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魔の章 第一節 二ノ段
其ノ八 追いかけっこ
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「マオ、いないなぁ」
「……なあ、あんたは本当に人間なのか?」
頑として、背負うことを強制してくるフィーネに、どうにも断ることのできなかったエリックが背負われている。
そんな状況下での彼の心境は語るまでもないだろう。……乗らなければよかった、と後悔しているはずだ。
「至って普通の女の子ですが」
何故か機能しなくなってしまった猫型の機械を懐にしまい、現在は高所からの探索に明け暮れている。
二人の出会った周辺にそびえ立っていた煙突の上に掴まって、フィーネが俯瞰していた。
当然、梯子などの道具は、彼女にとって不要の産物であることは言うまでもない。
「普通の女の子はひとっ飛びでこんな高いところまで飛ばない。……こんな所から小さい猫一匹探そうとか考えない」
若干怯えているのか、体を震わせながら抗議するエリックの戯言は、相変わらずフィーネに届いている様子がなかった。
前回アリーシャに人の気持ちを汲め、と説教した割に、自分は人の話を聞くことを覚えないようだ。
「見つけた」
フィーネはそう呟くと、唯一煙突に捕まっていた右手を離し、そのまま落下していく。
「いやまて! 急に、そんな──」
彼女の唐突な行動にエリックが恐怖するが、お構いなしに落下していく。彼がいくら抗議しようとも、速度が速く声にすることができていない。
「今度は絶対捕まえるから」
フィーネの意思表明はエリックにのみ届いたのだろう。彼の表情がさらに青ざめ、口を開こうとしている。
最も、フィーネには伝わるはずもなく、彼が言葉を口にするよりも早く、フィーネは屋根に静かに着地するのと合わせて、さらに横に向かって跳躍した。相変わらずの華麗な身のこなしだ。
しかし、彼女が動けば動くほどに、エリックはついていけなくなる。彼女に背負われる彼の顔は、既に意識を失い掛けているようにも見える。
「やっと見つけたよ、マオ!」
一町ほどの高さの煙突から降り、五町ほどの距離を一瞬で詰める彼女の身体能力は、不動の如く他の追随を許さない。
しかしそれ故に、その背中に背負われたエリックの不憫さは、気の毒と言わざるを得ないだろう。
「な、なあ……なんであんたそんな速く動けるのに、猫一匹捕まえれないんだよ」
「マオはいっつも狭くて通りにくいとこに逃げ込むの。いろんなものが邪魔でうまく動けないし……」
黒猫は会話する二人の様子に振り向き、すぐに走り出す。
そのまま追いかけようとフィーネが腰を屈める。
「おい」
エリックの声に耳を傾け、屈んだ大勢のまま首を彼に向けた。
「なに?」
「もしかして今までもずっと、あいつを見てはまっすぐと追いかけ回してただけなのか?」
「そうだけど?」
エリックの問いに、悪びれることもなく即答する。彼女のその迷いのなさは評価に値するが、あまりにも素直すぎるのは一長一短と言った所だろう。
そんな彼女の言動に頭を抱えるエリックの反応は、至極真っ当な物だと言えよう。
「そりゃ捕まらないさ。猫ってのは賢しいからな。ましてやあれが本物のマオだとしたら尚更だ」
「…………?」
エリックの言葉に、頭の上に疑問符が見えそうなほど、悩ましげな顔をする彼女の仕草はとても愛らしいのだが、エリックの現在の悩みの種であることは火を見るよりも明らかだろう。
「追い込みに待ち伏せ……他にも色々とあると思うが、少し頭を使えば捕まえられるんじゃないのか?」
フィーネはエリックの言葉に、小さく開いたその口を閉じることを忘れている。
そんなフィーネの様子を目前にしたエリックは、心なしか幼子を見るかのように、フィーネへ哀れみの視線を向けた。
「……大丈夫か?」
「だ、だいじょーぶ! なるほどそうか、だから私捕まえれなかったのか」
素直に感心できるのは、やはり彼女の美点だろう。当然、そんな彼女の表情を目の当たりにしているエリックも、緩めたその表情を彼女に見せている。
「でもどうしよう? マオの誘導なんて、私わからないよ?」
相変わらず、黒猫の行動原理や目的が不明瞭で仕方のないことだ。一定の距離を置き、二人の方を向き直ってお座りしている。
「……もうここから一瞬であそこまでいけないのか? ……なんかあんたならいけそうな気がするんだが……」
黒猫の行動に、彼は少々気が立ったのだろうか? 先ほどまでの意見を、根底的に否定するような提案を申し出る。
「別に街が壊れていいなら可能だよ?」
至極当然といった風に話す彼女の足元の、石造りの地面は僅かに音を立てて、かなり薄めにひびが入る。
明らかに纏う雰囲気を変え、まさにエリックを脅迫しているようにすら見えたことだろう。
「……俺が悪かった。普通に追いかけよう」
「わかった」
彼女の言葉にエリックがほっとするのも束の間、フィーネは地面に損害を与えない程度に踏み込み、走り出す。その速度は、先程の落下とさほどの差も感じられない。
これが彼女にとっての普通であり、一般常識で考えればついていける感覚ではないだろう。
「マオ、今度こそ」
黒猫を見つけ、側の家の屋根の上から凝視する。当然、黒猫も彼女の視線に気づき、また近くの路地へと進入していく。
「あ、待って!」
「まてまてまて!」
二人が出会ってから既に何度目かになるやり取りだ。
その都度エリックの静止の勢いが増していくのは、フィーネの事を把握し始めたからなのか、身の危険を感じるているためなのかは定かではない。
「なに! マオ見失っちゃう!」
「それがまずいって言ってるだろう! そのまま路地を追うんじゃなくて、あんたの跳躍力があるならあの路地の上から追え!」
若干苛ついているのか、エリックの発言が少しずつ荒くなっているように感じられる。
最も、当の本人であるはずのフィーネには、彼の心など眼中にはないだろう。
「……なんだかわからないけどわかったよ」
フィーネが渋々彼の指示に従う。その割に表情が安堵に満ちているのは、あるいは虫の巣窟と化している、あの細い路地に入らなくて済むという事実に、喜んでいるのかもしれない。
エリックの指示に従い、屋根伝いに路地の出口まで抜け、下に視線を向けると、黒猫が丁度路地を出てくる様子を確認した。
「あ、マ──」
「叫ぶな叫ぶな」
フィーネの歓喜の声を手で抑え、黒猫を確認すると、後ろを振り返りお座りする様子が窺えた。
「マオ何してるの?」
「あんたが追いかけてこないか見てるんだよ……どういう意図があるのかは知らないがな」
二人が会話を終え、いくらか黒猫の様子を窺ってもその姿に変化は見られない。
「それじゃ、後は一気に捕まえにいくだけだな」
「もう行っていいの?」
「ああ。出来るだけ一瞬でな。そこで捕まえ損ねても、次の路地は少し先だから追いつけるだろう」
エリックの指示を受け、フィーネは屋根の縁に足をかけると、勢いよく黒猫に飛び込んでいく。
その音に反応して二人に向き直った猫は、逃げる様子もなく、そのままお座りを続けている。
「マオ、捕まえたー!」
嬉しそうに叫ぶフィーネの捕縛を受け入れ、黒猫はされるがままに抱きかかえられている。
そんな様子を怪訝そうに見ているエリックのと、黒猫の青い瞳の視線が交わった。
「……なあ、あんたは本当に人間なのか?」
頑として、背負うことを強制してくるフィーネに、どうにも断ることのできなかったエリックが背負われている。
そんな状況下での彼の心境は語るまでもないだろう。……乗らなければよかった、と後悔しているはずだ。
「至って普通の女の子ですが」
何故か機能しなくなってしまった猫型の機械を懐にしまい、現在は高所からの探索に明け暮れている。
二人の出会った周辺にそびえ立っていた煙突の上に掴まって、フィーネが俯瞰していた。
当然、梯子などの道具は、彼女にとって不要の産物であることは言うまでもない。
「普通の女の子はひとっ飛びでこんな高いところまで飛ばない。……こんな所から小さい猫一匹探そうとか考えない」
若干怯えているのか、体を震わせながら抗議するエリックの戯言は、相変わらずフィーネに届いている様子がなかった。
前回アリーシャに人の気持ちを汲め、と説教した割に、自分は人の話を聞くことを覚えないようだ。
「見つけた」
フィーネはそう呟くと、唯一煙突に捕まっていた右手を離し、そのまま落下していく。
「いやまて! 急に、そんな──」
彼女の唐突な行動にエリックが恐怖するが、お構いなしに落下していく。彼がいくら抗議しようとも、速度が速く声にすることができていない。
「今度は絶対捕まえるから」
フィーネの意思表明はエリックにのみ届いたのだろう。彼の表情がさらに青ざめ、口を開こうとしている。
最も、フィーネには伝わるはずもなく、彼が言葉を口にするよりも早く、フィーネは屋根に静かに着地するのと合わせて、さらに横に向かって跳躍した。相変わらずの華麗な身のこなしだ。
しかし、彼女が動けば動くほどに、エリックはついていけなくなる。彼女に背負われる彼の顔は、既に意識を失い掛けているようにも見える。
「やっと見つけたよ、マオ!」
一町ほどの高さの煙突から降り、五町ほどの距離を一瞬で詰める彼女の身体能力は、不動の如く他の追随を許さない。
しかしそれ故に、その背中に背負われたエリックの不憫さは、気の毒と言わざるを得ないだろう。
「な、なあ……なんであんたそんな速く動けるのに、猫一匹捕まえれないんだよ」
「マオはいっつも狭くて通りにくいとこに逃げ込むの。いろんなものが邪魔でうまく動けないし……」
黒猫は会話する二人の様子に振り向き、すぐに走り出す。
そのまま追いかけようとフィーネが腰を屈める。
「おい」
エリックの声に耳を傾け、屈んだ大勢のまま首を彼に向けた。
「なに?」
「もしかして今までもずっと、あいつを見てはまっすぐと追いかけ回してただけなのか?」
「そうだけど?」
エリックの問いに、悪びれることもなく即答する。彼女のその迷いのなさは評価に値するが、あまりにも素直すぎるのは一長一短と言った所だろう。
そんな彼女の言動に頭を抱えるエリックの反応は、至極真っ当な物だと言えよう。
「そりゃ捕まらないさ。猫ってのは賢しいからな。ましてやあれが本物のマオだとしたら尚更だ」
「…………?」
エリックの言葉に、頭の上に疑問符が見えそうなほど、悩ましげな顔をする彼女の仕草はとても愛らしいのだが、エリックの現在の悩みの種であることは火を見るよりも明らかだろう。
「追い込みに待ち伏せ……他にも色々とあると思うが、少し頭を使えば捕まえられるんじゃないのか?」
フィーネはエリックの言葉に、小さく開いたその口を閉じることを忘れている。
そんなフィーネの様子を目前にしたエリックは、心なしか幼子を見るかのように、フィーネへ哀れみの視線を向けた。
「……大丈夫か?」
「だ、だいじょーぶ! なるほどそうか、だから私捕まえれなかったのか」
素直に感心できるのは、やはり彼女の美点だろう。当然、そんな彼女の表情を目の当たりにしているエリックも、緩めたその表情を彼女に見せている。
「でもどうしよう? マオの誘導なんて、私わからないよ?」
相変わらず、黒猫の行動原理や目的が不明瞭で仕方のないことだ。一定の距離を置き、二人の方を向き直ってお座りしている。
「……もうここから一瞬であそこまでいけないのか? ……なんかあんたならいけそうな気がするんだが……」
黒猫の行動に、彼は少々気が立ったのだろうか? 先ほどまでの意見を、根底的に否定するような提案を申し出る。
「別に街が壊れていいなら可能だよ?」
至極当然といった風に話す彼女の足元の、石造りの地面は僅かに音を立てて、かなり薄めにひびが入る。
明らかに纏う雰囲気を変え、まさにエリックを脅迫しているようにすら見えたことだろう。
「……俺が悪かった。普通に追いかけよう」
「わかった」
彼女の言葉にエリックがほっとするのも束の間、フィーネは地面に損害を与えない程度に踏み込み、走り出す。その速度は、先程の落下とさほどの差も感じられない。
これが彼女にとっての普通であり、一般常識で考えればついていける感覚ではないだろう。
「マオ、今度こそ」
黒猫を見つけ、側の家の屋根の上から凝視する。当然、黒猫も彼女の視線に気づき、また近くの路地へと進入していく。
「あ、待って!」
「まてまてまて!」
二人が出会ってから既に何度目かになるやり取りだ。
その都度エリックの静止の勢いが増していくのは、フィーネの事を把握し始めたからなのか、身の危険を感じるているためなのかは定かではない。
「なに! マオ見失っちゃう!」
「それがまずいって言ってるだろう! そのまま路地を追うんじゃなくて、あんたの跳躍力があるならあの路地の上から追え!」
若干苛ついているのか、エリックの発言が少しずつ荒くなっているように感じられる。
最も、当の本人であるはずのフィーネには、彼の心など眼中にはないだろう。
「……なんだかわからないけどわかったよ」
フィーネが渋々彼の指示に従う。その割に表情が安堵に満ちているのは、あるいは虫の巣窟と化している、あの細い路地に入らなくて済むという事実に、喜んでいるのかもしれない。
エリックの指示に従い、屋根伝いに路地の出口まで抜け、下に視線を向けると、黒猫が丁度路地を出てくる様子を確認した。
「あ、マ──」
「叫ぶな叫ぶな」
フィーネの歓喜の声を手で抑え、黒猫を確認すると、後ろを振り返りお座りする様子が窺えた。
「マオ何してるの?」
「あんたが追いかけてこないか見てるんだよ……どういう意図があるのかは知らないがな」
二人が会話を終え、いくらか黒猫の様子を窺ってもその姿に変化は見られない。
「それじゃ、後は一気に捕まえにいくだけだな」
「もう行っていいの?」
「ああ。出来るだけ一瞬でな。そこで捕まえ損ねても、次の路地は少し先だから追いつけるだろう」
エリックの指示を受け、フィーネは屋根の縁に足をかけると、勢いよく黒猫に飛び込んでいく。
その音に反応して二人に向き直った猫は、逃げる様子もなく、そのままお座りを続けている。
「マオ、捕まえたー!」
嬉しそうに叫ぶフィーネの捕縛を受け入れ、黒猫はされるがままに抱きかかえられている。
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