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再び東へ⑦
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1日の始まり。
起きて真っ先に、従魔の部屋、厩舎の清掃だ。モザイクかけないといけないのが、転がっているので。たまにぐっすり寝ていると、誰かに起こされる。液晶画面は私にしか触れないからだ。
洗面台は一つなので、起きた順番で洗面を済ませる。
平行して朝御飯の準備だ。お湯を沸かして、ホットプレートに目玉焼きがずらりと並ぶ。先に洗面を済ませた母がお味噌汁の準備。父は榊の水を変える。晃太はお茶を淹れ、私はビアンカとルージュのご飯の準備だ。
本日は我々はご飯にえのきとワカメの味噌汁、目玉焼きだ。私と父は鮭フレーク、晃太は納豆、母は海苔。ビアンカとルージュは大皿にご飯を盛り、ハム、ホットプレートで焼いた目玉焼きをぐるりと盛る。ノワールの野菜や果物を、晃太が切り分ける。
「ビアンカ、ルージュ、醤油? ケチャップ?」
『醤油がいいのです』
『私はケチャップがいいわ』
「はいはい」
出来上がる頃に起きてくるビアンカとルージュ。花もその頃に起きてくる。何故かうちの花は、ついさっきまで一緒に寝ていた母に、お尻を下げて尻尾を振って駆け寄る。まるで何日も会ってないみたいに感じで、喜びを表している、と私は思ってます。私達にも、お腹出して尻尾を振っている。毎日これがかわいかのよ。でれれ、になるのよ。因みに元気達はご飯が終わる頃になってやっと起きる。
花の朝御飯も準備して、と。
朝御飯食べる前に、神棚にお供えをする。
本日はもへじ生活のタンブラーに入れた牛乳にオレンジジュース、個包装になっているバームクーヘンやワッフル、マドレーヌ。味もいろいろだ。プレーン、紅茶、レモン、チョコ、ほうじ茶、抹茶。時空神様から、小さな神様がいると聞いてこの形式になった。カップだったのがタンブラーになり、お菓子も3人分から、倍の6人分になる。最後にリンゴとバナナを並べる。
お地蔵さんの前にお供え物を置き、みんなで手を合わせる。
「神様、本日もお見守り下さい」
父が神様に朝のご挨拶をする。
お見守り下さい。
目を閉じてお祈りする。
次に目を開けると、お供えはきれいになくなっている。タンブラーも空だ。初めは3日に1回なくなっていたが、時空神様が焼き肉食べに来てから、毎日お供え物がなくなっている。気に入ってもらえたのだと思っていよう。
さて、我々も朝御飯だ。
ビアンカ、ルージュ、ノワールのご飯もセットして。
「「「「いただきます」」」」
朝御飯の挨拶とともに食べる。花はダイニングキッチンに設置したケージの中で、朝御飯だ。
食器を私が片付けている間に、母は洗濯、晃太は風呂掃除、父がフローリングを専用の紙を挟んだ掃除道具で拭き上げて、掃除機をかける。ディレックスが開店したのを確認し、買い物をする。これが終わるといざ出発。最適スピードが分かってきたので、順調に進んでいる。馭者台には私と晃太。ビアンカとルージュが馬車のサイドを固めている。時折すれ違う馬車がある時は、前後に移動。物凄く警戒されるけど、笑顔でご挨拶するとなんとかなる。母達はルームの中だ。移動中に花や元気達のブラッシングに内職してもらっている。蜂蜜やメープルシロップをハーバリウムの瓶への入れ替えや、刺繍糸や毛糸に巻き付いている紙を外してもらっている。
宿場もあったけど、結局素通りして進む。
アルブレンを出て1週間。最後の結界石を確認し素通り。
「この調子なら、明日の早い時間に着かん?」
「そやな、昼前には着くなあ」
本来なら20日かかるのにね。
最後の結界石を素通りしてしばらくしてから、ルージュに周囲を確認してもらい、ルームを開ける。
元気とコハクが飛び出してくる。
「あ、こら」
『いいのです、私達が見てるのです』
『そうね、しばらく走らせるわ』
ビアンカとルージュが見てくれるようだ。花、ルリ、クリス、ヒスイもルームに入って来た私達に、寄って来てくれる。晃太と撫で回し、頬擦りし、ペロペロされて、破顔する。あ、くさか。でも、かわいか。そろそろ元気達もシャンプーダメかな? 父に鑑定してもらおうかな。考えていると花達も外に出る。晃太が付いていく。花は基本臆病なので、新しい場所では、あまり歩き回らないので、晃太が抱っこして散歩している。下ろしてもすぐに抱っこ、と足にすがり付くのに、外に出たがるのだ。
「じゃあ、晃太頼むね」
「ん」
私はノワールを厩舎に誘導。厩舎まで、マットを父が敷いてくれる。ノワールは体躯がビアンカ以上にでかいし、蹄があるのでそのままフローリングを歩くと大変なことになる。すでに、ビアンカやルージュの爪で、傷だらけのフローリング。しっかり蹄跡がついている。初回にルームにいれて、蹄の事を考えなかった。すぐにマットを買いに走った。
「今日もお疲れ様ノワール。ニンジン準備するけんね」
「ブヒヒヒン」
大人しく厩舎に入ったノワールは、私のニンジンの言葉に嬉しそうに嘶く。
「今日はカレーなん?」
手を洗ってから、匂いを嗅ぎながらダイニングキッチンに。
「久しぶりに作ったんよ」
母がコンロフル活動で、鍋を火にかけている。
カレーやシチューは私が担当なんだけど、今日は久しぶりに母のカレーだ。
「あれ? なんか小鍋のカレー、ちょっと違わん?」
三口コンロの小さいごとくの上に載った小鍋の色が、他の2つの鍋の色に比べて薄い。具材も小さい。
「小さい神様用たい。甘口やけど、もし、神様がいらんやったら、ルゥを混ぜればよかしね」
「そうね」
「優衣、ノワールのご飯の準備して」
「はーい」
ニンジン、リンゴ、キャベツを準備する。
「呼んできてよか?」
「よかよ。あ、お父さん、あぶないけん、私がするけん」
父がカレーをよそおうとして、母に注意されてる。私は外の晃太達を呼ぶ。
『いい匂いなのです』
『本当ね』
「カレーやな」
晃太が花の足拭きして、私は液晶画面で従魔の足拭きをタップ。
一旦従魔の部屋で、お乳を飲ませてから、ビアンカとルージュが柵を飛び越え出てくる。
『お腹が空いたのです』
『たまらない匂いだわ』
「ちょっと待ちい」
ご飯を盛って、カレーをかける。慎重に父と晃太が運んで、待ってましたと食べ始めるビアンカとルージュ。
『んんっ、美味しいのですっ、いくらでも入るのですっ』
『がふがふっ、本当っ、ちょっと辛めだけど、なんて香りがいいのかしらっ』
『『おかわり』』
無くなるの早。洗わなくてもいいくらいに、きれいに空になった皿を前肢で押し出している。最近、エアーお手、エアーおかわりをしなくなってきたよ。
まあ、良かか、好評みたいやし。新しくカレーを盛り、やっと我々の夕御飯だ。
だけど、その前に、
「時空神様、今日はカレーを作りました。小さな神様用にもあります。良かったら召し上がってください」
お地蔵さんにお祈り。
振り返ると、なんとなく予感していたけどいました、黒髪のイッケメン、時空神様。本日は金髪美女の雨の女神様もいる。そして二人に手を繋がれているのは、三歳くらいの真っ赤な髪のかわいか男の子。小さな神様だ。本当に子供だ。花がゲージ内で吠える。吠える。
「すまん、どうしても行くって聞かんでな」
「ごめんなさい、押し掛けてしまって」
すまなそうな、時空神様と雨の女神様。真っ赤な髪の男の子は、小さくジャンプジャンプ。
「いえいえ大丈夫ですよ」
私が答えると、真っ赤な髪の男の子はぱっと走って、母にしがみつき見上げる。
「たべたいっ、たべたいぃっ」
ぐわあっ、かわいかあぁぁぁっ。
「よかよ~、すぐに準備するけんね~、椅子に座っとってねぇ~」
呆気なく陥落し、ルンルンの母が言うと、真っ赤な髪の男の子は頷いて、椅子によじ登る。はいはい、お手伝いしますよ。
「どうぞ、時空神様も雨の女神様も」
「すまんな」
「ありがとう」
着席をした時空神様と雨の女神様は、椅子に座っても、ジャンプしている真っ赤な髪の男の子を嗜めている。
「じっと座ってろ」
「落ちるわよ」
なんか、家族の絵だね。
「あのこちらの神様?」
「ああ、こいつは魔法の三柱神で、右の魔法神と呼ばれている。火と土、光の管理者だな」
「三柱ってことは、他にも」
「左と真ん中がいる。髪の毛の色が違うだけで、みんな同じ顔だ」
「三つ子っ」
見てみたいっ。揃った所をぱしゃぱしゃしたいっ。
いかんいかん、神様なんだから、絶対ダメね。
邪念を追い出して、私は母に銀の槌に向かうことを告げて、異世界への扉を開けた。
起きて真っ先に、従魔の部屋、厩舎の清掃だ。モザイクかけないといけないのが、転がっているので。たまにぐっすり寝ていると、誰かに起こされる。液晶画面は私にしか触れないからだ。
洗面台は一つなので、起きた順番で洗面を済ませる。
平行して朝御飯の準備だ。お湯を沸かして、ホットプレートに目玉焼きがずらりと並ぶ。先に洗面を済ませた母がお味噌汁の準備。父は榊の水を変える。晃太はお茶を淹れ、私はビアンカとルージュのご飯の準備だ。
本日は我々はご飯にえのきとワカメの味噌汁、目玉焼きだ。私と父は鮭フレーク、晃太は納豆、母は海苔。ビアンカとルージュは大皿にご飯を盛り、ハム、ホットプレートで焼いた目玉焼きをぐるりと盛る。ノワールの野菜や果物を、晃太が切り分ける。
「ビアンカ、ルージュ、醤油? ケチャップ?」
『醤油がいいのです』
『私はケチャップがいいわ』
「はいはい」
出来上がる頃に起きてくるビアンカとルージュ。花もその頃に起きてくる。何故かうちの花は、ついさっきまで一緒に寝ていた母に、お尻を下げて尻尾を振って駆け寄る。まるで何日も会ってないみたいに感じで、喜びを表している、と私は思ってます。私達にも、お腹出して尻尾を振っている。毎日これがかわいかのよ。でれれ、になるのよ。因みに元気達はご飯が終わる頃になってやっと起きる。
花の朝御飯も準備して、と。
朝御飯食べる前に、神棚にお供えをする。
本日はもへじ生活のタンブラーに入れた牛乳にオレンジジュース、個包装になっているバームクーヘンやワッフル、マドレーヌ。味もいろいろだ。プレーン、紅茶、レモン、チョコ、ほうじ茶、抹茶。時空神様から、小さな神様がいると聞いてこの形式になった。カップだったのがタンブラーになり、お菓子も3人分から、倍の6人分になる。最後にリンゴとバナナを並べる。
お地蔵さんの前にお供え物を置き、みんなで手を合わせる。
「神様、本日もお見守り下さい」
父が神様に朝のご挨拶をする。
お見守り下さい。
目を閉じてお祈りする。
次に目を開けると、お供えはきれいになくなっている。タンブラーも空だ。初めは3日に1回なくなっていたが、時空神様が焼き肉食べに来てから、毎日お供え物がなくなっている。気に入ってもらえたのだと思っていよう。
さて、我々も朝御飯だ。
ビアンカ、ルージュ、ノワールのご飯もセットして。
「「「「いただきます」」」」
朝御飯の挨拶とともに食べる。花はダイニングキッチンに設置したケージの中で、朝御飯だ。
食器を私が片付けている間に、母は洗濯、晃太は風呂掃除、父がフローリングを専用の紙を挟んだ掃除道具で拭き上げて、掃除機をかける。ディレックスが開店したのを確認し、買い物をする。これが終わるといざ出発。最適スピードが分かってきたので、順調に進んでいる。馭者台には私と晃太。ビアンカとルージュが馬車のサイドを固めている。時折すれ違う馬車がある時は、前後に移動。物凄く警戒されるけど、笑顔でご挨拶するとなんとかなる。母達はルームの中だ。移動中に花や元気達のブラッシングに内職してもらっている。蜂蜜やメープルシロップをハーバリウムの瓶への入れ替えや、刺繍糸や毛糸に巻き付いている紙を外してもらっている。
宿場もあったけど、結局素通りして進む。
アルブレンを出て1週間。最後の結界石を確認し素通り。
「この調子なら、明日の早い時間に着かん?」
「そやな、昼前には着くなあ」
本来なら20日かかるのにね。
最後の結界石を素通りしてしばらくしてから、ルージュに周囲を確認してもらい、ルームを開ける。
元気とコハクが飛び出してくる。
「あ、こら」
『いいのです、私達が見てるのです』
『そうね、しばらく走らせるわ』
ビアンカとルージュが見てくれるようだ。花、ルリ、クリス、ヒスイもルームに入って来た私達に、寄って来てくれる。晃太と撫で回し、頬擦りし、ペロペロされて、破顔する。あ、くさか。でも、かわいか。そろそろ元気達もシャンプーダメかな? 父に鑑定してもらおうかな。考えていると花達も外に出る。晃太が付いていく。花は基本臆病なので、新しい場所では、あまり歩き回らないので、晃太が抱っこして散歩している。下ろしてもすぐに抱っこ、と足にすがり付くのに、外に出たがるのだ。
「じゃあ、晃太頼むね」
「ん」
私はノワールを厩舎に誘導。厩舎まで、マットを父が敷いてくれる。ノワールは体躯がビアンカ以上にでかいし、蹄があるのでそのままフローリングを歩くと大変なことになる。すでに、ビアンカやルージュの爪で、傷だらけのフローリング。しっかり蹄跡がついている。初回にルームにいれて、蹄の事を考えなかった。すぐにマットを買いに走った。
「今日もお疲れ様ノワール。ニンジン準備するけんね」
「ブヒヒヒン」
大人しく厩舎に入ったノワールは、私のニンジンの言葉に嬉しそうに嘶く。
「今日はカレーなん?」
手を洗ってから、匂いを嗅ぎながらダイニングキッチンに。
「久しぶりに作ったんよ」
母がコンロフル活動で、鍋を火にかけている。
カレーやシチューは私が担当なんだけど、今日は久しぶりに母のカレーだ。
「あれ? なんか小鍋のカレー、ちょっと違わん?」
三口コンロの小さいごとくの上に載った小鍋の色が、他の2つの鍋の色に比べて薄い。具材も小さい。
「小さい神様用たい。甘口やけど、もし、神様がいらんやったら、ルゥを混ぜればよかしね」
「そうね」
「優衣、ノワールのご飯の準備して」
「はーい」
ニンジン、リンゴ、キャベツを準備する。
「呼んできてよか?」
「よかよ。あ、お父さん、あぶないけん、私がするけん」
父がカレーをよそおうとして、母に注意されてる。私は外の晃太達を呼ぶ。
『いい匂いなのです』
『本当ね』
「カレーやな」
晃太が花の足拭きして、私は液晶画面で従魔の足拭きをタップ。
一旦従魔の部屋で、お乳を飲ませてから、ビアンカとルージュが柵を飛び越え出てくる。
『お腹が空いたのです』
『たまらない匂いだわ』
「ちょっと待ちい」
ご飯を盛って、カレーをかける。慎重に父と晃太が運んで、待ってましたと食べ始めるビアンカとルージュ。
『んんっ、美味しいのですっ、いくらでも入るのですっ』
『がふがふっ、本当っ、ちょっと辛めだけど、なんて香りがいいのかしらっ』
『『おかわり』』
無くなるの早。洗わなくてもいいくらいに、きれいに空になった皿を前肢で押し出している。最近、エアーお手、エアーおかわりをしなくなってきたよ。
まあ、良かか、好評みたいやし。新しくカレーを盛り、やっと我々の夕御飯だ。
だけど、その前に、
「時空神様、今日はカレーを作りました。小さな神様用にもあります。良かったら召し上がってください」
お地蔵さんにお祈り。
振り返ると、なんとなく予感していたけどいました、黒髪のイッケメン、時空神様。本日は金髪美女の雨の女神様もいる。そして二人に手を繋がれているのは、三歳くらいの真っ赤な髪のかわいか男の子。小さな神様だ。本当に子供だ。花がゲージ内で吠える。吠える。
「すまん、どうしても行くって聞かんでな」
「ごめんなさい、押し掛けてしまって」
すまなそうな、時空神様と雨の女神様。真っ赤な髪の男の子は、小さくジャンプジャンプ。
「いえいえ大丈夫ですよ」
私が答えると、真っ赤な髪の男の子はぱっと走って、母にしがみつき見上げる。
「たべたいっ、たべたいぃっ」
ぐわあっ、かわいかあぁぁぁっ。
「よかよ~、すぐに準備するけんね~、椅子に座っとってねぇ~」
呆気なく陥落し、ルンルンの母が言うと、真っ赤な髪の男の子は頷いて、椅子によじ登る。はいはい、お手伝いしますよ。
「どうぞ、時空神様も雨の女神様も」
「すまんな」
「ありがとう」
着席をした時空神様と雨の女神様は、椅子に座っても、ジャンプしている真っ赤な髪の男の子を嗜めている。
「じっと座ってろ」
「落ちるわよ」
なんか、家族の絵だね。
「あのこちらの神様?」
「ああ、こいつは魔法の三柱神で、右の魔法神と呼ばれている。火と土、光の管理者だな」
「三柱ってことは、他にも」
「左と真ん中がいる。髪の毛の色が違うだけで、みんな同じ顔だ」
「三つ子っ」
見てみたいっ。揃った所をぱしゃぱしゃしたいっ。
いかんいかん、神様なんだから、絶対ダメね。
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