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帰る準備②
「姉は体調不良を起こしています」
と、カルーラの城門前で晃太が警備の人に告げている。
「早くベッドで休ませたいんですが」
「しかし、存在確認だけさせてください」
私は馬車内のソファーでぐったりしながら聞いている。馬車内には私には、マデリーンさんがついてくれている。シルフィ達はチュアンさんが見てくれている。私が異常だと感じているのか、私に向かってきゅんきゅんと鳴いてる。他の皆さんはすでに下車している。シュタインさんがそっと私の手を取ろうとしたけど、にこー、としたウインディを抱えたミゲル君が横から入った。
晃太がドアを開けると、警備の人が覗く。あ、どうも、うぷうっ。
「はい、確認しました」
と、ドアが閉まる。
「今からギルドに到着報告に行きますので」
「私共が同行します。あ、テイマー様はお帰りになっても構いませんよ。弟さんが代わりに到着報告してくれたら」
「いいんですか?」
「そのために我々が同行しますので。奴隷のパーティーも代表者だけで構いません」
結局、ギルドには晃太とチュアンさんが向かう。ビアンカとルリとクリスがついて行ってくれた。
「では。皆さん。明明後日」
晃太が各パーティーリーダーさん達と話し合ってる。次に集まる日だ。本来ならカルーラに着いたら直ぐにでもマーファに向かいたいが、レディ・ロストークの事があるから。とりあえずホークさんがパーティーハウスに戻ったら直ぐに騎士団の厩舎に直行。まずはレディ・ロストークの容態を確認だ。
「じゃあ、姉ちゃん、わいギルドに行くけん」
「頼むね…………」
ドアが閉まる。そして、ゆっくり馬車が動き出す。ああ、衝撃吸収機能あって良かった。揺れない。ホークさんの安全運転でパーティーハウスに到着。
「ユイさん、着きましたよ」
マデリーンさんがそっと告げる。はいはい、何とか起き上がる。うぷうっ。気持ち悪い。
「優衣、大丈夫ね?」
母が心配そうにドアから覗く。横からホークさんが馬車内に入り込んでくる。
「ユイさん。運びますよ」
うぃ?
さ、ホークさんが私を抱える。女の子憧れお姫様抱っこ。う、うぷうっ。これがなければ、ドキドキ出来るのにっ。私の重さをもろともせずに馬車を降りる。
「ケイコさん、まず、ユイさんを横に」
「そうですね」
私はホークさんをちょいちょい。鎧の胸辺りをこんこんした。
「そ、倉庫に……………」
「はい」
私はホークさんに運ばれて、広い倉庫に。私はホークさんに抱えられた状態で、大き目のルームの扉を開ける。イシスやアレスの体躯がデカイので、倉庫から入るようにしている。
そのまま、ホークさんはルームに入る。後ろで母とエマちゃん、わんわんと花が続く。私の部屋に直行する。ベッドに腰掛ける。部屋の入り口では心配そうに見ているヒスイ。
『ねえね、おなかきもちわるいの?』
「少しね。寝たらよくなるけんね。ホークさん、すみません…………」
「いえ。ユイさん。俺はこのままレディ・ロストークの方に行きます」
「はい。お願いします」
レディ・ロストーク。きっと私なんかよりずっときついはず。ノワールの子供も心配や。
予め、準備していたお泊まり一式を詰め込んだBサイズのマジックバッグは、既にホークさんが持っている。
「エマ、後は頼む。チュアンとマデリーンの言う事聞くんだぞ」
「はいっ」
慌ただしくホークさんが出ていく。
「くうんっくうーんっ」
花が牛蒡のような尻尾ぷりぷりしなが、ベッドによじ登ろうとしている。きついが、ちょっともふもふ。
「ほら、花ちゃん、姉ちゃんきついからね」
母が私の装備品をはずしていく。花はエマちゃんが抱えて部屋を出る。パジャマに着替えて、横になる。
神様から頂いたペンダントとブレスレットは、ベッドヘッドの時計の隣に置く。
サイドテーブルに、母がお茶とスポーツ飲料水のペットボトルを置く。
「これでよかね?」
「うん、ありがとう。ちょっと寝るね」
私は布団に潜り込み、母が振り返りながら部屋を出る。
『ねえね~』
「ほら、ヒスイ、姉ちゃんはいまからねんねするけんね」
母がヒスイを誘導して部屋のドアを閉めた。
目が覚める。
時計を見ると21時過ぎ。結構寝たなあ。でも、ずいぶん身体が楽になった。起き上がっても気持ち悪くない。
「ふう」
カーディガンを着て、部屋から出ると。近くにチュアンさんがヒスイを撫でながら待機していた。
『あ、ねえねっ』
「ユイさん。お加減は?」
「ずいぶん楽になりました」
ヒスイがゴロゴロと来たので、もふもふ。
『ユイ、調子が戻って来たのですね』
『そうね』
ビアンカとルージュも顔を出す。
「ありがとう、ずいぶんよかよ」
私はチュアンさんに休んでもらうように告げてダイニングキッチンに向かうと、晃太が出てきた。
「姉ちゃん。どうな?」
「ずいぶん楽よ」
両親と花はパーティーハウスに戻っているようやな。
「そうな。お袋が鍋ば作っとるよ」
「うーん」
吐き気もないけど、少しにしよう。
冷蔵庫にある一人用の小鍋を取り出し火にかける。
『主ヨ。ドウダ?』
イシスも心配してくれたのか、顔を出してくれた。
「うん。ずいぶんよかよ」
小鍋は水炊きみたいや。半分程食べて、ご馳走様。残りはビアンカとルージュが、ペロッ。
「姉ちゃん、他のリーダーさんと会うの明明後日の10時にしたけど、よか?」
「よかよ」
数日間の予定を立てる。
だいぶ体調いいから、明日はレディ・ロストークの様子を見に行こう。それ次第で今後の動きが決まる。それからシスターアモルに面会予約。ギルドにマーファに戻る事、エドワルドさんとツヴァイクさんの同行報告して、と。
レディ・ロストーク、具合、どうやろう。
と、カルーラの城門前で晃太が警備の人に告げている。
「早くベッドで休ませたいんですが」
「しかし、存在確認だけさせてください」
私は馬車内のソファーでぐったりしながら聞いている。馬車内には私には、マデリーンさんがついてくれている。シルフィ達はチュアンさんが見てくれている。私が異常だと感じているのか、私に向かってきゅんきゅんと鳴いてる。他の皆さんはすでに下車している。シュタインさんがそっと私の手を取ろうとしたけど、にこー、としたウインディを抱えたミゲル君が横から入った。
晃太がドアを開けると、警備の人が覗く。あ、どうも、うぷうっ。
「はい、確認しました」
と、ドアが閉まる。
「今からギルドに到着報告に行きますので」
「私共が同行します。あ、テイマー様はお帰りになっても構いませんよ。弟さんが代わりに到着報告してくれたら」
「いいんですか?」
「そのために我々が同行しますので。奴隷のパーティーも代表者だけで構いません」
結局、ギルドには晃太とチュアンさんが向かう。ビアンカとルリとクリスがついて行ってくれた。
「では。皆さん。明明後日」
晃太が各パーティーリーダーさん達と話し合ってる。次に集まる日だ。本来ならカルーラに着いたら直ぐにでもマーファに向かいたいが、レディ・ロストークの事があるから。とりあえずホークさんがパーティーハウスに戻ったら直ぐに騎士団の厩舎に直行。まずはレディ・ロストークの容態を確認だ。
「じゃあ、姉ちゃん、わいギルドに行くけん」
「頼むね…………」
ドアが閉まる。そして、ゆっくり馬車が動き出す。ああ、衝撃吸収機能あって良かった。揺れない。ホークさんの安全運転でパーティーハウスに到着。
「ユイさん、着きましたよ」
マデリーンさんがそっと告げる。はいはい、何とか起き上がる。うぷうっ。気持ち悪い。
「優衣、大丈夫ね?」
母が心配そうにドアから覗く。横からホークさんが馬車内に入り込んでくる。
「ユイさん。運びますよ」
うぃ?
さ、ホークさんが私を抱える。女の子憧れお姫様抱っこ。う、うぷうっ。これがなければ、ドキドキ出来るのにっ。私の重さをもろともせずに馬車を降りる。
「ケイコさん、まず、ユイさんを横に」
「そうですね」
私はホークさんをちょいちょい。鎧の胸辺りをこんこんした。
「そ、倉庫に……………」
「はい」
私はホークさんに運ばれて、広い倉庫に。私はホークさんに抱えられた状態で、大き目のルームの扉を開ける。イシスやアレスの体躯がデカイので、倉庫から入るようにしている。
そのまま、ホークさんはルームに入る。後ろで母とエマちゃん、わんわんと花が続く。私の部屋に直行する。ベッドに腰掛ける。部屋の入り口では心配そうに見ているヒスイ。
『ねえね、おなかきもちわるいの?』
「少しね。寝たらよくなるけんね。ホークさん、すみません…………」
「いえ。ユイさん。俺はこのままレディ・ロストークの方に行きます」
「はい。お願いします」
レディ・ロストーク。きっと私なんかよりずっときついはず。ノワールの子供も心配や。
予め、準備していたお泊まり一式を詰め込んだBサイズのマジックバッグは、既にホークさんが持っている。
「エマ、後は頼む。チュアンとマデリーンの言う事聞くんだぞ」
「はいっ」
慌ただしくホークさんが出ていく。
「くうんっくうーんっ」
花が牛蒡のような尻尾ぷりぷりしなが、ベッドによじ登ろうとしている。きついが、ちょっともふもふ。
「ほら、花ちゃん、姉ちゃんきついからね」
母が私の装備品をはずしていく。花はエマちゃんが抱えて部屋を出る。パジャマに着替えて、横になる。
神様から頂いたペンダントとブレスレットは、ベッドヘッドの時計の隣に置く。
サイドテーブルに、母がお茶とスポーツ飲料水のペットボトルを置く。
「これでよかね?」
「うん、ありがとう。ちょっと寝るね」
私は布団に潜り込み、母が振り返りながら部屋を出る。
『ねえね~』
「ほら、ヒスイ、姉ちゃんはいまからねんねするけんね」
母がヒスイを誘導して部屋のドアを閉めた。
目が覚める。
時計を見ると21時過ぎ。結構寝たなあ。でも、ずいぶん身体が楽になった。起き上がっても気持ち悪くない。
「ふう」
カーディガンを着て、部屋から出ると。近くにチュアンさんがヒスイを撫でながら待機していた。
『あ、ねえねっ』
「ユイさん。お加減は?」
「ずいぶん楽になりました」
ヒスイがゴロゴロと来たので、もふもふ。
『ユイ、調子が戻って来たのですね』
『そうね』
ビアンカとルージュも顔を出す。
「ありがとう、ずいぶんよかよ」
私はチュアンさんに休んでもらうように告げてダイニングキッチンに向かうと、晃太が出てきた。
「姉ちゃん。どうな?」
「ずいぶん楽よ」
両親と花はパーティーハウスに戻っているようやな。
「そうな。お袋が鍋ば作っとるよ」
「うーん」
吐き気もないけど、少しにしよう。
冷蔵庫にある一人用の小鍋を取り出し火にかける。
『主ヨ。ドウダ?』
イシスも心配してくれたのか、顔を出してくれた。
「うん。ずいぶんよかよ」
小鍋は水炊きみたいや。半分程食べて、ご馳走様。残りはビアンカとルージュが、ペロッ。
「姉ちゃん、他のリーダーさんと会うの明明後日の10時にしたけど、よか?」
「よかよ」
数日間の予定を立てる。
だいぶ体調いいから、明日はレディ・ロストークの様子を見に行こう。それ次第で今後の動きが決まる。それからシスターアモルに面会予約。ギルドにマーファに戻る事、エドワルドさんとツヴァイクさんの同行報告して、と。
レディ・ロストーク、具合、どうやろう。
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