し物ですね!」
アリーシャに抱きつき、フィーネに視線を送る。
「とてもお似合いです! お姉様にと用意したのに、大きさを間違えてしまう不始末……しかし、この日のための失敗だったのかも知れませんね! ──そしてあなた!」
フィーネにも抱きつき、子供のようにはしゃぐ。
「まるでお姉様そのもの! まさかお姉様直々のお召し物とは、恐れ入りますよ! とてもお似合いですし、いつかのお姉様を思い出してしまいます……」
遠くを見つめながら惚けている。一体過去に何があったのだろう。
「今日はお姉様に会えて、こんな素晴らしいお二方にも会えるなんて、なんと素晴らしい日でしょうか。心に強く焼き付けておきましょう!」
リリーが両手を胸に添え、恍惚とした表情になる。
「あなたの意見には概ね同意だ。今の彼女の姿も素晴らしい。そこで、あなたなら彼女に似合う衣装を用意できるのではと……」
「なるほどなるほど! 確かに彼女はとても可愛らしく、お姉様ととても似ていらっしゃいます! 私も是非彼女に似合う衣装を用意できればと思うのですが──」
二人の会話は留まるところを知らず、延々と続いていく。
そして、何故か会話の中心となってしまっているフィーネは、どこか危機感を感じたのだろう。二人から徐々に距離を取り始めている。
いつのまにか、イリスとルカの姿はなく、おそらく家の中に入っていったのだろう。
フィーネも二人から逃げるように家の中に入っていく。
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