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1章 はじまりのパン屋、夕暮れの騎士
2話 売れないパン屋の秘密
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異世界生活二日目の朝は、香ばしい匂いと共に始まった。
私は屋根裏部屋の硬いベッドから跳ね起きた。
ここが自分の部屋ではなく、異世界のパン屋の二階だということを思い出すのに、数秒もかからなかった。なぜなら、胃袋が強烈に「朝ごはんだ!」と主張したから。
「おはようございます、マーサさん!」
急いで着替えて一階の店舗兼厨房へ降りると、すでにマーサさんは釜の前で汗を拭っていた。
「……うるさいね。朝から元気なこった」
「だって、すごくいい匂いがしたから。お手伝いします!」
私は昨日、マーサさんに貸してもらったエプロンを締め、店に出る準備をした。
私の仕事は、店番と掃除、そして雑用全般だ。
元OLとして培った「愛想笑い」と「電話対応の忍耐力」はこの世界では役に立たないかもしれないけれど掃除くらいならできる。
そして、開店時間の朝七時。
私は意気揚々と店の扉の鍵を開けた。
「いらっしゃいませー! 焼きたてですよー!」
……しーん。
一時間経過したけど、誰もこない。
……しーん。
正午になってもこない。
え? これ、どういうこと? こんなにもお客さんってこないもんなの?
……ぐぅ。
「……あの、マーサさん」
「なんだい」
マーサさんはカウンターの奥で黙々と翌日の仕込みをしている。
「お客さん、全然来ませんね」
「平日はこんなもんだよ」
「でも、外には人が歩いてますよ? ここのパン、あんなに美味しいのに」
そう、不思議だった。
朝食にいただいた黒パンのサンドイッチも絶品だった。噛めば噛むほど味わい深いライ麦パンに塩漬けした肉とチーズ。こんなにレベルの高い食事が、なぜ無視されているのか。
私は暇を持て余し、一度店の外に出てみることにした。客観的な視点が必要だと思ったから。
通りを挟んで向かい側に立ち、改めて『………パン屋』を眺めてみる。
「……あ」
私は思わず口元を押さえた。
そこにあったのは、パン屋というより「魔女の隠れ家」。石造りの壁は蔦に覆われていて、ガラス窓は長年のすすと埃で曇って中が全く見えていない。
看板は塗装が剥げて文字が解読不能。
それに重厚すぎる木の扉が固く閉ざされている。
これじゃ中に人がいるのか、そもそも営業しているのかすら分からないのは当然だった。
さらに言えば、中から漂うあの素晴らしい香りは、分厚い扉と汚れた窓に阻まれて、通りまで届いていない。
(これだ……! 入りにくすぎる!)
私は店に戻り、マーサさんに報告した。
「マーサさん! 店の窓、拭いてもいいですか? あと扉を開けっ放しにするストッパーみたいなもの、ありませんか?」
「窓? そんなもん拭いたって味は変わらないよ」
マーサさんは興味なさそうに生地をこね続けている。
「味は変わりませんけど、中が見えないと怖いですよ。私、昨日ここに入ったとき、正直廃墟かと思いましたもん」
「廃墟とは失礼な」
「それに扉を開ければ匂いが外に出て、お客さんを誘ってくれます。うなぎ屋さんの戦法です!」
「ウナギ……?」
怪訝な顔をされたが、私は構わずバケツに水を汲んだ。魔法もスキルもない私だが、「窓拭き」なら誰にも負けない自信はある。
年末の大掃除で、オフィスの窓をひたすら磨かされた記憶が蘇る。あの時は虚無感しかなかったけど、今は違う。
この窓が綺麗になれば、きっと光が入る。
ボロ布を水に浸し、固く絞る。
曇ったガラスをゴシゴシと擦った。一度では落ちない油膜のような汚れも、根気強く二度、三度と拭く。
「よいしょ、よいしょ」
一時間ほど格闘したかも……。
私の額に汗が滲む頃、ガラスは見違えるように透明になった。外の光が店内に差し込み、暗かった床は明るく照らされる。
「わあ……明るい」
今まで薄暗かった店内の空気が一気に入れ替わった気がした。次に、重たい扉を全開にし、レンガを置いて固定する。
すると、どうかな。
厨房から流れてくる焼きたてのパンの香りが風に乗って通りへと流れ出した。
で、その効果はすぐに現れたようで……。
通りを歩いていた数人の町人が、ふと足を止めて鼻をひくつかせたのだ。
「……お? なんかいい匂いがするな」
「ここ、店やってたのか?」
一人の男性が恐る恐る店の中を覗き込んだ。
私は満面の笑みで精一杯の声を張り上げた。
「いらっしゃいませ! 焼きたてのパン、ありますよ!」
男性は少し驚いた顔をしていたけど、明るくなった店内と並べられたパンを見て安心したように中に入ってきた。
「へえ、美味そうだな。これ一つくれ」
「はい! 銅貨三枚になります!」
初めての売上。チャリン、と硬貨が手渡される音がこんなに心地いいなんて。
男性はパンをかじりながら店を出て行き、「うめぇな」と呟くのが聞こえた。
私は振り返り、カウンターの奥にいるマーサさんを見た。彼女は相変わらず無愛想な顔をしていたけど、その手が少しだけ震えているように見えた。
「……窓を拭いたくらいで、騒々しいね」
「ふふ、でも売れましたよ!」
「……たまたまだろ」
そう言いながらも、マーサさんは焼きたての新しいトレイを一番目立つ場所に置き直した。
その背中を見て、私は気づいた。
この店にはもう一つ、大きな問題があった。
それはパンのラインナップだ。並んでいるのは、硬い黒パン、味のない丸パン、巨大な田舎パン。
どれも「食事用」としては一級品だが色味が茶色一色で地味すぎる。
子供や女性が喜びそうな、甘いパンや柔らかいパンが一つもない。
「ねえ、マーサさん。もっと甘いパンとか、柔らかいパンは焼かないんですか?」
私が尋ねると、マーサさんの動きがピタリと止まった。すると、今までで一番低い声で呟いた。
「……チャラチャラした菓子パンなんて、パンじゃない。私は、あの子が好きだったパンしか焼かないんだ」
「あの子?」
問い返そうとした時、再び入り口のベルが鳴った。
カランコロン。
入ってきたのは、扉の鴨居に頭をぶつけそうなくらい背の高い、男の人だった。
全身を黒い革鎧で包み、腰には長剣。銀色の髪は短く刈り込まれ、その瞳は氷のように冷たく鋭かった。
まごうことなき「強そうな人」だ。
というか、怖い。目つきが悪すぎる。
私は一瞬ひるんだ。
だけど、すぐに「店員モード」を発動させた。
「い、いらっしゃいませ……!」
男は私を一瞥もしなかった。
迷いのない足取りでカウンターに向かい、一番硬くて売れ残っていた黒パンを指差した。
「……いつもの」
低くて地を這うような声。
マーサさんは慣れた手つきでパンを包んで渡した。
「あいよ。ジーク、あんたも好きだねえ」
「……ああ」
ジークと呼ばれた彼は、代金を置くと、すぐに踵を返した。
去り際、ほんの一瞬だけ私の方を見た気がする。
氷のような瞳と目が合い、背筋がゾクリとした。
(うわぁ、絶対に関わっちゃいけないタイプの人だ……)
店を出て行く大きな背中を見送りながら、私は安堵の息を吐いた。
私は屋根裏部屋の硬いベッドから跳ね起きた。
ここが自分の部屋ではなく、異世界のパン屋の二階だということを思い出すのに、数秒もかからなかった。なぜなら、胃袋が強烈に「朝ごはんだ!」と主張したから。
「おはようございます、マーサさん!」
急いで着替えて一階の店舗兼厨房へ降りると、すでにマーサさんは釜の前で汗を拭っていた。
「……うるさいね。朝から元気なこった」
「だって、すごくいい匂いがしたから。お手伝いします!」
私は昨日、マーサさんに貸してもらったエプロンを締め、店に出る準備をした。
私の仕事は、店番と掃除、そして雑用全般だ。
元OLとして培った「愛想笑い」と「電話対応の忍耐力」はこの世界では役に立たないかもしれないけれど掃除くらいならできる。
そして、開店時間の朝七時。
私は意気揚々と店の扉の鍵を開けた。
「いらっしゃいませー! 焼きたてですよー!」
……しーん。
一時間経過したけど、誰もこない。
……しーん。
正午になってもこない。
え? これ、どういうこと? こんなにもお客さんってこないもんなの?
……ぐぅ。
「……あの、マーサさん」
「なんだい」
マーサさんはカウンターの奥で黙々と翌日の仕込みをしている。
「お客さん、全然来ませんね」
「平日はこんなもんだよ」
「でも、外には人が歩いてますよ? ここのパン、あんなに美味しいのに」
そう、不思議だった。
朝食にいただいた黒パンのサンドイッチも絶品だった。噛めば噛むほど味わい深いライ麦パンに塩漬けした肉とチーズ。こんなにレベルの高い食事が、なぜ無視されているのか。
私は暇を持て余し、一度店の外に出てみることにした。客観的な視点が必要だと思ったから。
通りを挟んで向かい側に立ち、改めて『………パン屋』を眺めてみる。
「……あ」
私は思わず口元を押さえた。
そこにあったのは、パン屋というより「魔女の隠れ家」。石造りの壁は蔦に覆われていて、ガラス窓は長年のすすと埃で曇って中が全く見えていない。
看板は塗装が剥げて文字が解読不能。
それに重厚すぎる木の扉が固く閉ざされている。
これじゃ中に人がいるのか、そもそも営業しているのかすら分からないのは当然だった。
さらに言えば、中から漂うあの素晴らしい香りは、分厚い扉と汚れた窓に阻まれて、通りまで届いていない。
(これだ……! 入りにくすぎる!)
私は店に戻り、マーサさんに報告した。
「マーサさん! 店の窓、拭いてもいいですか? あと扉を開けっ放しにするストッパーみたいなもの、ありませんか?」
「窓? そんなもん拭いたって味は変わらないよ」
マーサさんは興味なさそうに生地をこね続けている。
「味は変わりませんけど、中が見えないと怖いですよ。私、昨日ここに入ったとき、正直廃墟かと思いましたもん」
「廃墟とは失礼な」
「それに扉を開ければ匂いが外に出て、お客さんを誘ってくれます。うなぎ屋さんの戦法です!」
「ウナギ……?」
怪訝な顔をされたが、私は構わずバケツに水を汲んだ。魔法もスキルもない私だが、「窓拭き」なら誰にも負けない自信はある。
年末の大掃除で、オフィスの窓をひたすら磨かされた記憶が蘇る。あの時は虚無感しかなかったけど、今は違う。
この窓が綺麗になれば、きっと光が入る。
ボロ布を水に浸し、固く絞る。
曇ったガラスをゴシゴシと擦った。一度では落ちない油膜のような汚れも、根気強く二度、三度と拭く。
「よいしょ、よいしょ」
一時間ほど格闘したかも……。
私の額に汗が滲む頃、ガラスは見違えるように透明になった。外の光が店内に差し込み、暗かった床は明るく照らされる。
「わあ……明るい」
今まで薄暗かった店内の空気が一気に入れ替わった気がした。次に、重たい扉を全開にし、レンガを置いて固定する。
すると、どうかな。
厨房から流れてくる焼きたてのパンの香りが風に乗って通りへと流れ出した。
で、その効果はすぐに現れたようで……。
通りを歩いていた数人の町人が、ふと足を止めて鼻をひくつかせたのだ。
「……お? なんかいい匂いがするな」
「ここ、店やってたのか?」
一人の男性が恐る恐る店の中を覗き込んだ。
私は満面の笑みで精一杯の声を張り上げた。
「いらっしゃいませ! 焼きたてのパン、ありますよ!」
男性は少し驚いた顔をしていたけど、明るくなった店内と並べられたパンを見て安心したように中に入ってきた。
「へえ、美味そうだな。これ一つくれ」
「はい! 銅貨三枚になります!」
初めての売上。チャリン、と硬貨が手渡される音がこんなに心地いいなんて。
男性はパンをかじりながら店を出て行き、「うめぇな」と呟くのが聞こえた。
私は振り返り、カウンターの奥にいるマーサさんを見た。彼女は相変わらず無愛想な顔をしていたけど、その手が少しだけ震えているように見えた。
「……窓を拭いたくらいで、騒々しいね」
「ふふ、でも売れましたよ!」
「……たまたまだろ」
そう言いながらも、マーサさんは焼きたての新しいトレイを一番目立つ場所に置き直した。
その背中を見て、私は気づいた。
この店にはもう一つ、大きな問題があった。
それはパンのラインナップだ。並んでいるのは、硬い黒パン、味のない丸パン、巨大な田舎パン。
どれも「食事用」としては一級品だが色味が茶色一色で地味すぎる。
子供や女性が喜びそうな、甘いパンや柔らかいパンが一つもない。
「ねえ、マーサさん。もっと甘いパンとか、柔らかいパンは焼かないんですか?」
私が尋ねると、マーサさんの動きがピタリと止まった。すると、今までで一番低い声で呟いた。
「……チャラチャラした菓子パンなんて、パンじゃない。私は、あの子が好きだったパンしか焼かないんだ」
「あの子?」
問い返そうとした時、再び入り口のベルが鳴った。
カランコロン。
入ってきたのは、扉の鴨居に頭をぶつけそうなくらい背の高い、男の人だった。
全身を黒い革鎧で包み、腰には長剣。銀色の髪は短く刈り込まれ、その瞳は氷のように冷たく鋭かった。
まごうことなき「強そうな人」だ。
というか、怖い。目つきが悪すぎる。
私は一瞬ひるんだ。
だけど、すぐに「店員モード」を発動させた。
「い、いらっしゃいませ……!」
男は私を一瞥もしなかった。
迷いのない足取りでカウンターに向かい、一番硬くて売れ残っていた黒パンを指差した。
「……いつもの」
低くて地を這うような声。
マーサさんは慣れた手つきでパンを包んで渡した。
「あいよ。ジーク、あんたも好きだねえ」
「……ああ」
ジークと呼ばれた彼は、代金を置くと、すぐに踵を返した。
去り際、ほんの一瞬だけ私の方を見た気がする。
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