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バタバタ⑤
明日にはケルンさん達がルーティのダンジョンを脱出するから、今日は細やかにお疲れ様会だ。
結局、うちのバトルジャンキー達や、魔境のシヴァ達がウサギ部屋に挑んだ時のドロップ品拾いばっかりしてもらったからね。
夕方には山風の皆さんが来るから、気になる優雲を使って見ようと思ってね。
午前中はエドワルドさんと父はそれぞれ弁護士さんに会いに行ってる。父にはオシリスとチュアンさん、テオ君が付いてくれた。ホークさんは牧場だ。あのお母さん馬とまだらちゃんの様子を見に行った。私も心配だしね。先に帰って来たのはホークさん。
「どうでした?」
「体調は問題なさそうです。妊娠の判明はもう少し先って感じですね」
「そうですか」
もし、無事に妊娠していたら、ノワール、いきなり三児の父よ。そのノワールは、ただいまウサギ部屋で爆走している。
「姉ちゃん、終わったばい」
「はい、お疲れ様」
帰って来たばかりなんだけど、ホークさんがノワールを誘導してくれる。レッサードラゴンの装備品はマデリーンさんが拭いてくれる。
お昼は移動販売車で済ませる。本日は年期の入った販売車だったが、パンの移動販売車だった。たまに麦美ちゃん以外のパンもよかね。買い物していると、父達が無事に帰って来た。
母が冷蔵庫ダンジョンの貝柱を使用したクラムチャウダーを出すと、大好評だった。やっぱり寒いもんね、温かいのいいね。ふう、温まる。
食休み後、それぞれ再び動く。アレスは大人しくツヴァイクさんの作業に付いてる。
私はお酒やジュースの買い出しだ。かなりの量が手に入っているが、あと少しだ。
「じゃ、ホークさん、お願いしますね」
荷物持ちでホークさんが付いてきてくれた。
ディレックスに行って、カートを押してお酒コーナーに向かう。5リットルの焼酎を入れて、ジュース、と。
あ、ホークさんと二人きりは久しぶりやな。うーん、安心感ー。なんや、二人でカート押して買い物なんて、意識したら、ちょっと照れる。あ、にやけてしまいそうで、息を止めて表情を固める。
でも、最近バタバタやしね。只でさえ、ヤマタノオロチの件があるのに、あのピンクの女性達の件まで加わったからね。どっかで休みを作らんとね。
「ユイさん」
「あ、はい」
呼ばれて、安心感ー、って思って振り返る。
ホークさんが目を細めて私を見ている。
「少し、触れても?」
「あ、はい、どうぞ」
なんや、少し前に、聞いたことあるセリフやなあ。
あ、と思った瞬間。
ちゅ。
あ、久しぶり。すごく久しぶり。なんや、ぽっぽっしてきた。そのまま、抱き込まれる。前からはまだ慣れないっ。やけど、やっぱり、安心感がある。
「すみません、他に誰もいないと思ったら、ちょっと我慢が」
そう言って、更に腕に力が入る。
前は内心わーわーしていたけど、ドキリとしたけど、ぽっぽっしだした気持ちが先に生まれて、わーわーならない。ぽっぽっする。心がぽっぽっする。
ぽっぽっする。
それは、すごく嬉しい気持ちよさ。
ちょっとくらい、いいかな。ここには、他の目がないし。ほら、久しぶりだし、いいかな。最近、忙しかったし。
少しくらい、甘えても、いいかな。
少しくらい、いいよね。
そう思えた瞬間、肩の力が抜けた。
私はふわり、とホークさんの方に身体を預ける。
わあ、ホークさんの心臓の音が聞こえそう。
「ユイさん?」
力が抜けたのに、気がついたみたい。
「私も、ホークさんと二人だなって、ちょっと、浮かれてました」
少し、小さな声だったけど、ちゃんと聞こえたみたい。抱き込んだホークさんの腕に力が入る。
それから、何度かちゅ、ちゅ、とされるがまま。本当に、心地いい。ぽっぽっする。
だけど、私は名残惜しくホークさんの腕に手を添える。
「遅くなると、心配されますから」
「そうですね」
最後に、ちゅ。
本当に名残惜しいけど、私とホークさんは、買い物を済ませてディレックスを出た。
夕方の少し前に、山風の皆さんがやって来た。
「どうぞ、ユイさん」
「ありがとうございます」
ロッシュさんから手土産を頂く。綺麗な瓶の中には、薄茶の粉。黒砂糖と言う、マーファの北にある国営農園の特産物だそうで。サトウキビがあると思ったら、話を聞くとてん菜みたい。
母がお菓子にしますって。
花が歓迎のはみはみ、ローリングを披露してからルームにご案内。
本日は、前回冷蔵庫ダンジョンで得た武器やマジックアイテムの配布も含まれる。
すでにフローリングにはズラリと並んだ武器類。危ないのでシルフィ達は従魔の部屋だ。花もゲージに入ったね。
「ユイさん、あの件どうなりました?」
ルームに移動しながら、ロッシュさんが心配そうに聞いてきた。
「はい。弁護士さんにお任せになります」
山風の皆さんも気になっていたみたい、私が簡単に説明すると、あ、やっぱりそうなりますか、みたいな顔だ。
「次の冷蔵庫ダンジョンは、また、ギルドの掲示板に連絡しますね。多分あと2、3日はかかるみたいです」
「はい、俺達は大丈夫です」
さ、武器の配布や。
結局、うちのバトルジャンキー達や、魔境のシヴァ達がウサギ部屋に挑んだ時のドロップ品拾いばっかりしてもらったからね。
夕方には山風の皆さんが来るから、気になる優雲を使って見ようと思ってね。
午前中はエドワルドさんと父はそれぞれ弁護士さんに会いに行ってる。父にはオシリスとチュアンさん、テオ君が付いてくれた。ホークさんは牧場だ。あのお母さん馬とまだらちゃんの様子を見に行った。私も心配だしね。先に帰って来たのはホークさん。
「どうでした?」
「体調は問題なさそうです。妊娠の判明はもう少し先って感じですね」
「そうですか」
もし、無事に妊娠していたら、ノワール、いきなり三児の父よ。そのノワールは、ただいまウサギ部屋で爆走している。
「姉ちゃん、終わったばい」
「はい、お疲れ様」
帰って来たばかりなんだけど、ホークさんがノワールを誘導してくれる。レッサードラゴンの装備品はマデリーンさんが拭いてくれる。
お昼は移動販売車で済ませる。本日は年期の入った販売車だったが、パンの移動販売車だった。たまに麦美ちゃん以外のパンもよかね。買い物していると、父達が無事に帰って来た。
母が冷蔵庫ダンジョンの貝柱を使用したクラムチャウダーを出すと、大好評だった。やっぱり寒いもんね、温かいのいいね。ふう、温まる。
食休み後、それぞれ再び動く。アレスは大人しくツヴァイクさんの作業に付いてる。
私はお酒やジュースの買い出しだ。かなりの量が手に入っているが、あと少しだ。
「じゃ、ホークさん、お願いしますね」
荷物持ちでホークさんが付いてきてくれた。
ディレックスに行って、カートを押してお酒コーナーに向かう。5リットルの焼酎を入れて、ジュース、と。
あ、ホークさんと二人きりは久しぶりやな。うーん、安心感ー。なんや、二人でカート押して買い物なんて、意識したら、ちょっと照れる。あ、にやけてしまいそうで、息を止めて表情を固める。
でも、最近バタバタやしね。只でさえ、ヤマタノオロチの件があるのに、あのピンクの女性達の件まで加わったからね。どっかで休みを作らんとね。
「ユイさん」
「あ、はい」
呼ばれて、安心感ー、って思って振り返る。
ホークさんが目を細めて私を見ている。
「少し、触れても?」
「あ、はい、どうぞ」
なんや、少し前に、聞いたことあるセリフやなあ。
あ、と思った瞬間。
ちゅ。
あ、久しぶり。すごく久しぶり。なんや、ぽっぽっしてきた。そのまま、抱き込まれる。前からはまだ慣れないっ。やけど、やっぱり、安心感がある。
「すみません、他に誰もいないと思ったら、ちょっと我慢が」
そう言って、更に腕に力が入る。
前は内心わーわーしていたけど、ドキリとしたけど、ぽっぽっしだした気持ちが先に生まれて、わーわーならない。ぽっぽっする。心がぽっぽっする。
ぽっぽっする。
それは、すごく嬉しい気持ちよさ。
ちょっとくらい、いいかな。ここには、他の目がないし。ほら、久しぶりだし、いいかな。最近、忙しかったし。
少しくらい、甘えても、いいかな。
少しくらい、いいよね。
そう思えた瞬間、肩の力が抜けた。
私はふわり、とホークさんの方に身体を預ける。
わあ、ホークさんの心臓の音が聞こえそう。
「ユイさん?」
力が抜けたのに、気がついたみたい。
「私も、ホークさんと二人だなって、ちょっと、浮かれてました」
少し、小さな声だったけど、ちゃんと聞こえたみたい。抱き込んだホークさんの腕に力が入る。
それから、何度かちゅ、ちゅ、とされるがまま。本当に、心地いい。ぽっぽっする。
だけど、私は名残惜しくホークさんの腕に手を添える。
「遅くなると、心配されますから」
「そうですね」
最後に、ちゅ。
本当に名残惜しいけど、私とホークさんは、買い物を済ませてディレックスを出た。
夕方の少し前に、山風の皆さんがやって来た。
「どうぞ、ユイさん」
「ありがとうございます」
ロッシュさんから手土産を頂く。綺麗な瓶の中には、薄茶の粉。黒砂糖と言う、マーファの北にある国営農園の特産物だそうで。サトウキビがあると思ったら、話を聞くとてん菜みたい。
母がお菓子にしますって。
花が歓迎のはみはみ、ローリングを披露してからルームにご案内。
本日は、前回冷蔵庫ダンジョンで得た武器やマジックアイテムの配布も含まれる。
すでにフローリングにはズラリと並んだ武器類。危ないのでシルフィ達は従魔の部屋だ。花もゲージに入ったね。
「ユイさん、あの件どうなりました?」
ルームに移動しながら、ロッシュさんが心配そうに聞いてきた。
「はい。弁護士さんにお任せになります」
山風の皆さんも気になっていたみたい、私が簡単に説明すると、あ、やっぱりそうなりますか、みたいな顔だ。
「次の冷蔵庫ダンジョンは、また、ギルドの掲示板に連絡しますね。多分あと2、3日はかかるみたいです」
「はい、俺達は大丈夫です」
さ、武器の配布や。
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