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連載
○○説⑩
『次はフォレストウルフなのです』
『雄よ、今周囲を警戒に回っている補佐ウルフの仔よ』
見慣れたフォルムのウルフ、緑の目。2番目に紹介されたウルフより、一回り小さいかな。
「よろしくね」
「わんっ」
『次なのです』
『ロックアンバーウルフよ、雄よ』
垂れ耳。コハクとおんなじ茶色。ちょっと違うかな。角度で煌めきが現れる。
「よろしくね」
「わんっ」
『次は、あのフォレストウルフなのです』
『あのフォレストウルフの妹よ』
ほうほう。水色と茶色のオッドアイ。なら、補佐ウルフの仔ね。
「よろしくね」
「わふーんっ」
『次はアーマーナイトウルフなのです』
『兄弟よ』
ピシャッと並ぶウルフ。うーん、いつかイフリィとノームがこんな風になるのかなあ。違いは目の色が揃って紫だと言うこと。
「よろしくね」
「「わんっ」」
『次はロックアンバーウルフなのです』
『雌よ』
「あのロックアンバーウルフの妹?」
『違うのです』
『従姉妹ね』
「そう」
垂れ耳。濃い茶色の目。
「よろしくね」
「わんっ」
『最後なのです』
『フォレストウルフよ、雌よ』
見慣れたフォルムのウルフ。赤い目だ。
「よろしくね」
「わふーん」
紹介終了。
『とりあえず、従魔の心得は叩き込んだのです』
『マスターである、ユイとその家族には逆らわない事』
『街での過ごし方もなのです』
『こちらに害意を向けられても、防御のみってね』
「ありがとうビアンカ、ルージュ」
私は改めて13体のウルフと向き合う。
「皆、短期間やけど、よろしくね」
「「「「「「「「「「「「「わんっ」」」」」」」」」」」」」
壮観っ。
これからつれて回るから、従魔登録しようね。ちゅーかな? おでこ撫でるかな? うーん、おでこ撫でると無事に出来た。毎回ビービー言われたら堪らんしね。
「さ、帰ろうかね」
まずは。
「シャンプーよ」
さ、ルームに行きましょう。
覚悟してましたよ。
2000万近くしましたよ。でも、皆、ふかふか。うーん、特にロック系ウルフ達が更にふっかふか。
自ら志願したロックバイカラーウルフを先頭にしてルームに入る。ベタベタだから従魔の足拭きタップ。13体全員入ったら、追加で従魔の部屋が出るかなって思ったけど出なかった。甘い考えやったかな。
「あらあら、皆大きかねえ」
と、パーティーハウスから様子を見に来た母はニコニコ。
一瞬の間。
「「「「「「「「「「「「「きゅうんっ」」」」」」」」」」」」」
一斉に尻尾ぷりぷり。
「わんわんっ」
花は吠える吠える。それからダイニングキッチンのケージに逃げ込んでぷるぷる。
『あー、察しがいいのですねー』
『みたいねー』
「ん? どうしたん?」
ビアンカとルージュが肩をすくめる。
『ほら、コハク達も一緒だったでしょ』
『お母さんやお父さんからのご飯やお菓子の話を良くしていたのです』
「そうね」
母はよしよしともふもふタイムに。
『ねえ、ユイ、早速なのですがダンジョンに行きたいのです』
『鍛練の仕上げをしたいの』
「なら、ルーティのダンジョンに行ってき、でも、あんまり時間ないよ」
そう、シャンプーやら、母に改めて紹介やらで時間かかったし。母は1体1体に声かけながら、バンダナを巻いている。雄は緑で、雌はオレンジのギンガムチェックね。
『いつ、マーファに戻るのです?』
「イシスが合流したら、あの場所に迎えに行く手筈よ」
『面倒ね』
「仕方ないやん。怪しまれん為よ」
そう、今建前上ビアンカとルージュ達は、マーファとスカイランの間にある山を有する魔境で修行中。それなのにいきなりぞろぞろパーティーハウスから出てきたら大騒ぎやからね。
私はそれから母とお母さんウルフと赤ちゃんウルフのお世話をして、ルームに戻る。晃太達とも、無事に接触したみたい。
「ふわあ、ふかふかやなあ」
と、晃太はロックバイカラーウルフをもふもふ。
『おっ、あの若手達なのだなっ、よし、走るのだっ』
桶作業の終わったアレスが、早速若手ウルフ達を引き連れて中庭爆走。戸惑いながらも付いていく13体。大丈夫かな?
13体のウルフのご飯はどうしようかと思ったけど、基本生肉食べるから、豪勢にウサギ肉を盛った。それからおやつはもへじ生活のワッフルを、と。
「ここがルームの中で良かったです」
しみじみとエドワルドさんが呟く。
「なんでです?」
「あんな巨体ウルフ達が土煙上げながら走っていたら、通報ものですよ」
「デスネ」
絶対にマーファ近辺でも走らせないようにせんと。ほら、ノワールとかならば、まだ、馬だからね。やけど、厄災クラスのアレスが、ウルフ達引き連れてたら、びっくりさせてしまうからね。
それからしばらくしてアレスがスッキリした顔で帰って来たが、若手達、顔色悪くない、すごくぜーぜーしてない?
『まあ、一度は通る道なのです』
『そうね。あ、お母さん、私エビね』
あっけらかんなビアンカとルージュ。
若手達に手分けして水分補給をさせると、皆、ぱた、と寝てしまった。違う、気絶やこれ。
「これでよかと?」
『これくらいで根を上げるようでは、あの魔境ではやって行けないのです』
『そうよ。この若手はいずれ補佐ウルフ候補なんだから』
「そ、そうなん」
魔境の事は、ビアンカやルージュ達の方が詳しいし、何より補佐ウルフ候補って事は、2人が認める実力があるってことよね。せっかくご飯やおやつ準備したけど。帰って来た父が、ルーム内に転がるウルフ達にびっくりしていた。
結局、若手ウルフ達は次の日まで爆睡していた。
『雄よ、今周囲を警戒に回っている補佐ウルフの仔よ』
見慣れたフォルムのウルフ、緑の目。2番目に紹介されたウルフより、一回り小さいかな。
「よろしくね」
「わんっ」
『次なのです』
『ロックアンバーウルフよ、雄よ』
垂れ耳。コハクとおんなじ茶色。ちょっと違うかな。角度で煌めきが現れる。
「よろしくね」
「わんっ」
『次は、あのフォレストウルフなのです』
『あのフォレストウルフの妹よ』
ほうほう。水色と茶色のオッドアイ。なら、補佐ウルフの仔ね。
「よろしくね」
「わふーんっ」
『次はアーマーナイトウルフなのです』
『兄弟よ』
ピシャッと並ぶウルフ。うーん、いつかイフリィとノームがこんな風になるのかなあ。違いは目の色が揃って紫だと言うこと。
「よろしくね」
「「わんっ」」
『次はロックアンバーウルフなのです』
『雌よ』
「あのロックアンバーウルフの妹?」
『違うのです』
『従姉妹ね』
「そう」
垂れ耳。濃い茶色の目。
「よろしくね」
「わんっ」
『最後なのです』
『フォレストウルフよ、雌よ』
見慣れたフォルムのウルフ。赤い目だ。
「よろしくね」
「わふーん」
紹介終了。
『とりあえず、従魔の心得は叩き込んだのです』
『マスターである、ユイとその家族には逆らわない事』
『街での過ごし方もなのです』
『こちらに害意を向けられても、防御のみってね』
「ありがとうビアンカ、ルージュ」
私は改めて13体のウルフと向き合う。
「皆、短期間やけど、よろしくね」
「「「「「「「「「「「「「わんっ」」」」」」」」」」」」」
壮観っ。
これからつれて回るから、従魔登録しようね。ちゅーかな? おでこ撫でるかな? うーん、おでこ撫でると無事に出来た。毎回ビービー言われたら堪らんしね。
「さ、帰ろうかね」
まずは。
「シャンプーよ」
さ、ルームに行きましょう。
覚悟してましたよ。
2000万近くしましたよ。でも、皆、ふかふか。うーん、特にロック系ウルフ達が更にふっかふか。
自ら志願したロックバイカラーウルフを先頭にしてルームに入る。ベタベタだから従魔の足拭きタップ。13体全員入ったら、追加で従魔の部屋が出るかなって思ったけど出なかった。甘い考えやったかな。
「あらあら、皆大きかねえ」
と、パーティーハウスから様子を見に来た母はニコニコ。
一瞬の間。
「「「「「「「「「「「「「きゅうんっ」」」」」」」」」」」」」
一斉に尻尾ぷりぷり。
「わんわんっ」
花は吠える吠える。それからダイニングキッチンのケージに逃げ込んでぷるぷる。
『あー、察しがいいのですねー』
『みたいねー』
「ん? どうしたん?」
ビアンカとルージュが肩をすくめる。
『ほら、コハク達も一緒だったでしょ』
『お母さんやお父さんからのご飯やお菓子の話を良くしていたのです』
「そうね」
母はよしよしともふもふタイムに。
『ねえ、ユイ、早速なのですがダンジョンに行きたいのです』
『鍛練の仕上げをしたいの』
「なら、ルーティのダンジョンに行ってき、でも、あんまり時間ないよ」
そう、シャンプーやら、母に改めて紹介やらで時間かかったし。母は1体1体に声かけながら、バンダナを巻いている。雄は緑で、雌はオレンジのギンガムチェックね。
『いつ、マーファに戻るのです?』
「イシスが合流したら、あの場所に迎えに行く手筈よ」
『面倒ね』
「仕方ないやん。怪しまれん為よ」
そう、今建前上ビアンカとルージュ達は、マーファとスカイランの間にある山を有する魔境で修行中。それなのにいきなりぞろぞろパーティーハウスから出てきたら大騒ぎやからね。
私はそれから母とお母さんウルフと赤ちゃんウルフのお世話をして、ルームに戻る。晃太達とも、無事に接触したみたい。
「ふわあ、ふかふかやなあ」
と、晃太はロックバイカラーウルフをもふもふ。
『おっ、あの若手達なのだなっ、よし、走るのだっ』
桶作業の終わったアレスが、早速若手ウルフ達を引き連れて中庭爆走。戸惑いながらも付いていく13体。大丈夫かな?
13体のウルフのご飯はどうしようかと思ったけど、基本生肉食べるから、豪勢にウサギ肉を盛った。それからおやつはもへじ生活のワッフルを、と。
「ここがルームの中で良かったです」
しみじみとエドワルドさんが呟く。
「なんでです?」
「あんな巨体ウルフ達が土煙上げながら走っていたら、通報ものですよ」
「デスネ」
絶対にマーファ近辺でも走らせないようにせんと。ほら、ノワールとかならば、まだ、馬だからね。やけど、厄災クラスのアレスが、ウルフ達引き連れてたら、びっくりさせてしまうからね。
それからしばらくしてアレスがスッキリした顔で帰って来たが、若手達、顔色悪くない、すごくぜーぜーしてない?
『まあ、一度は通る道なのです』
『そうね。あ、お母さん、私エビね』
あっけらかんなビアンカとルージュ。
若手達に手分けして水分補給をさせると、皆、ぱた、と寝てしまった。違う、気絶やこれ。
「これでよかと?」
『これくらいで根を上げるようでは、あの魔境ではやって行けないのです』
『そうよ。この若手はいずれ補佐ウルフ候補なんだから』
「そ、そうなん」
魔境の事は、ビアンカやルージュ達の方が詳しいし、何より補佐ウルフ候補って事は、2人が認める実力があるってことよね。せっかくご飯やおやつ準備したけど。帰って来た父が、ルーム内に転がるウルフ達にびっくりしていた。
結局、若手ウルフ達は次の日まで爆睡していた。
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