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真の章 第一節
其ノ二 過去の景色
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「しかし、本当に代わり映えのしない景色だな」
なぜか二人の歩速に合わせて、走ったり止まったりする黒猫に、二人は特別追いかける意欲を失っていた。
ゆっくりと歩きながら、辺りの風景を眺めつつ、新しい発見がないかを探している。
「ずーと変な色の景色に、ふわふわしてる石とか岩とか……」
「あの猫が我々を一体どこに連れて行ってくれるのか、それをひたすらに待ち続ける他ないのだろうな」
他愛もない話を続け、黒猫にただただついていく。どれほど歩いても、景色に大きな変化は感じられない。
「……なんか、少し変わった?」
黒猫に続き、歩き続けることいかほどの時間が経過し、毒々しい極彩色を超えた先は狐色に染まる空間。
「……これは、いたく嬉しい歓迎だな」
二人の目の前に広がる、狐色の景色。肌に触れる熱や感触は、まだ記憶に新しく、しかし懐かしさすら感じさせる風景。
「砂漠……?」
ただひたすらに気味の悪かった空間から一転し、灼熱の砂漠地帯。辺りをいくら見渡しても、確認できるものなどありはしない。
「この肌が焼ける日光の熱量、足裏の感覚さえ失うほどの砂の温度、見渡す限り一点の不純物すら見つからない広大な砂地……」
アリーシャは大きく呼吸し、フィーネに視線を向ける。
「間違いなく、我々の世界移動初の砂漠地帯だろう」
「ここが……。オネちゃんたちは……?」
アリーシャより一歩前に踏み出し、確認でき得る限りの遠望をする。
「……なにもない」
「仮にここが完全に彼女たちの住む砂漠だとして、ここから見渡した程度で集落が見つかるのであれば、我々は遭難などしなかったろう」
「……そだね」
アリーシャの言葉に頷き、二人の感嘆の声に見向きもせず歩き続けている黒猫を追う。
「……暑い……」
「暑いな」
当時と唯一違うことがあるとすれば、二人は現在、おおよそ服を着ているということだろうか。
直接日差しが肌に当たらない分、熱さは控えめだろう。暑さに関しては……どうだろうか?
「…………」
相変わらず、黒猫の動きは二人の歩速に合わせて、加速や減速を繰り返している。
暑い日差しの中、しばらく歩いてきているが、やはり一向になにも見える気配はない。
延々となにもない砂漠を歩き続ける、そんな地獄のようなひと時を、この短い期間の間に二度も経験する、というのは滅多にあることではないだろう。
二人の姿も、疲弊の色に染まり、汗によって肌に張り付く服のせいで、あるいは前回よりも熱を集めてしまっている可能性すらあるだろう。
「……アリーこれ、どこまでいけばいいのかな……」
「見当もつかないな。……しかしこのままでは……」
アリーシャの声色に本来の元気はなく、かなり弱々しくなっている。このまま砂漠を歩き続けたのであれば、あるいは前回の二の舞となるだろう。──いや、あるいは助けがなければ今回の方が危険と言える。
「……どうせこのまま歩いていても、いつか倒れるだけだよ……いっそアリー背負って全力で走れば、マオが捕まえられるし、そうすれば何かあるかもしれない」
「待つんだ助手くん。早計になってはいけない。もう少し待つんだ、あるいは──」
「でもアリー! このまま行っても──」
二人の口論は、意外な展開により妨げられる。
「急に……?」
「……相変わらず興味の尽きない空間だな」
歩いていたわけでもなく、ただ立ち止まっていたはずなのに、二人の立つ空間は広大な砂漠から緑の広がる丘へと変貌していた。
二人の追う黒猫は、相変わらず一定の距離を保って、つかず離れずで歩き続けている。
「ふむ……判断は難しいが、今度はイリス君たちの丘といった所だろうか?」
周囲をどれほど見回しても、ただただ木が立ち並んでいる。これといった特徴のあるものもなく、空を見上げれば、いつもよりもわずかに近く感じられる程度だろう。
「……なんで? また勝手に移動したってこと?」
フィーネの割と冷静な問いに、アリーシャは彼女に向き直ると顎に手を置き、考えながら口を開く。
「移動した、というよりはこの世界そのものが変化した、という方が的確だろう。その理由に関しては全く見当もつかないわけだが」
しかし、これといった情報もなく、未だに二人に提示されているそれは、黒猫の存在とこの空間の風景のみだろう。
「……結局、マオを追いかけるしかないってことなの……」
「まあ、そうなるな」
アリーシャの返答に肩を落としつつも、フィーネが歩き出そうとする。
「待つんだ助手くん。あの高熱の砂漠で汗をかいたろう。せっかくだから着替えて行こうではないか」
そう言いながら、アリーシャが背中に背負う麻袋を床に下ろす。
「……なにそれ、ていうかそんなの持ってたっけ……?」
「何を言う。この空間に入った時から持っていたぞ」
アリーシャの発言にフィーネが記憶を探るが、おそらく思い出せなかったのだろう。考える素振りをやめ、麻袋に近づく。
「メシアの家を出る前、エリックに渡されたものだ。基本的には衣類と一部の必需品が入っている程度だろう」
アリーシャの言葉も聞かず、フィーネは麻袋を漁っている。
「ほとんど服ばっかだね──あ、水筒!」
砂漠で汗をかき、随分と体内の水分を吐き出したことだろう。補給できればだいぶ違うはずだ。
「──中身……」
フィーネの取り出したのは、軽めの金属で作られた水筒。彼女が蓋を開け、逆さまにしたところで何も出ることはなかった。
「エリックさん……」
完全に逆恨みだが、フィーネが恨めしそうに水筒を見ていたが、やがて肩を落として落ち込んだ。
「まあ、我々の移動の際に、水が残るかどうかもわからないからな。あるいは正しい判断だと、私は思うぞ」
アリーシャの言葉にフィーネが渋々頷き、立ち上がる。
「……仕方ないか」
「そうだ。それに、この空間がイリス君らが居た丘であれば、あるいは水分を補給できる場所が見つかるかも知れない」
アリーシャの言葉にフィーネが目を輝かせ、黒猫に体を向ける。
「よし行こう! すぐに見つけよう!」
「まぁ待て」
一刻も早く行きたがるフィーネを制止し、アリーシャは麻袋を漁っていた。
「とりあえず、これほど濡れた服は危険だ。着替えようじゃないか」
その言葉と共にアリーシャは、麻袋から二人分の衣類と布を取り出し、一人分をフィーネに手渡した。
なぜか二人の歩速に合わせて、走ったり止まったりする黒猫に、二人は特別追いかける意欲を失っていた。
ゆっくりと歩きながら、辺りの風景を眺めつつ、新しい発見がないかを探している。
「ずーと変な色の景色に、ふわふわしてる石とか岩とか……」
「あの猫が我々を一体どこに連れて行ってくれるのか、それをひたすらに待ち続ける他ないのだろうな」
他愛もない話を続け、黒猫にただただついていく。どれほど歩いても、景色に大きな変化は感じられない。
「……なんか、少し変わった?」
黒猫に続き、歩き続けることいかほどの時間が経過し、毒々しい極彩色を超えた先は狐色に染まる空間。
「……これは、いたく嬉しい歓迎だな」
二人の目の前に広がる、狐色の景色。肌に触れる熱や感触は、まだ記憶に新しく、しかし懐かしさすら感じさせる風景。
「砂漠……?」
ただひたすらに気味の悪かった空間から一転し、灼熱の砂漠地帯。辺りをいくら見渡しても、確認できるものなどありはしない。
「この肌が焼ける日光の熱量、足裏の感覚さえ失うほどの砂の温度、見渡す限り一点の不純物すら見つからない広大な砂地……」
アリーシャは大きく呼吸し、フィーネに視線を向ける。
「間違いなく、我々の世界移動初の砂漠地帯だろう」
「ここが……。オネちゃんたちは……?」
アリーシャより一歩前に踏み出し、確認でき得る限りの遠望をする。
「……なにもない」
「仮にここが完全に彼女たちの住む砂漠だとして、ここから見渡した程度で集落が見つかるのであれば、我々は遭難などしなかったろう」
「……そだね」
アリーシャの言葉に頷き、二人の感嘆の声に見向きもせず歩き続けている黒猫を追う。
「……暑い……」
「暑いな」
当時と唯一違うことがあるとすれば、二人は現在、おおよそ服を着ているということだろうか。
直接日差しが肌に当たらない分、熱さは控えめだろう。暑さに関しては……どうだろうか?
「…………」
相変わらず、黒猫の動きは二人の歩速に合わせて、加速や減速を繰り返している。
暑い日差しの中、しばらく歩いてきているが、やはり一向になにも見える気配はない。
延々となにもない砂漠を歩き続ける、そんな地獄のようなひと時を、この短い期間の間に二度も経験する、というのは滅多にあることではないだろう。
二人の姿も、疲弊の色に染まり、汗によって肌に張り付く服のせいで、あるいは前回よりも熱を集めてしまっている可能性すらあるだろう。
「……アリーこれ、どこまでいけばいいのかな……」
「見当もつかないな。……しかしこのままでは……」
アリーシャの声色に本来の元気はなく、かなり弱々しくなっている。このまま砂漠を歩き続けたのであれば、あるいは前回の二の舞となるだろう。──いや、あるいは助けがなければ今回の方が危険と言える。
「……どうせこのまま歩いていても、いつか倒れるだけだよ……いっそアリー背負って全力で走れば、マオが捕まえられるし、そうすれば何かあるかもしれない」
「待つんだ助手くん。早計になってはいけない。もう少し待つんだ、あるいは──」
「でもアリー! このまま行っても──」
二人の口論は、意外な展開により妨げられる。
「急に……?」
「……相変わらず興味の尽きない空間だな」
歩いていたわけでもなく、ただ立ち止まっていたはずなのに、二人の立つ空間は広大な砂漠から緑の広がる丘へと変貌していた。
二人の追う黒猫は、相変わらず一定の距離を保って、つかず離れずで歩き続けている。
「ふむ……判断は難しいが、今度はイリス君たちの丘といった所だろうか?」
周囲をどれほど見回しても、ただただ木が立ち並んでいる。これといった特徴のあるものもなく、空を見上げれば、いつもよりもわずかに近く感じられる程度だろう。
「……なんで? また勝手に移動したってこと?」
フィーネの割と冷静な問いに、アリーシャは彼女に向き直ると顎に手を置き、考えながら口を開く。
「移動した、というよりはこの世界そのものが変化した、という方が的確だろう。その理由に関しては全く見当もつかないわけだが」
しかし、これといった情報もなく、未だに二人に提示されているそれは、黒猫の存在とこの空間の風景のみだろう。
「……結局、マオを追いかけるしかないってことなの……」
「まあ、そうなるな」
アリーシャの返答に肩を落としつつも、フィーネが歩き出そうとする。
「待つんだ助手くん。あの高熱の砂漠で汗をかいたろう。せっかくだから着替えて行こうではないか」
そう言いながら、アリーシャが背中に背負う麻袋を床に下ろす。
「……なにそれ、ていうかそんなの持ってたっけ……?」
「何を言う。この空間に入った時から持っていたぞ」
アリーシャの発言にフィーネが記憶を探るが、おそらく思い出せなかったのだろう。考える素振りをやめ、麻袋に近づく。
「メシアの家を出る前、エリックに渡されたものだ。基本的には衣類と一部の必需品が入っている程度だろう」
アリーシャの言葉も聞かず、フィーネは麻袋を漁っている。
「ほとんど服ばっかだね──あ、水筒!」
砂漠で汗をかき、随分と体内の水分を吐き出したことだろう。補給できればだいぶ違うはずだ。
「──中身……」
フィーネの取り出したのは、軽めの金属で作られた水筒。彼女が蓋を開け、逆さまにしたところで何も出ることはなかった。
「エリックさん……」
完全に逆恨みだが、フィーネが恨めしそうに水筒を見ていたが、やがて肩を落として落ち込んだ。
「まあ、我々の移動の際に、水が残るかどうかもわからないからな。あるいは正しい判断だと、私は思うぞ」
アリーシャの言葉にフィーネが渋々頷き、立ち上がる。
「……仕方ないか」
「そうだ。それに、この空間がイリス君らが居た丘であれば、あるいは水分を補給できる場所が見つかるかも知れない」
アリーシャの言葉にフィーネが目を輝かせ、黒猫に体を向ける。
「よし行こう! すぐに見つけよう!」
「まぁ待て」
一刻も早く行きたがるフィーネを制止し、アリーシャは麻袋を漁っていた。
「とりあえず、これほど濡れた服は危険だ。着替えようじゃないか」
その言葉と共にアリーシャは、麻袋から二人分の衣類と布を取り出し、一人分をフィーネに手渡した。
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