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フィールド型ダンジョン⑪
しっかり休みを取り、第五階層森林フィールドに。
出るわ出るわ虫がわんさか。軍隊蟻がかわいく見えるようなサイズがわんさか。蝶って、モンシロチョウやアゲハ蝶みたなのしかイメージないのに、サイズがおかしかっ。しかもあれ絶対毒蛾やっ。サイズが横2メートルはありそう。紫色の鱗粉撒き散らしているが、ルージュが次々に火だるまにしている。ひーっ、臭いがきつかっ。でっかいバッタもきた。サイズ? 大型バイクだよっ。蜂やらムカデも来た、ひーっ、いややあっ。
『邪魔なのですっ』
『丸焼きにするわよっ』
『旨くないやつはいらないのだっ』
『フンッ、虫程度ガッ』
はい、従魔ズに蹴散らされていく。仔達も若手達も頑張っている。
この階層ではセーフティゾーンが途中で何ヵ所かあり、そこでルームを開け、適宜休憩しながら進んだ。
ああ、しばらく虫や嫌。
しかし、思ったより日数がかかる。あの第四階層の1ヶ月が痛かったが、無理に急ぐわけにもいかなかった。手綱を握るホークさんや、走るノワールの体調も心配だったし。案の定、ホークさんは第四階層突破後発熱したしね。想像以上にホークさんに負担をかけてしまっているのが心苦しい。だけど、ノワールやオシリスに騎乗できるのはホークさんだけ、このスピードで進むには、どうしても騎乗してもらわないといけない。
あまり、ヤマタノオロチ攻略が日が延びたら、マーファに帰れなくなる。ロッシュさんとラーヴさんは何も言わない。逆にあまり私やホークさんに負担にだけはなりたくないって言ってくれている。
休んで欲しい、やけどマーファで待つ、ロッシュさんとラーヴさんの奥さん達。色んな思考が頭を回す。あ、ダメだ、いい考えが浮かばない。
今は、とにかく、ホークさんの体調に気をつけて、ヤマタノオロチが鎮座するボス部屋前まで、無事に移動することに専念しよう。
「ユイさん、準備出来ました」
ホークさんがノワールで手綱を握ってこちらを見ている。
「はい、分かりました。お願いします」
何時ものように、ゴーグルとマスクを着けて、チュアンさんの肩を借りて、ノワールに騎乗。
「姉ちゃん、気をつけてな」
「ユイさん、落ちを着けて」
晃太とチュアンさんがルームに入ったのを確認して、扉を閉める。
『ユイ、行くのです』
『今日中に抜けられそうかしら?』
『早く行くのだっ』
イシス達グリフォン飛行部隊は、この階層では飛べないからと、先ほどルーティダンジョン20階に向かった。仔達は一緒に行くが、若手達は研鑽の為に、冒険者パーティーの皆さんと、手分けして21階に向かっている。アリスはシルフィ達と共にルームでお留守番だ。
「ホークさん、お願いします」
「お任せください」
ぶひひん特急ノワールが発進。
心配だったが、第五階層は一週間で踏破。ボス部屋は虫の混合部隊だったが、我らの従魔ズに勝ってこない。
『やっぱり、肉が出ないのはやる気出ないのです』
ドロップ品を一目見て、ビアンカがため息。いやいや、結構貴重なドロップ品らしいよ。このムカデの皮は、軽くて丈夫な盾になるって。ただ、加工できる職人さんは限られるそうだけど。この蝶の羽も、透かしてみるとまるでステンドグラス。材質も石のようなもので、加工次第では腐らず、キラキラと輝く飾り物になる。同じ柄はよほどの確率でしかでないので、誰かと被ることはないので、こだわりのあるお洒落な貴婦人には大人気だって。
『本当、臭いが嫌だわ』
どなたさんでしたかね? 毒蛾を丸焼きにしたのっ。
『妹達が言うなら、ここはもういいのだ、早く次なのだー』
基本的シスコンなアレス。
『ねえね、ヒスイお腹減ったー』
『わいな、カレーが食べたいんねん』
「わんわんっ」
『ルリはね、パンケーキー』
『ねーね、クリス、お饅頭がいいー』
きゅるん。
ええい、いつまでたってもかわいかね。よしよし、もふもふ。
宝箱のチェックも済んだし。晃太がリストに書きながらアイテムボックスに入れている。
「なんやったね?」
「えーっとなあ、蝶の飾りもん」
お馴染みビロードの箱には銀細工が美しい蝶のバレッタ。小さな宝石が散りばめられている。キラキラ。リィマさんの査定行きね。
「それから、上級解毒ポーションが5本」
「それは、引き取ろうかね」
この上級解毒ポーションは、毒を宿す魔物には有効な攻撃手段になる。ヤマタノオロチは後のボス部屋に、出てくる魔物が予測がつかないから、予防策として持つことにしている。ちょいちょい、ルーティダンジョンのボス部屋でで来るので、各自持てるようになってる。
「あと、これは、なんやろ?」
瓶に何やら粉が入ってる。キラキラやけど、砂金ではない様子。晃太がアイテムボックスに入れて、リストアップで確認。
「テラベネノバタフライの鱗粉やって」
「あんまりいい響きはせんね」
後でベテラン冒険者の皆さんに聞いたら、猛毒だって。ただ、使い方次第では消毒薬になるって。ダワーさんに持っていこう。テラベネノバタフライの鱗粉は全部で3つ。一瓶500mlくらいかな。あ、鱗粉の瓶に隠れていたが、小さな小瓶があり、これは砂金だった。
「最後はナイフやね」
「ふーん」
晃太が鞘から抜こうとしたら、あわててルージュが止める。
『コウタ、止めた方がいいわ、嫌な感じの魔力よ』
ルージュが慌てるなんてあんまりないので、晃太はナイフをそのままナイフを下に置く。
「どうする姉ちゃん?」
「そうやな。とりあえず、お父さんの鑑定待ちにしよう。必要ならギルドで処分してもらおう」
「わかった」
晃太はトングを使い、せっと触らないようにアイテムボックスにナイフを入れる。
「さ、今日はこれで休もうかね」
『ねえね、ご飯ご飯』
『わいなー、カレーがなー』
「わんわんっ」
『パンケーキー』
『お饅頭ー』
『油淋鶏ー』
『エビエビー』
賑やか。
私達はもふもふに囲まれながらルームに戻る。
予定としては明日、明後日くらいはお休みにしよう。研鑽している冒険者の皆さんも休みが必要やしね。
出るわ出るわ虫がわんさか。軍隊蟻がかわいく見えるようなサイズがわんさか。蝶って、モンシロチョウやアゲハ蝶みたなのしかイメージないのに、サイズがおかしかっ。しかもあれ絶対毒蛾やっ。サイズが横2メートルはありそう。紫色の鱗粉撒き散らしているが、ルージュが次々に火だるまにしている。ひーっ、臭いがきつかっ。でっかいバッタもきた。サイズ? 大型バイクだよっ。蜂やらムカデも来た、ひーっ、いややあっ。
『邪魔なのですっ』
『丸焼きにするわよっ』
『旨くないやつはいらないのだっ』
『フンッ、虫程度ガッ』
はい、従魔ズに蹴散らされていく。仔達も若手達も頑張っている。
この階層ではセーフティゾーンが途中で何ヵ所かあり、そこでルームを開け、適宜休憩しながら進んだ。
ああ、しばらく虫や嫌。
しかし、思ったより日数がかかる。あの第四階層の1ヶ月が痛かったが、無理に急ぐわけにもいかなかった。手綱を握るホークさんや、走るノワールの体調も心配だったし。案の定、ホークさんは第四階層突破後発熱したしね。想像以上にホークさんに負担をかけてしまっているのが心苦しい。だけど、ノワールやオシリスに騎乗できるのはホークさんだけ、このスピードで進むには、どうしても騎乗してもらわないといけない。
あまり、ヤマタノオロチ攻略が日が延びたら、マーファに帰れなくなる。ロッシュさんとラーヴさんは何も言わない。逆にあまり私やホークさんに負担にだけはなりたくないって言ってくれている。
休んで欲しい、やけどマーファで待つ、ロッシュさんとラーヴさんの奥さん達。色んな思考が頭を回す。あ、ダメだ、いい考えが浮かばない。
今は、とにかく、ホークさんの体調に気をつけて、ヤマタノオロチが鎮座するボス部屋前まで、無事に移動することに専念しよう。
「ユイさん、準備出来ました」
ホークさんがノワールで手綱を握ってこちらを見ている。
「はい、分かりました。お願いします」
何時ものように、ゴーグルとマスクを着けて、チュアンさんの肩を借りて、ノワールに騎乗。
「姉ちゃん、気をつけてな」
「ユイさん、落ちを着けて」
晃太とチュアンさんがルームに入ったのを確認して、扉を閉める。
『ユイ、行くのです』
『今日中に抜けられそうかしら?』
『早く行くのだっ』
イシス達グリフォン飛行部隊は、この階層では飛べないからと、先ほどルーティダンジョン20階に向かった。仔達は一緒に行くが、若手達は研鑽の為に、冒険者パーティーの皆さんと、手分けして21階に向かっている。アリスはシルフィ達と共にルームでお留守番だ。
「ホークさん、お願いします」
「お任せください」
ぶひひん特急ノワールが発進。
心配だったが、第五階層は一週間で踏破。ボス部屋は虫の混合部隊だったが、我らの従魔ズに勝ってこない。
『やっぱり、肉が出ないのはやる気出ないのです』
ドロップ品を一目見て、ビアンカがため息。いやいや、結構貴重なドロップ品らしいよ。このムカデの皮は、軽くて丈夫な盾になるって。ただ、加工できる職人さんは限られるそうだけど。この蝶の羽も、透かしてみるとまるでステンドグラス。材質も石のようなもので、加工次第では腐らず、キラキラと輝く飾り物になる。同じ柄はよほどの確率でしかでないので、誰かと被ることはないので、こだわりのあるお洒落な貴婦人には大人気だって。
『本当、臭いが嫌だわ』
どなたさんでしたかね? 毒蛾を丸焼きにしたのっ。
『妹達が言うなら、ここはもういいのだ、早く次なのだー』
基本的シスコンなアレス。
『ねえね、ヒスイお腹減ったー』
『わいな、カレーが食べたいんねん』
「わんわんっ」
『ルリはね、パンケーキー』
『ねーね、クリス、お饅頭がいいー』
きゅるん。
ええい、いつまでたってもかわいかね。よしよし、もふもふ。
宝箱のチェックも済んだし。晃太がリストに書きながらアイテムボックスに入れている。
「なんやったね?」
「えーっとなあ、蝶の飾りもん」
お馴染みビロードの箱には銀細工が美しい蝶のバレッタ。小さな宝石が散りばめられている。キラキラ。リィマさんの査定行きね。
「それから、上級解毒ポーションが5本」
「それは、引き取ろうかね」
この上級解毒ポーションは、毒を宿す魔物には有効な攻撃手段になる。ヤマタノオロチは後のボス部屋に、出てくる魔物が予測がつかないから、予防策として持つことにしている。ちょいちょい、ルーティダンジョンのボス部屋でで来るので、各自持てるようになってる。
「あと、これは、なんやろ?」
瓶に何やら粉が入ってる。キラキラやけど、砂金ではない様子。晃太がアイテムボックスに入れて、リストアップで確認。
「テラベネノバタフライの鱗粉やって」
「あんまりいい響きはせんね」
後でベテラン冒険者の皆さんに聞いたら、猛毒だって。ただ、使い方次第では消毒薬になるって。ダワーさんに持っていこう。テラベネノバタフライの鱗粉は全部で3つ。一瓶500mlくらいかな。あ、鱗粉の瓶に隠れていたが、小さな小瓶があり、これは砂金だった。
「最後はナイフやね」
「ふーん」
晃太が鞘から抜こうとしたら、あわててルージュが止める。
『コウタ、止めた方がいいわ、嫌な感じの魔力よ』
ルージュが慌てるなんてあんまりないので、晃太はナイフをそのままナイフを下に置く。
「どうする姉ちゃん?」
「そうやな。とりあえず、お父さんの鑑定待ちにしよう。必要ならギルドで処分してもらおう」
「わかった」
晃太はトングを使い、せっと触らないようにアイテムボックスにナイフを入れる。
「さ、今日はこれで休もうかね」
『ねえね、ご飯ご飯』
『わいなー、カレーがなー』
「わんわんっ」
『パンケーキー』
『お饅頭ー』
『油淋鶏ー』
『エビエビー』
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私達はもふもふに囲まれながらルームに戻る。
予定としては明日、明後日くらいはお休みにしよう。研鑽している冒険者の皆さんも休みが必要やしね。
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