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祭り②
販売当日、私と母は早くに支度をしてパーティーハウスを出た。パーカーさんがわざわざ迎えに来てくれて、ルージュと一緒に出発。
基本的に早起きの父に、晃太や仔達の朝御飯、神様へのお供えも御願いする。流石に朝早いかと思って、小声でごあいさつだけした。
『ふわぁ』
「ごめんね、ルージュ、眠かよね」
『いいわ、ユイを1人にしておけないもの』
「ありがとう」
バザー会場に到着。
既にジョシュアさんとパトリックさんが、設営を始めている。
運動会とかで設営されるテントだ。私達の2つ分のスペース。半分はビアンカとルージュの待機場所となっている。ちょっと申し訳ないけど、ビアンカとルージュは大きいし、仔達も後からくるからね。前が販売・試着ブース。後ろに待機スペースだ。
両隣のお店の人にまずごあいさつ。もし、荷物が多かったら、どうぞ、と言っておいた。
左右は職人ギルドが借り、いくつか工房所属の新人さん、見習いさんの作品が並ぶ。左は革製品は財布や靴、ポーチ、鞄がならびに、通常よりお安め。右は籠や、木製、陶器製の皿やカップが並ぶ。私が挨拶にうかがうと、若い職人さんが、噴き出していた。後ろにいたルージュね。
それから、Sサイズのマジックバッグから、母作成の服を出す。私はテーブルにリボンが付いたヘアゴムを並べていき、ジョシュアさんとパトリックさんが、手際よく、キャスター付きハンガーラック(父設計)に次々に服を下げていく。ルージュは待機場所でゴロリ。
「ケイコさん、やはり、これはメインとなりますからトルソーに着せましょう。目を引きます」
「でも、これが一番高いんですよ、もっと手軽なものを」
「そちらは店先に出しましょう。こちらはテント内で、お客様が思わず中に入りたくなるような位置に」
「そうですね、では、これをここにして」
パーカーさんと母が色々設置。一番高価なワンピースは、グラデーションのラベンダー色で、袖も肘くらいでふわっとシンプル。ただ、これは着る人を選びそう。私の顔では絶対に合わない。私はと言うと、母作成、ぺんたごんの綿麻のワンピース、腕回りゆったり、ウエストは紐調整できる優れもの。
「なすび体型でも大丈夫」
と、母が。
…………………………
時々、思う。晃太はこういう所が母に似ているんだろうなあ。
きいぃ。
本当の事だから反論できない。
ぶちぶち思いながら、私は子供用のトルソーに白地に水色のリボンの付いたセーラー服を着せる。
く、かわいか。
準備を整えていると、あっという間に時間が過ぎて、開始時間となる。
わぁ、とお客さんが流れ込んでくる。
さ、セールス、セールス。
やはり、お手頃のヘアゴムが人気。
ヘアゴムは私が担当。鏡を見せながら、営業スマイル炸裂だ。
「こちらの色はいかがですか? こちらはシルク地を使用していますので、光沢が違いますよ」
慣れないことすると、頬骨が痛いこと。
それでも、ちょいちょい売れた。
服装系はパーカーさん親子が大健闘している。
もともとパーカーさんのお店で何点か出していたので、今回の出店を聞いたお客さんが来てくれていた。姿見の前で合わせ、試着する。流れるように動いている。母お会計。途中でダイアナちゃんを連れたフィナさんが合流。フィナさんも販売員になり、ダイアナちゃんはルージュにぴったり張り付く。
私は慣れない販売員をしてもたもた。顔が痛か。
しばらくしてヘアゴムがぱたり、と売れなくなり一呼吸する。
ただ、服装コーナーは大盛況だ。やはり、ぺんたごんの布で出来たのが、売れている。シルク地と桁が違うからね。
「ユイさん、少し回って来てください。せっかくのお祭りですし。ヘアゴムは自分達が見てますから」
ジョシュアさんが気を使ってくれた。お言葉に甘えて、ちょっと回る。
『ユイ、待って、私も行くわ』
「そんな遠くにいかんよ。ダイアナちゃん寝とるし」
私は手ぶらでうろうろ。近くを一周する。本当に人が凄いなあ。あまり長く離れるわけにもいかないから、直ぐに戻る。結局誰も私の事なんて振り向きもしない。当然やね、ビアンカとルージュがいるから私だと分かるくらいだろうからね。
ふと、左の革製品を扱っているブースに止まる。小銭入れがズラリと並ぶ。価格は一律1000。うん、サイズ的にいいかな。
「見てもいいですか?」
「はいっ、こちらはディアーの革でとても柔らかいです」
新人さんが熱心に説明してくれる。
硬貨が30枚程入るサイズだ。
これ、寄付の時にいいかも。確か、ノータでは紙に包んだ気がする。やっぱり袋に入れた方がいいかな。これ安いしね。
「これと、これ、これもください。ギルドカード使えます?」
「はい」
私はアイテムボックスから冒険ギルドカードを出して支払いを済ませる。
よし、次に寄付する時は、これに入れてしよう。あらかじめお金も入れとこう。
再びなんちゃって販売員に扮してみた。
昼前に、ざわめきが起きる。
父と晃太がビアンカと仔達を連れてやってきたのだ。晃太はバギーを押し、抱っこひもに花をいれ、父は元気とコハクのリードを持っている。
全員裏から待機場所に移動。どうやら、しっかり遊ばせて来たのかおねむモードに。母と昨日作っておいたサンドイッチとクラムチャウダーで昼食を済ませる。もちろんパーカーさん達の分もある。
「よろしいんですか、頂いても?」
「はい、どうぞどうぞ」
お店の場所確保や色々してもらったからね、これくらいしないと。しかも今日パーカーさん達は、日当的なものは受け取らないと。
「ダイアナを助けて頂いたのです。これくらいしないと」
と。
こちらとしては、ありがたいばかりだ。サンドイッチくらい出さないとね。
ハム、ハムと卵、ハムとキュウリ、ハムとレタスとチーズ。卵、卵とキュウリ。ポテトサラダ。ツナ、ツナとキュウリ。たっぷり並べる。
ビアンカとルージュにもたっぷり。サンドイッチ用のパンではなく、マルシェのカンパーニュだけどね。
交代で休憩。
「お母さん、これ、美味しい」
ダイアナちゃんはハムと卵がお気に入りのようだ。
良かった、良かった。
お昼ご飯の後、ちょっと退屈になったダイアナちゃんを連れて、パトリックさんがバザーを回る。
売れ行きはまずまずだ。ヘアゴムは半分以上売れた。
服の売れ行きもいい、特にぺんたごんの生地の服は半数以上売れている。シルク地はまあまあかな。やっぱり価格が違うからね。
更にしばらくすると、ざわめきが、起きる。私達とは違うざわめき。
なんだろう?
人垣が割れて、1組のカップルが堂々と進む、あ、ダストン様や、隣には金髪の美しい女性が。わあ、きれいな人。奥様かな? 後ろにはセザール様と、これまたきれいな金髪のお姉さんが。それからダイアナちゃんくらいの女の子で、少し小さな女の子、更に小さな、多分男の子かな、めっちゃかわいか。きれいなお姉さんがだっこしている。あれだよ、絵画に出てくる天使的な感じだ。ダストン様は、気楽にと声を掛けながらこちらに。あ、お辞儀ね。はい、しますよ、お辞儀。
「奇遇ですなミズサワ殿」
「はい、ハルスフォン様。先日はありがとうございます」
「ふふ、それは今はなしで。せっかくの祭りです。楽しみましょう。紹介します、妻のイザベラです」
「はじめまして、ダストン・ハルスフォンの妻、イザベラでございます」
流れるような動きでスカートを摘まんでごあいさつしてくれるので、私達も慌て頭を下げる。
やっぱり奥様ね。年齢不詳な感じだったけど、とてもきれいな女性だ。うん、セザール様と仕草が似ている。セザール様は顔立ちはダストン様だけど、よくみたら目元は奥様だ。
………………え? いくつ? セザール様くらいのお子さんいるんよね?
「セザールはご存知でしょう。こちらは娘のシエナ。そして娘の子供達、私の孫になります。リザベル、タチアナ、シーマス」
この絵画に出てきそうな子供達が孫? 年の順にご紹介してくれた。女の子達は可愛くごあいさつ。男の子は恥ずかしそうにきゃっ、かわいか。こちらもペコリ。
「ミズサワ殿も買い物ですかな?」
「いいえ、母が作った服の販売をしています」
私が説明。パーカーさん一家も緊張しながらごあいさつ。
「ねえ、あなた、私少し見たいわ」
「もちろんいいさ。ゆっくり見るといい」
奥様、イザベラ様は嬉々としてテントの中に。お付きのメイドさんとさっそく見て回る。
「私も見たいわ、セザール、シーマスよろしく」
「え、ちょっと姉上…………」
シエナ様が抱えていたシーマス君をセザール様にバトンタッチ。慣れない抱っこをするセザール様。姉上って事はシエナ様はお姉さんやね。しかし、きれいなお姉さんやね。スカイランのアステリさんもきれいだったけど、この人もきれいや。
でもって、イザベラ様と並んだら姉妹みたいや。イザベラ様にこんなに大きなお孫さんがいるなんて思えない。あれや、美魔女や。うらやましか。
「きれいなお母さんとお姉さんですね」
思わず、シーマス君を抱き直すセザール様にぽつり。
「ミズサワ殿、あの表の顔に騙されてはいけません。母と姉はですね……………」
「「セザール」」
「はい、すみません」
イケメンセザール様が形無しだ。無表情で直立不動になっていた。
基本的に早起きの父に、晃太や仔達の朝御飯、神様へのお供えも御願いする。流石に朝早いかと思って、小声でごあいさつだけした。
『ふわぁ』
「ごめんね、ルージュ、眠かよね」
『いいわ、ユイを1人にしておけないもの』
「ありがとう」
バザー会場に到着。
既にジョシュアさんとパトリックさんが、設営を始めている。
運動会とかで設営されるテントだ。私達の2つ分のスペース。半分はビアンカとルージュの待機場所となっている。ちょっと申し訳ないけど、ビアンカとルージュは大きいし、仔達も後からくるからね。前が販売・試着ブース。後ろに待機スペースだ。
両隣のお店の人にまずごあいさつ。もし、荷物が多かったら、どうぞ、と言っておいた。
左右は職人ギルドが借り、いくつか工房所属の新人さん、見習いさんの作品が並ぶ。左は革製品は財布や靴、ポーチ、鞄がならびに、通常よりお安め。右は籠や、木製、陶器製の皿やカップが並ぶ。私が挨拶にうかがうと、若い職人さんが、噴き出していた。後ろにいたルージュね。
それから、Sサイズのマジックバッグから、母作成の服を出す。私はテーブルにリボンが付いたヘアゴムを並べていき、ジョシュアさんとパトリックさんが、手際よく、キャスター付きハンガーラック(父設計)に次々に服を下げていく。ルージュは待機場所でゴロリ。
「ケイコさん、やはり、これはメインとなりますからトルソーに着せましょう。目を引きます」
「でも、これが一番高いんですよ、もっと手軽なものを」
「そちらは店先に出しましょう。こちらはテント内で、お客様が思わず中に入りたくなるような位置に」
「そうですね、では、これをここにして」
パーカーさんと母が色々設置。一番高価なワンピースは、グラデーションのラベンダー色で、袖も肘くらいでふわっとシンプル。ただ、これは着る人を選びそう。私の顔では絶対に合わない。私はと言うと、母作成、ぺんたごんの綿麻のワンピース、腕回りゆったり、ウエストは紐調整できる優れもの。
「なすび体型でも大丈夫」
と、母が。
…………………………
時々、思う。晃太はこういう所が母に似ているんだろうなあ。
きいぃ。
本当の事だから反論できない。
ぶちぶち思いながら、私は子供用のトルソーに白地に水色のリボンの付いたセーラー服を着せる。
く、かわいか。
準備を整えていると、あっという間に時間が過ぎて、開始時間となる。
わぁ、とお客さんが流れ込んでくる。
さ、セールス、セールス。
やはり、お手頃のヘアゴムが人気。
ヘアゴムは私が担当。鏡を見せながら、営業スマイル炸裂だ。
「こちらの色はいかがですか? こちらはシルク地を使用していますので、光沢が違いますよ」
慣れないことすると、頬骨が痛いこと。
それでも、ちょいちょい売れた。
服装系はパーカーさん親子が大健闘している。
もともとパーカーさんのお店で何点か出していたので、今回の出店を聞いたお客さんが来てくれていた。姿見の前で合わせ、試着する。流れるように動いている。母お会計。途中でダイアナちゃんを連れたフィナさんが合流。フィナさんも販売員になり、ダイアナちゃんはルージュにぴったり張り付く。
私は慣れない販売員をしてもたもた。顔が痛か。
しばらくしてヘアゴムがぱたり、と売れなくなり一呼吸する。
ただ、服装コーナーは大盛況だ。やはり、ぺんたごんの布で出来たのが、売れている。シルク地と桁が違うからね。
「ユイさん、少し回って来てください。せっかくのお祭りですし。ヘアゴムは自分達が見てますから」
ジョシュアさんが気を使ってくれた。お言葉に甘えて、ちょっと回る。
『ユイ、待って、私も行くわ』
「そんな遠くにいかんよ。ダイアナちゃん寝とるし」
私は手ぶらでうろうろ。近くを一周する。本当に人が凄いなあ。あまり長く離れるわけにもいかないから、直ぐに戻る。結局誰も私の事なんて振り向きもしない。当然やね、ビアンカとルージュがいるから私だと分かるくらいだろうからね。
ふと、左の革製品を扱っているブースに止まる。小銭入れがズラリと並ぶ。価格は一律1000。うん、サイズ的にいいかな。
「見てもいいですか?」
「はいっ、こちらはディアーの革でとても柔らかいです」
新人さんが熱心に説明してくれる。
硬貨が30枚程入るサイズだ。
これ、寄付の時にいいかも。確か、ノータでは紙に包んだ気がする。やっぱり袋に入れた方がいいかな。これ安いしね。
「これと、これ、これもください。ギルドカード使えます?」
「はい」
私はアイテムボックスから冒険ギルドカードを出して支払いを済ませる。
よし、次に寄付する時は、これに入れてしよう。あらかじめお金も入れとこう。
再びなんちゃって販売員に扮してみた。
昼前に、ざわめきが起きる。
父と晃太がビアンカと仔達を連れてやってきたのだ。晃太はバギーを押し、抱っこひもに花をいれ、父は元気とコハクのリードを持っている。
全員裏から待機場所に移動。どうやら、しっかり遊ばせて来たのかおねむモードに。母と昨日作っておいたサンドイッチとクラムチャウダーで昼食を済ませる。もちろんパーカーさん達の分もある。
「よろしいんですか、頂いても?」
「はい、どうぞどうぞ」
お店の場所確保や色々してもらったからね、これくらいしないと。しかも今日パーカーさん達は、日当的なものは受け取らないと。
「ダイアナを助けて頂いたのです。これくらいしないと」
と。
こちらとしては、ありがたいばかりだ。サンドイッチくらい出さないとね。
ハム、ハムと卵、ハムとキュウリ、ハムとレタスとチーズ。卵、卵とキュウリ。ポテトサラダ。ツナ、ツナとキュウリ。たっぷり並べる。
ビアンカとルージュにもたっぷり。サンドイッチ用のパンではなく、マルシェのカンパーニュだけどね。
交代で休憩。
「お母さん、これ、美味しい」
ダイアナちゃんはハムと卵がお気に入りのようだ。
良かった、良かった。
お昼ご飯の後、ちょっと退屈になったダイアナちゃんを連れて、パトリックさんがバザーを回る。
売れ行きはまずまずだ。ヘアゴムは半分以上売れた。
服の売れ行きもいい、特にぺんたごんの生地の服は半数以上売れている。シルク地はまあまあかな。やっぱり価格が違うからね。
更にしばらくすると、ざわめきが、起きる。私達とは違うざわめき。
なんだろう?
人垣が割れて、1組のカップルが堂々と進む、あ、ダストン様や、隣には金髪の美しい女性が。わあ、きれいな人。奥様かな? 後ろにはセザール様と、これまたきれいな金髪のお姉さんが。それからダイアナちゃんくらいの女の子で、少し小さな女の子、更に小さな、多分男の子かな、めっちゃかわいか。きれいなお姉さんがだっこしている。あれだよ、絵画に出てくる天使的な感じだ。ダストン様は、気楽にと声を掛けながらこちらに。あ、お辞儀ね。はい、しますよ、お辞儀。
「奇遇ですなミズサワ殿」
「はい、ハルスフォン様。先日はありがとうございます」
「ふふ、それは今はなしで。せっかくの祭りです。楽しみましょう。紹介します、妻のイザベラです」
「はじめまして、ダストン・ハルスフォンの妻、イザベラでございます」
流れるような動きでスカートを摘まんでごあいさつしてくれるので、私達も慌て頭を下げる。
やっぱり奥様ね。年齢不詳な感じだったけど、とてもきれいな女性だ。うん、セザール様と仕草が似ている。セザール様は顔立ちはダストン様だけど、よくみたら目元は奥様だ。
………………え? いくつ? セザール様くらいのお子さんいるんよね?
「セザールはご存知でしょう。こちらは娘のシエナ。そして娘の子供達、私の孫になります。リザベル、タチアナ、シーマス」
この絵画に出てきそうな子供達が孫? 年の順にご紹介してくれた。女の子達は可愛くごあいさつ。男の子は恥ずかしそうにきゃっ、かわいか。こちらもペコリ。
「ミズサワ殿も買い物ですかな?」
「いいえ、母が作った服の販売をしています」
私が説明。パーカーさん一家も緊張しながらごあいさつ。
「ねえ、あなた、私少し見たいわ」
「もちろんいいさ。ゆっくり見るといい」
奥様、イザベラ様は嬉々としてテントの中に。お付きのメイドさんとさっそく見て回る。
「私も見たいわ、セザール、シーマスよろしく」
「え、ちょっと姉上…………」
シエナ様が抱えていたシーマス君をセザール様にバトンタッチ。慣れない抱っこをするセザール様。姉上って事はシエナ様はお姉さんやね。しかし、きれいなお姉さんやね。スカイランのアステリさんもきれいだったけど、この人もきれいや。
でもって、イザベラ様と並んだら姉妹みたいや。イザベラ様にこんなに大きなお孫さんがいるなんて思えない。あれや、美魔女や。うらやましか。
「きれいなお母さんとお姉さんですね」
思わず、シーマス君を抱き直すセザール様にぽつり。
「ミズサワ殿、あの表の顔に騙されてはいけません。母と姉はですね……………」
「「セザール」」
「はい、すみません」
イケメンセザール様が形無しだ。無表情で直立不動になっていた。
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