712 / 867
連載
カルーラで年越し~春まで⑤
しおりを挟む
ご指摘ありがとうございます。
「この度は、面会の場を設けていただきありがとうございます」
馬車から降り、丁寧にご挨拶してきたのは、中年を越したあたりの夫婦だ。後は護衛の騎士達が三人と、馭者さんと侍従さん。
『敵意はないのですよ』
『あの雄達は警戒しているだけね』
そうだろうね。ビアンカとルージュがしっかり私のそばにいますからね。それからしっかり装備品に身を固めたホークさんとチュアンさんもいるし。
同行した御用聞きの冒険者の方にはお帰りいただく。
「私はアスラ王国大使を勤めています、ジャスパー・モーガンと申します。これは妻のモーヴでございます」
外国の大使って、既婚者は基本的に奥さんとペアで動くんだって。
モーガン夫妻はかちっとしたシンプルな出で立ちで、再び丁寧に腰を折る。
「お話は両親から伺っています。どうぞ、寒いのでお入りください」
私はモーガン夫妻をパーティーハウスにご案内する。てっきり侍従さんと護衛の騎士の方が来るかと思ったが、夫妻だけで入ってきた。今回は非公式の訪問になるので、夫妻だけだけど。これが公式なら、侍従さんと護衛の騎士もいるし、場所も役場を使用するんだって。
パーティーハウスの居間にご案内する。奥の台所から花のわんわんが響く。ルームは台所で開けているが、アリスが念のため入り口に陣取り、シルフィ達が飛び出してこないようにしている。モーガン夫妻は出迎えた母にもご挨拶する。
「どうぞ、お掛けください」
私はソファーを進める。
「失礼します」
着席を確認してから、私は話を切り出す。
「両親から非公式な事と伺っておりますが」
「はい」
と、きちんと座ったジャスパーさんが答えてくれる。
「此度の事は非公式であります。ただ、ミズサワ様よりご献上いただいたルビーが、王家の威信を守っていただくことになり、アスラ王国国王アティカス陛下より、感謝のお言葉をお預かりしております。深く感謝申し上げます、と」
と、深々と頭を下げるモーガン夫妻。
あのリィマさんでも価格が良くわからないと言ったルビー。
あれが王家の威信を守ったって、何事?
「いえ、あれはこれからもよしなに、って言うこちらの思惑もありましたので」
そこまで感謝、しかも国王陛下からの感謝が来るとは思っていなかった。
そこにマデリーンさんがお茶を出してくれる。
「ルーティにも短期間滞在しましたが、トラブルなく過ごせたのは、ご配慮あっての事だと理解しています」
そう、マーファでも特にフェリアレーナ様の結婚式の後、時折だが豪商や貴族の人がパーティーハウスを訪ねてきた。ルーティでは一度もなかった。つまり、アスラ王国の上層部から注意喚起が行われたって事だ。
「それは予め、ミッシェル王太后殿下より、アティカス陛下に通達があったからです」
なんと、私がカルーラに行くと知って、もしかしたらルーティのダンジョンに行くかもと推察してくれたみたい。わあ、何かお礼せんといかんかな?
「あの、不躾ですが、あのルビーがどうして役に立ったのですか?」
だって、宝石だよ。エリクサーみたいに人は救えない。なのに、わざわざ国王陛下からのお礼があるなんて。
ちら、と顔を見合せるモーガン夫妻。
「ミズサワ様、これから話す内容はどうかご内密に」
あっ、しまった聞いたらいかんやつやったっ。
ジャスパーさんが少し困り顔で話してくれる。
アスラ王国王家に代々伝わる王冠がある。王様が被るやつね。基本的に気軽に被らない。新年の挨拶、王族の結婚式、建国式とか国の重要な式典のみ使用する。それ以外は宝物庫に厳重にしまってあるのだが。
アティカス陛下の孫の一人がかなりの悪ガキ、失礼、やんちゃ君がいて、そのやんちゃ君がやらかしたみたい。
王冠を遊びで被り、転けて破損。
笑えない。
そもそもなんで気軽に宝物庫に入れたわけ? そんなやんちゃ君なら大人がいれないでしょう。これには、ふかーい、経緯と事情があるけど、簡潔に言うとこう。
やんちゃ君の母親は、アティカス陛下の第一子で元王女様。アスラ王国の公爵家に降嫁したが、何年も子宝に恵まれなかった。結婚して十八年してやっと授かったのがそのやんちゃ君ね。嬉しすぎたのだろうね、やんちゃ君を甘やかすだけ甘やかして、現在にいたる。元王女様は、やんちゃ君を産むまでは控えめ女性だったらしいが、やんちゃ君の関わることになるといきなり苛烈となり、周囲の言葉が耳に入らないようになった。あの日も、周囲が止めるのを無視して、宝物庫を探検したいと言うやんちゃ君の為に、元王女様の権利を振りかざして宝物庫を開けさせた。
で、結果。
代々、国王にしか被れない王冠で遊んで破損。
降嫁したとは言え、元王女が関わっているので、王家にしてみたら、醜聞も醜聞、信頼問題にもなる。
王冠の小さな飾りはどうにかできたが、問題は正面に位置する赤い宝石が真っ二つ。サイズも気軽に手に入るようなものでもなく、色合いも深い為、困った困ったとなった時に、私があのルビーを献上した。
ルビーは全く同じ形ではなかったが、どうにか形を整えて代行品としたみたい。
王冠はアスラ王国の建国時から受け継がれ、もっとも歴史のある国宝だ。それを国王の孫が遊んで壊しました、なんて言えない。下手しから、王家に難ありと言う人達もいるはず。ややこしいことになれば、割りを食うのは下の人達だ。王家はその人達が心配だし、呪い持ちの法案を可決後に揺れた国内がやっと静かになったのに、また国内が乱れるのを避けたいと。なので、ばれるわけにはいかないそうだ。そりゃそうだわな。
ちなみに、その元王女様とやんちゃ君の処遇は、考え中。公爵の屋敷に軟禁しているって。
「ですので、どうかご内密に」
「それはもちろん」
以前、転移門をユリアレーナに献上した時、私の税金がギリギリまで免除された。だが、このルビー献上自体がなかったことになるため、非公式にお礼の言葉だけになるのが、申し訳ないって。
「色々配慮していただいています。あのルビーがお役に立って良かったです」
まあ、うちのバトルジャンキー達のちゅどんドカンのおかげだけどね。
そこで、モーガン夫妻はお帰りになる。あら、もう暗いなあ。
丁寧なご挨拶をして、私は馬車をお見送り。
あのルビー、役に立って良かったのかな。その元王女様とやんちゃ君がどうなるか気になるけど。王女様のイメージは、フェリアレーナ様なんだけどなあ。なんだかなあ。
馬車が見えなくなる。ふう。
『ユイ、あの番、狙われているのですよ』
『害意ではないわね、明らかな殺意よ』
『『どうする?』』
「直ぐに救助にいってっ」
「この度は、面会の場を設けていただきありがとうございます」
馬車から降り、丁寧にご挨拶してきたのは、中年を越したあたりの夫婦だ。後は護衛の騎士達が三人と、馭者さんと侍従さん。
『敵意はないのですよ』
『あの雄達は警戒しているだけね』
そうだろうね。ビアンカとルージュがしっかり私のそばにいますからね。それからしっかり装備品に身を固めたホークさんとチュアンさんもいるし。
同行した御用聞きの冒険者の方にはお帰りいただく。
「私はアスラ王国大使を勤めています、ジャスパー・モーガンと申します。これは妻のモーヴでございます」
外国の大使って、既婚者は基本的に奥さんとペアで動くんだって。
モーガン夫妻はかちっとしたシンプルな出で立ちで、再び丁寧に腰を折る。
「お話は両親から伺っています。どうぞ、寒いのでお入りください」
私はモーガン夫妻をパーティーハウスにご案内する。てっきり侍従さんと護衛の騎士の方が来るかと思ったが、夫妻だけで入ってきた。今回は非公式の訪問になるので、夫妻だけだけど。これが公式なら、侍従さんと護衛の騎士もいるし、場所も役場を使用するんだって。
パーティーハウスの居間にご案内する。奥の台所から花のわんわんが響く。ルームは台所で開けているが、アリスが念のため入り口に陣取り、シルフィ達が飛び出してこないようにしている。モーガン夫妻は出迎えた母にもご挨拶する。
「どうぞ、お掛けください」
私はソファーを進める。
「失礼します」
着席を確認してから、私は話を切り出す。
「両親から非公式な事と伺っておりますが」
「はい」
と、きちんと座ったジャスパーさんが答えてくれる。
「此度の事は非公式であります。ただ、ミズサワ様よりご献上いただいたルビーが、王家の威信を守っていただくことになり、アスラ王国国王アティカス陛下より、感謝のお言葉をお預かりしております。深く感謝申し上げます、と」
と、深々と頭を下げるモーガン夫妻。
あのリィマさんでも価格が良くわからないと言ったルビー。
あれが王家の威信を守ったって、何事?
「いえ、あれはこれからもよしなに、って言うこちらの思惑もありましたので」
そこまで感謝、しかも国王陛下からの感謝が来るとは思っていなかった。
そこにマデリーンさんがお茶を出してくれる。
「ルーティにも短期間滞在しましたが、トラブルなく過ごせたのは、ご配慮あっての事だと理解しています」
そう、マーファでも特にフェリアレーナ様の結婚式の後、時折だが豪商や貴族の人がパーティーハウスを訪ねてきた。ルーティでは一度もなかった。つまり、アスラ王国の上層部から注意喚起が行われたって事だ。
「それは予め、ミッシェル王太后殿下より、アティカス陛下に通達があったからです」
なんと、私がカルーラに行くと知って、もしかしたらルーティのダンジョンに行くかもと推察してくれたみたい。わあ、何かお礼せんといかんかな?
「あの、不躾ですが、あのルビーがどうして役に立ったのですか?」
だって、宝石だよ。エリクサーみたいに人は救えない。なのに、わざわざ国王陛下からのお礼があるなんて。
ちら、と顔を見合せるモーガン夫妻。
「ミズサワ様、これから話す内容はどうかご内密に」
あっ、しまった聞いたらいかんやつやったっ。
ジャスパーさんが少し困り顔で話してくれる。
アスラ王国王家に代々伝わる王冠がある。王様が被るやつね。基本的に気軽に被らない。新年の挨拶、王族の結婚式、建国式とか国の重要な式典のみ使用する。それ以外は宝物庫に厳重にしまってあるのだが。
アティカス陛下の孫の一人がかなりの悪ガキ、失礼、やんちゃ君がいて、そのやんちゃ君がやらかしたみたい。
王冠を遊びで被り、転けて破損。
笑えない。
そもそもなんで気軽に宝物庫に入れたわけ? そんなやんちゃ君なら大人がいれないでしょう。これには、ふかーい、経緯と事情があるけど、簡潔に言うとこう。
やんちゃ君の母親は、アティカス陛下の第一子で元王女様。アスラ王国の公爵家に降嫁したが、何年も子宝に恵まれなかった。結婚して十八年してやっと授かったのがそのやんちゃ君ね。嬉しすぎたのだろうね、やんちゃ君を甘やかすだけ甘やかして、現在にいたる。元王女様は、やんちゃ君を産むまでは控えめ女性だったらしいが、やんちゃ君の関わることになるといきなり苛烈となり、周囲の言葉が耳に入らないようになった。あの日も、周囲が止めるのを無視して、宝物庫を探検したいと言うやんちゃ君の為に、元王女様の権利を振りかざして宝物庫を開けさせた。
で、結果。
代々、国王にしか被れない王冠で遊んで破損。
降嫁したとは言え、元王女が関わっているので、王家にしてみたら、醜聞も醜聞、信頼問題にもなる。
王冠の小さな飾りはどうにかできたが、問題は正面に位置する赤い宝石が真っ二つ。サイズも気軽に手に入るようなものでもなく、色合いも深い為、困った困ったとなった時に、私があのルビーを献上した。
ルビーは全く同じ形ではなかったが、どうにか形を整えて代行品としたみたい。
王冠はアスラ王国の建国時から受け継がれ、もっとも歴史のある国宝だ。それを国王の孫が遊んで壊しました、なんて言えない。下手しから、王家に難ありと言う人達もいるはず。ややこしいことになれば、割りを食うのは下の人達だ。王家はその人達が心配だし、呪い持ちの法案を可決後に揺れた国内がやっと静かになったのに、また国内が乱れるのを避けたいと。なので、ばれるわけにはいかないそうだ。そりゃそうだわな。
ちなみに、その元王女様とやんちゃ君の処遇は、考え中。公爵の屋敷に軟禁しているって。
「ですので、どうかご内密に」
「それはもちろん」
以前、転移門をユリアレーナに献上した時、私の税金がギリギリまで免除された。だが、このルビー献上自体がなかったことになるため、非公式にお礼の言葉だけになるのが、申し訳ないって。
「色々配慮していただいています。あのルビーがお役に立って良かったです」
まあ、うちのバトルジャンキー達のちゅどんドカンのおかげだけどね。
そこで、モーガン夫妻はお帰りになる。あら、もう暗いなあ。
丁寧なご挨拶をして、私は馬車をお見送り。
あのルビー、役に立って良かったのかな。その元王女様とやんちゃ君がどうなるか気になるけど。王女様のイメージは、フェリアレーナ様なんだけどなあ。なんだかなあ。
馬車が見えなくなる。ふう。
『ユイ、あの番、狙われているのですよ』
『害意ではないわね、明らかな殺意よ』
『『どうする?』』
「直ぐに救助にいってっ」
2,908
あなたにおすすめの小説
母は何処? 父はだぁれ?
穂村満月
ファンタジー
うちは、父3人母2人妹1人の7人家族だ。
産みの母は誰だかわかるが、実父は誰だかわからない。
妹も、実妹なのか不明だ。
そんなよくわからない家族の中で暮らしていたが、ある日突然、実母がいなくなってしまった。
父たちに聞いても、母のことを教えてはくれない。
母は、どこへ行ってしまったんだろう!
というところからスタートする、
さて、実父は誰でしょう? というクイズ小説です。
変な家族に揉まれて、主人公が成長する物語でもなく、
家族とのふれあいを描くヒューマンドラマでもありません。
意味のわからない展開から、誰の子なのか想像してもらえたらいいなぁ、と思っております。
前作「死んでないのに異世界転生? 三重苦だけど頑張ります」の完結記念ssの「誰の子産むの?」のアンサーストーリーになります。
もう伏線は回収しきっているので、変なことは起きても謎は何もありません。
単体でも楽しめるように書けたらいいな、と思っておりますが、前作の設定とキャラクターが意味不明すぎて、説明するのが難しすぎました。嫁の夫をお父さんお母さん呼びするのを諦めたり、いろんな変更を行っております。設定全ては持ってこれないことを先にお詫びします。
また、先にこちらを読むと、1話目から前作のネタバレが大量に飛び出すことも、お詫び致します。
「小説家になろう」で連載していたものです。
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。
しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。
やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。
そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。
そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。
これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
【完結】最愛から2番目の恋
Mimi
恋愛
カリスレキアの第2王女ガートルードは、相手有責で婚約を破棄した。
彼女は醜女として有名であったが、それを厭う婚約者のクロスティア王国第1王子ユーシスに男娼を送り込まれて、ハニートラップを仕掛けられたのだった。
以前から婚約者の気持ちを知っていたガートルードが傷付く事は無かったが、周囲は彼女に気を遣う。
そんな折り、中央大陸で唯一の獣人の国、アストリッツァ国から婚姻の打診が届く。
王太子クラシオンとの、婚約ではなく一気に婚姻とは……
彼には最愛の番が居るのだが、その女性の身分が低いために正妃には出来ないらしい。
その事情から、醜女のガートルードをお飾りの妃にするつもりだと激怒する両親や兄姉を諌めて、クラシオンとの婚姻を決めたガートルードだった……
※ 『きみは、俺のただひとり~神様からのギフト』の番外編となります
ヒロインは本編では名前も出ない『カリスレキアの王女』と呼ばれるだけの設定のみで、本人は登場しておりません
ですが、本編終了後の話ですので、そちらの登場人物達の顔出しネタバレが有ります
手放したのは、貴方の方です
空月そらら
恋愛
侯爵令嬢アリアナは、第一王子に尽くすも「地味で華がない」と一方的に婚約破棄される。
侮辱と共に隣国の"冷徹公爵"ライオネルへの嫁入りを嘲笑されるが、その公爵本人から才能を見込まれ、本当に縁談が舞い込む。
隣国で、それまで隠してきた類稀なる才能を開花させ、ライオネルからの敬意と不器用な愛を受け、輝き始めるアリアナ。
一方、彼女という宝を手放したことに気づかず、国を傾かせ始めた元婚約者の王子。
彼がその重大な過ちに気づき後悔した時には、もう遅かった。
手放したのは、貴方の方です――アリアナは過去を振り切り、隣国で確かな幸せを掴んでいた。
白い結婚の末、離婚を選んだ公爵夫人は二度と戻らない』
鍛高譚
恋愛
白い結婚の末、「白い結婚」の末、私は冷遇され、夫は愛人を溺愛していた――ならば、もう要らないわ」
公爵令嬢 ジェニファー・ランカスター は、王弟 エドワード・クラレンス公爵 のもとへ政略結婚として嫁ぐ。
だが、その結婚生活は冷たく空虚なものだった。夫は愛人 ローザ・フィッツジェラルド に夢中になり、公爵夫人であるジェニファーは侮辱され、無視され続ける日々。
――それでも、貴族の娘は耐えなければならないの?
何の愛もなく、ただ飾り物として扱われる結婚に見切りをつけたジェニファーは 「離婚」 を決意する。
しかし、王弟であるエドワードとの離婚は容易ではない。実家のランカスター家は猛反対し、王宮の重臣たちも彼女の決断を 「公爵家の恥」 と揶揄する。
それでも、ジェニファーは負けない。弁護士と協力し、着々と準備を進めていく。
そんな折、彼女は北方の大国 ヴォルフ公国の大公、アレクサンダー・ヴォルフ と出会う。
温かく誠実な彼との交流を通じて、ジェニファーは 「本当に大切にされること」 を知る。
そして、彼女の決断は、王都の社交界に大きな波紋を呼ぶこととなる――。
「公爵夫人を手放したことを、いつか後悔しても遅いわ」
「私はもう、あなたたちの飾り人形じゃない」
離婚を巡る策略、愛人の凋落、元夫の後悔――。
そして、新たな地で手にした 「愛される結婚」。
婚約破棄されたのでファンシーショップ始めました。 ― 元婚約者が、お人形さんを側室にしようとして大恥をかきました ―
鷹 綾
恋愛
隣国の王子から「政略的にも個人的にも魅力を感じない」と婚約破棄された、ファンタジア王国第三女王タナー。
泣きも怒りもせず、彼女が考えたのは――「いつか王宮の庇護がなくなっても困らない生き方」だった。
まだ八歳。
それでも先を見据え、タナーは王都の片隅で小さなファンシーショップを開くことを決意する。
並ぶのは、かわいい雑貨。
そして、かわいい魔法の雑貨。
お茶を淹れてくれるクマのぬいぐるみ店員《テイデイ・バトラー》、
冷めないティーカップ、
時間になると小鳥が飛び出すアンティーク時計――。
静かに広がる評判の裏で、
かつての元婚約者は「お人形さんを側室にしようとして」赤っ恥をかくことに。
ざまぁは控えめ、日常はやさしく。
かわいいものに囲まれながら、女王は今日も穏やかにお店を開けています。
---
この文面は
✔ アルファポリス向け文字数
✔ 女子読者に刺さるワード配置
✔ ネタバレしすぎない
✔ ほのぼの感キープ
を全部満たしています。
次は
👉 タグ案
👉 ランキング用超短縮あらすじ(100字)
どちらにしますか?
美人同僚のおまけとして異世界召喚された私、無能扱いされ王城から追い出される。私の才能を見出してくれた辺境伯様と一緒に田舎でのんびりスローライ
さら
恋愛
美人な同僚の“おまけ”として異世界に召喚された私。けれど、無能だと笑われ王城から追い出されてしまう――。
絶望していた私を拾ってくれたのは、冷徹と噂される辺境伯様でした。
荒れ果てた村で彼の隣に立ちながら、料理を作り、子供たちに針仕事を教え、少しずつ居場所を見つけていく私。
優しい言葉をかけてくれる領民たち、そして、時折見せる辺境伯様の微笑みに、胸がときめいていく……。
華やかな王都で「無能」と追放された女が、辺境で自分の価値を見つけ、誰よりも大切に愛される――。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。