もふもふ大好き家族が聖女召喚に巻き込まれる~時空神様からの気まぐれギフト・スキル『ルーム』で家族と愛犬守ります~

鐘ケ江 しのぶ

文字の大きさ
583 / 865
連載

○○説⑨

しおりを挟む
 よし、新しく購入した炊飯器達を設置。稼働チェックオッケー。
 夕御飯はウサギ肉のカレーだったが、大鍋に作ったカレーが綺麗になくなった。作るのに大量の野菜を私とエマちゃんとテオ君で皮剥き。その間もルーティのウサギ部屋で、ちゅどんドカンバキバキ。
 どうするん、この毛皮達。お肉は食べるからいいけど。お肉は魔境のウルフ達も食べるし、骨は出汁にする。角は漢方薬とかに使うから、何かしらの理由を付けて、提出するけど。小山になりそうな毛皮達、小さいのは4桁突入してるけど。母やミゲル君が手袋にしてくれた。ふっかふか。それでも余るので、花のクッションにしてた。超高級クッション。ふかふか大好きな花は、そこでよく丸くなっている。それからシルフィ達の玩具のぬいぐるみを作ったら、あっという間に破壊された。うん十万もするような毛皮のぬいぐるみがー。しかし、花同様クッションは気に入ったようで、ふかふかと寝ている。
 毛皮はそのうちどうにかしようかね。
 でもって、宝箱の中身は凄まじい。キラキラと並んだ宝石達が凄まじか。化粧ポーチに、子供用のリュックサイズのポーチは普通のポーチやない。魔法の水筒。父の鑑定まちのマジックアイテム。その他諸々。
 夕御飯の後も、ちゅどんドカンバキバキ。その間に後片付けして、と。
「わふーん」
『ねーちゃん、わい、寝たいー』
『ねえね、ヒスイも~』
「くぅーん」
「くぅーん」
「くるぅ」
「はいはい、もう寝ようかね」
 ちゅー、と。シルフィ達はおねむだ。
 従魔の部屋で寝てる姿を見ていると、ほっとする。
「あのー、ユイさん」
 のほほーん、仔達を見ていると、ルーティのウサギ部屋に行ってたマデリーンさんだ。
「はい?」
「ご褒美の宝箱、出ました」
 わー、七回以上挑んだん?
 晃太が一旦アイテムボックスに入れて、ルームに。
 今日はこれでおしまいよ。と、言うと、ぶー、と言われたが、サブ・ドアを閉める。
『罠は解除したわ』
「ありがとうルージュ」
 晃太が渡してくれたのは、掌サイズ。よし、ぱかり。
 キラキラッ、だいたい分かっていたけどっ、キラキラッ。
 青い宝石が1粒、鎮座している。
「うーん、立派なパライバトルマリンじゃなあ」
 と、ツヴァイクさん。
 でっかあ、幾らになるんやろ?
「どうする姉ちゃん?」
「気軽に紛れ込ませるようなものやなかろう。今度リィマさんに見てもらおうかね。ん? あら、なんや下にまだある」
 私は慎重に宝石を取り出して、晃太の掌に。
 宝石の下に敷かれた布を取り払うと、ペンダントと指輪。シンプルなデザイン。
「うーん。魔力は?」
『感じるのです』
『感じるわ』
 はい、父の鑑定まちに入れましょう。父は現在本日持ち込まれたマジックアイテム鑑定中。
 ミゲル君が運んでくれる。
「さ、皆さん、お疲れ様です。今日もありがとうございます」
 きゅうん、とアレスが来るが、
「アレス」
 と、低音で言うと。
『はいなのだ』
 服従の姿勢に。
『ユイ、どうしたのですか?』
『アレスがこんなにおとなしく従うなんて』
 色々あったんよ。
 さ、今日はこれまでよ。

 次の日、役割分担する。
 まずは父は出勤。現在、自動補填矢筒の次にポーションをそれに出来ないか、確認作業をしているが、上手く行ってないみたい。それ以外にケトルや給食センターに置く新しい魔道具を設計している。パンを捏ねるやつね。現在あちこちのパン屋さんに依頼しているが、それでは2回通ううち、1回しか給食が提供できない。パンの生地って、こねこねするの大変だからね。この労力が減って、パンを給食センターである程度数が焼けたら、給食が2回に増やせるって。それ以外にも問題あるけど、子供達が通うきっかけになってるから、ハルスフォン侯爵様が考えてくれてる。
 母は花とパーティーハウスでお留守番。チュアンさんとマデリーンさんが残る。アリスとシルフィ達もだ。
 晃太はルーティのウサギ部屋に。ノワール、オシリス、仔達、エドワルドさん、ミゲル君、エマちゃんとテオ君が付いていく。
 アレスはツヴァイクさんと中庭で桶の作業ね。
 で、私は魔境に向かう。ビアンカとルージュの紹介待ちの若手ウルフ達を迎えにいかんとね。ホークさんが付いてくれる。
 よし、いいかな。
「じゃあ、ビアンカ、ルージュ、お願いね」
『いいのです』
『任せて』
「ホークさん、お願いします」
「はい」
 魔境側のサブ・ドアを開ける。
 開けて直ぐにシヴァが出迎えてくれる。
「わふーんっ」
 尻尾バタバタ。
 ビアンカをちら、ちら、と見てる。尻尾バタバタ。
 視界の隅で、あの若手達が駆けてきて並んでる。
 うーん、壮観やなあ。
「おはよう、皆」
「「「「「「「「「「「「「わんっ」」」」」」」」」」」」」
 躾られた感が。
「あー、ビアンカ、ルージュ、紹介してくれる」
『そうなのですね』
『まずは自ら志願した、こちらの雌』
 レベルの高い順に紹介してくれる。
 まずは、志願して参加した雌ね。フォルムはグレートピレニーズの垂れ耳大型犬。
『ロックバイカラーウルフなのです、珍しい個体なのですよ』
『あのアレスの伴侶候補だった雌の娘よ』
「へー」
 かわいか、垂れ耳大型犬。わぁ、目が綺麗やあ。シルフィ達のように一色でもなく、ビアンカやアレスのようなオッドアイでもない。目の上から紫で下は青のグラデーション。でもって、一番大きい。もふもふっ。
「ちなみに、その伴侶候補は?」
『ユイも会っているのです』
『今、奥で授乳しているのです』
「そうな」
「わふーん」
「よろしくね」
『で、次なのです』
『兄弟よ、フォレストガーディアンウルフよ』
 次に紹介されたのは、見慣れたフォルムのウルフ。2匹とも緑の目。
「よろしくね」
「「わんっ」」
 そっくり。
『次なのです。アーマールークウルフなのです』
『雌よ。あそこにいる補佐ウルフの娘よ』
「へー」
 じーっとこちらを見ている補佐ウルフ。心配しているんやね。赤と茶色のオッドアイやね。
「よろしくね」
「わんっ」
『次なのです』
『ロックルビーウルフ、雄よ』
 垂れ耳来たっ。まさにルビーの目。
「よろしくね」
「わんっ」
『次も珍しい個体なのです』
『アーマービショップウルフよ。雌よ。魔物ではすごく珍しい治療魔法が使えるの』
「そうなん?」
 基本的に魔物、特に上位種になれば回復系の魔法は持ってない。自己回復力が高いからだって。ふーん。そうなんだ。この中ではやや小柄かな? 青とやや灰色のオッドアイ。
「よろしくね」
「わふっ」
しおりを挟む
感想 817

あなたにおすすめの小説

婚約破棄の場に相手がいなかった件について

三木谷夜宵
ファンタジー
侯爵令息であるアダルベルトは、とある夜会で婚約者の伯爵令嬢クラウディアとの婚約破棄を宣言する。しかし、その夜会にクラウディアの姿はなかった。 断罪イベントの夜会に婚約者を迎えに来ないというパターンがあるので、では行かなければいいと思って書いたら、人徳あふれるヒロイン(不在)が誕生しました。 カクヨムにも公開しています。

妹だけを可愛がるなら私はいらないでしょう。だから消えます……。何でもねだる妹と溺愛する両親に私は見切りをつける。

しげむろ ゆうき
ファンタジー
誕生日に買ってもらったドレスを欲しがる妹 そんな妹を溺愛する両親は、笑顔であげなさいと言ってくる もう限界がきた私はあることを決心するのだった

四の五の言わず離婚届にサインをしてくれません?

白雲八鈴
恋愛
アルディーラ公爵夫人であるミレーネは、他の人からみれば羨ましいと思える立場にいた。 王妹の母譲りの美人の顔立ち、公爵夫人として注目を集める立場、そして領地の運営は革命と言えるほど領地に潤いを与えていた。 だが、そんなミレーネの心の中にあるのは『早く離婚したい』だった。 順風満帆と言えるミレーネは何が不満なのか。その原因は何か。何故離婚できないのか。 そこから始まる物語である。

弁えすぎた令嬢

ねこまんまときみどりのことり
ファンタジー
 元公爵令嬢のコロネ・ワッサンモフは、今は市井の食堂の2階に住む平民暮らしをしている。彼女が父親を亡くしてからの爵位は、叔父(父親の弟)が管理してくれていた。  彼女には亡き父親の決めた婚約者がいたのだが、叔父の娘が彼を好きだと言う。  彼女は思った。 (今の公爵は叔父なのだから、その娘がこの家を継ぐ方が良いのではないか)と。  今後は彼らの世話にならず、一人で生きていくことにしよう。そんな気持ちで家を出たコロネだった。  小説家になろうさん、カクヨムさんにも載せています。

てめぇの所為だよ

章槻雅希
ファンタジー
王太子ウルリコは政略によって結ばれた婚約が気に食わなかった。それを隠そうともせずに臨んだ婚約者エウフェミアとの茶会で彼は自分ばかりが貧乏くじを引いたと彼女を責める。しかし、見事に返り討ちに遭うのだった。 『小説家になろう』様・『アルファポリス』様の重複投稿、自サイトにも掲載。

水しか操れない無能と言われて虐げられてきた令嬢に転生していたようです。ところで皆さん。人体の殆どが水分から出来ているって知ってました?

ラララキヲ
ファンタジー
 わたくしは出来損ない。  誰もが5属性の魔力を持って生まれてくるこの世界で、水の魔力だけしか持っていなかった欠陥品。  それでも、そんなわたくしでも侯爵家の血と伯爵家の血を引いている『血だけは価値のある女』。  水の魔力しかないわたくしは皆から無能と呼ばれた。平民さえもわたくしの事を馬鹿にする。  そんなわたくしでも期待されている事がある。  それは『子を生むこと』。  血は良いのだから次はまともな者が生まれてくるだろう、と期待されている。わたくしにはそれしか価値がないから……  政略結婚で決められた婚約者。  そんな婚約者と親しくする御令嬢。二人が愛し合っているのならわたくしはむしろ邪魔だと思い、わたくしは父に相談した。  婚約者の為にもわたくしが身を引くべきではないかと……  しかし……──  そんなわたくしはある日突然……本当に突然、前世の記憶を思い出した。  前世の記憶、前世の知識……  わたくしの頭は霧が晴れたかのように世界が突然広がった……  水魔法しか使えない出来損ない……  でも水は使える……  水……水分……液体…………  あら? なんだかなんでもできる気がするわ……?  そしてわたくしは、前世の雑な知識でわたくしを虐げた人たちに仕返しを始める……──   【※女性蔑視な発言が多々出てきますので嫌な方は注意して下さい】 【※知識の無い者がフワッとした知識で書いてますので『これは違う!』が許せない人は読まない方が良いです】 【※ファンタジーに現実を引き合いに出してあれこれ考えてしまう人にも合わないと思います】 ◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。 ◇ご都合展開。矛盾もあるよ! ◇なろうにも上げてます。

「お前との婚約はなかったことに」と言われたので、全財産持って逃げました

ほーみ
恋愛
 その日、私は生まれて初めて「人間ってここまで自己中心的になれるんだ」と知った。 「レイナ・エルンスト。お前との婚約は、なかったことにしたい」  そう言ったのは、私の婚約者であり王太子であるエドワルド殿下だった。 「……は?」  まぬけな声が出た。無理もない。私は何の前触れもなく、突然、婚約を破棄されたのだから。

夫が私にそっくりな下の娘ばかりをかわいがるのですけど!

山科ひさき
恋愛
「子供達をお願い」 そう言い残して、私はこの世を去った。愛する夫が子供達に私の分も愛情を注いでくれると信じていたから、不安はなかった。けれど死後の世界から見ている夫は下の娘ばかりをかわいがり、上の娘をないがしろにしている。許せない。そんな時、私に不思議な声が呼びかけてきて……。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。