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連載
依頼の品⑤
「じゃあ、またね」
「わふんっ」
「わおん」
お肉の塊を咥えた補佐ウルフとお母さんウルフを見送り、私は21階のボス部屋に向かう。
大量に転がるドロップ品を皆さん手分けして拾っている。私も参加。ここで出る牛の角はガラスに色を加える為の材料になる。そのままでも綺麗だけど、形が角だからね。角なんだけど、なんや、でっかい角があるけど。
「グラスゴーンバッファローの上位種の角ですよ」
と、エドワルドさんが説明してくれる。
「テラ・グラスゴーンバッファローじゃな。うん、流石ダンジョン産、質がいい」
と、ツヴァイクさんが感嘆のため息つきながら、拾ってくれた。そして、グー、みたいな音。ハジェル君がお腹ならしてる。恥ずかしそうや。
牛部屋だもん、お肉たくさんあるしね。よし、豪勢にステーキにしよう。
「晃太、私夕御飯の準備するから、お願いできるね?」
「よかよー、わい、サーロインがよかー」
「はいはい。エマちゃん、テオ君、手伝って」
「「はーいっ」」
マアデン君とハジェル君も手伝いに来てくれた。
私は手に入れたばかりの、幾つかのお肉を取り出して、切り出しの指示を出す。サーロインとフィレね。アレスとアリスにはステーキ丼にして、オシリスには軽くトーストした食パンにたっぷりステーキを乗せる。
付け合わせの野菜はモヤシかな。彩りよくパプリカと水菜も添えようかな。あ、ステーキ丼にしたい人にも希望を聞いて、と。
「エマちゃん、テオ君は丼にする? そのままステーキにする?」
「えっと、丼がいいなあ」
「あ、俺も」
「なら、丼にしようね」
嬉しそうな双子。エマちゃんとテオ君は口元はそっくりで、髪の色が同じ。だけど、やはり男女の骨格差があり、初めて会った幼い感じが残っていた時よりしっかり成長しているため、著明に現れている。特にテオ君は背が伸びて、晃太より伸びて、ミゲル君を越えそうだ。そして、しっかり身体付きが大人の男性に向かっている。目元もホークさんによく似ているから、年の離れた兄弟と言われても納得しそうな雰囲気だ。エマちゃんはちょっと背が伸びた。かわいいままよ。
一見したら、双子って分からないかもしれないけど、笑顔はそっくり。
「マアデン君とハジェル君は?」
「えっと、ハジェルどうする?」
「俺、丼にするっす」
「なら、俺も丼にします」
「はいはい」
話していると、ようやく準備が整い、牛部屋から戻って来る。
ステーキと丼の希望を聞いて、焼きに入る。
手を洗ったり、ブラッシングしたり、それぞれ手伝ってくれた。
アレス達もたっぷり食べて、ご満足の様子。ノワールもげふっ、て言ってる。シルフィ達もお腹ぽんぽこりん。かわいか。
母が作って持たせてくれたレタスとパプリカとじゃこのサラダも出し、セレクトショップダリアのスープもよし。ダンジョン内だけど、アルコール一杯だけね。ツヴァイクさんとミゲル君が仲良く万歳。
ステーキ丼はご飯に湯通ししたモヤシに、いいサイズにカットしたステーキを乗せて、ソースをかけて彩のパプリカと水菜と。ステーキには皿に乗せて、モヤシ、パプリカ、水菜を添える。
………………おずおずと、ハジェル君が差し出したのは特大の丼。
「ハジェル君、おかわりしていいから、皆と同じ丼にし。食べてる間に冷えるからね」
「はいっすっ」
この細い身体に、どうやったら入るんやろう? 不思議。
ま、いいや。美味しそうに食べるし。よし、いいかな?
「行き渡りましたかー?」
「「「「「「はーいっ」」」」」」
アルコールは晃太とホークさん、ミゲル君、エドワルドさん、ツヴァイクさん、山風成人組はビール。残りはお茶ね。
私とエマちゃん、テオ君、マアデン君、ハジェル君はサーロインのステーキ丼。晃太とホークさん、エドワルドさん、ロッシュさんはサーロインステーキ。チュアンさんとマデリーンさんはフィレのステーキ丼。サイズは違うけどね。ミゲル君とラーヴさん、シュタインさんはフィレステーキね。ツヴァイクさんはサーロインとフィレのダブルだ。
「頂きます」
「「「「「「頂きまーすっ」」」」」」
ぱくり。うん、お肉の臭みがなく、柔らかい。モヤシと一緒にぱくり。美味しい。
『主よ、主よ、足りないのだっ』
「くうっ、くうっ」
「今、食べ出したんやけど」
仕方なかね、もう。
あらかじめ焼いていたステーキを盛り、出すとばくばく食べてる。
ステーキは大好評だ。ボス部屋でしっかり戦闘やら回収やらで忙しいからね。私は丼だけでお腹一杯だけど、ミニステーキ丼が好評で、おかわり作成。種族的に大食漢のドワーフツヴァイクさんはサーロインステーキ丼をぺろり。で、更に痩せの大食いハジェル君はフィレのステーキ丼の次に、サーロインとフィレの二色丼をぺろり。あの細い身体で、どうやって入るんだろう?
食後は、片付けを済ませて、さ、お風呂に。
『主よ、主よ、食後の運動なのだっ』
「ブヒヒーンッ」
「くうっ、くうーっ」
「勘弁して」
だだっ子の様にアレスとノワールとオシリスがリクエスト。
私はお風呂に入りたい。
やけど、アレスのきゅるん攻撃、ノワールの哀愁攻撃、オシリスのエアーお手攻撃に負けて、牛部屋に。
はい、ちゅどん、どかん、バキバキ。
申し訳ない、皆さん付き合ってくれた。やっとこさ、ドロップ品を拾い、晃太がリスト片手に来る。
「姉ちゃん、牛乳が300越えたよ」
「ならよかね。次は貝部屋やね」
貝部屋から出る不揃いの真珠や貝の粉は、お化粧の天然材料になり、好評なんだって。真珠は砕いて石鹸に混ぜるとお肌によく、貝の粉は肌のりがいい白粉になる。こちらの女性も美意識高いなあ。でも、お世話になってるリティアさんが待っているから、頑張って拾わんとね。
「わふんっ」
「わおん」
お肉の塊を咥えた補佐ウルフとお母さんウルフを見送り、私は21階のボス部屋に向かう。
大量に転がるドロップ品を皆さん手分けして拾っている。私も参加。ここで出る牛の角はガラスに色を加える為の材料になる。そのままでも綺麗だけど、形が角だからね。角なんだけど、なんや、でっかい角があるけど。
「グラスゴーンバッファローの上位種の角ですよ」
と、エドワルドさんが説明してくれる。
「テラ・グラスゴーンバッファローじゃな。うん、流石ダンジョン産、質がいい」
と、ツヴァイクさんが感嘆のため息つきながら、拾ってくれた。そして、グー、みたいな音。ハジェル君がお腹ならしてる。恥ずかしそうや。
牛部屋だもん、お肉たくさんあるしね。よし、豪勢にステーキにしよう。
「晃太、私夕御飯の準備するから、お願いできるね?」
「よかよー、わい、サーロインがよかー」
「はいはい。エマちゃん、テオ君、手伝って」
「「はーいっ」」
マアデン君とハジェル君も手伝いに来てくれた。
私は手に入れたばかりの、幾つかのお肉を取り出して、切り出しの指示を出す。サーロインとフィレね。アレスとアリスにはステーキ丼にして、オシリスには軽くトーストした食パンにたっぷりステーキを乗せる。
付け合わせの野菜はモヤシかな。彩りよくパプリカと水菜も添えようかな。あ、ステーキ丼にしたい人にも希望を聞いて、と。
「エマちゃん、テオ君は丼にする? そのままステーキにする?」
「えっと、丼がいいなあ」
「あ、俺も」
「なら、丼にしようね」
嬉しそうな双子。エマちゃんとテオ君は口元はそっくりで、髪の色が同じ。だけど、やはり男女の骨格差があり、初めて会った幼い感じが残っていた時よりしっかり成長しているため、著明に現れている。特にテオ君は背が伸びて、晃太より伸びて、ミゲル君を越えそうだ。そして、しっかり身体付きが大人の男性に向かっている。目元もホークさんによく似ているから、年の離れた兄弟と言われても納得しそうな雰囲気だ。エマちゃんはちょっと背が伸びた。かわいいままよ。
一見したら、双子って分からないかもしれないけど、笑顔はそっくり。
「マアデン君とハジェル君は?」
「えっと、ハジェルどうする?」
「俺、丼にするっす」
「なら、俺も丼にします」
「はいはい」
話していると、ようやく準備が整い、牛部屋から戻って来る。
ステーキと丼の希望を聞いて、焼きに入る。
手を洗ったり、ブラッシングしたり、それぞれ手伝ってくれた。
アレス達もたっぷり食べて、ご満足の様子。ノワールもげふっ、て言ってる。シルフィ達もお腹ぽんぽこりん。かわいか。
母が作って持たせてくれたレタスとパプリカとじゃこのサラダも出し、セレクトショップダリアのスープもよし。ダンジョン内だけど、アルコール一杯だけね。ツヴァイクさんとミゲル君が仲良く万歳。
ステーキ丼はご飯に湯通ししたモヤシに、いいサイズにカットしたステーキを乗せて、ソースをかけて彩のパプリカと水菜と。ステーキには皿に乗せて、モヤシ、パプリカ、水菜を添える。
………………おずおずと、ハジェル君が差し出したのは特大の丼。
「ハジェル君、おかわりしていいから、皆と同じ丼にし。食べてる間に冷えるからね」
「はいっすっ」
この細い身体に、どうやったら入るんやろう? 不思議。
ま、いいや。美味しそうに食べるし。よし、いいかな?
「行き渡りましたかー?」
「「「「「「はーいっ」」」」」」
アルコールは晃太とホークさん、ミゲル君、エドワルドさん、ツヴァイクさん、山風成人組はビール。残りはお茶ね。
私とエマちゃん、テオ君、マアデン君、ハジェル君はサーロインのステーキ丼。晃太とホークさん、エドワルドさん、ロッシュさんはサーロインステーキ。チュアンさんとマデリーンさんはフィレのステーキ丼。サイズは違うけどね。ミゲル君とラーヴさん、シュタインさんはフィレステーキね。ツヴァイクさんはサーロインとフィレのダブルだ。
「頂きます」
「「「「「「頂きまーすっ」」」」」」
ぱくり。うん、お肉の臭みがなく、柔らかい。モヤシと一緒にぱくり。美味しい。
『主よ、主よ、足りないのだっ』
「くうっ、くうっ」
「今、食べ出したんやけど」
仕方なかね、もう。
あらかじめ焼いていたステーキを盛り、出すとばくばく食べてる。
ステーキは大好評だ。ボス部屋でしっかり戦闘やら回収やらで忙しいからね。私は丼だけでお腹一杯だけど、ミニステーキ丼が好評で、おかわり作成。種族的に大食漢のドワーフツヴァイクさんはサーロインステーキ丼をぺろり。で、更に痩せの大食いハジェル君はフィレのステーキ丼の次に、サーロインとフィレの二色丼をぺろり。あの細い身体で、どうやって入るんだろう?
食後は、片付けを済ませて、さ、お風呂に。
『主よ、主よ、食後の運動なのだっ』
「ブヒヒーンッ」
「くうっ、くうーっ」
「勘弁して」
だだっ子の様にアレスとノワールとオシリスがリクエスト。
私はお風呂に入りたい。
やけど、アレスのきゅるん攻撃、ノワールの哀愁攻撃、オシリスのエアーお手攻撃に負けて、牛部屋に。
はい、ちゅどん、どかん、バキバキ。
申し訳ない、皆さん付き合ってくれた。やっとこさ、ドロップ品を拾い、晃太がリスト片手に来る。
「姉ちゃん、牛乳が300越えたよ」
「ならよかね。次は貝部屋やね」
貝部屋から出る不揃いの真珠や貝の粉は、お化粧の天然材料になり、好評なんだって。真珠は砕いて石鹸に混ぜるとお肌によく、貝の粉は肌のりがいい白粉になる。こちらの女性も美意識高いなあ。でも、お世話になってるリティアさんが待っているから、頑張って拾わんとね。
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