私が猫又族のお姫様!?

モルガナ

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3章 マジョルカ学園編

魔法実技テスト終了

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颯と別れ観客席に私が戻ると丁度複数の模擬戦が行われており隣に座るナイト君にこれが最後の組みだと言われた私は模擬戦を見ながらナイト君に颯のことを話すとナイト君は唖然としていた。


《彼の噂は知っているよ。僕も騎士になる為の過程でいろいろ戦術や戦略の勉強をしている時に耳に入って来たからね。
彼の父親は稀代の風雲児と呼ばれていてスタンピード を見事収束させた褒賞として騎士団長の座に就いた人物だからね。

彼は言っていたか分からないけれど彼女の母親も女騎士で"希望(ヒカリ)の女傑と言われるくらい彼女が1人戦地にいるだけで圧倒的窮地も幾度なく脱してきたくらい強く凛々しい美人だそうだよ。

噂によると強さと心に惹かれた父親に求婚されて私を手に入れたければ一騎討ちしろと言ったそうだよ。

で、見事に一騎討ちの末、彼の父親が勝利し彼が生まれたらしい。

他の猿一族は分からないけど、凪様や颯の一族は一途な種族として有名だからね…添い遂げられなければ生涯番を作らず終える者が多数いるそうだよ…

ナツメ様厄介な者に目をつけられたね…ま、ナツメ様は渡さないけどね…》


「そ、そうなんだ…そういえば最後何かボソっとなんて言ったの?」


《んーん、なんでもないよナツメ様気にしないで。》

となぜかすごくいい笑顔で微笑まれたので、私はなぜか悪寒がして聞き返すことができなかった…。




そうこうして実技テストと称して行われた模擬戦が無事新入生全員終了し、新入生総勢300人が無事クラスに割り振られた。
私が在籍することになった特別レベルの人満月クラスに選ばれた者は30名で例年より少し多いらしい…

普通レベルの半月クラスが1番多く240名で新月クラスは30名という内訳になった。

学園長のトリック先生の閉会の挨拶で新入生達はそれぞれの担任の先生の案内に従い各自の教室まで移動することになった。

毎年模擬戦は朝から行い、夕方近くまでかかるのが通例である為辺りの景色はすっかりオレンジ色に染まっていた。
満月クラスの担任黒猫種のクリセント先生の案内で私達は満月クラスの教室に辿り着き、先生以外の全員が着席したところで席についた。

【全員が着席したようなので、今から皆さんに少しでも早くクラス内で打ち解けられるように自己紹介をしてもらいます!なお今は、ランダムで席についていただきましたが明日は席替えを行いますのでそのつもりで。では、最前列の颯君からよろしく】


(うわっ…本当に満月クラスにいるんだ。お願いだから私にあまり関わらず面倒ごとを起こさないでよ…)と祈っていた私に私と綿飴にしか現時点では見えていないレオがトドメを刺してきた。


『ナツメ、ソナタの願いに反してアヤツの願いはより強力で言霊の力は効かないようじゃ…言霊は願いの強さで発言したことが現実になったり、逆に他者に退けられて現実にならないどころか他者の願いを現実にしたりするからな…

ナツメには諦めるという選択肢しかないな。』


“ナツメ大丈夫だよ!何かあったら僕やレオが守るからさ安心して”


(天使や~綿飴は天使や)と現実逃避していると颯君の自己紹介が始まった。



[俺の名前は颯(ハヤテ)だ。両親共に騎士団の出だが、両親に関係なく俺も騎士になるつもりだ。ただしただの騎士ではなくこの世界で1番の騎士になるのが目標だ。

お前たちに言っておきたいことが1つある。俺はマタタビ王国の第一王女ナツメに惚れた。もちろん姫という肩書きではなく心と可愛らしさに。

今はまだ俺のものにはなっていないが親父同様惚れた女は必ず口説き落として妻にするつもりだ。

よって今後ナツメに近づく輩はたとえ王子や専属騎士だろうと関係ない。全力でナツメに今後アプローチしていく。俺からは以上だ。]


(颯の発言で、クラスの温度がすごく下がった気がする……しかも私の周囲の席を取り囲む王子やナイト君の方を見て戦線布告したような…ナイト君や王子達も颯君の方を見て顔に黒い笑顔を浮かべて目だけでお互い火花が散っているような気が…他の生徒達はその状況を見て、固唾を呑んで蛇に睨まれたカエルのように固まってるし)


''ナツメここは君がなんとかするしないかも"

(えぇぇ!?いや無理だわチキンな私には荷が重すぎ)

1人目からしてこのインパクト……前途多難な予感しかしないと不安に思うナツメなのであった。


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