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カルーラで年越し~春まで④
結局、ルーティに向かうことになった。ただ、今回のドロップ品査定がある程度目処がついてからになる。ホークさんのお休みあるしね。数日間はのんびりしようと思う。バトルジャンキーには勝手にサブ・ドア経由して、行ってもらうことにした。外にばれなきゃよかよか。マジックバッグも大量にあるしね。
それから作図している晃太と、今後のサブ・ドアについてミニ会議。
「そうやなあ、まだ第八階層の情報が集まりきってなかし、作図の為だけにサブ・ドア使いの勿体ない気がするんよね」
と、花を抱っこしながら晃太が悩む。
「でも、必要な情報やろ?」
晃太は作図はまず目視。それが自然と頭にインプットされて、改めて見たいと念じたら、前方に見える。近未来な感じね。その前方に見えるのを、紙の上で行い、ペンでなぞって行くのが晃太の作図だ。頭の中にインプットされたら情報として残っているが、こうやって紙に立ち上げる事で情報が混在することを防ぐそうだ。
「うーん、なら、第八階層の情報が綺麗に揃ってから、別の階層にサブ・ドアば登録して、それからでも遅くなかよ。それにあの第四階層の転移石あるやん」
「第四?」
私は思わずしかめっ面になる。あれはない、あの荒野フィールド。
「第四は流石にせんよ。ほら、第四階層の入り口なら、つまり逆に行けば第三階層に行けるって事やろ? 第八階層の作図が終われば、第三階層にすればよかやん」
なるほど、第四階層の入り口に行けば、すぐ後ろは第三階層ってわけね。
本当なら、スキップシステムがあればいいのだが、このフィールド型ダンジョンには存在しない。父の鑑定してもらったが、「ない」で出てしまったからね。あれ、便利なんなけど。
「わかった、地図に関してはあんたがたよりやからね」
「ん、わかっとう」
お昼御飯の後は、シルフィ達はお昼寝。アリスも付き添い。ビアンカもお昼寝している。ルージュは変わらず暖房の真下だ。
私は母の手伝いに入る。明後日孤児院に週に一度の炊き出しだ。わんさかあるルーティのウサギ肉を使用したシチューだ。週に一度やってくる母を見ると、子供達がいつも嬉しそうに駆け寄ってきてくれるそうだ。それを見るだけで、母のやる気がスイッチオンされるって。
マデリーンさん、エマちゃんとテオ君も手伝ってくれたので、野菜の下拵えが滞りなく終了する。
母が何やらアルミホイルで肉を包みだした。
「お母さん、何それ?」
「ウサギ肉のハムよ。チーズとか巻いとるんよ。戦闘部隊の人達に大好評やからね」
「へー」
アルミホイルでチーズを、塩や香辛料で味付けウサギ肉を棒状に巻いて、茹でて、冷やして出来上がりだって。
「むね肉はどうしても脂身が少なかけんね。ちょっと色々試しにしてみたんよ。ジャーで作るハムもよかけど、一工夫できんかなって思ってね。ふふ。エマちゃん、テオ君味見するね?」
「「うんっ」」
「エマ、テオ、はい、よ」
マデリーンさんが注意している。
「「はーい」」
うーん、私も味見したか。
母が既に出来上がっているチーズ巻きウサギ肉を切ってくれた。ぱくり、うん香辛料とチーズのアクセント、これ、私には酒のつまみや。
「これ、おいしいっ」
「このままでも十分っ」
と、エマちゃんとテオ君。母がニコニコ。確かにジャーで作るウサギ肉ハムも柔らかいが、サラダやサンドイッチの具材として使用されている。そのままではなく、必ずドレッシングを着けている。
「本当、ワインに合いそうだわ」
「ビール~」
マデリーンさんがうんうん、と頷き。ビールと呟くのはミゲル君だ。
ビアンカとルージュも、しれっとエアーお手している。
ホークさんは連日の労働なので、お昼からお休みのために、鷹の目のエリアの自室で休んでもらっている。
好評のため、急遽夕御飯の一品となった。
炊き出しの準備がある程度終わった頃に、チュアンさんが帰って来た。
「遅くなり申し訳ありません」
と、申し訳ない顔のチュアンさん。足元では花がお帰りローリングを披露している。どうやらシスター・アモルの都合がついて、急遽面会できたそうだ。本来なら当日に面会なんてできないのだけど、チュアンさんはそこ出身だし、修道院時代も現在も真面目に冒険者をしているからと信頼があるためできただけ。シスター・アモルはお元気そうで良かった。心配だった目も調子がいいようだ。それから弟さんのお墓参りに行ったと。
「いいですよ。次の面会予約取れました?」
「はい。二週間後に」
お土産持たせんとね。
お、時間や。
そろそろアスラ王国大使の方がいらっしゃるね。仕度しよう。
それから作図している晃太と、今後のサブ・ドアについてミニ会議。
「そうやなあ、まだ第八階層の情報が集まりきってなかし、作図の為だけにサブ・ドア使いの勿体ない気がするんよね」
と、花を抱っこしながら晃太が悩む。
「でも、必要な情報やろ?」
晃太は作図はまず目視。それが自然と頭にインプットされて、改めて見たいと念じたら、前方に見える。近未来な感じね。その前方に見えるのを、紙の上で行い、ペンでなぞって行くのが晃太の作図だ。頭の中にインプットされたら情報として残っているが、こうやって紙に立ち上げる事で情報が混在することを防ぐそうだ。
「うーん、なら、第八階層の情報が綺麗に揃ってから、別の階層にサブ・ドアば登録して、それからでも遅くなかよ。それにあの第四階層の転移石あるやん」
「第四?」
私は思わずしかめっ面になる。あれはない、あの荒野フィールド。
「第四は流石にせんよ。ほら、第四階層の入り口なら、つまり逆に行けば第三階層に行けるって事やろ? 第八階層の作図が終われば、第三階層にすればよかやん」
なるほど、第四階層の入り口に行けば、すぐ後ろは第三階層ってわけね。
本当なら、スキップシステムがあればいいのだが、このフィールド型ダンジョンには存在しない。父の鑑定してもらったが、「ない」で出てしまったからね。あれ、便利なんなけど。
「わかった、地図に関してはあんたがたよりやからね」
「ん、わかっとう」
お昼御飯の後は、シルフィ達はお昼寝。アリスも付き添い。ビアンカもお昼寝している。ルージュは変わらず暖房の真下だ。
私は母の手伝いに入る。明後日孤児院に週に一度の炊き出しだ。わんさかあるルーティのウサギ肉を使用したシチューだ。週に一度やってくる母を見ると、子供達がいつも嬉しそうに駆け寄ってきてくれるそうだ。それを見るだけで、母のやる気がスイッチオンされるって。
マデリーンさん、エマちゃんとテオ君も手伝ってくれたので、野菜の下拵えが滞りなく終了する。
母が何やらアルミホイルで肉を包みだした。
「お母さん、何それ?」
「ウサギ肉のハムよ。チーズとか巻いとるんよ。戦闘部隊の人達に大好評やからね」
「へー」
アルミホイルでチーズを、塩や香辛料で味付けウサギ肉を棒状に巻いて、茹でて、冷やして出来上がりだって。
「むね肉はどうしても脂身が少なかけんね。ちょっと色々試しにしてみたんよ。ジャーで作るハムもよかけど、一工夫できんかなって思ってね。ふふ。エマちゃん、テオ君味見するね?」
「「うんっ」」
「エマ、テオ、はい、よ」
マデリーンさんが注意している。
「「はーい」」
うーん、私も味見したか。
母が既に出来上がっているチーズ巻きウサギ肉を切ってくれた。ぱくり、うん香辛料とチーズのアクセント、これ、私には酒のつまみや。
「これ、おいしいっ」
「このままでも十分っ」
と、エマちゃんとテオ君。母がニコニコ。確かにジャーで作るウサギ肉ハムも柔らかいが、サラダやサンドイッチの具材として使用されている。そのままではなく、必ずドレッシングを着けている。
「本当、ワインに合いそうだわ」
「ビール~」
マデリーンさんがうんうん、と頷き。ビールと呟くのはミゲル君だ。
ビアンカとルージュも、しれっとエアーお手している。
ホークさんは連日の労働なので、お昼からお休みのために、鷹の目のエリアの自室で休んでもらっている。
好評のため、急遽夕御飯の一品となった。
炊き出しの準備がある程度終わった頃に、チュアンさんが帰って来た。
「遅くなり申し訳ありません」
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「いいですよ。次の面会予約取れました?」
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