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連載
年明け④
「遅くなったね」
サブ・ドアを開けて、マーファの両親を誘導。花がわがままボディで、大歓迎。あはははん、かわいか。
あれからノワールが満足してやっとダンジョンを出たのは、夕方過ぎ。お腹減ったとビアンカとルージュ、仔達が大合唱。
宿に戻り、ルームを開けた。ああ、疲れた。
母が焼きそばの下準備をしていてくれた。ソース焼きそばと塩焼きそばだ。ソース焼きそばは豚バラとクラーケン、塩焼きそばはクラーケンと貝柱とエビ。ホットプレートでわいわい言いながら焼いて食べる。ビアンカとルージュは特製ササミのサラダディナーだ。
『そっちのが、いい匂いなのですっ』
『私もエビが食べたいわっ』
「その尻の肉はなんね?」
お皿咥えて訴えるが、母が素っ気ない。いじける魔の森の守護者フォレストガーディアンウルフ、通ったあとは血の道ができるクリムゾンジャガー。あのお尻、かわいかのよ、たぽたぽして。いじけて、こちらから見るとお尻が丸い。スマホでぱしゃ。
仔達もたっぷり食べ、ノワールもばりばりと野菜や果物食べている。
で、食後に、父に解毒の指輪を鑑定してもらう。
「んー、2人とも解毒の指輪が、状態異常回避の指輪になっとる。効果期間も2倍に延びとる」
わー、なんだか高価な指輪になってる感じ。ホークさんに聞くと、毒以外でも混乱や恐慌、呪い、デバフ効果から身を守るそうで。しかも効果期間が倍なら、市場価値は恐らく2000万は下らないって。あはははん、ディレックスのお菓子が、2000万だってー。我ながら、ぼったくりー。
ありがとうございます、始祖神様。
毎日のお供え欠かさずにして、来年はもっとしっかりお菓子詰めよう。
今日、神様のお年玉として詰めたお菓子の端数は、すべて鷹の目の皆さんにあげた。
次の日、やっとマーファに向かって出発だ。
宿をチェックアウトし、ギルドに挨拶に向かう。
「また、いらしてくださいね」
「はい」
キーナさんが仏様みたいな笑顔で、見送ってくれた。ここ数日で得たドロップ品はマーファに持っていくため、下ろしてない。
ノワールは左の魔法の神様のブーストのおかげか、受ける風が随分いい。寒いのは変わりないけどね。
ノータに寄り、一泊、あのもつ煮の屋台でたくさん買った。焼き立てのパンも買う。ギルドには、少しだけど、ドロップ品を卸した。ノータの人達も慣れたもの、ちら、と見られたけど、それだけで済んだ。その日、もつ煮で、煮込みハンバーグが作られる。エマちゃんとテオ君が手伝ってくれて、私はポテトサラダを作る。買ったばかりのパンと一緒に、チュアンさんが神棚に上げてくれる。
神様、どうぞ。
お祈り。
いらっしゃらなければ、ビアンカとルージュのご飯になるけど、鍋もお皿も綺麗になくなっていた。
滞りなくアルブレンに向かう。
「お帰りなさい、テイマーさん」
アルブレンで対応してくれたのは、変わり無さそうなバラダーさんだ。お帰りなさい、嬉か。
アルブレンでは、二泊した。中日に、ビアンカとルージュが散歩と言うので、仔達とノワールを連れて朝から魔の森に。
元気とコハクの首にも、マジックバッグをぶら下げる。母が作ってくれました。
見送った後は、マルシェで買い物したりして、のんびり過ごす。
夕方、顔パスになっている皆が帰って来た。
「なんば獲って来たとね?」
ビアンカとルージュ、元気とコハクのマジックバッグが膨らんでいた。
『蛇なのです』
『蛇ね』
聞いてません。
『あとは猪なのです』
『リザードと、ディアが集団でいたの』
『虫系も多かったのです』
『ヒヒもいたわ』
「わんわんっ」
「がうぅっ」
『そうなのですね、元気は大型のアルマジロを一撃したのです』
『コハクもよ。蜥蜴を一撃したわね』
自分も自分もとアピールしている元気とコハク。微笑ましい顔のビアンカとルージュ。三人娘は、むー、みたいな顔だ。どうやら一撃で倒せなかったそうだ。いや、一撃せんでもさ、倒せたら良くない? と思うが、相手が複数の場合は、一撃で倒せなければ、後々大変なんだって。そうなんだろ、きっと。
「はい、お疲れ様。ほら、入り」
マジックバッグは晃太に渡してお任せする。晃太は渋い顔。我が家は蛇嫌いだからね。
で、これらをどうするかだ、次の日ギルドに持ち込み、査定の為に一泊延長した。猪の美味しい所だけ引き取る。仔達のご飯にしよ。
「蛇は?」
解体主任さんが聞いてきたが、即、お断りした。
マーファに帰りついたのは、それから1週間後。
その間に、おめでたいニュースがマーファを駆け抜けた。
第一王子ジークフリード殿下と、第二王子ゲオルグ殿下の、それぞれの婚約者が発表された。まずはジークフリード殿下が、今年いずれ王様になるために色々儀式を済ませて、来年に結婚式だと。ゲオルグ殿下がその半年後か、再来年に結婚式。こちらはジークフリード殿下の結婚式が終わるまで正式には決まらないって。ふーん。
色々あったお妃レースが、終わったんだね。お相手はジークフリード殿下は侯爵のお姫様、ゲオルグ殿下はユリアレーナ最強のカルーラ辺境伯の末のお姫様だってさ。ふーん。
………………ひがんでないもん、行き遅れだけど、ひがんでないもん。
サブ・ドアを開けて、マーファの両親を誘導。花がわがままボディで、大歓迎。あはははん、かわいか。
あれからノワールが満足してやっとダンジョンを出たのは、夕方過ぎ。お腹減ったとビアンカとルージュ、仔達が大合唱。
宿に戻り、ルームを開けた。ああ、疲れた。
母が焼きそばの下準備をしていてくれた。ソース焼きそばと塩焼きそばだ。ソース焼きそばは豚バラとクラーケン、塩焼きそばはクラーケンと貝柱とエビ。ホットプレートでわいわい言いながら焼いて食べる。ビアンカとルージュは特製ササミのサラダディナーだ。
『そっちのが、いい匂いなのですっ』
『私もエビが食べたいわっ』
「その尻の肉はなんね?」
お皿咥えて訴えるが、母が素っ気ない。いじける魔の森の守護者フォレストガーディアンウルフ、通ったあとは血の道ができるクリムゾンジャガー。あのお尻、かわいかのよ、たぽたぽして。いじけて、こちらから見るとお尻が丸い。スマホでぱしゃ。
仔達もたっぷり食べ、ノワールもばりばりと野菜や果物食べている。
で、食後に、父に解毒の指輪を鑑定してもらう。
「んー、2人とも解毒の指輪が、状態異常回避の指輪になっとる。効果期間も2倍に延びとる」
わー、なんだか高価な指輪になってる感じ。ホークさんに聞くと、毒以外でも混乱や恐慌、呪い、デバフ効果から身を守るそうで。しかも効果期間が倍なら、市場価値は恐らく2000万は下らないって。あはははん、ディレックスのお菓子が、2000万だってー。我ながら、ぼったくりー。
ありがとうございます、始祖神様。
毎日のお供え欠かさずにして、来年はもっとしっかりお菓子詰めよう。
今日、神様のお年玉として詰めたお菓子の端数は、すべて鷹の目の皆さんにあげた。
次の日、やっとマーファに向かって出発だ。
宿をチェックアウトし、ギルドに挨拶に向かう。
「また、いらしてくださいね」
「はい」
キーナさんが仏様みたいな笑顔で、見送ってくれた。ここ数日で得たドロップ品はマーファに持っていくため、下ろしてない。
ノワールは左の魔法の神様のブーストのおかげか、受ける風が随分いい。寒いのは変わりないけどね。
ノータに寄り、一泊、あのもつ煮の屋台でたくさん買った。焼き立てのパンも買う。ギルドには、少しだけど、ドロップ品を卸した。ノータの人達も慣れたもの、ちら、と見られたけど、それだけで済んだ。その日、もつ煮で、煮込みハンバーグが作られる。エマちゃんとテオ君が手伝ってくれて、私はポテトサラダを作る。買ったばかりのパンと一緒に、チュアンさんが神棚に上げてくれる。
神様、どうぞ。
お祈り。
いらっしゃらなければ、ビアンカとルージュのご飯になるけど、鍋もお皿も綺麗になくなっていた。
滞りなくアルブレンに向かう。
「お帰りなさい、テイマーさん」
アルブレンで対応してくれたのは、変わり無さそうなバラダーさんだ。お帰りなさい、嬉か。
アルブレンでは、二泊した。中日に、ビアンカとルージュが散歩と言うので、仔達とノワールを連れて朝から魔の森に。
元気とコハクの首にも、マジックバッグをぶら下げる。母が作ってくれました。
見送った後は、マルシェで買い物したりして、のんびり過ごす。
夕方、顔パスになっている皆が帰って来た。
「なんば獲って来たとね?」
ビアンカとルージュ、元気とコハクのマジックバッグが膨らんでいた。
『蛇なのです』
『蛇ね』
聞いてません。
『あとは猪なのです』
『リザードと、ディアが集団でいたの』
『虫系も多かったのです』
『ヒヒもいたわ』
「わんわんっ」
「がうぅっ」
『そうなのですね、元気は大型のアルマジロを一撃したのです』
『コハクもよ。蜥蜴を一撃したわね』
自分も自分もとアピールしている元気とコハク。微笑ましい顔のビアンカとルージュ。三人娘は、むー、みたいな顔だ。どうやら一撃で倒せなかったそうだ。いや、一撃せんでもさ、倒せたら良くない? と思うが、相手が複数の場合は、一撃で倒せなければ、後々大変なんだって。そうなんだろ、きっと。
「はい、お疲れ様。ほら、入り」
マジックバッグは晃太に渡してお任せする。晃太は渋い顔。我が家は蛇嫌いだからね。
で、これらをどうするかだ、次の日ギルドに持ち込み、査定の為に一泊延長した。猪の美味しい所だけ引き取る。仔達のご飯にしよ。
「蛇は?」
解体主任さんが聞いてきたが、即、お断りした。
マーファに帰りついたのは、それから1週間後。
その間に、おめでたいニュースがマーファを駆け抜けた。
第一王子ジークフリード殿下と、第二王子ゲオルグ殿下の、それぞれの婚約者が発表された。まずはジークフリード殿下が、今年いずれ王様になるために色々儀式を済ませて、来年に結婚式だと。ゲオルグ殿下がその半年後か、再来年に結婚式。こちらはジークフリード殿下の結婚式が終わるまで正式には決まらないって。ふーん。
色々あったお妃レースが、終わったんだね。お相手はジークフリード殿下は侯爵のお姫様、ゲオルグ殿下はユリアレーナ最強のカルーラ辺境伯の末のお姫様だってさ。ふーん。
………………ひがんでないもん、行き遅れだけど、ひがんでないもん。
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