文字の大きさ
大
中
小
99 / 878
連載
行動計画③
始祖神様が帰った後、これからどうするかいろいろ話した。
やはり、ビアンカとルージュを、お母さんに会わせたい。何も原始のダンジョンに潜る必要はない、さっと会って帰ればいいしね。始祖神様の言葉から、とんでもなく高レベルのダンジョンのようだからね。何故、ビアンカとルージュのお母さんがそこにいるのか分からないけどね。
とにかく、レベルを上げて手がかりを得ないと。ただ、母だけは、レベル上げに関しては最後まで渋っていた。やはり危ないと危惧していた。
始祖神様から寿命を伸ばして頂いたから、時間的に余裕が出来たからね。焦らず、レベルを上げる事に。
バギーやカートの完成を待つ間、スライム部屋で、晃太のレベルを上げてから、軍隊ダンジョンに臨む事になった。軍隊ダンジョンの方がレベルの高い魔物が出ると聞いて。
ビアンカとルージュは、始祖神様から、原始のダンジョンには無理と言われて、逆に火が着いてしまった。
『レベルを上げるのですッ』
『原始のダンジョンに行くわよッ』
はいはい。鼻息荒かあ。
あのサエキ様の手紙は気になるけど、それはビアンカとルージュのお母さんに会えたら、分かるかも知れないからね。
それから、夕御飯の準備をする。ビアンカとルージュにはたっぷり焼き貝柱、蒸し野菜とウインナー、鶏肉にダンジョンのラクレットをトロリした。私達も同じメニューだ。晃太にラクレットを支えてもらい、あのトロリやった瞬間感動した。熱々で美味しいし。チューハイが進む。グビグビ。
「姉ちゃん、わい、ラーメン〆に食べたか」
「はいはい。ネギゴマラーメンでよか?」
「そやなあ、今日は普通のラーメンでよか」
「はいはい」
松太郎のラーメンをタップ。私も食べようかな?
『ユイ、ユイ、食べたいのです』
『私も食べたいわ』
「はいはい」
皿を咥えて訴える2人がかわいいので、タップタップ。
綺麗に3人前なくなる。
〆のラーメンマジックにかかり、結局ラーメン食べてしまった。げふう。
「おはようございます」
朝、アーロンさんと中年男性のフィトさん、新人のクロエちゃんだ。クロエちゃんは三角の耳がある。狐の獣人さんと。クラベルには後1人エリアナさんと言う魔法使いがいる。
父にはアーロンさん、私と晃太にはフィトさんとクロエちゃんが付いてくれる。
大行列のギルドの前をこそこそ抜けて、中に入る。
リティアさんが出てきて、まずは倉庫に向かい、晃太がアイテムボックスから指定されたドロップ品を出す。
次々に運び出されるドロップ品。買い手はあるのかね?
「う、売れます?」
「はい、こちらの品は本日当ギルドで販売されます。で、こちらは転移門で首都に転移されます。シーサーペントの鱗や牙、革や鼈甲は陸路でアルブレンとカルーラに運ばれます」
乳製品、肉、貝柱とかは転移門を使用、腐らないものは運ばれるのね。
堆肥になるサメの肉は半分は北の国営農場が、半分はマーファの職人ギルドが買い上げた。職人ギルドが堆肥に処理して販売するが、すでに予約殺到していると。他にもいろいろ説明してくれた。蛇はシャットアウトした。貝の粉はマーファで加工されて各地に運ばれる。フカヒレのサプリメントはいつ販売されるのだろう? お肌がね。お肌がね。お肌がね。
「アサシンシャークのサプリメントは、関節を痛めた、特に高齢者の方々がたくさん待っています」
すみません。お肌がね、なんて思って。
「では、ミズサワ様、こちらにどうぞ」
リティアさんに誘導されて、いつもの応接室に。すでにタージェルさんが待機してくれていた。
ビアンカとルージュは定位置にゴロリ。
「ミズサワ様、この度、これだけのドロップ品を回していただきありがとうございます」
タージェルさんが丁寧にお礼を言ってきた。
「いえいえ、頑張ってくれたのはビアンカとルージュですので」
ちゅどん、どかん、してくれたのはビアンカとルージュだからね。
まず、パーティーハウスの延長だ。リティアさんが書類を出す。
「どれくらい借りれます?」
「1年です。長期の年間契約となりますので、終了前月には一旦ミズサワ様にはマーファに戻って頂く必要があります」
「分かりました。それまでにマーファに戻って来ます」
「お待ちしています」
書類を確認し、サイン、魔力を流す。
年間契約なので750万支払う。少し安くなった。ラッキー。
これで1年間は大丈夫だ。
「では次に移らせて頂きます。まず冷蔵庫ダンジョン1階の宝飾品とナイフに関してですが、一律2万です。17有りましたので34万。そしてスライムコア1つ200が800個なので、16万です。クラウンスライムのコアは1つ20万が20個で400万になります」
王冠スライムのコアがすごか額。なんでも大型の物、例えば私達のSランクの馬車なんかに付与する時に使用する。しかし、なかなか魔の森では見かけないため、ほぼダンジョン産。
「ユリアレーナでは、モノコのスライムダンジョンですね」
新しいダンジョンきた。
「スライムダンジョンですか」
すうと、鎌首を上げるようにビアンカとルージュが顔を上げる。
「まあ、ミズサワ様の従魔には物足りないでしょうね」
リティアさんがそう言うと、興味が失せて伏せる2人。
スライムダンジョンは初心者から一人前になった人向け。スライムコアは消耗品なので、需要も高いため、引退した人もおこづかい稼ぎで潜ると。出てくるのはスライムのみ。まあ、スライムだからと甘く見て怪我して出てくる冒険者は少なくない。
ダンジョンは人の街と共存している事が多く、小さな村にもあることはある。ただ、そう言った小さな村にあるのは小さなダンジョン。マーファの冷蔵庫ダンジョンの1階程度の階が、2~5階までしかない。非常時の避難場所として使われることもあると。ダンジョンにも、いろいろなんだね。マーファの冷蔵庫ダンジョンも、1階は非常時の一般人の方の避難場所になっている。
「ミズサワ様、宝飾品、宝石、楽器、武器類の査定からよろしいですか?」
「はい」
やはり、ビアンカとルージュを、お母さんに会わせたい。何も原始のダンジョンに潜る必要はない、さっと会って帰ればいいしね。始祖神様の言葉から、とんでもなく高レベルのダンジョンのようだからね。何故、ビアンカとルージュのお母さんがそこにいるのか分からないけどね。
とにかく、レベルを上げて手がかりを得ないと。ただ、母だけは、レベル上げに関しては最後まで渋っていた。やはり危ないと危惧していた。
始祖神様から寿命を伸ばして頂いたから、時間的に余裕が出来たからね。焦らず、レベルを上げる事に。
バギーやカートの完成を待つ間、スライム部屋で、晃太のレベルを上げてから、軍隊ダンジョンに臨む事になった。軍隊ダンジョンの方がレベルの高い魔物が出ると聞いて。
ビアンカとルージュは、始祖神様から、原始のダンジョンには無理と言われて、逆に火が着いてしまった。
『レベルを上げるのですッ』
『原始のダンジョンに行くわよッ』
はいはい。鼻息荒かあ。
あのサエキ様の手紙は気になるけど、それはビアンカとルージュのお母さんに会えたら、分かるかも知れないからね。
それから、夕御飯の準備をする。ビアンカとルージュにはたっぷり焼き貝柱、蒸し野菜とウインナー、鶏肉にダンジョンのラクレットをトロリした。私達も同じメニューだ。晃太にラクレットを支えてもらい、あのトロリやった瞬間感動した。熱々で美味しいし。チューハイが進む。グビグビ。
「姉ちゃん、わい、ラーメン〆に食べたか」
「はいはい。ネギゴマラーメンでよか?」
「そやなあ、今日は普通のラーメンでよか」
「はいはい」
松太郎のラーメンをタップ。私も食べようかな?
『ユイ、ユイ、食べたいのです』
『私も食べたいわ』
「はいはい」
皿を咥えて訴える2人がかわいいので、タップタップ。
綺麗に3人前なくなる。
〆のラーメンマジックにかかり、結局ラーメン食べてしまった。げふう。
「おはようございます」
朝、アーロンさんと中年男性のフィトさん、新人のクロエちゃんだ。クロエちゃんは三角の耳がある。狐の獣人さんと。クラベルには後1人エリアナさんと言う魔法使いがいる。
父にはアーロンさん、私と晃太にはフィトさんとクロエちゃんが付いてくれる。
大行列のギルドの前をこそこそ抜けて、中に入る。
リティアさんが出てきて、まずは倉庫に向かい、晃太がアイテムボックスから指定されたドロップ品を出す。
次々に運び出されるドロップ品。買い手はあるのかね?
「う、売れます?」
「はい、こちらの品は本日当ギルドで販売されます。で、こちらは転移門で首都に転移されます。シーサーペントの鱗や牙、革や鼈甲は陸路でアルブレンとカルーラに運ばれます」
乳製品、肉、貝柱とかは転移門を使用、腐らないものは運ばれるのね。
堆肥になるサメの肉は半分は北の国営農場が、半分はマーファの職人ギルドが買い上げた。職人ギルドが堆肥に処理して販売するが、すでに予約殺到していると。他にもいろいろ説明してくれた。蛇はシャットアウトした。貝の粉はマーファで加工されて各地に運ばれる。フカヒレのサプリメントはいつ販売されるのだろう? お肌がね。お肌がね。お肌がね。
「アサシンシャークのサプリメントは、関節を痛めた、特に高齢者の方々がたくさん待っています」
すみません。お肌がね、なんて思って。
「では、ミズサワ様、こちらにどうぞ」
リティアさんに誘導されて、いつもの応接室に。すでにタージェルさんが待機してくれていた。
ビアンカとルージュは定位置にゴロリ。
「ミズサワ様、この度、これだけのドロップ品を回していただきありがとうございます」
タージェルさんが丁寧にお礼を言ってきた。
「いえいえ、頑張ってくれたのはビアンカとルージュですので」
ちゅどん、どかん、してくれたのはビアンカとルージュだからね。
まず、パーティーハウスの延長だ。リティアさんが書類を出す。
「どれくらい借りれます?」
「1年です。長期の年間契約となりますので、終了前月には一旦ミズサワ様にはマーファに戻って頂く必要があります」
「分かりました。それまでにマーファに戻って来ます」
「お待ちしています」
書類を確認し、サイン、魔力を流す。
年間契約なので750万支払う。少し安くなった。ラッキー。
これで1年間は大丈夫だ。
「では次に移らせて頂きます。まず冷蔵庫ダンジョン1階の宝飾品とナイフに関してですが、一律2万です。17有りましたので34万。そしてスライムコア1つ200が800個なので、16万です。クラウンスライムのコアは1つ20万が20個で400万になります」
王冠スライムのコアがすごか額。なんでも大型の物、例えば私達のSランクの馬車なんかに付与する時に使用する。しかし、なかなか魔の森では見かけないため、ほぼダンジョン産。
「ユリアレーナでは、モノコのスライムダンジョンですね」
新しいダンジョンきた。
「スライムダンジョンですか」
すうと、鎌首を上げるようにビアンカとルージュが顔を上げる。
「まあ、ミズサワ様の従魔には物足りないでしょうね」
リティアさんがそう言うと、興味が失せて伏せる2人。
スライムダンジョンは初心者から一人前になった人向け。スライムコアは消耗品なので、需要も高いため、引退した人もおこづかい稼ぎで潜ると。出てくるのはスライムのみ。まあ、スライムだからと甘く見て怪我して出てくる冒険者は少なくない。
ダンジョンは人の街と共存している事が多く、小さな村にもあることはある。ただ、そう言った小さな村にあるのは小さなダンジョン。マーファの冷蔵庫ダンジョンの1階程度の階が、2~5階までしかない。非常時の避難場所として使われることもあると。ダンジョンにも、いろいろなんだね。マーファの冷蔵庫ダンジョンも、1階は非常時の一般人の方の避難場所になっている。
「ミズサワ様、宝飾品、宝石、楽器、武器類の査定からよろしいですか?」
「はい」
感想 867
あなたにおすすめの小説
「今日限りで君を解雇する」――20年仕えた地味なメイドですが、料理も手紙も暗殺者対策も私がやっていました
「エナメル。今日限りで君を解雇する」
20年仕えた屋敷をクビになった、地味なエルフのメイド・エナメル。
だが、晩餐会の料理も、侯爵への手紙も、調度品の手配も、屋敷を狙う暗殺者の処理も――すべて彼女が陰で支えていたものだった。
エナメルが去ったあと、屋敷は少しずつ綻び始める。
一方の本人は、そんなことも知らず。
「さて。次はどこで雇っていただきましょう」
地味で目立たないベテランメイド・エナメルの、新しい奉公先探しが始まる。
※本作は『メイドのエナメルは今日も静かにお仕えします』シリーズの第1作です。本作単体でもお楽しみいただけます。
異世界転移した僕と彼のスキルは「貯金箱」と「犬」だったので即追放。でもこれが意外と強かった
高校の英語の授業中、勇者召喚で僕たちクラスメイト7名は異世界にやって来た。
目的は魔王討伐では無くて、高難易度ダンジョンの封印?!
でも僕ユイトのスキルは「貯金箱」、エイジは「犬」。
役立たず認定で、二人とも城を追放されてしまった。
のんびり暮らそうとしたけどそうもいかなくなって。
僕たちは奇妙なスキルを駆使して異世界で生き延びる。
緩~いファンタージ物語です。のんびりと書いていきます。
本文はなるべく簡潔に、サクサク進むようにしています。
暇つぶしに読んでいただいて、楽しんでくださると嬉しいです。
なろう様にも投稿。
捨てられた幼女ですが、公爵家に拾われたら家族みんなの愛が重すぎました
幼い頃に母親に捨てられ、孤児院で暮らしていた少女リリア。
「役に立たなければ、また捨てられる」
そう思い、いつも“いい子”でいようとしていた彼女は、ある日、公爵家の馬車を助けたことをきっかけに屋敷へ招かれる。
そこで待っていたのは、娘に甘すぎる公爵夫妻に、妹を構いたがるレオン、そしてリリアを甘やかしたい使用人たち。
戸惑いながらも、少しずつ公爵家に居場所を見つけていくリリア。やがて夫妻から「私たちの娘になってほしい」と告げられて――。
これは、捨てられないために“いい子”でいようとしていた少女が、重すぎるほどの愛情に包まれ、本当の家族を見つけていく物語。
初夜のあとに愛する人がいると言われたので祝福で身体の時間を一日戻しました
夫婦となって初めて迎えた夜、セレンティアは夫リオールから「俺には、愛する人がいる」と告げられる。
彼が初夜を済ませた理由は、三年後に白い結婚として婚姻無効を申し立てられないようにするためだった。
けれどリオールは知らなかった。セレンティアの祝福《一日回帰》が、自分自身の身体にも使えることを。
セレンティアは自分の身体の時間を一日前へ戻し、三年間、侯爵家の妻として務めを果たすことを決める。
夫に愛されるためではない。三年後、白い結婚としてこの家を出ていくために。
番の証が出ないと捨てられたので、神様に確かめてもらいます
「番の証が出ぬからだ」
和平のために獣人国へ嫁いで四年。獣王ガイウス様との儀式は三度、三度とも証は出ませんでした。「人間の娘では神は認めぬ」——そう言われて、離宮へ。
雨漏りの下で眠り、井戸をさらい、畑を耕して。泣かなかったのは強いからではありません。獣人には、匂いでわかってしまうから。
嫁ぐ前に三年かけて読み込んだ婚姻法典。その第四章に、こうありました。
『既に誓いを結びたる者が、重ねて他者と誓いを立てんとする時、神は後の誓いを認めず』
——証が出なかったのは、わたしが人間だからではない。
長老会に申し立てたのは、解釈の確認だけ。わたしは悪くない、とは一言も書きませんでした。
遡誓の儀で神殿に浮かんだのは、六年前の秋の「成立」と、わたしの三度の「不成立(重複)」でした。
飛べないと捨てられたので、竜ごと出て行きます
「お前は竜に乗れもしない、ただの妻だろう」
竜騎士団長の夫はそう言って、飛べる従騎士の娘を選びましたわ。
ええ、わたくしは飛べません。十二年、地上におりました。
夜明け前に三十一頭の寝息を数え、歯を磨き、爪の砂を取り、冬に毛布を掛け、契約を編んで。——この国でただひとりの「調律者」として。
竜は、人を乗せない生き物ですのよ。竜自身が「乗せてもいい」と決めない限り。そして竜が誰の言葉で頷いてきたか、あの方は十二年、一度もお考えにならなかった。
離縁されて、わたくしは竜舎を出ました。
三日後から、竜は一頭も飛ばなくなりましたの。
怒っているのではありませんのよ。竜は報復をしませんもの。ただ——寂しいのです。
そして来月は、三年に一度の、契約更新日ですわ。
土下座する王妃の座などいらないので、冒険者に転職します。
「私が愛しているのはエルナ。君だけだ」
エルナは自分の夫でありハーメルン王国の国王であるカメルを愛していた。
彼がどれほど自分より隣国の聖女を優先しようとも。
結婚して二年が経っても初夜を迎えたことがなかろうとも。
しかし。
「エルナ。君に失望した。聖女を陥れていじめるとはな。罪を認め、ひざまずいて謝罪するように」
一年に一度の建国記念宴会であり結婚記念日に、カメルはすべての貴族や外国の使節団が見ている前で、エルナに身に覚えのない罪を認めろと断罪した。
愛が壊れるのは一瞬。
だからこそ、エルナはその場でひざまずいた。頭を地面にこすりつけて謝罪した。
「聖女を陰謀にかけた大罪人エルナは、この時間をもって王妃の座から退き、平民となりますことをお許しください。聖女様とどうかお幸せに」
*ゆるい設定です。不快に思われる方はブラウザバックをお願いします。
婚約破棄を受け入れた瞬間、王太子殿下が青ざめました
王都でもっとも華やかな春の夜会。その中央で、王太子エドワードは冷ややかな目を婚約者へ向けていた。
「リリアーナ・フォン・アルベルト公爵令嬢。君との婚約を、ここで破棄する」
会場が一瞬で静まり返る。
リリアーナは淡い金髪を揺らし、静かに王太子を見つめ返した。
「理由を、お聞きしてもよろしいでしょうか」
「理由など明白だ。君は嫉妬深く、心が狭い。それに比べ、私は真実の愛を見つけた」
そう言ってエドワードが隣へ引き寄せたのは、男爵令嬢のセシリアだった。