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カルーラで合流⑨
ご指摘ありがとうございます。
食後、ゆったり。
中庭でアレスが爆走するのはご愛嬌。
ガリストさんに例のカラーシープの毛を見て貰う。花がチョロチョロとガリストさんの足元に。毛がつまった袋が気になるみたい。シルフィ達も新しいおもちゃと思ったみたいで、袋を覗こうとチョロチョロ。
「こらこら、おもちゃやないったい」
と、花を回収しようとするが、遊んで貰えていると勘違いしたのか牛蒡のような尻尾ぷりぷりしながら走り回る。シルフィ達も便乗してしまってわちゃわちゃ。
晃太が一旦アイテムボックスに毛の詰まった袋をアイテムボックスへ。間違って食べたら大変だからね。
ガリストさんにじゃれはじめてしまった花は結局母が回収、シルフィ達はおやつで釣る。
足元でチョロチョロされたガリストさんは嫌な顔一つせず、撫でてくれた。
で、改めて、毛をチェック。
「ああ、すぐに紡げる状態ですね。しかもこれ、かなり上物ですよ、どれくらいの割合にされるんですか?」
「割合?」
「はい、割合」
ガリストさんの説明はこう。こう言った魔物の繊維素材は、他の繊維素材と混ぜて作成される。理由は予算、そして最大の理由は事態が足りないから。良い例はマデリーンさんのワンピースね。これにはカラーシープの毛、セイレーンの羽が含まれている。他は綿ね。
「うーん、割合ですか」
どうしよっかなー。
「うーん、100%にします」
「はい? ひゃ、100%? 全部ですか?」
ガリストさんがびっくり顔。
「はい、ケチケチしません。ガリストさん、確か土魔法使いますよね? せっかくですから上下揃えましょう」
久しぶりのワクワクやり込みファンタジー装備。
「いやいや、いくらなんでも100%は…………」
「あ、もしかしたら、防御面で問題がでるんですか?」
「いえいえっ、そうじゃなくてですね。そうなると、高価になるって事で」
もしかして、予算を心配しているのかな?
「ガリストさん、心配ないですよ。原価タダですからっ」
どやっ。
「追加付与に必要な王冠スライムのコアもたくさんありますっ」
どやっ。
「加工賃には、ウサギ部屋から出た宝石類を使いますから」
何にも心配ありませんっ、どやっ。
………………………全部、ビアンカやルージュ達の恩恵だけどね。
「それに今回の騒動に皆さんを巻き込んでしまいましたし。これは私の自己満足なんです。どうぞ受け取ってください」
こっちが本音ね。武器類はある程度手に入ったが、防具類が心配だった。私や晃太にはワイバーンやレッサードラゴンの装備品でがっちり守っているが、他の人達はどうなっているんだろうってね。
「あ、ありがとうございますミズサワさん、出来たら俺ではなく、フリンダとアルスの方に回して貰えませんか?」
前々から思っていたけど、ガリストさんって、凄く優しい人やね。自分よりも、他の人の装備品をって。装備品って、直接身体を覆い守るものや。確かに武器も大切かも知れないけど、防具類も比べられないほど大切や。一度だけ軽装のガリストさんをみた時、あちこち古傷があった。つまりそれだけ痛い経験しているのに、それが分かった上で、フリンダさんやアルスさんに譲渡しようとしている。
「属性魔法がある人全員に作りますよ。後はこれでどれくらい出来るかですが」
すると、安心したような表情になるガリストさん。
私は頭の中で誰がどの属性があるか思い出す。
ラスチャーニエのメンバーは全員属性魔法があった。蒼の麓はヘルト君以外はそれぞれ属性魔法がある。後は鷹の目の皆さんもね。
「ガリストさん、例えば、今着ているシャツどれくらい出来ます? みっちり作ったとして」
私は土属性のあるカラーシープの袋を示す。
「それは予測ですが、純度100%となれば」
うーん、と悩むガリストさん。
「俺の今の厚さのシャツなら、5、6着ですかね」
ガリストさんサイズのシャツなら、ね。ガリストさんは大柄の方だ。チュアンさんとひけを取らない。フリンダさんは私より背は低く細身。なら、ガリストさんのシャツ=フリンダさんのワンピースくらいにならないかな? あ、フリンダさんは光属性もあったから、追加付与や。属性のある魔石はたくさんある。こんなこともあろうかと、ある程度の数は手元にあるしね。
よし、ケチケチせんと、注ぎ込もう。
早速サイズ測定や。
すでに向こうで母とミゲル君がてきぱき始めてる。鷹の目の皆さんのサイズは分かっているからね。まずはラスチャーニエからみたい。母はケルンさん、ミゲル君はヒェリさんね。
「さ、ガリストさんもサイズ測って貰ってください」
「はい」
ガリストさんも加わりわいわい言ってる。
「ユイさんは作らないんすか? あ、ですか?」
ハジェル君が心配そうに聞いてくる。
「私は心配なかよ。装備品には色々注ぎ込んどるからね」
ポンチョにレギンス、ベスト、アームカバーはワイバーンの皮だし、ブーツなんてレッサードラゴンだしね。
「そ、そうなんすか」
へ、へー、みたいな顔のハジェル君。納得してくれたかな?
それからサイズ測定が終了し、それぞれのメンバーが動き出す。母とチュアンさんは教会と修道院に向かう。炊き出しやシスター・アモルとの面会予約ね。ルージュがコハクとヒスイを連れて行った。ケルンさんとヒェリさんは一旦宿に戻り、チェックアウトしてくると。
明日は工房周りがあるし、何よりレディ・ロストークも心配やし。
それ次第で明後日からどう動くか決めんとね。なので、明後日各リーダーさん達と行動計画を練る予定。
蒼の麓と金の虎の皆さんもお帰りになる。アルスさんが、「嫌、ユイちゃんのところにいる」とごねてたけど、一斉に窘められて、ぷー、と納得。かわいかね。
お見送りして、と。
『ユイ~、アレスがうざいのです。早くサブ・ドア、ダンジョンに繋いでなのです~』
アレスがべたべたしていたビアンカがすりすりときた、おととっ、危なか。
食後、ゆったり。
中庭でアレスが爆走するのはご愛嬌。
ガリストさんに例のカラーシープの毛を見て貰う。花がチョロチョロとガリストさんの足元に。毛がつまった袋が気になるみたい。シルフィ達も新しいおもちゃと思ったみたいで、袋を覗こうとチョロチョロ。
「こらこら、おもちゃやないったい」
と、花を回収しようとするが、遊んで貰えていると勘違いしたのか牛蒡のような尻尾ぷりぷりしながら走り回る。シルフィ達も便乗してしまってわちゃわちゃ。
晃太が一旦アイテムボックスに毛の詰まった袋をアイテムボックスへ。間違って食べたら大変だからね。
ガリストさんにじゃれはじめてしまった花は結局母が回収、シルフィ達はおやつで釣る。
足元でチョロチョロされたガリストさんは嫌な顔一つせず、撫でてくれた。
で、改めて、毛をチェック。
「ああ、すぐに紡げる状態ですね。しかもこれ、かなり上物ですよ、どれくらいの割合にされるんですか?」
「割合?」
「はい、割合」
ガリストさんの説明はこう。こう言った魔物の繊維素材は、他の繊維素材と混ぜて作成される。理由は予算、そして最大の理由は事態が足りないから。良い例はマデリーンさんのワンピースね。これにはカラーシープの毛、セイレーンの羽が含まれている。他は綿ね。
「うーん、割合ですか」
どうしよっかなー。
「うーん、100%にします」
「はい? ひゃ、100%? 全部ですか?」
ガリストさんがびっくり顔。
「はい、ケチケチしません。ガリストさん、確か土魔法使いますよね? せっかくですから上下揃えましょう」
久しぶりのワクワクやり込みファンタジー装備。
「いやいや、いくらなんでも100%は…………」
「あ、もしかしたら、防御面で問題がでるんですか?」
「いえいえっ、そうじゃなくてですね。そうなると、高価になるって事で」
もしかして、予算を心配しているのかな?
「ガリストさん、心配ないですよ。原価タダですからっ」
どやっ。
「追加付与に必要な王冠スライムのコアもたくさんありますっ」
どやっ。
「加工賃には、ウサギ部屋から出た宝石類を使いますから」
何にも心配ありませんっ、どやっ。
………………………全部、ビアンカやルージュ達の恩恵だけどね。
「それに今回の騒動に皆さんを巻き込んでしまいましたし。これは私の自己満足なんです。どうぞ受け取ってください」
こっちが本音ね。武器類はある程度手に入ったが、防具類が心配だった。私や晃太にはワイバーンやレッサードラゴンの装備品でがっちり守っているが、他の人達はどうなっているんだろうってね。
「あ、ありがとうございますミズサワさん、出来たら俺ではなく、フリンダとアルスの方に回して貰えませんか?」
前々から思っていたけど、ガリストさんって、凄く優しい人やね。自分よりも、他の人の装備品をって。装備品って、直接身体を覆い守るものや。確かに武器も大切かも知れないけど、防具類も比べられないほど大切や。一度だけ軽装のガリストさんをみた時、あちこち古傷があった。つまりそれだけ痛い経験しているのに、それが分かった上で、フリンダさんやアルスさんに譲渡しようとしている。
「属性魔法がある人全員に作りますよ。後はこれでどれくらい出来るかですが」
すると、安心したような表情になるガリストさん。
私は頭の中で誰がどの属性があるか思い出す。
ラスチャーニエのメンバーは全員属性魔法があった。蒼の麓はヘルト君以外はそれぞれ属性魔法がある。後は鷹の目の皆さんもね。
「ガリストさん、例えば、今着ているシャツどれくらい出来ます? みっちり作ったとして」
私は土属性のあるカラーシープの袋を示す。
「それは予測ですが、純度100%となれば」
うーん、と悩むガリストさん。
「俺の今の厚さのシャツなら、5、6着ですかね」
ガリストさんサイズのシャツなら、ね。ガリストさんは大柄の方だ。チュアンさんとひけを取らない。フリンダさんは私より背は低く細身。なら、ガリストさんのシャツ=フリンダさんのワンピースくらいにならないかな? あ、フリンダさんは光属性もあったから、追加付与や。属性のある魔石はたくさんある。こんなこともあろうかと、ある程度の数は手元にあるしね。
よし、ケチケチせんと、注ぎ込もう。
早速サイズ測定や。
すでに向こうで母とミゲル君がてきぱき始めてる。鷹の目の皆さんのサイズは分かっているからね。まずはラスチャーニエからみたい。母はケルンさん、ミゲル君はヒェリさんね。
「さ、ガリストさんもサイズ測って貰ってください」
「はい」
ガリストさんも加わりわいわい言ってる。
「ユイさんは作らないんすか? あ、ですか?」
ハジェル君が心配そうに聞いてくる。
「私は心配なかよ。装備品には色々注ぎ込んどるからね」
ポンチョにレギンス、ベスト、アームカバーはワイバーンの皮だし、ブーツなんてレッサードラゴンだしね。
「そ、そうなんすか」
へ、へー、みたいな顔のハジェル君。納得してくれたかな?
それからサイズ測定が終了し、それぞれのメンバーが動き出す。母とチュアンさんは教会と修道院に向かう。炊き出しやシスター・アモルとの面会予約ね。ルージュがコハクとヒスイを連れて行った。ケルンさんとヒェリさんは一旦宿に戻り、チェックアウトしてくると。
明日は工房周りがあるし、何よりレディ・ロストークも心配やし。
それ次第で明後日からどう動くか決めんとね。なので、明後日各リーダーさん達と行動計画を練る予定。
蒼の麓と金の虎の皆さんもお帰りになる。アルスさんが、「嫌、ユイちゃんのところにいる」とごねてたけど、一斉に窘められて、ぷー、と納得。かわいかね。
お見送りして、と。
『ユイ~、アレスがうざいのです。早くサブ・ドア、ダンジョンに繋いでなのです~』
アレスがべたべたしていたビアンカがすりすりときた、おととっ、危なか。
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