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第一章 王太子暗殺
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「隠しキャラってなんなんだ」
「え」
ルキノの問いかけに、令嬢は目を瞬かせる。
「全員攻略した後に、初めて攻略対象になるキャラのことだけど、知らないの?」
「意味は分かる、だがここにも隠しキャラがいるのか!」
「たぶん?」
「たぶん⁈」
「だって隠しキャラなんてお約束じゃん。ネットでも騒がれてたんだよ。六人全員攻略すると意味深なメッセージが出るんだけど、そこで終わっちゃうんだもん。あれ絶対バグってたから!」
「は……」
テオフィロにしてみれば理解出来ない単語が多過ぎてどう言えば良いのか判らなかったし、単語の意味は分かっても六人全員どころかメインの王太子ルートを終えた時点で周回する気が失せていたルキノには最後のバグも、意味深なメッセージも初耳だった。
「メッセージってどんなだ」
「この先に辿り着ける者を待っている、私を呼べ、って」
「……っ」
ゾッとした。
明確な根拠など何もないのに「呼ばせてはダメだ」と警鐘が鳴る。
「フィー、ニョルズ、この世界に魔王だとか、魔族だとか、そんな世界を滅ぼす悪の親玉みたいな存在がいたか?」
「魔物はいますが魔王は聞いたことがありません」
『悪意の精霊は存在するが、精霊そのものが行動に移すことはないし、度を越した精霊は主神様に滅却される。ゆえに人族に呼べなどと語り掛けられる精霊はいない』
「んー。魔物が要るんだからそれの王もいるんじゃないの?」
「魔物は世界樹の排泄物です。それの王なんて、……世界樹か……」
世界樹は、主神ユグドラシルの化身。
まさかと思うが彼らはもう一つ情報を持っていた。繰り返される世界には、紛い物の主神の加護を持った者が現れていた。
『まさか……』
「待て。待ってくれ」
ルキノが手で顔を覆う。
「そいつは、この世界の主神になるつもりなのか?」
「どゆこと?」
緊迫した雰囲気の男二人と神獣一匹に、令嬢がきょとんと小首を傾げた。かと言ってそんな彼女を叱る言葉も持たない。彼らが恐ろしいと感じたそれだってただの思い付きだ。
それに長い時間を掛けて力を取り戻した主神が、これが最後の機会だと大盤振る舞いしているのが現在だ。
正体の判らないそれに繰り返されていた時間をもっと昔に戻して、地球から攫って来た魂の持ち主とテオフィロを出逢わせた。
悪役テオフィロ・オルトラーニを別人に育てたルキノ・ヴェルディによって、これから始まるはずだった諸々の前提条件はほとんど機能していない。
聖女になる予定だった男爵令嬢にも自分が攫って来た魂を宿らせて三年も前から活動させ、いま本物の主神の加護を与えている。ここまでで「敵」が入り込む余地はない、はずなのに。
「……まったく安心出来なくなりました」
「ああ。油断した瞬間に喰われそうな気がする」
『敵の正体が見えないというのはこうも不気味なものなのだな……』
二人と一匹が互いの意思を確認し、揃ってソルヴィーノ男爵令嬢を向く。
代表して口を開いたのはテオフィロ。
「我々にも何が正解かは判りません。ですが得体の知れない相手と敵対したのは間違いないと思います。改めて、貴女に協力をお願いします。力を貸してください」
「え、っと……、ちょっと待ってね」
ソルヴィーノ男爵令嬢はそう言うと、虚空から三十センチくらいの杖を取り出した。いつかのテオフィロと同じ世界樹の落ちた枝から作られた杖は、主神から与えられた精霊を呼び出す媒体。
「なに?」
彼女がそう声を掛けると、ポンッと軽い音がして彼女の膝の上に桃色のひよこ型精霊が現れた。
まだ弱く小さい生まれたばかりの精霊だ。ここにいるのがニョルズの実体だったら同じ空間にいるだけで掻き消されるほどに脆く、その声を聞くのは契約した彼女だけ。
「え……、そんなの言われたくても分かってるし。別にもう敵視なんてしてないもん。うん。だから分かってるんだってば」
どうやら立場的にはひよこ精霊の方が強いようで、ソルヴィーノ男爵令嬢は苦手な上司に相対しているような雰囲気だ。
しばらくそんな遣り取りをした後でひよこ精霊が消え、ホッとしたように息を吐いた彼女はテオフィロたちに向き直る。
「えっと……その、えー……」
言葉を濁していた彼女は、やがてその場で立ち上がると勢いよく頭を下げた。
「いままでごめんなさいっ。正直、まだよく判ってないんだけど、あたしも、その黒幕? だかの邪魔だから狙われるかもしれないってことだよね? 事情を知っている人たちと協力した方が良いってバカでも判るし、こちらこそ協力させて欲しいですっ」
一息にそこまで言い切った後、ちらりと不安げにテオフィロを見る。
「でも……あの、本当に、クリス……じゃなくて、王太子との婚約は良いの?」
「むしろあの王太子殿下と結婚したいと望んでいる女性がいることが驚きですよ」
心底嫌そうなテオフィロに、ルキノが苦笑。
ソルヴィーノ男爵令嬢は不思議そうだ。
「でもクリス、顔は最高だよ? エッチも巧いし」
「――」
「ぐふっ」
ルキノが咽た。
テオフィロは頭が痛そうに額を押さえる。
「それならそれで、殿下一人に絞ってはどうですか」
「んー。でも、みんなそれぞれ違うんだよね」
「違うとは」
「エッチの仕方。このゲームの攻略対象ってね、みんなそれぞれ担当枠っていうのかな。クリスはもうとにかく全身可愛がってくれるし、エドはサドっ気強いから恥ずかしいこと強要してくるんだけどそれがイイし、ルキノは持ち前の体力で」
「んっんっんー!」
ルキノが大きく喉を鳴らす。
それで今の人間関係を思い出した令嬢は「あ、うん、せっかくこんな可愛い顔に生まれ変わったんだしイケメンとたくさん気持ち良いことしたいなって思って!」と強引に話を着地させた。
「それに主神様の加護持ちが複数の伴侶を持つのは普通なんでしょ?」
「……まぁそうですね。どの国の王族もあわよくばと思うでしょうし」
主神の加護持ちとの子どもは女性の胎ではなく世界樹に実る。
魔力で判別されるため一つの子果に複数の男の魔力が宿ることは決してなく、過去の記録は少なくとも時の権力者たちはこぞって加護持ちの伴侶になりたがったとあった。
ただ、誰もが忘れがちなのだが子果を実らせるには「愛情」が不可欠なのだ。
伴侶になったからと言って相思相愛になれるとは限らず、結局、半神半人の王を戴いた国は数千年の歴史の中でたった五つだけ。
もしテオフィロが王太子殿下と婚姻していたとして、テオフィロが貴族としての義務だと諦めても彼との間に子果が実ったかと言われたら、たぶん無理だろう。
それでも万に一つの可能性に賭けたくなるのが権力者である。
テオフィロとしてはそんなもののために何年も我慢して体を差し出すような真似をせずに済んだのだから、彼女には心から感謝している。
「貴女が主神様の加護を賜って良かったと思います」
「えへへ」
「褒めてません」
「えっ」
「ふはっ」
吹き出したルキノを睨んだテオフィロは厳しい顔つきで令嬢と向き合う。
「とにかく、さきほども言いましたが貴女には王太子妃についての基本的なマナーや教養が足りていません。協力のお礼に徹底的に指導して差し上げますから今日から侯爵邸に移動しましょう」
「え」
「は?」
『なんと』
令嬢だけでなくルキノとニョルズも驚いた。
しかしテオフィロは本気だ。
「今となっては加護持ちの貴女に厳しく指導できる者など城にはいないから学園時代から変わらないのでしょう? その点、侯爵邸の使用人たちはルキノに影響されて、私を、それは厳しくも愛情深く育ててくれました。うちの使用人たちに任せれば、二週間後のお披露目、一か月後の花祭りのパレードでは王太子妃に相応しい所作をお披露目出来ますよ」
「え……」
ソルヴィーノ男爵令嬢はルキノに救いを求めるような視線を向けるが、左右に首を振られる。
これってどうなのかと視線でニョルズに問い掛けるが、此方にも左右に首を振られた。
しかも宰相閣下や国王陛下には「ぜひよろしくお願いします」と頭を下げられたほどで、かくして侯爵邸には客人がもう一人増えることになったのだった。
***
読んでいただきありがとうございます。
八万字を越え、ここから物語が大きく動き始めることもあり感想欄を開放します。BL大賞にも参加中ですので、応援して頂けると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
「え」
ルキノの問いかけに、令嬢は目を瞬かせる。
「全員攻略した後に、初めて攻略対象になるキャラのことだけど、知らないの?」
「意味は分かる、だがここにも隠しキャラがいるのか!」
「たぶん?」
「たぶん⁈」
「だって隠しキャラなんてお約束じゃん。ネットでも騒がれてたんだよ。六人全員攻略すると意味深なメッセージが出るんだけど、そこで終わっちゃうんだもん。あれ絶対バグってたから!」
「は……」
テオフィロにしてみれば理解出来ない単語が多過ぎてどう言えば良いのか判らなかったし、単語の意味は分かっても六人全員どころかメインの王太子ルートを終えた時点で周回する気が失せていたルキノには最後のバグも、意味深なメッセージも初耳だった。
「メッセージってどんなだ」
「この先に辿り着ける者を待っている、私を呼べ、って」
「……っ」
ゾッとした。
明確な根拠など何もないのに「呼ばせてはダメだ」と警鐘が鳴る。
「フィー、ニョルズ、この世界に魔王だとか、魔族だとか、そんな世界を滅ぼす悪の親玉みたいな存在がいたか?」
「魔物はいますが魔王は聞いたことがありません」
『悪意の精霊は存在するが、精霊そのものが行動に移すことはないし、度を越した精霊は主神様に滅却される。ゆえに人族に呼べなどと語り掛けられる精霊はいない』
「んー。魔物が要るんだからそれの王もいるんじゃないの?」
「魔物は世界樹の排泄物です。それの王なんて、……世界樹か……」
世界樹は、主神ユグドラシルの化身。
まさかと思うが彼らはもう一つ情報を持っていた。繰り返される世界には、紛い物の主神の加護を持った者が現れていた。
『まさか……』
「待て。待ってくれ」
ルキノが手で顔を覆う。
「そいつは、この世界の主神になるつもりなのか?」
「どゆこと?」
緊迫した雰囲気の男二人と神獣一匹に、令嬢がきょとんと小首を傾げた。かと言ってそんな彼女を叱る言葉も持たない。彼らが恐ろしいと感じたそれだってただの思い付きだ。
それに長い時間を掛けて力を取り戻した主神が、これが最後の機会だと大盤振る舞いしているのが現在だ。
正体の判らないそれに繰り返されていた時間をもっと昔に戻して、地球から攫って来た魂の持ち主とテオフィロを出逢わせた。
悪役テオフィロ・オルトラーニを別人に育てたルキノ・ヴェルディによって、これから始まるはずだった諸々の前提条件はほとんど機能していない。
聖女になる予定だった男爵令嬢にも自分が攫って来た魂を宿らせて三年も前から活動させ、いま本物の主神の加護を与えている。ここまでで「敵」が入り込む余地はない、はずなのに。
「……まったく安心出来なくなりました」
「ああ。油断した瞬間に喰われそうな気がする」
『敵の正体が見えないというのはこうも不気味なものなのだな……』
二人と一匹が互いの意思を確認し、揃ってソルヴィーノ男爵令嬢を向く。
代表して口を開いたのはテオフィロ。
「我々にも何が正解かは判りません。ですが得体の知れない相手と敵対したのは間違いないと思います。改めて、貴女に協力をお願いします。力を貸してください」
「え、っと……、ちょっと待ってね」
ソルヴィーノ男爵令嬢はそう言うと、虚空から三十センチくらいの杖を取り出した。いつかのテオフィロと同じ世界樹の落ちた枝から作られた杖は、主神から与えられた精霊を呼び出す媒体。
「なに?」
彼女がそう声を掛けると、ポンッと軽い音がして彼女の膝の上に桃色のひよこ型精霊が現れた。
まだ弱く小さい生まれたばかりの精霊だ。ここにいるのがニョルズの実体だったら同じ空間にいるだけで掻き消されるほどに脆く、その声を聞くのは契約した彼女だけ。
「え……、そんなの言われたくても分かってるし。別にもう敵視なんてしてないもん。うん。だから分かってるんだってば」
どうやら立場的にはひよこ精霊の方が強いようで、ソルヴィーノ男爵令嬢は苦手な上司に相対しているような雰囲気だ。
しばらくそんな遣り取りをした後でひよこ精霊が消え、ホッとしたように息を吐いた彼女はテオフィロたちに向き直る。
「えっと……その、えー……」
言葉を濁していた彼女は、やがてその場で立ち上がると勢いよく頭を下げた。
「いままでごめんなさいっ。正直、まだよく判ってないんだけど、あたしも、その黒幕? だかの邪魔だから狙われるかもしれないってことだよね? 事情を知っている人たちと協力した方が良いってバカでも判るし、こちらこそ協力させて欲しいですっ」
一息にそこまで言い切った後、ちらりと不安げにテオフィロを見る。
「でも……あの、本当に、クリス……じゃなくて、王太子との婚約は良いの?」
「むしろあの王太子殿下と結婚したいと望んでいる女性がいることが驚きですよ」
心底嫌そうなテオフィロに、ルキノが苦笑。
ソルヴィーノ男爵令嬢は不思議そうだ。
「でもクリス、顔は最高だよ? エッチも巧いし」
「――」
「ぐふっ」
ルキノが咽た。
テオフィロは頭が痛そうに額を押さえる。
「それならそれで、殿下一人に絞ってはどうですか」
「んー。でも、みんなそれぞれ違うんだよね」
「違うとは」
「エッチの仕方。このゲームの攻略対象ってね、みんなそれぞれ担当枠っていうのかな。クリスはもうとにかく全身可愛がってくれるし、エドはサドっ気強いから恥ずかしいこと強要してくるんだけどそれがイイし、ルキノは持ち前の体力で」
「んっんっんー!」
ルキノが大きく喉を鳴らす。
それで今の人間関係を思い出した令嬢は「あ、うん、せっかくこんな可愛い顔に生まれ変わったんだしイケメンとたくさん気持ち良いことしたいなって思って!」と強引に話を着地させた。
「それに主神様の加護持ちが複数の伴侶を持つのは普通なんでしょ?」
「……まぁそうですね。どの国の王族もあわよくばと思うでしょうし」
主神の加護持ちとの子どもは女性の胎ではなく世界樹に実る。
魔力で判別されるため一つの子果に複数の男の魔力が宿ることは決してなく、過去の記録は少なくとも時の権力者たちはこぞって加護持ちの伴侶になりたがったとあった。
ただ、誰もが忘れがちなのだが子果を実らせるには「愛情」が不可欠なのだ。
伴侶になったからと言って相思相愛になれるとは限らず、結局、半神半人の王を戴いた国は数千年の歴史の中でたった五つだけ。
もしテオフィロが王太子殿下と婚姻していたとして、テオフィロが貴族としての義務だと諦めても彼との間に子果が実ったかと言われたら、たぶん無理だろう。
それでも万に一つの可能性に賭けたくなるのが権力者である。
テオフィロとしてはそんなもののために何年も我慢して体を差し出すような真似をせずに済んだのだから、彼女には心から感謝している。
「貴女が主神様の加護を賜って良かったと思います」
「えへへ」
「褒めてません」
「えっ」
「ふはっ」
吹き出したルキノを睨んだテオフィロは厳しい顔つきで令嬢と向き合う。
「とにかく、さきほども言いましたが貴女には王太子妃についての基本的なマナーや教養が足りていません。協力のお礼に徹底的に指導して差し上げますから今日から侯爵邸に移動しましょう」
「え」
「は?」
『なんと』
令嬢だけでなくルキノとニョルズも驚いた。
しかしテオフィロは本気だ。
「今となっては加護持ちの貴女に厳しく指導できる者など城にはいないから学園時代から変わらないのでしょう? その点、侯爵邸の使用人たちはルキノに影響されて、私を、それは厳しくも愛情深く育ててくれました。うちの使用人たちに任せれば、二週間後のお披露目、一か月後の花祭りのパレードでは王太子妃に相応しい所作をお披露目出来ますよ」
「え……」
ソルヴィーノ男爵令嬢はルキノに救いを求めるような視線を向けるが、左右に首を振られる。
これってどうなのかと視線でニョルズに問い掛けるが、此方にも左右に首を振られた。
しかも宰相閣下や国王陛下には「ぜひよろしくお願いします」と頭を下げられたほどで、かくして侯爵邸には客人がもう一人増えることになったのだった。
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