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変わらないもの⑧
チェックが終わり、オシリスの鞍は問題がないようで良かった。
「何か有りましたら工房までいらしてください」
と、イピオスさん。
「それと玄武の装備品ですが、やはり2年は加工に時間を要しますが、よろしいですか?」
「はい、構いません。お願いします」
もうチュアンさんは何も言わなくなった。
「それから」
イピオスさんが装着者のチュアンさんとお話。
「今の体型で作成するから、体重は10キロ以上増やさない様に。下に服を着る分の余裕は十分に取るから、多少は大丈夫だが」
「はい」
「逆に減らしても合わなくなるからな。減っても10キロ以内にしてくれ」
「はい」
そんなに減らさせませんよ。チュアンさんはヒーラーだけど、立派な戦闘職なんやから。しっかり栄養管理して、しっかり動けばそこまで太ったり痩せたりはないやろう。
「おそらく、今の体型、筋肉の付き方が一番バランスが取れているはずだ。注意するに越したことはないぞ」
「はい」
真面目に言うイピオスさん、真面目に答えるチュアンさん。
それからシートを片付けて、帰途。
案の定、帰って来たアレスの首のマジックバッグがパンパンだった。
イピオスさんとアグノスさんを工房に送り届け、私達もパーティーハウスへ。
「あのケルンさん、昨日は本当にありがとうございます」
私は改めてケルンさんにお礼を言う。
「皆さんもお手伝いしてもらって、ありがとうございます」
私はペコリ。晃太も並んでペコリ。
「ミズサワ殿、我々は当然の事をしたまでですから、お気になさらず」
ケルンさんが答え、後ろの皆さんも、そうそうと頷いてくれる。
「あの荷が、もしユリアレーナ王家に届いたら、この騒ぎでは済まされなかったはずですよ。ミズサワ殿の従魔達のおかげで、子供達も見つかりましたし」
「ケルンさんがあの時、色々してくれたおかげですよ」
あの時、ケルンさんが冒険者ランクを使って指示してくれたから、私達は何もない。おそらく、Sランクにある権利なんだろうけど。権利は聞こえはいいけど、責任も伴う。
だけど、何故か、ケルンさんの言葉にひっかかりが。なんやろ? 本当にちょっとやけど。その時は気がつかず、後になりその意味を知ることになる。
そこにパーティーハウスから母が出てきた。花がぽちゃぽちゃボディでお出迎え。あははん、かわいか。花はラスチャーニエにびくり、だけど、すぐに歓迎のローリング。
仔達もばあばと母に群がる。でれれん、となる母。
「あら皆さん」
と、ラスチャーニエの皆さんに気がついて、母がペコリ。
「皆さん、昨日は娘達がお世話になりました」
「いやいや、我々は当然の事をしただけですので」
慌てるケルンさん達。花を撫でていたツヴァイクさんとエドワルドさんが慌てて立ち上がり、会釈する。
お話して、良かったらお茶でも、と勧める。ちょっぴり遠慮されたけど、昨日助かったのは本当だしね。どうぞどうぞとご案内。
ルームに入り、何時ものルーティーン。従魔の足拭きタップ。アレスはマジックバッグを外すと、中庭に走り出していった。ホークさんがノワールを厩舎に誘導、チュアンさん達はブラッシングに入ろうとするが。
『ユイユイ』
『ダンジョンに繋がってるドア開けて』
ビアンカとルージュがきゅるん、と言ってきた。
『フム、私モイキタイゾ』
イシスまで。
「わふん」
アリスまでっ。
「ぶひひん……………」
ノワールの哀愁攻撃がっ。いやいや、あんたたち、サブ・ドアがルーティのダンジョンに繋がってるから、ちょいちょい行ってるやんっ。
『ユイ~』
『いいでしょう~』
『イキタイゾ』
「わふん」
「ぶひひん…………」
飼い主、陥落。
結局、晃太と鷹の目の皆さんで、サブ・ドアの向こうボス部屋に、ちゅどん、ドカン、バキバキ。
なんだかんだとやってるよ。なんとドロップ品を拾うのに、ラスチャーニエの皆さんまで手伝ってくれた。お茶で済まされないから、夕御飯までご案内した。
母がドラゴンのスジ肉カレーを作っていたけど、どうしようかな? あ、時空神様へのお礼を。うーん。悩みながら食器の準備。母と相談し、町の洋食みつよしから色々選ぶ事に。そうや、ケルンさん甘味大好きやから、銀の槌に行こう。時空神様には色々お供えやね。まずはいらっしゃるか確認を。
「姉ちゃん、姉ちゃん」
銀の槌に行こうとしたら、晃太が慌てたようにやって来た。
「どうしたん? ご褒美でたん?」
「違うって。アレスが取って来たのばみたんよ」
「ん?」
どうやらマジックバッグの中身を、ダンジョンの地面に出したそうだ。晃太なりに嫌な予感がして、母の視界に入るとやばいのがありそうだからと思ったみたい。
ほのか、いや、かなり嫌な予感。
「ゴブリンジェネラルがあったんよっ」
「あー」
このパターン。
「巣があるって事やね?」
「そうやろうなあ。どうする?」
「人的被害がひどかけん。そのままにはしておけんやろ。アレス、場所覚えておるかね?」
「ゴブリンジェネラルがおった場所はコハク達が覚えておるらしいから、そこからならビアンカでも探れるって」
「分かった」
私はため息。ホークさんと相談ばせんと。
「姉ちゃん」
「ん?」
「ゴブリンジェネラルだけやないよ」
「まだあるん? オルクね?」
「違う」
晃太が息をつく。
「レッサードラゴン」
……………………………………
「はあ?」
「一匹やないからね。三匹やからね」
「はあぁぁぁぁ?」
一匹でも、大騒ぎなのにっ。いや、ちょっと待って。
「町に近いのに、三匹も?」
「まあ、イシスに言わせたら、あのゲリラ豪雨で住みかを追われたんやないかって」
「他におらんか確認せんと」
中庭で気儘に爆走していたアレスを呼ぶ。
なかなか、帰って来ないよ。土煙あげてる。
「強制送還よー」
………………………ドドドドドッ、キーッ
ごふっ、土煙がっ。
『嫌なのだっ、嫌なのだっ、妻達と離されるのはーっ』
「げふっ、げふっ」
土煙すごっ。
「げふっ、アレス」
『主よ、何なのだ? ん? 戻って来たのだぞ』
ぴたり、と伏せの体勢のアレス。尻尾、バタバタ。
「はいはい。あのさ、今日色々取って来たやん?」
『うむ、色々いたな』
「レッサードラゴンは、あれ以外におらんやった?」
『? 分からんのだっ』
どやっ。元気そっくりにへっへっと言ってる。サイズデカイけど、かわいかね。まあ、返答にはがっくりやけど。晃太もそんな感じ。
「はあ、姉ちゃん、どうする? 場所的に結構奥みたいやけど」
「仕方なか、現場に行って確認するしかなかろう」
シスター・アモルとの面会もあるし。どうしようかな?
悩んでいてもしょうがない。こんな時には、ホークさんに相談やな。そう思っていたら、ホークさんがケルンさんとやって来た。
「ユイさん。どうされます?」
「そうですね。どちらを優先すべきですか」
色々敵なGと、レッサードラゴン。
「まずは現状確認が必要かと思います。脅威としたらレッサードラゴンが上です」
と、ホークさん。
「ギルドにも報告が必要でしょう。混乱していますが、すぐにでもすべきです」
と、ケルンさん。やっぱりそうなるか。
うーん、今、ギルドは例の荷の件でゴタゴタしているからなあ。
『主よ、どうしたのだ?』
アレスがへっへっ。
思う所があるが、ほおっておけん。
「ホークさん。ゴブリンもレッサードラゴンもほおっておけません。ビアンカやルージュ達がいれば、何とかなると思いますので、付き合ってもらえますか?」
「勿論、俺達はその為にある戦闘奴隷ですから」
「その奴隷って、響きすきやないんですけど」
他所から見たら、私は主人で、ホークさん達は戦闘奴隷。もどかしいなあ。どうしようもなく、変わらないものや。単に、私が解放の手続きをすればいいんやろうけど。現在、私には鷹の目の皆さんが必要だ。特にホークさんの騎乗能力は。中にはパーヴェルさんみたいに、ホークさんの能力に気がついているやろうし、解放した途端に、どっかに勧誘されそうなのが怖か。
「ミズサワ殿、我々も微力ながらお手伝いしますよ」
と、ケルンさんまで。いやいや、立派な戦力だよ、何と言ってもAランクの冒険者パーティーで、近隣諸国では最強クラスの冒険者パーティーらしい。
「ありがとうございます」
私はそのまま晃太とホークさんとケルンさん、ルージュでギルドに向かい、レッサードラゴンとゴブリンジェネラルを提出。ラソノさんが、天を仰いだが、私がどちらも引き受けると伝えると、心底安心した顔で感謝してくれた。一応、ギルドからゴブリンの巣の討伐依頼と言うことで受ける。私がメインで、ラスチャーニエが補助パーティーだけど、いいのかな?
「私達が補助の方がいいんじゃないですか?」
「何を仰いますか? これだけの従魔がいて、我々がおまけですよ」
とんでもないって顔のケルンさんだけど、いいのかな?
「なあ、姉ちゃん、山風とか金の虎に、声ばかけんでよかね?」
やけど、補助パーティーはラスチャーニエのみにしちゃったし。
ケルンさん曰く、補助パーティーは出発までに変更可能だと。ただし、きちんと分け前を決めて置くことと。
「おそらく、朝依頼確認に来るはずです。伝言を頼めば連絡付きますよ。期限は出発時間までにすれば、過ぎたら伝言は消去されますから」
へー。
ならば、受け付けで明日の10時にギルドに来るので、私が依頼で話がありますと伝言する。
フェリクスさん達はどうしようかと思ったけど。
「今回は無理だと思いますよ。フェリクスは人気講師ですから、来週一杯まで予定が入っていましたから」
「そうなんですか」
なら、フェリクスさん達は、パスやね。仕方なかね。
なんや、毎日色々あって、ゆっくりできんなあ。まあ、此方に来て、そんな感じやけど、仕方なかね。でも、どっかで丸一日の休み入れないとなあ。特にホークさんはずっと忙しいし。何時にしようかと、悩みながらパーティーハウスに戻った。
「何か有りましたら工房までいらしてください」
と、イピオスさん。
「それと玄武の装備品ですが、やはり2年は加工に時間を要しますが、よろしいですか?」
「はい、構いません。お願いします」
もうチュアンさんは何も言わなくなった。
「それから」
イピオスさんが装着者のチュアンさんとお話。
「今の体型で作成するから、体重は10キロ以上増やさない様に。下に服を着る分の余裕は十分に取るから、多少は大丈夫だが」
「はい」
「逆に減らしても合わなくなるからな。減っても10キロ以内にしてくれ」
「はい」
そんなに減らさせませんよ。チュアンさんはヒーラーだけど、立派な戦闘職なんやから。しっかり栄養管理して、しっかり動けばそこまで太ったり痩せたりはないやろう。
「おそらく、今の体型、筋肉の付き方が一番バランスが取れているはずだ。注意するに越したことはないぞ」
「はい」
真面目に言うイピオスさん、真面目に答えるチュアンさん。
それからシートを片付けて、帰途。
案の定、帰って来たアレスの首のマジックバッグがパンパンだった。
イピオスさんとアグノスさんを工房に送り届け、私達もパーティーハウスへ。
「あのケルンさん、昨日は本当にありがとうございます」
私は改めてケルンさんにお礼を言う。
「皆さんもお手伝いしてもらって、ありがとうございます」
私はペコリ。晃太も並んでペコリ。
「ミズサワ殿、我々は当然の事をしたまでですから、お気になさらず」
ケルンさんが答え、後ろの皆さんも、そうそうと頷いてくれる。
「あの荷が、もしユリアレーナ王家に届いたら、この騒ぎでは済まされなかったはずですよ。ミズサワ殿の従魔達のおかげで、子供達も見つかりましたし」
「ケルンさんがあの時、色々してくれたおかげですよ」
あの時、ケルンさんが冒険者ランクを使って指示してくれたから、私達は何もない。おそらく、Sランクにある権利なんだろうけど。権利は聞こえはいいけど、責任も伴う。
だけど、何故か、ケルンさんの言葉にひっかかりが。なんやろ? 本当にちょっとやけど。その時は気がつかず、後になりその意味を知ることになる。
そこにパーティーハウスから母が出てきた。花がぽちゃぽちゃボディでお出迎え。あははん、かわいか。花はラスチャーニエにびくり、だけど、すぐに歓迎のローリング。
仔達もばあばと母に群がる。でれれん、となる母。
「あら皆さん」
と、ラスチャーニエの皆さんに気がついて、母がペコリ。
「皆さん、昨日は娘達がお世話になりました」
「いやいや、我々は当然の事をしただけですので」
慌てるケルンさん達。花を撫でていたツヴァイクさんとエドワルドさんが慌てて立ち上がり、会釈する。
お話して、良かったらお茶でも、と勧める。ちょっぴり遠慮されたけど、昨日助かったのは本当だしね。どうぞどうぞとご案内。
ルームに入り、何時ものルーティーン。従魔の足拭きタップ。アレスはマジックバッグを外すと、中庭に走り出していった。ホークさんがノワールを厩舎に誘導、チュアンさん達はブラッシングに入ろうとするが。
『ユイユイ』
『ダンジョンに繋がってるドア開けて』
ビアンカとルージュがきゅるん、と言ってきた。
『フム、私モイキタイゾ』
イシスまで。
「わふん」
アリスまでっ。
「ぶひひん……………」
ノワールの哀愁攻撃がっ。いやいや、あんたたち、サブ・ドアがルーティのダンジョンに繋がってるから、ちょいちょい行ってるやんっ。
『ユイ~』
『いいでしょう~』
『イキタイゾ』
「わふん」
「ぶひひん…………」
飼い主、陥落。
結局、晃太と鷹の目の皆さんで、サブ・ドアの向こうボス部屋に、ちゅどん、ドカン、バキバキ。
なんだかんだとやってるよ。なんとドロップ品を拾うのに、ラスチャーニエの皆さんまで手伝ってくれた。お茶で済まされないから、夕御飯までご案内した。
母がドラゴンのスジ肉カレーを作っていたけど、どうしようかな? あ、時空神様へのお礼を。うーん。悩みながら食器の準備。母と相談し、町の洋食みつよしから色々選ぶ事に。そうや、ケルンさん甘味大好きやから、銀の槌に行こう。時空神様には色々お供えやね。まずはいらっしゃるか確認を。
「姉ちゃん、姉ちゃん」
銀の槌に行こうとしたら、晃太が慌てたようにやって来た。
「どうしたん? ご褒美でたん?」
「違うって。アレスが取って来たのばみたんよ」
「ん?」
どうやらマジックバッグの中身を、ダンジョンの地面に出したそうだ。晃太なりに嫌な予感がして、母の視界に入るとやばいのがありそうだからと思ったみたい。
ほのか、いや、かなり嫌な予感。
「ゴブリンジェネラルがあったんよっ」
「あー」
このパターン。
「巣があるって事やね?」
「そうやろうなあ。どうする?」
「人的被害がひどかけん。そのままにはしておけんやろ。アレス、場所覚えておるかね?」
「ゴブリンジェネラルがおった場所はコハク達が覚えておるらしいから、そこからならビアンカでも探れるって」
「分かった」
私はため息。ホークさんと相談ばせんと。
「姉ちゃん」
「ん?」
「ゴブリンジェネラルだけやないよ」
「まだあるん? オルクね?」
「違う」
晃太が息をつく。
「レッサードラゴン」
……………………………………
「はあ?」
「一匹やないからね。三匹やからね」
「はあぁぁぁぁ?」
一匹でも、大騒ぎなのにっ。いや、ちょっと待って。
「町に近いのに、三匹も?」
「まあ、イシスに言わせたら、あのゲリラ豪雨で住みかを追われたんやないかって」
「他におらんか確認せんと」
中庭で気儘に爆走していたアレスを呼ぶ。
なかなか、帰って来ないよ。土煙あげてる。
「強制送還よー」
………………………ドドドドドッ、キーッ
ごふっ、土煙がっ。
『嫌なのだっ、嫌なのだっ、妻達と離されるのはーっ』
「げふっ、げふっ」
土煙すごっ。
「げふっ、アレス」
『主よ、何なのだ? ん? 戻って来たのだぞ』
ぴたり、と伏せの体勢のアレス。尻尾、バタバタ。
「はいはい。あのさ、今日色々取って来たやん?」
『うむ、色々いたな』
「レッサードラゴンは、あれ以外におらんやった?」
『? 分からんのだっ』
どやっ。元気そっくりにへっへっと言ってる。サイズデカイけど、かわいかね。まあ、返答にはがっくりやけど。晃太もそんな感じ。
「はあ、姉ちゃん、どうする? 場所的に結構奥みたいやけど」
「仕方なか、現場に行って確認するしかなかろう」
シスター・アモルとの面会もあるし。どうしようかな?
悩んでいてもしょうがない。こんな時には、ホークさんに相談やな。そう思っていたら、ホークさんがケルンさんとやって来た。
「ユイさん。どうされます?」
「そうですね。どちらを優先すべきですか」
色々敵なGと、レッサードラゴン。
「まずは現状確認が必要かと思います。脅威としたらレッサードラゴンが上です」
と、ホークさん。
「ギルドにも報告が必要でしょう。混乱していますが、すぐにでもすべきです」
と、ケルンさん。やっぱりそうなるか。
うーん、今、ギルドは例の荷の件でゴタゴタしているからなあ。
『主よ、どうしたのだ?』
アレスがへっへっ。
思う所があるが、ほおっておけん。
「ホークさん。ゴブリンもレッサードラゴンもほおっておけません。ビアンカやルージュ達がいれば、何とかなると思いますので、付き合ってもらえますか?」
「勿論、俺達はその為にある戦闘奴隷ですから」
「その奴隷って、響きすきやないんですけど」
他所から見たら、私は主人で、ホークさん達は戦闘奴隷。もどかしいなあ。どうしようもなく、変わらないものや。単に、私が解放の手続きをすればいいんやろうけど。現在、私には鷹の目の皆さんが必要だ。特にホークさんの騎乗能力は。中にはパーヴェルさんみたいに、ホークさんの能力に気がついているやろうし、解放した途端に、どっかに勧誘されそうなのが怖か。
「ミズサワ殿、我々も微力ながらお手伝いしますよ」
と、ケルンさんまで。いやいや、立派な戦力だよ、何と言ってもAランクの冒険者パーティーで、近隣諸国では最強クラスの冒険者パーティーらしい。
「ありがとうございます」
私はそのまま晃太とホークさんとケルンさん、ルージュでギルドに向かい、レッサードラゴンとゴブリンジェネラルを提出。ラソノさんが、天を仰いだが、私がどちらも引き受けると伝えると、心底安心した顔で感謝してくれた。一応、ギルドからゴブリンの巣の討伐依頼と言うことで受ける。私がメインで、ラスチャーニエが補助パーティーだけど、いいのかな?
「私達が補助の方がいいんじゃないですか?」
「何を仰いますか? これだけの従魔がいて、我々がおまけですよ」
とんでもないって顔のケルンさんだけど、いいのかな?
「なあ、姉ちゃん、山風とか金の虎に、声ばかけんでよかね?」
やけど、補助パーティーはラスチャーニエのみにしちゃったし。
ケルンさん曰く、補助パーティーは出発までに変更可能だと。ただし、きちんと分け前を決めて置くことと。
「おそらく、朝依頼確認に来るはずです。伝言を頼めば連絡付きますよ。期限は出発時間までにすれば、過ぎたら伝言は消去されますから」
へー。
ならば、受け付けで明日の10時にギルドに来るので、私が依頼で話がありますと伝言する。
フェリクスさん達はどうしようかと思ったけど。
「今回は無理だと思いますよ。フェリクスは人気講師ですから、来週一杯まで予定が入っていましたから」
「そうなんですか」
なら、フェリクスさん達は、パスやね。仕方なかね。
なんや、毎日色々あって、ゆっくりできんなあ。まあ、此方に来て、そんな感じやけど、仕方なかね。でも、どっかで丸一日の休み入れないとなあ。特にホークさんはずっと忙しいし。何時にしようかと、悩みながらパーティーハウスに戻った。
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