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ランクアップ②
ご指摘ありがとうございます。
程なくして、ケルンさん、フェリクスさん、ロッシュさんがやって来た。金の虎だけ勢揃いしているのに、首をかしげていたが、私が事情説明をする。その間、アルスさんはフリンダさんとガリストさん付き添いで、バトルジャンキー達のボス部屋後のドロップ品拾いに向かった。鷹の目はホークさんだけが残る。
「「「はあ」」」
と、説明を聞いたケルンさん、フェリクスさん、ロッシュさんは三者三様のため息。ただ、ロッシュさんは怒りの意味合いが強い。語尾が上がっている。
「アスラ王国の西方面には、まだそんな考えを持つ者がいるとは聞いていましたが」
ケルンさんが呆れと共にやや軽蔑の色を浮かべた顔。
「災難でしたね。カルーラに避難する手段を取った方がいいでしょう。君と彼の国籍はユリアレーナ?」
確認するフェリクスさん。
「はい。私が成人直前に、アルスの呪い持ちがわかって、住民票を取り直しが出来てなくて」
こちらの面倒くさい法律だが、成人して改めて住民票の登録が必要。更新っていう形が多いが、ほとんどが取り直す。理由はギルドからの身分証が住民票になるからだ。例えば革工房で見習いしながら成人したら職人ギルド、鍛冶工房なら鍛冶ギルド、薬品工房なら薬師ギルド、商会なら商人ギルドって感じね。冒険者なら冒険者ギルドね。これは人口把握やら、納税管理から色々目的があるが、中には身分証作らなければ納税しなくていい、と考える人は少なくない。だが、これがあるとないので、受けられる恩恵が違う。就労先、部屋を借りる時、子供の読み書き無料教室、ユリアレーナでは小児用の薬、妊婦や産褥期にある人に対する助成金ね。中にはギルドに所属せず、身分証だけって人ももちろんいる。特に農家さんとかね。
この成人の登録で、初めて魔力を流して、もしくは血を一滴使って登録する。こちらでいう、DNA登録ね。
「ファング達に助けられてから、ユリアレーナに移って、改めて冒険者ギルドに登録しました。もう12年前です」
「ならば、やはり今回はユリアレーナに、カルーラに戻るべきですね。ユリアレーナ国民として正式登録しているのであれば、アスラ王国人である君の父親は、国境を越えて、無理やりの連れ去りなんて暴挙には出れますまい。信用第一の商人であれば、それを脅かすようなリスクは避けるでしょうが、聞いた話だと、君の父親は自身の為に何をやらかすか分かりませんからね。今回は安全策を取った方がいいでしょう」
はい、と小さく返事をするリィマさん。
「それでその今回のダンジョンアタックを途中から抜けることが申し訳なく」
ファングさんが申し訳なさそう。
「リィマさんとアルス君の身が大事だ」
間髪入れずに言ったのはロッシュさん。
「その父親の考えは欠片も分からんが、ファングさん達の気持ちは少しは分かるつもりだ。すぐにでもカルーラに行った方がいいんじゃないか」
あ、そうか。ロッシュさんには実際お子さんがいる。たまにファングさんたちが、あの二人に対して、特にアルスさんに対してまるで親のように接しているのは見て取れる。ファングさん達がアルスさんやリィマさんに向ける思いが、親の愛情が含まれているって、実際親であるロッシュさんにはわかったんだね。
金の虎の皆さんがカルーラに向かう日は、やはり競売日がいいだろうって話になる。それは今日ギルド行くから聞いてみよ。
さ、私も出かける支度をして、と。
本日、依頼書にベルトコンベアーサインに行かないとね。晃太はドロップ品を出した後に、地図について色々聞かれるそうだ。薬草採取をしたケルンさんとフェリクスさんが同席する。
私と晃太、ホークさんとミゲル君、マデリーンさん。各リーダーさん。ビアンカとルージュ、イシスに付き添われてギルドに向かう。ブワダさんが直ぐに対応してくれて、奥の応接室へ。晃太は倉庫に向かう、イシスとミゲル君、マデリーンさんが付いてくれる。
「では、こちらは依頼が出ていたもので、こちらは買い取りの物です。まずはミズサワ様のものは」
ブワダさんが丁寧に説明してくれる。若い女性職員さんがお茶をだしてくれる。私は確認しながら、サインと魔力。ケルンさん達にも丁寧な説明を行っている。
ふう、色んな書類にサインした。やはり革系が不足しているみたい。あちこちの工房もあるが、アスラ王国内の騎士団を所有している貴族や、あちこちの地方の警備からの依頼が来ている。
それから薬草関係も多種多様にあるようで、ケルンさんとフェリクスさんがせっせとサインしている。
サイン、魔力、サイン、魔力、サイン、魔力、いいかな?
「はい、ありがとうございます。では、すべての金額ですが。こちらにございます」
す、と金額を言葉に出さず、小さなメモを出す。
何々? えーっと、ドロップ品が4億5000万。最高額が相変わらずウサギの毛皮だ。デスフラワーの花弁も1枚10万。確か、ノータのギルドでは3万だったはず。でもあの時はまだ若い個体だったしね。相変わらず凄か額。ロッシュさんとファングさんはそれぞれのメモに、目が点になってる。で、宝石・宝飾品は、やっぱりびっくり4億6080万。リィマさんが3億といったピンク色の真珠のアクセサリーは、3億3500万になった。
「あのブワダさん、アスラ王国のあちこちの商会がこのルーティに来て、宝飾品って競売だとお聞きしました」
「はい、そうです」
「あんまり、そう言った方と接触したくないのですが」
「はい。各商会には無用な接触はしないように通達はしてあります」
ありがたい対応。
「で、その競売日っていつなんですか?」
然り気無く、然り気無く聞いてみる。ファングの丸耳がぴこっ、と動く。
「明日の朝一番ですよ。ご覧になります?」
「いえ、朝はご飯の準備や掃除で忙しいので」
やんわりお断り。
金の虎の皆さんの出発時間が決まった。
程なくして、ケルンさん、フェリクスさん、ロッシュさんがやって来た。金の虎だけ勢揃いしているのに、首をかしげていたが、私が事情説明をする。その間、アルスさんはフリンダさんとガリストさん付き添いで、バトルジャンキー達のボス部屋後のドロップ品拾いに向かった。鷹の目はホークさんだけが残る。
「「「はあ」」」
と、説明を聞いたケルンさん、フェリクスさん、ロッシュさんは三者三様のため息。ただ、ロッシュさんは怒りの意味合いが強い。語尾が上がっている。
「アスラ王国の西方面には、まだそんな考えを持つ者がいるとは聞いていましたが」
ケルンさんが呆れと共にやや軽蔑の色を浮かべた顔。
「災難でしたね。カルーラに避難する手段を取った方がいいでしょう。君と彼の国籍はユリアレーナ?」
確認するフェリクスさん。
「はい。私が成人直前に、アルスの呪い持ちがわかって、住民票を取り直しが出来てなくて」
こちらの面倒くさい法律だが、成人して改めて住民票の登録が必要。更新っていう形が多いが、ほとんどが取り直す。理由はギルドからの身分証が住民票になるからだ。例えば革工房で見習いしながら成人したら職人ギルド、鍛冶工房なら鍛冶ギルド、薬品工房なら薬師ギルド、商会なら商人ギルドって感じね。冒険者なら冒険者ギルドね。これは人口把握やら、納税管理から色々目的があるが、中には身分証作らなければ納税しなくていい、と考える人は少なくない。だが、これがあるとないので、受けられる恩恵が違う。就労先、部屋を借りる時、子供の読み書き無料教室、ユリアレーナでは小児用の薬、妊婦や産褥期にある人に対する助成金ね。中にはギルドに所属せず、身分証だけって人ももちろんいる。特に農家さんとかね。
この成人の登録で、初めて魔力を流して、もしくは血を一滴使って登録する。こちらでいう、DNA登録ね。
「ファング達に助けられてから、ユリアレーナに移って、改めて冒険者ギルドに登録しました。もう12年前です」
「ならば、やはり今回はユリアレーナに、カルーラに戻るべきですね。ユリアレーナ国民として正式登録しているのであれば、アスラ王国人である君の父親は、国境を越えて、無理やりの連れ去りなんて暴挙には出れますまい。信用第一の商人であれば、それを脅かすようなリスクは避けるでしょうが、聞いた話だと、君の父親は自身の為に何をやらかすか分かりませんからね。今回は安全策を取った方がいいでしょう」
はい、と小さく返事をするリィマさん。
「それでその今回のダンジョンアタックを途中から抜けることが申し訳なく」
ファングさんが申し訳なさそう。
「リィマさんとアルス君の身が大事だ」
間髪入れずに言ったのはロッシュさん。
「その父親の考えは欠片も分からんが、ファングさん達の気持ちは少しは分かるつもりだ。すぐにでもカルーラに行った方がいいんじゃないか」
あ、そうか。ロッシュさんには実際お子さんがいる。たまにファングさんたちが、あの二人に対して、特にアルスさんに対してまるで親のように接しているのは見て取れる。ファングさん達がアルスさんやリィマさんに向ける思いが、親の愛情が含まれているって、実際親であるロッシュさんにはわかったんだね。
金の虎の皆さんがカルーラに向かう日は、やはり競売日がいいだろうって話になる。それは今日ギルド行くから聞いてみよ。
さ、私も出かける支度をして、と。
本日、依頼書にベルトコンベアーサインに行かないとね。晃太はドロップ品を出した後に、地図について色々聞かれるそうだ。薬草採取をしたケルンさんとフェリクスさんが同席する。
私と晃太、ホークさんとミゲル君、マデリーンさん。各リーダーさん。ビアンカとルージュ、イシスに付き添われてギルドに向かう。ブワダさんが直ぐに対応してくれて、奥の応接室へ。晃太は倉庫に向かう、イシスとミゲル君、マデリーンさんが付いてくれる。
「では、こちらは依頼が出ていたもので、こちらは買い取りの物です。まずはミズサワ様のものは」
ブワダさんが丁寧に説明してくれる。若い女性職員さんがお茶をだしてくれる。私は確認しながら、サインと魔力。ケルンさん達にも丁寧な説明を行っている。
ふう、色んな書類にサインした。やはり革系が不足しているみたい。あちこちの工房もあるが、アスラ王国内の騎士団を所有している貴族や、あちこちの地方の警備からの依頼が来ている。
それから薬草関係も多種多様にあるようで、ケルンさんとフェリクスさんがせっせとサインしている。
サイン、魔力、サイン、魔力、サイン、魔力、いいかな?
「はい、ありがとうございます。では、すべての金額ですが。こちらにございます」
す、と金額を言葉に出さず、小さなメモを出す。
何々? えーっと、ドロップ品が4億5000万。最高額が相変わらずウサギの毛皮だ。デスフラワーの花弁も1枚10万。確か、ノータのギルドでは3万だったはず。でもあの時はまだ若い個体だったしね。相変わらず凄か額。ロッシュさんとファングさんはそれぞれのメモに、目が点になってる。で、宝石・宝飾品は、やっぱりびっくり4億6080万。リィマさんが3億といったピンク色の真珠のアクセサリーは、3億3500万になった。
「あのブワダさん、アスラ王国のあちこちの商会がこのルーティに来て、宝飾品って競売だとお聞きしました」
「はい、そうです」
「あんまり、そう言った方と接触したくないのですが」
「はい。各商会には無用な接触はしないように通達はしてあります」
ありがたい対応。
「で、その競売日っていつなんですか?」
然り気無く、然り気無く聞いてみる。ファングの丸耳がぴこっ、と動く。
「明日の朝一番ですよ。ご覧になります?」
「いえ、朝はご飯の準備や掃除で忙しいので」
やんわりお断り。
金の虎の皆さんの出発時間が決まった。
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