私が猫又族のお姫様!?

モルガナ

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3章 マジョルカ学園編

遅れて来るのはヒーローとは限らない…

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「犬の蕾、鳥の雅の友達Getと来たら後は猿の女の子が来てくれたら桃◯郎のオトモトリオの完成ね。ふふっなーんてそんな都合良く猿の子が来るわけないよね」


と綿飴に話しかけると

“ナツメって結構無自覚だよね…ナツメがまだ2歳くらいの時から言葉に出したり、頭の中で念じたことが現実になったりしたことはなかった?言霊持ちの特徴は幼少期から言葉に出したり、頭で考えたことが完璧な形ではないけど、実際に起こるんだ。"


「そうなの!?うーんと…そういえば、何か危険なことが起こった際まだ自分の力じゃ対処できなかったり咄嗟のことで魔法の力が使えなかった頃に"誰か助けて"って頭の中で浮かんだり、言葉を発すると誰かが毎回助けてくれたり、私の代わりに怪我をしたり犠牲になる者がいたかも……でもそれって偶然じゃないの?」


“偶然はそう何度も起こらないよナツメ。ナツメ自身の人望もあるだろうけど君が願ったから似たような形で誰かが助けてくれたり、間接的に君に危険が及ばないように誰かが身代わりになったりしたんだよ…

言霊持ちは、心の綺麗な者にしか宿らない精霊って存在がいてね僕達妖精族とは似たようで全く別の存在なんだ…

僕のような精霊と妖精には君達のように意志があるのは同じだけど、妖精とは違い彼ら精霊は心の綺麗な者にしか近寄らないんだ。妖精族はお互いの利害が一致したりすると邪悪な心を持つ者にも近寄っていき契約する例もあるんだけどね。


他にも理由があって僕達妖精族は君達が食べるような食べ物や大地のエネルギーを糧に生活するけど、精霊は心の綺麗な者が持つ清浄な氣をエネルギーとして活動するからね。
だから複数世界中に点在する妖精と違って精霊は数が少なく妖精に比べ強力な力を持つ者が多いんだ。
まぁ僕は大妖精だから精霊の王子に匹敵する力を持つよ!

精霊は自分が気に入った清浄な氣を持つ相手を拠り所にして相手が精霊を認識して初めて姿を見ることができるって言われてるから…試しに話しかけてみれば?

ナツメに精霊が宿ってれば返事が返って来るはずだよ”


「分かった。やってみる!精霊さん精霊さんもし私に宿っているなら姿を見せてください」

と呟くと今まで認識していなかった為見ることができなかった私の肩に見慣れない羽根の生えた小人のような獅子の身体をしたオレンジ色の物体が返事をした。



『なんだ?我の存在をついに認識したのだな…我は精霊の王子レオ。主の氣は近年稀に見る清浄な者であり主の身体に勝手に契約紋を刻ませてもらったぞ他の精霊に横取りされては敵わんからな』


(what契約紋ですと?……そういえばさっきから心臓あたりが熱い…上着を引っ張って肌を見ると心臓の位置に3センチほどの太陽の刺青が入っていた。)


『その太陽の契約紋は我のシンボルだ。もちろんタダでソナタの氣をもらおうなどと思ってはいない、ソナタにはいつでも制限時間なく人型になれる力と発言したことが時々現実に起こりうる力と我と会話できるようになって得られた予言を時折してやろう…

ちなみに先ほどソナタが言った猿の種のピグマーモセットの者がもうじきやってくるぞ』


「え!?レオ、本当に?やっったぁぁ猿の子とも友達になれるのね!どんな子だろう?可愛い系、美人系と来たら美人なのは間違いないとして……ツンデレ系?はたまた和み系かしら?」


“『来たよ(ぞ)』”

と2人から言われ後ろを振り返ると、猿の王子凪にどことなく顔立ちが似た同じようなピグマーモセットの私の身長より少し小柄な美人がいた。ただし予言が合っていたのはここまでで
、予言の精度が"時々"であることを痛感することになった。


【見つけたぞ!お前が運命の女だな。噂に違わず可愛いじゃないか…凪は、お前のことを一度も俺に話さなかったが…パレードでお前の姿を一目見て俺はお前を気に入った。
お前は見ていなかっただろうが、俺も先ほど模擬戦で無事満月クラスに決まったからな。これからは、クラスメイトとしてだけじゃなく卒業までに必ずお前を俺の女にしてやるから覚悟しておけ。】



「………は?いやいやいきなり運命とか言われても困るし、第1アナタは誰?というか、君もしかしなくても男の子だよね?」
私の前には髪がこげ茶の短髪で顔立ちはまだあどけないが確実にこのまま成長すると凪同様整った顔立ちになるだろうことが伺えるジャージを着た中性的な美少年がいた。

【俺は凪の従兄弟で名前は颯(ハヤテ)だ。俺の父親は稀代の風雲児と呼ばれ、ダンジョン内にいる魔物が溢れスタンピード を起こした際に1人で何千もの魔物を葬り現在は凪の王家に使える騎士団長として活躍している。
俺も将来は、親父同様凪達を守る騎士になるつもりだ。

お前に寄り付く男達には負けるつもりはないから、安心してくれ。こう見えて俺は一途だからな、今は断られてもお前を必ず俺の女にしてやるからな】

と颯は言いたいことだけ言って颯爽と制服に着替える為に更衣室に入っていった。


“ナツメよくモテるね”



『ほらな予言は当たっていたじゃろ?』

と綿飴には呆れられ、レオにはドヤ顔された私は


(こんな予言は望んでなかったんだけどーー)と心の中で叫ぶのであった…
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