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魔の章 第一節 二ノ段
其ノ五 彼女の望み
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「とりあえず息はあるようだ。良かったな助手くん」
メシアが力なく意識を失ってすぐ、アリーシャが部屋に入ってきた。
彼女も慌ててメシアに近寄り、容態を確認した。とりあえずはまだ息があるようだが、アリーシャの表情を見ても安心できる、という状況ではないだろう。
「メシアさんは……大丈夫なの?」
「……先ほども言ったように、私にも詳しいことがわからないんだ。自分の不甲斐なさにひどく後悔しているところさ」
アリーシャの落ち込む姿というのも、やはり見慣れない。彼女は常に揚々とした態度で微笑んでいるべきだ。
そんな彼女を心配してなのか、フィーネが首を振る。
「アリーは悪くない。メシアさんも病気について分からないって言ってた。多分普通の病気じゃないんだよ」
「…………ありがとう」
フィーネの気持ちを察したのだろう。アリーシャが目を閉じ、小さく感謝する。
フィーネも不安や心配、何もできない自分への悔恨など、あらゆる感情に悩まされている。
少しの沈黙が訪れ、アリーシャが何か決心したように口を開いた。
「……助手くん。一つ、人間が昔から持つ最大の特効薬がある。今の彼女にそれが通用するのかは分からないが、可能性に賭けることはできる」
「人間の特効薬……?」
フィーネの期待の眼差しに、アリーシャが深くため息をつき、言葉を続ける。
「ああ。いわゆる奇跡というやつだ」
アリーシャの言葉の意味を理解できず、フィーネが首を傾げる。
「神頼み、てこと?」
「違う。この状況下で神など、なんの役にも立たない。強いていうのであれば、彼女頼みだ」
アリーシャが否定して、メシアに視線を向ける。
「メシアさん頼み……?」
「昔ながらの人間の特効薬、生きたいという心からの渇望さ」
アリーシャの言葉に、どう反応すればいいのか悩み、フィーネが俯く。やはりアリーシャでも解決できないのかと、彼女の目からまた涙が浮かんでくる。
「すまないな助手くん。それでも、自棄になっているわけではないと、言い訳だけさせてくれ」
項垂れるフィーネに近づき、アリーシャが彼女の頭を抱えるように、腕を回しフィーネの頭を自分に寄せる。
「人間の体というのはそもそも、大抵の病を自分で治せるようにできているんだ。それを確たるものにするためには、信じる心と、生きたいという心からの渇望が必要になる」
嗚咽すら聞こえてくるフィーネの声を聞き、アリーシャが言葉を続ける。
「今彼女が患っているものが、あくまでどこまでいっても病だというのであれば、治せないはずがない」
治せないはずがない。アリーシャのその強い言葉に、フィーネが顔を上げる。
アリーシャの顔をまっすぐと見つめる彼女の大きな瞳は、流した涙の量が分からないほどに赤く腫れている。
「──、フィー、少し私に時間をくれ。君の話を聞いて、その奇跡を起こす手立てが一つだけある。そのための準備をさせてほしい」
アリーシャがフィーネの名前を呼ぶというのは稀なことだろう。それほどに真剣ということか、あるいは他意があるのかは定かではない。
「何をするの?」
「今からすることは簡単なものさ。──私の最も得意とする分野だ」
アリーシャが立ち上がり、いつもの揚々とした笑みを見せる。
その表情を見たフィーネも微笑み、その腫れた目でアリーシャをまっすぐと見つめる。
「アリーらしくなったね。私はメシアさんを見てるから、アリーの思うようにお願いします」
「ふふ……私らしく、か。間違いないな。……さて、メシア。あの部屋を借りるが、文句は言わないでくれよ」
「アリー……?」
返事をするはずのないメシアにアリーシャが声をかける。
意識を失って向こう、苦しむ素振りすら見せなかったメシアの口が、わずかに微笑んだようにみえた。
アリーシャがフィーネと別れ、しばらくの時間が経っていた。
メシアに変化はなく、静かに眠っている。寝息すら聞こえないその姿は、本当に生きているのかすら判断がつかない。
フィーネも、この現状でただアリーシャの作業が終わるのを待つだけというのも、本来であれば耐え難い事だろう。
それでも彼女のメシアを見つめるその目には、先ほどまで無かった輝きが戻っている。
「大丈夫。アリーなら絶対、なんとかしてくれる」
フィーネはこの虚無の時間において、この言葉を何度口にした事だろう。
彼女なりのアリーシャへの信頼なのか、自分に言い聞かせるためなのか、おそらくはフィーネ自身にもわかっていないだろう。
その沈黙の中、家の奥からわずかに足音が聞こえた。
「アリー!」
フィーネは思わず足音のする方へと向かって動き出していた。
「待たせたな助手くん。完成したぞ!」
フィーネが部屋を出たところでアリーシャと遭遇し、アリーシャは彼女を見るなり手に持っていた機械を見せる。
「それ、が……?」
アリーシャの意気盛んな表情とは打って変わり、フィーネの表情は曇っていた。
おそらくは、アリーシャの持ってきた機械の外見のせいだろう。
アリーシャの持つその機械は、丸みを帯びた輪郭に、天井に向く辺には二つの三角の輪郭が──いや、素直に言えば猫の形をしているのだ。
正直、アリーシャのことを信じているフィーネでなければ、ここでアリーシャを殴っていても不思議ではないだろう。
「アリー? ふざけているわけじゃないんだよね……?」
「何を言う助手くん。私が今までにふざけた事などあったか?」
アリーシャの表情は至って真剣であり、フィーネも様子は落ち着かないが、そんなことはわかっている、と言いたげにアリーシャの目を見つめる。
「ない。アリーはいつも本気だから。……そうだね、機械の外見なんて関係ないもんね。可愛いし、そっちの方がやる気出るもんね」
自分に言い聞かせるようにフィーネが言葉を並び立てる。
しかし、そんなフィーネを見るアリーシャは不思議そうにする。
「なにを言っているんだ助手くん。外見と機能は一致してこそだろう? この機械は外見そのままさ。猫の生体反応を察知し、警告する機械だ」
アリーシャの言葉に、フィーネは絶句せざるを得なかった。
メシアが力なく意識を失ってすぐ、アリーシャが部屋に入ってきた。
彼女も慌ててメシアに近寄り、容態を確認した。とりあえずはまだ息があるようだが、アリーシャの表情を見ても安心できる、という状況ではないだろう。
「メシアさんは……大丈夫なの?」
「……先ほども言ったように、私にも詳しいことがわからないんだ。自分の不甲斐なさにひどく後悔しているところさ」
アリーシャの落ち込む姿というのも、やはり見慣れない。彼女は常に揚々とした態度で微笑んでいるべきだ。
そんな彼女を心配してなのか、フィーネが首を振る。
「アリーは悪くない。メシアさんも病気について分からないって言ってた。多分普通の病気じゃないんだよ」
「…………ありがとう」
フィーネの気持ちを察したのだろう。アリーシャが目を閉じ、小さく感謝する。
フィーネも不安や心配、何もできない自分への悔恨など、あらゆる感情に悩まされている。
少しの沈黙が訪れ、アリーシャが何か決心したように口を開いた。
「……助手くん。一つ、人間が昔から持つ最大の特効薬がある。今の彼女にそれが通用するのかは分からないが、可能性に賭けることはできる」
「人間の特効薬……?」
フィーネの期待の眼差しに、アリーシャが深くため息をつき、言葉を続ける。
「ああ。いわゆる奇跡というやつだ」
アリーシャの言葉の意味を理解できず、フィーネが首を傾げる。
「神頼み、てこと?」
「違う。この状況下で神など、なんの役にも立たない。強いていうのであれば、彼女頼みだ」
アリーシャが否定して、メシアに視線を向ける。
「メシアさん頼み……?」
「昔ながらの人間の特効薬、生きたいという心からの渇望さ」
アリーシャの言葉に、どう反応すればいいのか悩み、フィーネが俯く。やはりアリーシャでも解決できないのかと、彼女の目からまた涙が浮かんでくる。
「すまないな助手くん。それでも、自棄になっているわけではないと、言い訳だけさせてくれ」
項垂れるフィーネに近づき、アリーシャが彼女の頭を抱えるように、腕を回しフィーネの頭を自分に寄せる。
「人間の体というのはそもそも、大抵の病を自分で治せるようにできているんだ。それを確たるものにするためには、信じる心と、生きたいという心からの渇望が必要になる」
嗚咽すら聞こえてくるフィーネの声を聞き、アリーシャが言葉を続ける。
「今彼女が患っているものが、あくまでどこまでいっても病だというのであれば、治せないはずがない」
治せないはずがない。アリーシャのその強い言葉に、フィーネが顔を上げる。
アリーシャの顔をまっすぐと見つめる彼女の大きな瞳は、流した涙の量が分からないほどに赤く腫れている。
「──、フィー、少し私に時間をくれ。君の話を聞いて、その奇跡を起こす手立てが一つだけある。そのための準備をさせてほしい」
アリーシャがフィーネの名前を呼ぶというのは稀なことだろう。それほどに真剣ということか、あるいは他意があるのかは定かではない。
「何をするの?」
「今からすることは簡単なものさ。──私の最も得意とする分野だ」
アリーシャが立ち上がり、いつもの揚々とした笑みを見せる。
その表情を見たフィーネも微笑み、その腫れた目でアリーシャをまっすぐと見つめる。
「アリーらしくなったね。私はメシアさんを見てるから、アリーの思うようにお願いします」
「ふふ……私らしく、か。間違いないな。……さて、メシア。あの部屋を借りるが、文句は言わないでくれよ」
「アリー……?」
返事をするはずのないメシアにアリーシャが声をかける。
意識を失って向こう、苦しむ素振りすら見せなかったメシアの口が、わずかに微笑んだようにみえた。
アリーシャがフィーネと別れ、しばらくの時間が経っていた。
メシアに変化はなく、静かに眠っている。寝息すら聞こえないその姿は、本当に生きているのかすら判断がつかない。
フィーネも、この現状でただアリーシャの作業が終わるのを待つだけというのも、本来であれば耐え難い事だろう。
それでも彼女のメシアを見つめるその目には、先ほどまで無かった輝きが戻っている。
「大丈夫。アリーなら絶対、なんとかしてくれる」
フィーネはこの虚無の時間において、この言葉を何度口にした事だろう。
彼女なりのアリーシャへの信頼なのか、自分に言い聞かせるためなのか、おそらくはフィーネ自身にもわかっていないだろう。
その沈黙の中、家の奥からわずかに足音が聞こえた。
「アリー!」
フィーネは思わず足音のする方へと向かって動き出していた。
「待たせたな助手くん。完成したぞ!」
フィーネが部屋を出たところでアリーシャと遭遇し、アリーシャは彼女を見るなり手に持っていた機械を見せる。
「それ、が……?」
アリーシャの意気盛んな表情とは打って変わり、フィーネの表情は曇っていた。
おそらくは、アリーシャの持ってきた機械の外見のせいだろう。
アリーシャの持つその機械は、丸みを帯びた輪郭に、天井に向く辺には二つの三角の輪郭が──いや、素直に言えば猫の形をしているのだ。
正直、アリーシャのことを信じているフィーネでなければ、ここでアリーシャを殴っていても不思議ではないだろう。
「アリー? ふざけているわけじゃないんだよね……?」
「何を言う助手くん。私が今までにふざけた事などあったか?」
アリーシャの表情は至って真剣であり、フィーネも様子は落ち着かないが、そんなことはわかっている、と言いたげにアリーシャの目を見つめる。
「ない。アリーはいつも本気だから。……そうだね、機械の外見なんて関係ないもんね。可愛いし、そっちの方がやる気出るもんね」
自分に言い聞かせるようにフィーネが言葉を並び立てる。
しかし、そんなフィーネを見るアリーシャは不思議そうにする。
「なにを言っているんだ助手くん。外見と機能は一致してこそだろう? この機械は外見そのままさ。猫の生体反応を察知し、警告する機械だ」
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