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第2話 薪割りのついでに、騎士様(♀)を拾いました
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家の外に出ると、湿った土の匂いと、やけに生臭い獣の匂いが混じり合って鼻をついた。
森の西の方から、木々がなぎ倒される凄まじい音が聞こえてくる。まったく、迷惑な話だ。
「グオオオオオオオオォァァッ!!」
「あ、いたいた亅
私のハーブ畑からそう遠くない開けた場所で、巨大な影が暴れ回っていた。
全長は10メートルくらいだろうか。豚のような醜い顔に、知性の欠片も感じられない濁った瞳。棍棒のように巨大な腕を振り回し、自慢の鼻で地面を掘り返している。
あれがオークキング。森の魔物の生態系の、いわば中間管理職みたいなやつだ。普段はもっと山の奥深くにいるはずなのに、たまにこうして人里ならぬ我が家にちょっかいを出しに来る。
「こらー! うちの畑に近づくなって、いつも言ってるでしょうが!」
私がそう叫ぶと、オークキングはこちらに気づいて、ギョロリとした目を向けた。その手には、根こそぎにされた薬草が握られている。
あ、あれは『竜の涙』じゃない!
鎮静作用があって、寝る前にお茶にして飲むとよく眠れるのに!
「返せー! 私の安眠を返せー!」
「ブモォォォッ!!」
返事の代わりに、オークキングは巨大な岩を引っこ抜いて、こちらへ向かって放り投げてきた。家一軒分はあろうかという巨岩が、轟音と共に迫ってくる。
普通なら絶望的な光景なんだろうけど、私にとっては日常茶飯事だ。
「はぁっ!」
肩に担いでいた薪割り斧を、野球のバットみたいに横薙ぎに振るう。
キィン! と甲高い金属音が響き、巨岩は綺麗に真っ二つに割れて私の左右を通り過ぎていった。背後で二つの岩が地面に突き刺さり、森を揺らす。
よし、ウォーミングアップは完了。
「ブモッ!?」
オークキングが「え、なんで?」みたいな顔で固まっている。その隙を、私が見逃すはずもない。
地面を軽く蹴る。たったそれだけで、私の体は砲弾のように加速して、あっという間にオークキングの懐に潜り込んでいた。
「せっかく冒険に出るって気分が盛り上がってたのに……!」
八つ当たりの気持ちを込めて、私は愛用の薪割り斧を振り上げた。オリハルコン製の刃が、鈍い銀色の光を放つ。
「薪割り、一閃!」
技名は今、適当に考えた。
振り下ろされた斧は、オークキングの硬い皮膚をまるでバターのように切り裂き、その巨大な胴体を、頭のてっぺんから股下まで、一刀両断にした。
ズルリ、と音を立てて、オークキングの巨体が左右に分かれて倒れていく。大量の返り血が……なんてことはない。振り抜くスピードが速すぎるのか、血一滴浴びることなく、私は着地していた。
「ふぅ……。今日の晩ごはん、ゲット」
さて、と。新鮮なうちに解体しないと。肉が硬くなっちゃう。
鼻歌交じりで、腰に下げていた解体用ナイフを取り出した、その時だった。
「…………え?」
近くの茂みから、か細い声が聞こえた。
声のした方に視線を向けると、茂みの影から、一人の少年のような人物がへたり込んでいるのが見えた。
年は私より遥か下に見える。綺麗な銀髪を短く切りそろえ、どこか中性的な、整いすぎなくらいの顔立ちをしている。
何より目を引くのは、そのピカピカの鎧だ。太陽の光を反射して、やけにキラキラしている。ゴツい鎧に隠されてはいるけれど、体つきはどこか線が細いように見える。
その人物は、手に持った剣を落とし、口をパクパクさせながら、私と、私の後ろで肉塊と化したオークキングを交互に見ている。
「あ……あ……」
あ、どうしよう。見られちゃった。
いや、別に悪いことをしたわけじゃないんだけど。でも、あの怯えようは尋常じゃない。
私は薪割り斧を地面に突き立てると、その人物――とりあえず少年に歩み寄った。
「だ、大丈夫? 怪我はない?」
「ひっ……! く、来るな……!」
少し高めの、まだ声変わりしきっていないような声で少年は後ずさった。
えぇ……。そんなに怖がらなくても。
私、一応、これでも元・貴族令嬢よ? 見た目は森ガール15年物だけど。
「いや、襲ったりしないから。君こそ、なんでこんな森の奥にいるの? 危ないよ」
「危ない……? あなたが……?」
少年は何かブツブツと呟いている。混乱しているみたいだ。よく見ると、彼の鎧はところどころ傷ついているし、足を引きずっている。
もしかして、あのオークキングに襲われていたんだろうか。
「とにかく、立てる? ここに長居は禁物だよ。血の匂いに釣られて、他の厄介なのが来ちゃうから」
私が手を差し伸べようとすると、少年はビクッと体を震わせた。
……もしかして、極度の人見知り?
「足、怪我してるでしょ。手当てしないと」
「え……あ、い、いや、これくらい……!」
強がる少年の足元に視線を落とすと、鎧の隙間から血が滲んでいた。結構深い傷だ。このままじゃ破傷風になっちゃう。
「じっとしてて」
私が有無を言わさず彼のそばにしゃがみ込むと、彼は慌てて足を引っ込めようとした。
「な、何を……! さ、触るな!」
「動かないでってば。傷口がもっと酷くなるよ」
ポーチから自家製の傷薬を取り出すと、少年の鎧の脚甲に手をかける。その瞬間、彼の体が氷のようにカチンと固まったのが分かった。
「だ、大丈夫だ! 自分でできるから!」
「そんな震える手でできるわけないでしょ。ほら、ちょっとだけ我慢して」
強引に鎧の隙間から傷口を覗き込み、薬を塗り込む。少年は「うっ」と小さな呻き声を漏らし、顔を真っ赤にして俯いてしまった。
な、なんでそんなに恥ずかしがるんだろう……。もしかして、男の子ってこういうものなの? 弟がいなかったから、よく分からないわ。
「よし、こんなものかな。あとはこれを巻いておけば、一日でくっつくから」
自家製の包帯――マンドラゴラの根っこから作った布を素早く巻いてあげる。
我ながら完璧な応急処置だ。
「……あ……」
少年は、自分の足と私の顔を呆然と見比べている。さっきまでの怯えと警戒心はどこへやら、今はただただ、信じられないものを見るような目をしていた。
「痛みが……引いていく……?」
「そりゃそうでしょ。よく効く薬草を使ってるんだから」
「この薬は一体……? 王都の聖女様が使う最高位の治癒魔法でも、ここまで即効性はないぞ……」
なにそれ、怖い。
「さ、立てる?」
「あ、ああ……」
少年は恐る恐る立ち上がると、数歩、足踏みをした。さっきまで引きずっていたのが嘘のように、足は動いているらしい。
「すごい……本当に治っている……。あなたはやはり、ただ者ではないのだな……。もしかして、噂に聞く『森の賢者』様でいらっしゃるのか?」
「もりのけんじゃ……?」
またその称号。だから何なのよ、それ。
「はぁ……」
もう、なんだか、どっと疲れた。
冒険に出る準備をしようと思ったら、オークキングは出てくるし、人見知りの激しい少年?に絡まれるし。
この子をこのまま森に放置するわけにもいかない。また魔物に襲われたら、今度こそ命がないだろう。
「……仕方ないわね。とりあえず、私の家においで。話はそれから聞くから」
「え……よ、よろしいのですか!?」
急にパァッと顔を輝かせる少年。その変わり身の速さに、私は若干引き気味になる。
「うん……まあ、お客さんなんて久しぶりだし」
「ありがとうございます! 賢者様!」
「だから、賢者じゃないってば……。私はリリ。君は?」
「はっ! 申し遅れました! 僕は、王国騎士団に所属しております、アレク・ランバートと申します!」
アレクと名乗った少年は、ビシッと背筋を伸ばして敬礼した。
王国騎士団……。やっぱり、とんでもなく面倒な厄介事を拾ってしまった気がする。
「それじゃあ、アレク。悪いけど、そこのお肉、半分持ってくれる? 今日の夕飯だから」
私は、真っ二つになったオークキングの片割れを指差した。
「…………へっ?」
アレクが、騎士様らしいキリッとした表情のまま、間の抜けた声を漏らして固まった。
そのひょろっとした体で運べるのかしら、と少し心配になったけど、まあ騎士様だし大丈夫か。
冒険の準備、一体いつになったら始められるんだろう。
私の旅立ちは、まだ当分、先になりそうだ。
森の西の方から、木々がなぎ倒される凄まじい音が聞こえてくる。まったく、迷惑な話だ。
「グオオオオオオオオォァァッ!!」
「あ、いたいた亅
私のハーブ畑からそう遠くない開けた場所で、巨大な影が暴れ回っていた。
全長は10メートルくらいだろうか。豚のような醜い顔に、知性の欠片も感じられない濁った瞳。棍棒のように巨大な腕を振り回し、自慢の鼻で地面を掘り返している。
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あ、あれは『竜の涙』じゃない!
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「ブモォォォッ!!」
返事の代わりに、オークキングは巨大な岩を引っこ抜いて、こちらへ向かって放り投げてきた。家一軒分はあろうかという巨岩が、轟音と共に迫ってくる。
普通なら絶望的な光景なんだろうけど、私にとっては日常茶飯事だ。
「はぁっ!」
肩に担いでいた薪割り斧を、野球のバットみたいに横薙ぎに振るう。
キィン! と甲高い金属音が響き、巨岩は綺麗に真っ二つに割れて私の左右を通り過ぎていった。背後で二つの岩が地面に突き刺さり、森を揺らす。
よし、ウォーミングアップは完了。
「ブモッ!?」
オークキングが「え、なんで?」みたいな顔で固まっている。その隙を、私が見逃すはずもない。
地面を軽く蹴る。たったそれだけで、私の体は砲弾のように加速して、あっという間にオークキングの懐に潜り込んでいた。
「せっかく冒険に出るって気分が盛り上がってたのに……!」
八つ当たりの気持ちを込めて、私は愛用の薪割り斧を振り上げた。オリハルコン製の刃が、鈍い銀色の光を放つ。
「薪割り、一閃!」
技名は今、適当に考えた。
振り下ろされた斧は、オークキングの硬い皮膚をまるでバターのように切り裂き、その巨大な胴体を、頭のてっぺんから股下まで、一刀両断にした。
ズルリ、と音を立てて、オークキングの巨体が左右に分かれて倒れていく。大量の返り血が……なんてことはない。振り抜くスピードが速すぎるのか、血一滴浴びることなく、私は着地していた。
「ふぅ……。今日の晩ごはん、ゲット」
さて、と。新鮮なうちに解体しないと。肉が硬くなっちゃう。
鼻歌交じりで、腰に下げていた解体用ナイフを取り出した、その時だった。
「…………え?」
近くの茂みから、か細い声が聞こえた。
声のした方に視線を向けると、茂みの影から、一人の少年のような人物がへたり込んでいるのが見えた。
年は私より遥か下に見える。綺麗な銀髪を短く切りそろえ、どこか中性的な、整いすぎなくらいの顔立ちをしている。
何より目を引くのは、そのピカピカの鎧だ。太陽の光を反射して、やけにキラキラしている。ゴツい鎧に隠されてはいるけれど、体つきはどこか線が細いように見える。
その人物は、手に持った剣を落とし、口をパクパクさせながら、私と、私の後ろで肉塊と化したオークキングを交互に見ている。
「あ……あ……」
あ、どうしよう。見られちゃった。
いや、別に悪いことをしたわけじゃないんだけど。でも、あの怯えようは尋常じゃない。
私は薪割り斧を地面に突き立てると、その人物――とりあえず少年に歩み寄った。
「だ、大丈夫? 怪我はない?」
「ひっ……! く、来るな……!」
少し高めの、まだ声変わりしきっていないような声で少年は後ずさった。
えぇ……。そんなに怖がらなくても。
私、一応、これでも元・貴族令嬢よ? 見た目は森ガール15年物だけど。
「いや、襲ったりしないから。君こそ、なんでこんな森の奥にいるの? 危ないよ」
「危ない……? あなたが……?」
少年は何かブツブツと呟いている。混乱しているみたいだ。よく見ると、彼の鎧はところどころ傷ついているし、足を引きずっている。
もしかして、あのオークキングに襲われていたんだろうか。
「とにかく、立てる? ここに長居は禁物だよ。血の匂いに釣られて、他の厄介なのが来ちゃうから」
私が手を差し伸べようとすると、少年はビクッと体を震わせた。
……もしかして、極度の人見知り?
「足、怪我してるでしょ。手当てしないと」
「え……あ、い、いや、これくらい……!」
強がる少年の足元に視線を落とすと、鎧の隙間から血が滲んでいた。結構深い傷だ。このままじゃ破傷風になっちゃう。
「じっとしてて」
私が有無を言わさず彼のそばにしゃがみ込むと、彼は慌てて足を引っ込めようとした。
「な、何を……! さ、触るな!」
「動かないでってば。傷口がもっと酷くなるよ」
ポーチから自家製の傷薬を取り出すと、少年の鎧の脚甲に手をかける。その瞬間、彼の体が氷のようにカチンと固まったのが分かった。
「だ、大丈夫だ! 自分でできるから!」
「そんな震える手でできるわけないでしょ。ほら、ちょっとだけ我慢して」
強引に鎧の隙間から傷口を覗き込み、薬を塗り込む。少年は「うっ」と小さな呻き声を漏らし、顔を真っ赤にして俯いてしまった。
な、なんでそんなに恥ずかしがるんだろう……。もしかして、男の子ってこういうものなの? 弟がいなかったから、よく分からないわ。
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「……あ……」
少年は、自分の足と私の顔を呆然と見比べている。さっきまでの怯えと警戒心はどこへやら、今はただただ、信じられないものを見るような目をしていた。
「痛みが……引いていく……?」
「そりゃそうでしょ。よく効く薬草を使ってるんだから」
「この薬は一体……? 王都の聖女様が使う最高位の治癒魔法でも、ここまで即効性はないぞ……」
なにそれ、怖い。
「さ、立てる?」
「あ、ああ……」
少年は恐る恐る立ち上がると、数歩、足踏みをした。さっきまで引きずっていたのが嘘のように、足は動いているらしい。
「すごい……本当に治っている……。あなたはやはり、ただ者ではないのだな……。もしかして、噂に聞く『森の賢者』様でいらっしゃるのか?」
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またその称号。だから何なのよ、それ。
「はぁ……」
もう、なんだか、どっと疲れた。
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この子をこのまま森に放置するわけにもいかない。また魔物に襲われたら、今度こそ命がないだろう。
「……仕方ないわね。とりあえず、私の家においで。話はそれから聞くから」
「え……よ、よろしいのですか!?」
急にパァッと顔を輝かせる少年。その変わり身の速さに、私は若干引き気味になる。
「うん……まあ、お客さんなんて久しぶりだし」
「ありがとうございます! 賢者様!」
「だから、賢者じゃないってば……。私はリリ。君は?」
「はっ! 申し遅れました! 僕は、王国騎士団に所属しております、アレク・ランバートと申します!」
アレクと名乗った少年は、ビシッと背筋を伸ばして敬礼した。
王国騎士団……。やっぱり、とんでもなく面倒な厄介事を拾ってしまった気がする。
「それじゃあ、アレク。悪いけど、そこのお肉、半分持ってくれる? 今日の夕飯だから」
私は、真っ二つになったオークキングの片割れを指差した。
「…………へっ?」
アレクが、騎士様らしいキリッとした表情のまま、間の抜けた声を漏らして固まった。
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