自殺した彼女の過去の話

彼女は確かに生きていた。
生きる希望も未来への期待も何も無い。
彼女は彼女の家族を認めなかった。
いや、認める事ができる人間ではなかった。
たった1人彼女が家族と認めた人がいた事。
その人は彼女の母に殺された事。
そして、彼女が1人の少年に出会った事。
誰もが気付けない程、小さく咲き誇った1輪が静かに枯れたお話。

#ノンフィクション作品
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