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第2章 宿敵の家の当主を妻に貰ってから
第73話 こんな奴に渡すくらいなら
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運命の日、俺はシアと一緒に実家に来ていた。
数日ぶりに会ったローエンさんはこの前のような疲れた様子はなくなっていて、むしろその目は澄んでいる。
そんな彼に連れられて食堂へ。
かつてゼロードの兄上やカイラスの兄上、そして父上と顔を合わせた苦手な場所が今回の戦場だ。けど不安はない。
ローエンさんにお礼を言って扉を開けば、奥に父上とリーゼロッテの母様が座っていた。父上に会うのも数日ぶりだけど、ローエンさんと違って相変わらず疲れているように見える。
「……来たか、ノヴァ」
「今回は兄上達を集めて頂いて、ありがとうございます」
「気にすることはない。適当に座ってくれ」
父上に言われて、俺は父上の一番近くの席に座る。以前まではゼロードの兄上が座っていた席だ。そして俺の席の隣にシアが着席した。
「……結婚報告以来ですね、レティシア様」
「ご無沙汰しております、リーゼロッテのお義母様」
不安そうな表情で挨拶をするリーゼロッテの母様に対して、シアはにっこりとした笑顔で応えた。
この二人が顔を合わせるのはこれで二回目。リーゼロッテの母様は家の中での立場的には姑の位置だけど、流石にアークゲート家のシアに対して強くは出れないみたいだ。
「……ノヴァさん、今日はどうして皆を集めたんですか?」
「……すみません母様。もうすぐ分かることですから」
そう返せば、母様は何かを言いたげにしていたけどそれを押しとどめてくれた。
そうして俺達四人の間に少しの沈黙が落ちた後に静かな足音が響く。じっと扉を見つめれば、音を立てて開いた。入ってきたのはフォルス家の次男、カイラスの兄上だ。
「遅くなりました、父上」
「すまないなカイラス、わざわざ来てもらって」
「いえ、それで今回のご用件は……ノヴァ?」
父上と会話していたカイラスの兄上は俺とシアに気づいたようで目を見開いた。
「ゼロードも呼んである。集まってから話そう。とりあえずは座ってくれ」
「…………」
じっと俺を見たあとに、カイラスの兄上は歩いて自分の席、つまり今座っている俺の正面の席に腰を下ろした。シアをチラリとだけ一瞥した彼は、何も言わずに腕を組んで目を瞑った。
また部屋に重い沈黙が落ちる。まっすぐに扉を見つめる父上に、少し困惑気味の母様。そして微笑んでいるシアと、少し緊張している俺。
どれだけ長い間そうしていたかは分からないけど、しばらくしてからまた音が聞こえた。
わざと足音を響かせるような歩き方。こんな歩き方をするのは一人しかいない。
カイラスの兄上の時よりも大きい音を立てて扉が開く。姿を現したゼロードの兄上は父上をまずは見て、そして俺を見て顔を大きく歪ませた。
「……よく来たなゼ――」
「てめぇ、誰の席に座ってんのか、分かってんのか?」
父上の言葉を遮って、ゼロードの兄上は俺に低い声で問いかける。怒っているのは見るまでもなく分かった。
「……ゼロード、私が許した。席については早く来た順に座っているだけのことだ」
父上が説明をするけど、怒りで我を失っているようにも見えるゼロードの兄上はそれを聞こうともしない。掴みかかるために俺の方に歩き出した。
「誰の席に座ってんのか分かってんのかって聞いて――」
「ゼロード・フォルス」
その一言は、絶対だった。
「…………」
歩き出したゼロードの兄上は目を見開いて動きを止めた。いったい何が起こっているのかは分からないけど、誰がそれを引き起こしたのかは分かる。シアの一言で、ゼロードの兄上は動きを止めた。いや、止められた。
「ようやく全員集まったんです、座ってください」
「……くそがっ!」
拳を強く握りしめてゼロードの兄上は俺達とは反対側を歩く。苛つきを隠すこともなく、彼はカイラスの兄上の隣にどかっと腰を下ろした。
同時、カイラスの兄上が静かに目を開く。
「父上、これで全員揃ったはずです。なぜ私達を招集したのですか?」
「今回の招集は、ノヴァに頼まれたことだ。伝えたいことがあると」
「あぁ!? てめぇの事情で俺達を集めたってのか!?」
父上の言葉を聞いて吠えるゼロードの兄上。昔は恐ろしくて仕方がなかった彼の怒りも、今は何も感じない。だから真正面から睨み返して席から立ち上がる。
「今回は父上と二人の兄上に伝えたいことがあってきました。
単刀直入に申しますと、私はゼロードの兄上がフォルス家の次期当主になることに反対です」
「……っ、てめぇ!」
「ゼロードの兄上、少しお静かに願いたい。ノヴァの話をすべて聞いた後でも怒鳴るのは遅くない筈だ」
意外なことにゼロードの兄上を止めたのはカイラスの兄上だった。彼は彼で、じっと俺を見つめている。その目はまっすぐで驚いてはいるみたいだけど、動揺はしていないようだ。
「……そう……か」
「ノヴァさん……なぜ……」
一方で父上と母様は動揺が激しかった。父上はついにこの日が来たかというふうに目を伏せ、リーゼロッテの母様は信じられないものを見る目で俺を見ている。
「なぜですかノヴァさん……確かに旦那様は次期当主を指名してはいません。ですがそれがゼロードなのはあなただって分かっていた事でしょう!」
「……俺もそう思っていました。ついこの間までは」
「この……間?」
父上から何も知らされていない母様に、俺は事情を話す。
ソニアちゃんのこと、ローエンさんのこと、そしてそれらを全て仕組んだのがゼロードの兄上だということも。
それらを聞くにつれてゼロードの兄上は目に見えてイライラし始めて、リーゼロッテの母様は顔を青くしていた。
そして全てを説明し終えて、俺ははっきりと告げる。
「だから俺は、ゼロードの兄上が当主になるのは反対です」
「はんっ! たかがメイド一人で何をムキになってやがる! そんなことと当主になることに関係があるかよ!」
「ですが、断固拒否します。ゼロードの兄上、俺はあなたを認めない」
「……てめぇ、偉くなったじゃねえか、出来損ないの癖に!」
テーブルを叩いて立ち上がるゼロードの兄上。彼と強すぎるくらいに睨みあっていた時、声を上げたのは予想外の人物だった。
「……ノヴァ、それはお前がフォルス家の当主になるということか?」
それは、腕を組んだ状態で俺達を見ていたカイラスの兄上だった。その言葉にしっかりと頷き、宣言する。
「俺がフォルス家の当主になります。ゼロードの兄上には渡さない」
「出来損ないが! 言いやがったな!」
目も血走り始めたゼロードの兄上は、俺から視線を外して父上に叫ぶ。
「父上、まさかこんな覇気を使えない出来損ないに次期当主を任せるとか言いませんよね?
次の当主は嫡男で、長男である俺の筈だ!」
自分の正当性を叫ぶゼロードの兄上に、ここが正念場だと思った。どれだけ俺がゼロードの兄上を否定しても、どれだけ当主の座を欲しても、俺はフォルス家の三男に過ぎない。
全てを決めるのは現当主の父上だ。最悪、父上がゼロードの兄上をこの場で次期当主にすると言ってしまうことだってありえる。
「…………」
「父上!」
緊張する俺と、叫ぶゼロードの兄上。その間、父上は何も言わなかった。
じっと目を瞑っていて、そしてしばらくしてから目を開いた。
「私はまだ、次期当主が誰かというのを決めてはいない」
「「…………」」
俺も、ゼロードの兄上も言葉を失った。父上が言ったことは事実だけど、それを父上が自分から言ったのは初めてだった。だって今まで、次期当主はゼロードの兄上だと屋敷にいる誰もが思っていたことだから。
「だが、こうなっては今決めようと思う。立候補するのはゼロードとノヴァ……カイラス、お前はどうする?」
信じられないことを言う父上はカイラスの兄上に確認を取る。カイラスの兄上は俺とゼロードの兄上を一瞥して、次にシアを見た。
「辞退します」
信じられない言葉が次から次に出てくる。父上の言葉もそうだけど、カイラスの兄上は次期当主の座を辞退した。ゼロードの兄上の次に近い筈なのに。
もう意味が分からなくて混乱していると、大きな音が響き渡った。少し驚いて見てみれば、ゼロードの兄上が強くテーブルを叩いたようだった。
「……カイラス、てめぇが何考えてんのかよく分からねえが、降りるって言うなら好都合だ。
おい出来損ない、力がある者が当主になるのは当然の事だ。俺達はそう言いつけられてきた筈だ。
俺がお前をぶっ潰して、次期当主になる。父上、それで構いませんよね?」
ゼロードの兄上は父上にそう尋ねた。けど次に声を上げたのは、シアだった。
「……相容れないなら、当主の座は力で決めるしかない。力を持つ者が当主になる。とても分かりやすく、合理的な解決法だと思いますね」
響き渡り、すっと心に入ってくるようなシアの言葉。そして、父上はゆっくりと口を開いた。
「……あぁ、異論はない。お前たちの決着をもって、次期当主を決めるとしよう」
その言葉に、ゼロードの兄上は弾かれるように俺を見た。
「そういうわけだ出来損ない。今まで一度も勝てなかったことを忘れちまったようだが、もう一度教えてやるよ。その体になぁ」
怒り狂った様子で俺を睨みつけるゼロードの兄上に、一歩も引くことなく睨み返す。
「上等だゼロード。お前を倒して、絶対に当主にはさせない」
俺の言葉に、ゼロードは暴力的な笑みを浮かべた。
数日ぶりに会ったローエンさんはこの前のような疲れた様子はなくなっていて、むしろその目は澄んでいる。
そんな彼に連れられて食堂へ。
かつてゼロードの兄上やカイラスの兄上、そして父上と顔を合わせた苦手な場所が今回の戦場だ。けど不安はない。
ローエンさんにお礼を言って扉を開けば、奥に父上とリーゼロッテの母様が座っていた。父上に会うのも数日ぶりだけど、ローエンさんと違って相変わらず疲れているように見える。
「……来たか、ノヴァ」
「今回は兄上達を集めて頂いて、ありがとうございます」
「気にすることはない。適当に座ってくれ」
父上に言われて、俺は父上の一番近くの席に座る。以前まではゼロードの兄上が座っていた席だ。そして俺の席の隣にシアが着席した。
「……結婚報告以来ですね、レティシア様」
「ご無沙汰しております、リーゼロッテのお義母様」
不安そうな表情で挨拶をするリーゼロッテの母様に対して、シアはにっこりとした笑顔で応えた。
この二人が顔を合わせるのはこれで二回目。リーゼロッテの母様は家の中での立場的には姑の位置だけど、流石にアークゲート家のシアに対して強くは出れないみたいだ。
「……ノヴァさん、今日はどうして皆を集めたんですか?」
「……すみません母様。もうすぐ分かることですから」
そう返せば、母様は何かを言いたげにしていたけどそれを押しとどめてくれた。
そうして俺達四人の間に少しの沈黙が落ちた後に静かな足音が響く。じっと扉を見つめれば、音を立てて開いた。入ってきたのはフォルス家の次男、カイラスの兄上だ。
「遅くなりました、父上」
「すまないなカイラス、わざわざ来てもらって」
「いえ、それで今回のご用件は……ノヴァ?」
父上と会話していたカイラスの兄上は俺とシアに気づいたようで目を見開いた。
「ゼロードも呼んである。集まってから話そう。とりあえずは座ってくれ」
「…………」
じっと俺を見たあとに、カイラスの兄上は歩いて自分の席、つまり今座っている俺の正面の席に腰を下ろした。シアをチラリとだけ一瞥した彼は、何も言わずに腕を組んで目を瞑った。
また部屋に重い沈黙が落ちる。まっすぐに扉を見つめる父上に、少し困惑気味の母様。そして微笑んでいるシアと、少し緊張している俺。
どれだけ長い間そうしていたかは分からないけど、しばらくしてからまた音が聞こえた。
わざと足音を響かせるような歩き方。こんな歩き方をするのは一人しかいない。
カイラスの兄上の時よりも大きい音を立てて扉が開く。姿を現したゼロードの兄上は父上をまずは見て、そして俺を見て顔を大きく歪ませた。
「……よく来たなゼ――」
「てめぇ、誰の席に座ってんのか、分かってんのか?」
父上の言葉を遮って、ゼロードの兄上は俺に低い声で問いかける。怒っているのは見るまでもなく分かった。
「……ゼロード、私が許した。席については早く来た順に座っているだけのことだ」
父上が説明をするけど、怒りで我を失っているようにも見えるゼロードの兄上はそれを聞こうともしない。掴みかかるために俺の方に歩き出した。
「誰の席に座ってんのか分かってんのかって聞いて――」
「ゼロード・フォルス」
その一言は、絶対だった。
「…………」
歩き出したゼロードの兄上は目を見開いて動きを止めた。いったい何が起こっているのかは分からないけど、誰がそれを引き起こしたのかは分かる。シアの一言で、ゼロードの兄上は動きを止めた。いや、止められた。
「ようやく全員集まったんです、座ってください」
「……くそがっ!」
拳を強く握りしめてゼロードの兄上は俺達とは反対側を歩く。苛つきを隠すこともなく、彼はカイラスの兄上の隣にどかっと腰を下ろした。
同時、カイラスの兄上が静かに目を開く。
「父上、これで全員揃ったはずです。なぜ私達を招集したのですか?」
「今回の招集は、ノヴァに頼まれたことだ。伝えたいことがあると」
「あぁ!? てめぇの事情で俺達を集めたってのか!?」
父上の言葉を聞いて吠えるゼロードの兄上。昔は恐ろしくて仕方がなかった彼の怒りも、今は何も感じない。だから真正面から睨み返して席から立ち上がる。
「今回は父上と二人の兄上に伝えたいことがあってきました。
単刀直入に申しますと、私はゼロードの兄上がフォルス家の次期当主になることに反対です」
「……っ、てめぇ!」
「ゼロードの兄上、少しお静かに願いたい。ノヴァの話をすべて聞いた後でも怒鳴るのは遅くない筈だ」
意外なことにゼロードの兄上を止めたのはカイラスの兄上だった。彼は彼で、じっと俺を見つめている。その目はまっすぐで驚いてはいるみたいだけど、動揺はしていないようだ。
「……そう……か」
「ノヴァさん……なぜ……」
一方で父上と母様は動揺が激しかった。父上はついにこの日が来たかというふうに目を伏せ、リーゼロッテの母様は信じられないものを見る目で俺を見ている。
「なぜですかノヴァさん……確かに旦那様は次期当主を指名してはいません。ですがそれがゼロードなのはあなただって分かっていた事でしょう!」
「……俺もそう思っていました。ついこの間までは」
「この……間?」
父上から何も知らされていない母様に、俺は事情を話す。
ソニアちゃんのこと、ローエンさんのこと、そしてそれらを全て仕組んだのがゼロードの兄上だということも。
それらを聞くにつれてゼロードの兄上は目に見えてイライラし始めて、リーゼロッテの母様は顔を青くしていた。
そして全てを説明し終えて、俺ははっきりと告げる。
「だから俺は、ゼロードの兄上が当主になるのは反対です」
「はんっ! たかがメイド一人で何をムキになってやがる! そんなことと当主になることに関係があるかよ!」
「ですが、断固拒否します。ゼロードの兄上、俺はあなたを認めない」
「……てめぇ、偉くなったじゃねえか、出来損ないの癖に!」
テーブルを叩いて立ち上がるゼロードの兄上。彼と強すぎるくらいに睨みあっていた時、声を上げたのは予想外の人物だった。
「……ノヴァ、それはお前がフォルス家の当主になるということか?」
それは、腕を組んだ状態で俺達を見ていたカイラスの兄上だった。その言葉にしっかりと頷き、宣言する。
「俺がフォルス家の当主になります。ゼロードの兄上には渡さない」
「出来損ないが! 言いやがったな!」
目も血走り始めたゼロードの兄上は、俺から視線を外して父上に叫ぶ。
「父上、まさかこんな覇気を使えない出来損ないに次期当主を任せるとか言いませんよね?
次の当主は嫡男で、長男である俺の筈だ!」
自分の正当性を叫ぶゼロードの兄上に、ここが正念場だと思った。どれだけ俺がゼロードの兄上を否定しても、どれだけ当主の座を欲しても、俺はフォルス家の三男に過ぎない。
全てを決めるのは現当主の父上だ。最悪、父上がゼロードの兄上をこの場で次期当主にすると言ってしまうことだってありえる。
「…………」
「父上!」
緊張する俺と、叫ぶゼロードの兄上。その間、父上は何も言わなかった。
じっと目を瞑っていて、そしてしばらくしてから目を開いた。
「私はまだ、次期当主が誰かというのを決めてはいない」
「「…………」」
俺も、ゼロードの兄上も言葉を失った。父上が言ったことは事実だけど、それを父上が自分から言ったのは初めてだった。だって今まで、次期当主はゼロードの兄上だと屋敷にいる誰もが思っていたことだから。
「だが、こうなっては今決めようと思う。立候補するのはゼロードとノヴァ……カイラス、お前はどうする?」
信じられないことを言う父上はカイラスの兄上に確認を取る。カイラスの兄上は俺とゼロードの兄上を一瞥して、次にシアを見た。
「辞退します」
信じられない言葉が次から次に出てくる。父上の言葉もそうだけど、カイラスの兄上は次期当主の座を辞退した。ゼロードの兄上の次に近い筈なのに。
もう意味が分からなくて混乱していると、大きな音が響き渡った。少し驚いて見てみれば、ゼロードの兄上が強くテーブルを叩いたようだった。
「……カイラス、てめぇが何考えてんのかよく分からねえが、降りるって言うなら好都合だ。
おい出来損ない、力がある者が当主になるのは当然の事だ。俺達はそう言いつけられてきた筈だ。
俺がお前をぶっ潰して、次期当主になる。父上、それで構いませんよね?」
ゼロードの兄上は父上にそう尋ねた。けど次に声を上げたのは、シアだった。
「……相容れないなら、当主の座は力で決めるしかない。力を持つ者が当主になる。とても分かりやすく、合理的な解決法だと思いますね」
響き渡り、すっと心に入ってくるようなシアの言葉。そして、父上はゆっくりと口を開いた。
「……あぁ、異論はない。お前たちの決着をもって、次期当主を決めるとしよう」
その言葉に、ゼロードの兄上は弾かれるように俺を見た。
「そういうわけだ出来損ない。今まで一度も勝てなかったことを忘れちまったようだが、もう一度教えてやるよ。その体になぁ」
怒り狂った様子で俺を睨みつけるゼロードの兄上に、一歩も引くことなく睨み返す。
「上等だゼロード。お前を倒して、絶対に当主にはさせない」
俺の言葉に、ゼロードは暴力的な笑みを浮かべた。
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