私が猫又族のお姫様!?

モルガナ

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3章 マジョルカ学園編

まさかのお姉様でした!

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side 霙

地球では、双子だった兄である雹は虎の王子に、僕は竜の王子になり大事な幼馴染であるナツメは猫の姫になった。


ナツメと雹と魔法属性判別儀式後のパレードで会話に花を咲かせていると話は、5年後に通う魔法学校の話になった。


<ナツメはどきょに通うんだよ?>と雹が聞くと


「まだ分かんにゃい!5歳くらいににゃったら考えりゅ」

と言った。

学園によって難易度は変わるけど、どこの学園に通うかはその子の意志に任せるのは大半で、王族でもそれは変わらない…





(ナツメはどこに通うかまだ決めてないのか…どうするか…とりあえずどの学園に通うにしても入学試験を受けるまでにナツメがどこに通っても大丈夫なように魔法の鍛錬をしてナツメを守る力を手に入れないといけないなと僕は決意した。)



生誕パレードが終わり、ナツメや雹と別れ自国に帰った僕が5年後どうやってナツメと同じ学園に通えるか画策しながら時属性魔法の練習をしていると、白い身体に黒い縞模様の入った電報鳥がやって来た。



電報鳥は、依頼主の姿に似た色に変化し手紙を届けてくれる知能の高い鳥だ。


これは…雹から?なんだろう?と思い虎の封蝋で閉じられた手紙を開封すると中にはこう書かれていた。

<霙へ

お前もナツメと同じ学園に通いたいんだろう?もし同じ気持ちなら、ナツメが5歳になってどこの学園に通うか決まった頃俺とマタタビ王国の城門近くで落ち合わないか?
p.s 少しずつで構わないから落ち合うまでに時属性魔法を練習して自在にコントロールできるよう習得しておいてほしい    

雹より>



雹には何か考えがあるんだな。僕と考えることは同じってことね。

"電報鳥ちょっと待ってね今から返事を書くから……

了解!5年後にナツメの城の前で落ち合おう

p.s そっちも重力魔法しっかり習得しておいてね  と、これでよしっと、電報鳥よろしく"と龍の封蝋をした手紙を嘴で預かった電報鳥は即座に身体の色が僕と同じ氷のようなアイスブルーになり素早く飛び去っていった…



5年後




5歳になった僕と雹はまだ親から外出の許可が出ていない為、
親の目を盗んで無事にナツメの城の前近くに合流した。僕は時属性魔法を、雹は重力魔法をそれぞれ猛練習の末習得し、雹からナツメの進学先を知る策を聞いた。


<今からナツメの城に潜入する。作戦は霙の時属性魔法で時間の流れ、つまり城内にいるメイドや騎士の動きを遅くし、俺の重力魔法で身体を軽くし、少しずつナツメの元まで行き、進学先を聞き出す。ナツメの進学先を聞き出すのは凛、この世界ではレオナだったな
…に任せてある。チャンスは未成熟な俺たちの身体と発展途上の魔力量的に1回だ準備はいいか?>

[いつでも!]と僕は頷いた。


僕が先に時間を操る為城に向かって呪文を唱えた

"The time is money"(時は金なり)この魔法は、呪文を行使した術者の意志に応じ他者の時間を操ることができる魔法だ。


今回は誰にも気づかれず、レオナを除き侵入することが目標なので、レオナとナツメ以外の歩く時間、行動する時間を遅くするよう魔法を掛けた。

続いて、雹がGravity decrease(重力よ減少せよ)
と唱え僕と自分自身に魔法を掛けると体重が軽くなったようになり、僕達は騎士やメイドの目をかいくぐり、ナツメとレオナがいる城の庭園まで走り抜けた僕達はレオナとナツメの視界に入らないようナツメの背後の生垣に隠れた。


生垣の隙間から雹が目配せすると事前に話を聞いていたレオナがナツメに進学先を聞き出したことで僕達は無事に6歳になったナツメと同じマジョルカ学園に通うことができた。




ただ予想外だったのは……僕や雹だけでなく他の12王家の王子達もどこかからナツメの進学先を入手したらしく同じくマジョルカに入学してきたことだ…


僕は、さらにライバルが増えたナツメを誰かに奪われないように決意を新たにしたのだった。

[ナツメは誰にも渡さない…]と女子寮に向かったナツメを想うのだった。


会わない間にナツメに専属騎士がつき、その騎士がナツメを慕っていることなど知る由もなかったのだった…








ナツメside



ステラ寮の自室に入り、荷解きしながら同室のルームメイトを待っていると……コンコンとノックする音が扉越しから聞こえてきた。


マジョルカ学園に併設する寮には個人識別魔法がかけられており、2人一組の個室部屋の扉にそれぞれ今その部屋に入っている者の顔のアイコンが、扉越しに見ることができる為、相手は自分の部屋にルームメイトがいると分かったので扉をノックしたのだろう。


私は髪と服の乱れがないかを確認し、緊張した面持ちで
「どうぞ!お入りください!」と人型に変身して声をかけた…

声を掛けると入ってきたのは、ビスクドールのような精巧な顔立ちの黒髪ストレートで背中にはおそらく雷属性なのだろう金の翼を持った美少女だった。

瞳の色はエメラルドグリーンで誰かに似た面影があるが誰に似ているか出そうででなかった…


【まぁ、貴女が霙の大事な女の子?】


「え?」

【突然ごめんなさい!霙の姉の霖(りん)と言います!
貴女より2歳上の8歳よ!貴女に会えるのをとても楽しみにしていたのよ!

霙からいつも貴女の話題が出てきて、どんな子か想像していたのだけど、想像以上に可愛らしいわ!

これからは霙とだけじゃなくて私とも仲良くしていただけたら嬉しいわ】


「霙のお姉様でしたか!?お姉様がいるなんて、知りませんでしたわ…

お褒めいただきありがとうございます!こちらこそよろしくお願いします霖お姉様」

と微笑むと霖お姉様に抱きつかれた。

【霙ったら、こんなに可愛らしい子との時間を独り占めしてたなんてずるいわ!

もしこれから学園で生活する上で困ったことがあったら相談してね!力になるから】

と霖お姉様は私にしばらく抱きついて離れなかったのだった。
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